今までは、姿勢を乱さないようにするため、ジワリとブレーキングしていました。しかし、限界はもっと高いところにあったのです。今までのブレーキングでは、余裕がありすぎて、タイムダウンにつながっていたのです。
そこで、今までよりもブレーキングのタイミングを遅らせて、より強くブレーキングしてみました。すると、いろいろなことが変わってきたのです。
まず、狙ったラインをトレースしやすくなりました。アンダーステアを出して、ラインを外してしまうことが少なく、速いラップタイムで安定していました。スリップストリームを使わずに、ベストタイムまでコンマ5秒というところまでタイムアップすることができました。
それに、タイヤかすの付き方が変わりました。今まではインサイドに偏って付着していました。それが、全体にまんべんなく付くように変わったのです。もちろん、アライメントなどの変更はありません。
これらは、フロントタイヤにしっかりと荷重をかけ、グリップを確保し、コーナリングすることができていた、ということを示しています。
今までは、コーナリングスピードが速いためにアンダーステアが出ている、と思っていました。ところが、実際は荷重移動が足りないのが原因だった、というわけです。