変化 
小鳩ちゃんがきてから、急につばさくんが甘えてくるようになった。
意味もなくそばに近寄ってくる。あきらかにかまって欲しがっている。
「自分の方をみて!」といっているような感じである。
肩にじっと乗って離れようとしない。

一方、小鳩ちゃんはあんなにおとなしかったのがうそみたいに、元気に
なってしまった。それはとてもよいことなのだが、手に乗るどころか
飛び回って、捕まえるのが大変になってしまった。実はおてんばだったのだ。

小鳩ちゃんが、時々つばさくんを威嚇する。
しかしつばさくんも負けてはいない。
仲がいいのか悪いのか、不思議な関係である。
野鳥の森
小鳩ちゃんを、そろそろ空に放す時期が来た。
気がかりなのは片目が見えていないこと。そのせいか着地が下手なのだ。
そのまま窓から放してもいいかもしれないが、少し不安も残る。

たまたまテレビを見ていたら、鳥獣保護センターのことを宣伝していた。
県内にあるらしくそんなに遠くないようだ。電話をしてみると引き取って
くれるとのこと。車に乗っている間、不安だったのか小鳩ちゃんは膝の上で
じっと静かにしていた。

さすがに野鳥の森だけあって園内は広かった。歩いても歩いてもなかなか
センターにたどり着かない。この中でなら元気に暮らしていけるだろう。
最終的には放鳥を希望して、小鳩ちゃんを預け、お別れしてきた。

・・・元気にしてますか?小鳩ちゃん。

きっと元気だよね。