「また家族が増えたよ。」といって、彼がダンボールを抱えて帰ってきた。
「今度は何?何?」ちょっとわくわくしていた。
中に茶色の物体がうずくまっている。キジバトのひなだそうだ。
翼に産毛がちょろちょろはえている。ひなといっても、つばさくんよりかなり
大きい。前のハトのお兄さんよりは小さいが。
食欲もなくじっとしてほとんど動かない。体温が下がらないように保温をして、
彼はハトのエサをふやかしすりつぶして、口の中に押し込んで与えていた。
普段はじっとしてるのに、エサやりの時は暴れるので大変だ。
食事のあと、手をそばにやると乗ってきた。手の上でうずくまっている。
なででみても、動かない。とてもかわいい。何となく女の子のようだ。
気がつけば思わず「こばとちゃん」と呼んでいた。
つばさくんは、じっとこちらを眺めていた。
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