トゥクトゥクとは?

トゥクトゥクQ&Aというかたちで、説明します。

Q1 ズバリ!「トゥクトゥク」とは何ですか?
 タイを走っている三輪車タクシーのことです。
「サムロー・タクシー」と呼ぶのがタイ語の正式名称でが、それとは別に「トゥクトゥク」という愛称で呼ばれています。
「トゥクトゥク」の語源は、その軽快なエンジン音の擬音からだそうです。
また、タクシーと言っても料金メーターが付いている訳ではなく、乗車料金はドライバーと話し合って決める料金交渉制タクシーです。

ライターの前川健一さんの著書によりますと、tuktukの大手メーカー社長とのインタビューのなかで
「では、愛称のトゥクトゥクという名は・・・・」 「うん、私が言い出したのかもしれないなあ。エンジンの音が『トゥクトゥク』って聞こえるでしょう」 アナン氏はそう言うが、  〜中略〜   トゥクトゥクの名付け親はたぶん西洋人、それもベトナム戦争でタイにやってきたアメリカ兵ではないだろうかというのが私の想像だ。
と述べておられます。
参考文献:東南アジアの三輪車 旅行人 前川健一著

バンコクの街角風景



Q2 トゥクトゥクは往年の小型三輪トラック「ダイハツ・ミゼット」に似ているのですが「ミゼット」なのですか?

 もともとは、日本からの輸入ミゼットがタイ国内を走り回っていたのですが、修理に次ぐ修理や他の自動車パーツの流用で限界まで使用されました。
「ミゼット」は1957年に日本で生産開始、1968年に丸ハンドルへとモデルチェンジ、そして1972年に生産が中止されたダイハツの小型三輪トラックです。
総生産数31万7千台、そのうちの2万台が海外へ輸出されました。
そして、日本から来た「ミゼット」に限界がくると同時にタイの町工場での修理や大改造による技術の蓄積の結果、新車を作れるまでに工業力が高まり、ミゼットのデザインを受け継いだ「サムロー」が作られるようになったのです。
 つまり。初めはミゼットをベースに改造をしていましたが、現在では、タイで作られています。
参考文献:ミゼット物語 フォトケントス 木村信之著
参考:ダイハツ自動車広報部

丸ハンドルの後期型ミゼット



Q3 トゥクトゥクはタイでしか走っていないのでしょうか?
 トゥクトゥクのような三輪車タクシーは、アジアのいろいろな国々に存在します。
インドではオートリキシャ、インドネシアのジャカルタではハジャイ、バリ島ではベモ等々、国によりその呼び方も変わります。
また、同じ三輪車タクシーでも、インド製・ヨーロッパ製のもの、古い日本の他のメーカーの物が使われていたりします。
バンコクにあるトゥクトゥクの製造元では、バンコクで走っている車輌と同じ物をアフリカ・中近東・東南アジア・オーストラリア等世界中に輸出をしています。
トゥクトゥクという名前はタイ独自の呼び方です。
(タイ近辺のカンボジア、ラオスでも呼ばれるようになってきました)
最近ではその機動性の高さと省エネで、ヨーロッパでも注目を浴びているようです。

赤字加筆 2005年1月



Q4トゥクトゥクを運転するには、何の免許が必要でしょうか?

 タイでは、三輪自動車という独立した運転免許区分があり、つまりタイに於いてタイの四輪車免許では三輪車は運転できません(その後の取材でこれは誤り。タイの四輪免許で三輪は運転可能です。失礼しました。)
逆に日本では、普通四輪自動車免許があれば、トゥクトゥク程度の排気量の三輪車は運転可能です。
日本で発行される国際運転免許では、三輪車は四輪車の免許に含まれるので、日本発行の普通四輪自動車以上の国際運転免許があれば、タイ国内でのトゥクトゥクは運転OKです。
日本の国際免許の自動二輪車免許ですと、空車状態400kg以下の三輪車も運転可能ですが、残念ながらトゥクトゥクは400kg以上あり、これはダメです。
(在バンコクの日本人の話によると、日本発行の四輪の国際免許では、タイ国内に於いてトゥクトゥクの運転は不可。日本の四輪免許をタイの四輪免許に切り替えれば、タイ国内でトゥクトゥクの運転が可能になるそうです。)   

 赤字加筆 2004年2月

トゥクトゥク・ドライバー



Q5 日本でもトゥクトゥクを走らせることは可能ですか?
 日本にも展示用としてではなく、ナンバーを取り車検を受け、公道を合法的に走行できるトゥクトゥクが何台かあります。
輸入したトゥクトゥクを日本で走らせる為の必要な書類、日本の道路交通法に適合する基準を満たせば可能です。
「NEWS.CO.LTD」というトゥクトゥク専門の正規輸入代理店(愛知県)や
「トゥクトゥク・ジャパン・クラブ」という愛好家のクラブ(関西)があり、
トゥクトゥクの輸入ナンバー取得といったわずらわしい作業の代行をしています。



Q6 トゥクトゥクは、タクシーとして利用されているだけですか?
 
 いいえ、タクシーだけでなく、個人の自家用車としても使われています。
他に、コカコーラの運搬車輌、ケンタッキー・フライドチキンのデリバリー用、高級ホテルやバーの送迎用、狭い路地用のゴミ集積車、ダンプトラック、遊園地等のアトラクション・ビークル、旅行会社の宣伝兼車輌、なかにはトゥクトゥクでバンコクからベルギーやメキシコまで自動車旅行をしてしまったベルギーの人もいます。

ツインタワーホテル

レンブランド

KFC

旅行代理店



Q7 普通の旅行者でもトゥクトゥクを利用できますか?
 問題ありません。バンコクの王宮や有名なワット(寺)に行くと、外国人観光客目当てのトゥクトゥクが待ちかまえて呼び込みをしています。
流しのトゥクトゥクも手を挙げればすぐに寄ってきます。英語の出来るドライバーは少ないので、タイ語で地名が表記されている地図を持っていると便利です。



Q8 タクシーより安そうですが、実際どうなんでしょうか?
 はっきり言って、タクシーより高いです。
地元の人たちは、タクシーより安い金額で交渉しているようですが、一般に外国人と見ると高い料金を言ってきます。
バンコクのタクシーに料金メーターが完全に付いたのが1999年頃。
この時を境にタクシードライバーは何も知らない外国人からボッたくることができなくなり、逆に料金交渉制のトゥクトゥクの方が外国人にとっては、
比較的乗車料金の高い乗り物になってしまいました。(今でも、メーターを倒したまま走行しボッたくるような事をするタクシードライバーはいますが)
英語が出来るトゥクトゥク・ドライバーは外国人相手に効率よく稼ぐ事ができ、値段交渉も上手です。
つまり、乗る側からしてみれば、観光地で英語で話しかけてくるドライバーより、流しのタイ語しか喋る事のできないドライバーの方が安い値段で交渉がやりやすい事は確かです。
それには、簡単な数字ぐらいのタイ語ができた方がより有利でしょう。



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