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寒くなってきたせいなのか、ここのところつばさくんの元気がない。
ごはんは食べているし、飛んだりもしてるのでそんなに心配はしていなかった。
この頃、つばさくんの友達のつばめさんの具合も悪くなり、他にも調子が悪いというつばめの話を聞いた。
野生のつばめは南の国へ向かって、渡りをしている頃である。
そういえば去年もこの時期に、少し調子を崩していたのだ。
目がしょぼしょぼしたり、瞬膜が目をおおってくるのだ。
病院で処方された目薬を時々さしてやった。
この寒さは、よっぽどつばめにとってストレスなのかもしれない。
出来るだけ寒くないように保温に気をつけた。
かごは風よけにタオルでおおい、ペットヒーターをセットし、夜中はゆたぽんもかごの下に敷いた。それでも足りないときは、部屋全体に暖房をいれた。保温をすると少しは楽になっているようだ。
自分も目や肌がつっぱてきたので、乾燥にも気をつけた。
うちには加湿器がないので、とりあえず部屋に洗濯物を干してみた。
加湿器は無いけれど、なぜか空気清浄器はあったのでつけてみた。
食事にも気をつけてみた。主食のミルワームと副菜のすり餌にいつもより多めに少しずついろんな物を混ぜてみた。ビタミンやカルシウム、ドックフードをすりつぶしたもの、小松菜粉、卵の黄身も時々いれた。もっと栄養をつけるために、虫やはちの子を与えてみても、食べようとはしない。(今思えば、刻んだりして、すり餌に混ぜれば良かったと思う。)何でも食べてくれればいいのに、かなりの偏食なので困ってしまう。
つばさくんの様子は良くなったかと思うと、また悪くなってきたりする。目も瞬膜でだいぶふさがってきてしまった。ほとんど見えてないのだろう。飛びながら壁にぶつかってしまった。飛び回るのは危険なので、かごの中でしばらく安静にさせていた。
・・・その頃、つばさくんの友達が亡くなってしまった。。。
ショックだった。
野生や自然淘汰の中で、すべてのひなが成鳥になれる訳ではない。
・・・それはわかっている。生き抜いて大人になるって、それだけでもすごいことなんだ。。
人知れずひっそりと亡くなっていく仔達が多いのだろう。
それでもその命は無駄ではなく、自然の中で次の生へと受け継がれているはずだ。
・・・それもわかっている。
頭ではわかっていても、感情がコントロールできないのだ。
嫌な予感はしていた。。。でも事実を受け入れるのを拒否していた。無力感と脱力感。思考の停止。感情の鈍麻。。。
けれど、そんな飼い主をよそにつばさくんは生きようとしていた。
見えない目で、自分の力で、必死に餌を食べようとしていた。
見えてないので、ほとんどミルをつかむことは出来ない。せっかくつかんでも、すぐにはじき飛ばしてしまう。できるだけ食べやすいようにミルを寄せて集めてやった。
つばさ、がんばれ!! お友達の分まで生き抜くんだ!
そうしているうちに、つばさくんは徐々に回復してきた。
目も開いてきて、時々さえずるようにもなってきた。
きっとお友達が天国から見守っていてくれたに違いない。
いろんな人から励ましてもらったね。力をもらったね。
・・・つばさくん、よくがんばったね。ありがとう。
まだこれからも、ずっと側にいてね。先に逝ってしまわないでね。
長生きしてね。。。
それからしばらくして、ある方から連絡を頂いた。
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