25号@沖ノ鳥島氏による台風の解析値の検証
※ 台風9313号 (Yancy) ※
- 751 :anonymous@東京 ◆OLIWAP3LCk :03/02/22 11:50
- (中略)
>>745-746 25号@沖ノ鳥島さま
長文、乙でした。この手の問題のハシリって、7709あたりでしたっけ?
それとも、もっと前に有名な話があるんでしたっけ? >皆様
9313のお話、楽しみにしております。
(以下略)
- 759 :anonymous@東京 ◆OLIWAP3LCk :03/02/22 19:14
- (中略)
ちなみに、このスレは、758現在で、382KBとなっていました。
382 / 758 * 1000 = 504
大丈夫かなぁ・・・?
- 773 :25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. :03/02/23 16:42
- >>751 anonymous@東京さま
もちろん観測網のない昔は来襲を受けて始めて勢力がわかったという例はたくさん
あったでしょうが、台風番号が付くようになってからは7709でしょうか…。
>>759 anonymous@東京さま
長文の連続はやはりヤバいようですね・・Yahoo規制の人たちもまだ帰って来ない
ようですし、9313の詳細は次スレでと言うことにしましょうか。
というわけで、導入だけ。
9313の最盛期の勢力は925/50ですが、気象庁のベストトラックを見ると、
ttp://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/jma-eng/jma-center/rsmc-hp-pub-eg/Besttracks/bst9195.txt
最初にその勢力になったのは09月02日09時(世界時、日本時間18時)で、位置は
26.5N 126.7E、この位置は久米島灯台から北へおよそ10km、測候所からは北北西
へ25kmほど離れています。ここで、発達したのでしょうか?
実は、直前の17時半頃、久米島測候所では928.1hPaという最低気圧を観測して
います。「おっと、こりゃあ925行ってるぜえ」というつぶやきが聞こえるようですね。
なんと分かり易い解析方法でしょう。ですからそもそも、13号はここで発達したの
ではなく、ここで925以下であることが判明しただけです。
しかし、925/50の台風がかすめたにしては、久米島測候所の風速が小さい…。
ttp://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/search.cgi?frame=0&graph=0&prefecture=47&observation=1&spot=47929&data=1&year=1993&month=09&day=02&mode=0
どうも、ぶっ壊れたようですね、沖縄電力の施設では73.9m/sを記録しています。
では、続きは次スレで。
- 909 :25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. :03/03/05 20:58
- 幸か不幸かたくさんあぼーんが出たおかげで、長文レスが可能になったようです。
YBB規制解除にもなったので、続きを。
前回、9313が発達したとされる2日18時は久米島で928hPaを観測した直後だった、
と言う点を書き込みましたが、これだけでは実際に久米島の近くで発達した可能性
だってあるわけです。そこで今回は久米島接近前後の9313の勢力変化について
見てみましょう。
ベストトラックによれば、気象庁は久米島接近前6時間で10hPa中心気圧が低く
なったと解析しています。また、0203Z〜0209Zの間と、0209Z〜0215Zの間の移動
距離を比べると、緯度方向に1度、傾度方向に0.7〜0.8度と、ほとんど違わない
ことがわかります。
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/jma-eng/jma-center/rsmc-hp-pub-eg/Besttracks/bst9195.txt
このように台風が発達しながら接近した場合、観測点の気圧変化は実際の気圧
傾度よりも大きな割合で下がるはずです。また、発達しながら遠ざかった場合には、
気圧傾度よりも小さな割合で上昇して行くでしょう。9313の時は同じ速度で発達
しながら接近し、接近後は勢力が変化していませんから、接近の時の気圧変化が
急で、遠ざかったときはそれよりも緩やかに気圧が上昇したはずですね。
http://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/search.cgi?frame=0&graph=0&prefecture=47&observation=1&spot=47929&data=1&year=1993&month=09&day=02&mode=0
17時と18時の間に最接近しているので、17時までの3時間と、18時からの3時間の
気圧変化を比べてみると・・・43.6と44.2・・・?? ほとんど違いませんね。
ただ、あまり短いスパンでは最接近時刻が18時に近いとき差が埋もれてしまいます
から(17時と18時の気圧から考えてそんなことはなさそうだが)、前後6時間で比べ
ても、・・・55.1と57.1。つまり、接近前と接近後(スピード変化無し)の気圧変化で見る
限り、9313は0203Z〜0215Zまでの12時間、同じ勢力だったと考えるのが妥当だと
いうことになります。
- 910 :25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. :03/03/05 21:00
- さて次に、実際の勢力はどんなものだったのでしょうか。
ベストトラックを元に、18時(09Z)と21時(12Z)における測候所と台風の距離を
求めると(地図上で作業しますた)、それぞれ20kmと75kmになります。この3時間
の気圧変化は44.2hPaなので、平均の気圧傾度は44.2/55≒0.8hPa/kmということ
になります。
測候所で928hPaを記録したとき、北西に10km離れた灯台を眼がかすめています
から、眼の縁の気圧は
928-0.8*10=920hPa
ということになります。眼の中の気圧はほぼ一定という報告があるので、この値
が中心気圧と考えて良いのではないでしょうか。
結論をいえば、9313は久米島接近の少なくとも6時間前から、中心気圧920hPaと
いう勢力で接近した、ということです。勢力の発表は935hPaだったわけですから、
あと少し経路がずれていれば、解析値よりもはるかに強い台風の直撃を受けて
いたことに…(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
- 915 :名無しSUN :03/03/05 22:49
- >>910
9313のようなタイプの台風の場合、眼の周辺での気圧の落ち込みが極めて急なので
910に書かれているような平均の気圧傾度を使う方法は正しくないと思います。
つまり実際にはもっと気圧が低かったと思われる。
- 917 :25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. :03/03/05 23:05
- >>915 名無しSUNさま
おっしゃるとおりです。久米島測候所の気圧変化を見ても、中心に近いと気圧傾度
が大きいのがはっきり出ています。ただ、3時間毎のデータしかない以上、他に
計算に使える数値がないわけでして…。厳密なことをいえば18時の台風までの
距離は18km(ただし、JTWCによれば30km)、測候所と灯台の距離は10kmより
少し短いです。まあ、925hPaではないよ、というのを明らかにするのが目的だと
いうことで、920hPa以下、と考えてください。
(以下略)
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