なでる
つばさくんは手が嫌い。指を足の下にそっと添えると、乗ってはくるけれど、
なでようとすると、ビービービービー鳴き叫ぶ。
手が近づくだけでだめみたい。
でもやっぱり、なでてみたい。
試しに顔を近づけて、ほっぺや鼻で、さわってみるとおとなしかった。
時々ばたばたするけれど、飛んで逃げることはない。
鼻であごの下をなでてみた。つばさくん、うっとりまぶたを閉じている。
ふわふわの羽毛がとてもきもちいい。
何度も繰り返していると、鼻の頭をつつかれた。
やっぱり迷惑だったかな。
「ほら」
「なでて。」