2003年 春の出来事 

お引っ越し
春に沖縄へ引越することになった。
つばさくんにとって、南国のパラダイスになるだろうか?
でもその前に不安なことがあった。
つばさくんは飛行機での移動に耐えられるだろうか?
ただでさえ、臆病なつばさくんである。物音一つにびびるつばさくんである。
しかも飛行機では、機内に持ち込むことができない。
そばで様子を見ることができずに、別れ別れになってしまう。
その間、つばさくんは大丈夫だろうか?
でも渡り鳥である野生のつばめは、自分の力で南の島まで飛んでいくことができるんだよ。
つばさくん、私達の乗ってる飛行機の後をついてくることができるかい?
・・・絶対無理(- -;;

ひそかに不安に思っていると、ネットのお友達の方々も心配して一緒にいろいろ考えてくださった。
船での移動も考えてみた。輸送条件は異なるが、船によっては客室に持ち込めて、その間自由にさせておくこともできるらしい。
渡りの時期に遅れたつばめたちが、飛行機会社の好意で沖縄まで輸送され、そこでリリースされたという記事が新聞に載っていたという話も教えてもらった。
鳥を連れての飛行機の移動も大丈夫だったよという人もいた。
最近では、飛行機の動物を預かる部屋(←どこにあるんでしょう??)にも空調設備が整っているそうです。
不安も残るが、大丈夫という声もあるし、よし、飛行機で引越だ!

まず移動用に和鳥用の小さな鳥かごを買った。
羽を引っかけて痛めないように、側面の内側には薄い厚紙をはった。
上の部分は覗けるようにそのままにしておく。
そして結婚式の引き出物が入っていた大きな紙袋に入れて移動することにした。
出かける前にたくさん食べてもらおうとしたが、何かただらなぬ気配をかんじてずっと逃げ回っていた。

かごに入れると、はじめはずっと落ち着かなかった。
車の中ではかごを膝の上にのせてると、ずっとそわそわ鳴いていた。
電車での移動では、かごを紙袋の中へ。
揺らさないように気をつけながら歩く。
すると周りが見えないからか、じっとおとなしくしてくれた。
時々中の様子をのぞくと、こちらに気づくがおとなしくしている。
余裕がでてきたのか、時々ミルワームをついばんでいた。
つばさ、えらい〜(^^)/

空港では、動物の運搬に関する同意書にサインし、つばさくん用の運賃も支払った。(約5000円) 動物用の檻の中へ、紙袋のまま入れてもらった。周りが見えない方がストレスもなく落ち着いてる様子です。
しばしのお別れ。・・・でも飛行機のどこに入れられるのだろう?疑問。
普段はあまり気にしない、離陸・着陸時の騒音がとても気になった。
音に敏感なつばさくん、パニック起こしてないといいけどなあ・・。
けれど、この空からの景色とてもきれいだ。つばさくんにも見せてやりたい。

着陸してすぐに、手荷物の引き渡し所に駆け込んだ。
スチュワーデスさんが、こちらですよとほほえんでいた。
どきどきしながら、紙袋の中をのぞくと・・・、
つばさくんは私の心配をよそに、優雅にミルワームをついばんでいた。
「・・がくっ。」(← 一気に肩の力が抜けた音)

そうか、そうか、つばさくん。
私の取り越し苦労だったのねぇ〜〜。
つばさくんはちゃんとたくましく環境に適応していたのね〜〜。
スチュワーデスさんに囲まれていい気分だったのね〜〜。(←妄想)
けれど、つばさくんのたくましさに改めて驚き感動していたのだ。
つばさくんは臆病だとバカにしすぎてごめんなさい。
小さな体に未知のパワーを秘めているのね。(←ほめすぎ?)

その後、レンタカーで新居まで移動。もう、つばさくんも慣れたもの。
車に乗り込んだとたん、急に大雨が降ってきた。
新居についたものの、まだ電気も水道もガスも荷物も何もない・・。
つ、疲れた・・・。
ゆっくり、眠りたい。
もう今日は、ビジネスホテルに泊まりに行こう。。
つばさくんも、一緒にね。

「ここはどこ?」

「何もない・・。」

鳥かご、今は止まり木に。