キスが釣れ始めたようで、最近の新聞の釣り情報についにキスの文字が現れ始めた。

3月あたりからずっと毎日水温を調べていて、いつキス釣りをやろうかとそればかり考えていた。去年キス釣りを開
始した時の地元の水温は14.2℃。その水温に達するのは4月のGWに入った頃になりそうで、26、27日に行け
ばいいのだがカレイも狙うには潮が悪い。なので仕方なく1週間繰り上げて(我慢できず)釣行することにした。

前日の金曜日の時点で地元の水温は13.1℃。こんな水温でキスは釣れるかどうかは経験がないので全く分からな
い。
「ちょっと無理かな〜」と考えながらいつもの釣具屋にエサを買いに行く。「チロリありますか?」と聞くが
まだ入ってないんよ、大阪の方にもまだ入ってないしね〜」
と言っていた。「ん〜、チロリって大阪の業者から仕入
れているのか…」
と考えながらちょっと天秤を置いている場所に行ってみた。「うげ、高い…2本で700円!」
年好んで使ったデルナー天秤はこれではもう買う気がしない。とりあえずエサだけ購入できれば充分なのでレジ前に
戻り、赤ゴカイ、青虫、本虫を計3000円分買った。
「もうキス釣れよんな?」とおばさんが聞くので、「ん〜ぼ
ちぼち釣れとるみたい」
と言うと、「はよ入れないかんな〜」と言っている。GWに入る頃にはチロリは入りそうな感
じだった。

今回は土曜日の昼からポイントに入り、置き竿(捨て竿)2本出してカレイを狙いながら引き釣りでキスを釣り、夜
は置き竿2本でキスとアナゴを狙い、翌朝からは置き竿(捨て竿)2本出してカレイを狙いながら引き釣りでキスを
狙うというちょっと無理矢理で強引?な計画。キスが20匹、カレイ3枚釣れればOKと考えた。

引き釣りタックルは、「飛距離は出なくてもいいから少ないアタリをできるだけものにしたい」という考えで去年ど
のポイントでも必ず使った0.8号PE+PE力糸の組み合わせは止めて、夜釣りの置き竿にも兼用できるように1.2号
のPEに3〜12号のナイロン力糸を結び、価格の高騰した固定式のデルナー天秤を止めて去年買っていた遊動式の5
本400円の安い天秤を使用。さらにクッションゴムも用意した。

昼前に自宅を出て、2時間ちょっとでポイントに到着。天気予報では波1mと出ていたが、それほどではなく風も釣
りの妨げになるほどではない。ちょっと安心しながら準備開始。まずはキスとカレイ狙いで(潮が悪いのでどちらか
と言えばキス)置き竿2本出してから引き釣りタックルの準備。アタリが渋くて数を釣りにくくても型は出そうな気
がしていたので、向こう合わせの固定式は止めて実験的に遊動式の天秤を使ってアタリがわかりやすいようにして、
さらに食い込みやすいようにクッションゴムを使用。針数は3〜4本までとしてエサは青虫を使ってみた。釣り座か
ら左を引き釣りで狙い、右を置き竿2本で狙うようにした。

午後2時過ぎ開始。2006年から10回以上通ったポイントなので、あらかじめ居場所を特定してそこを攻めてみ
る。いればすぐに反応がありそうなものだけど、反応がない。
「まだ浅場にキスがいないかな?」と考えつつ4投目
。やっと反応が出た。



意外と元気のいいアタリで釣れた今年初めてのキス。20cmほどだった。

この頃から置き竿にぼちぼちアタリが出てキスがパラパラと釣れ、引き釣りのロッドには激震が…

送り込んで穂先でチョコンと合わせを入れて素早く取り込んだこのキスは…



25.5cmのキスだった。

いきなり大型が釣れたけど、こんな型が連発するはずもなくこの後2時間小刻みに移動しながらも置き竿や引き釣り
には完全沈黙。引き潮で沖に出てしまったか、数少ないキスが錘の着水音ですぐに散ってしまったのかな?

