ねずみ

一人暮らしをしていた頃、台所でがさがさ何かがいる気配がした。
電気が消えると、ごそごそ動き出している。姿は見えなくても、気配は
する。台所と部屋の間の扉をしっかり閉め、恐怖におびえていた。
翌朝見ると、台所が荒らされていた。レトルトカレーの袋がびりびりに
ひきさかれ、ごま油のキャップが引きちぎられていた。
フンもたくさん落ちている。

うあ〜〜〜!!!ゴキブリだったら何とかたたけるけど、ねずみなんて
どうすればいいんだあ〜。食料は全部しまい込み、見えている穴は全部
ふさいで、ねずみ取りシートを置いた。
けれど何日もつかまらず、ネズミとの共同生活がつづいていた。
次第に忘れかけた頃、台所に入った瞬間に、
ねずみ「ぷぎゃ〜〜〜〜〜〜!!!」私「うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

私は部屋に逃げ込んだ。どうやらシートにべったりついているらしい。
あああ、どうしよう・・。彼に電話したら駆けつけて処分してくれた。
ありがたかったけど、彼曰く、「かわいいねずみだったのに・・。」
なんでネズミに同情するっ!?