1時間に1〜2匹の超スローペースでしつこく粘り、ついに日没を迎えてしまった。

仕事の都合で帰宅が遅かったのと、帰宅後も釣行の準備をしていたのでまともに睡眠をとっていないせいか眠くてた
まらない。夜釣りでキス、アナゴを狙うには潮が良いので竿を出したかったけれど無理は禁物とここで我慢し、携帯
ラジオをつけて軽く食事をして、その後寝袋にもぐり込むとすぐに爆睡してしまった。

そして、午前2時起床(汗

30分くらい静かに波の音を聞いていたが、ハッと我に返って夜釣りの準備開始。

周囲は真っ暗闇のはずだが、満月が雲を照らしているせいかぼんやりと明るい感じ。このポイントのすぐ近くに親戚
はいるのだが、その親戚も「夜は気味が悪い」と言って近寄らない。(出ても不思議ではないかも)それでも通い慣
れてるポイントなのであまり気にせず釣り開始。

満潮が過ぎて潮が引き5〜6分くらいになっている。それでも何か釣れるだろうと安易に考えていたが、30分ほど
何もアタリがない。投げる方向を変えてケミホタルを注視していると…



30cmほどのアナゴ。小さいが食べておいしいのでありがたくキープ。

その後すぐに微妙なアタリ。送り込んだ後合わせを入れると結構重いけれど引きは感じない。
「フッフッフ、良型ア
ナゴやな」
と考えながらリーリング。



狙い通りの50cmオーバーの太いアナゴ。

キスは全く釣れないが、良型アナゴを釣って気分を良くしていると、また微妙なアタリ。リールにドラグがないので
レバーを逆にしてフリーにしているとハンドルがグルグル廻る。「こ、これは…」何が掛かってるか分からないが、
ここでマダイを釣ったこともあるので慎重になり、じっくり食わせたところでアワセを入れる。すると今まで経験し
たことのないような強烈な引き。しかも頭を振っている。ドラグを効かせてやりとりできないので
「ふんむ〜」と綱
引き状態に…(汗 すると、すぐにテンションが抜けてしまった。仕掛けを回収すると、丸セイゴ12号の針が折ら
れていた。これは良型のチヌかマダイだったかな…。

アナゴ3本目を釣ったところで夜が明けてきた。すぐに移動して昨日と同じタックル&仕掛けで再開。

このポイントでカレイを釣ったのはほとんど午前8時までで潮は満ち6分から満潮まで。今回の満潮は午前11時前
。釣れるかな〜とちょっと不安。やがて違う意味での不安も的中(笑

ヤツが釣れる時は、仕掛け回収時に針にエサが付いてる時よりも微妙に重いので、何となく分かる。



「あ゛ーっ、ウミケムシじゃ〜〜」しかもダブル。面倒くさいからと仕掛けを置きっぱなしにすればこいつにやられ
てしまい、前日から通算15匹ほど釣り上げた。

さらに…




定番のヒトデにカレイと勘違いしそうなアタリを出したデカいフグ…

午前9時まで狙ってみたが、カレイは完全に空振りだった。(ポイントの実績などにより釣れないと判断)

キスも調子は良くない。置き竿にカレイの外道としてたまに釣れたり、引き釣りで忘れた頃にポツンと釣れる程度。
ここで引き釣り1本に切り替えて移動することにした。(と言っても50mくらい)

きれいな流れ込みがあり、その沖の海底に起伏や変化があって潮目ができる好ポイント。ここは引き釣りで最
初に狙いたかったが、いろいろ考えて最後に残しておくことにした。

予想通りやっぱり釣れる。ダブルやトリプルで掛かるほどキスはいないようだが、周囲よりずっとキスは濃かった。
納竿までの2時間半、この近辺を探りまくってやっと10匹ほど釣り上げて(これでもよく釣れた方です)正午に納
竿した。




キス12〜25.5cm30匹、アナゴ56cmまで3匹でした。

この時期に30匹という数字は良いのかもしれませんが、30匹釣るまでにまでにかかった時間が相当長くて「時間
で釣果を稼ぐ釣り」でした。

20cm級が半分ほどでサイズは結構いいのですが、まだまだ浅場にキスは数少なく抱卵も全くしていませんでした
。本格的なシーズンは2〜3週間先?のようです。



今年初めてのキス釣り

2008年4月19〜20日