25号@沖ノ鳥島氏による台風の解析値の検証 (台風9805号・0015号)
25号@沖ノ鳥島氏による台風の解析値の検証
※ 台風9805号 (Stella)・0015号 (Bopha) ※
- 518 名前: 25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. 投稿日: 03/03/31 20:18
- 9月ともなると日本近海の海水温は下がり、また寒気の影響も出始めるので、
北緯30度を越えてなお発達する台風というのはまず存在しません。ただ、その
年の傾向によっては、高緯度で最盛期をむかえる台風が続いたりします(例えば
1971年など)。しかしそれでも、日本付近で陸地に近づけば勢力は落ちるはずです。
しかし、気象庁解析で、上陸前後が最盛期であるとか、衰弱中に突然再発達する
など、不自然な発達を示した台風がいくつかあります。
まず、9805からです。
98年は台風の発生に関しては特殊な年で、発生数が非常に少なく、その割に
接近・上陸数は多かったという年でした。ですから、例年の状況をそのまま当て
はめるわけにはいかないと思いますが…
http://weather.unisys.com/hurricane/w_pacific/1998/index.html
で、1998年の傾向を見ていただくと、確かに高緯度で発達した台風が多いです。
が、それでも勢力のピークは25-30度あたりにあるように見えます。この中の、
9805STELLAを見ると
http://weather.unisys.com/hurricane/w_pacific/1998/STELLA/track.dat
28-34度までが、Typhoon-1の勢力と解析されています。一方、気象庁は
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/jma-eng/jma-center/rsmc-hp-pub-eg/Besttracks/bst1998.txt
風速こそ変化していませんが、4時間で10hPaもの発達をしているのです。
4時間?そう、この台風が発達したとされているのは、まさに上陸の直前なのです。
このとき、御前崎では16日4時(1519Z)に970.3hPaを記録、さらに気圧は下降して
いました。5時には967.1に達しています。それだけではなく、その1時間後の6時
には、静岡市でも967.5hPaまで気圧が下降しているのです。
衛星画像を見る限り、温低化しているようには見えませんし、さりとて最盛期の
ようにも見えないのですが…。9月の中旬に、本当にこんな発達をしたのでしょうか。
最大風速が変化していないことからしても、この事後解析には納得できません。
- 519 名前: 25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. 投稿日: 03/03/31 20:18
- 2年後の2000年、0015BOPHAは、台風としては弱いものです。沖縄の南東で
最盛期でしたが、勢力は990/23というもので、衰弱しながら南西諸島南方を進み
ました。しかし、9日になって、994→988と突然再発達します。その時刻とは
ttp://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/search.cgi?frame=0&graph=0&prefecture=47&observation=1&spot=47917&data=1&year=2000&month=09&day=09&mode=0
西表島で988hPaを記録したときです。しかし、風速の変化から、中心が通過した
わけではなさそうで、985hPa位の勢力だったのではないでしょうか。
この台風はJTWCの解析でも再発達していますが、期間は気象庁とほとんど
合っていません。ただ、少なくとも西表島付近の急発達を感じさせる雲の変化は
衛星画像では見られません。
観測点の近くを通ったら、その時だけ勢力のつじつまを合わせて、他の解析値は
いじらないのが気象庁の事後解析なのでしょうか?
- 520 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/03/31 20:27
- >>518-519
激しくワラタ
- 521 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/03/31 21:16
- >>518
日本付近の海水温は9月に最も高くなります。
- 522 名前: かんちゃん@奈良中西部 ◆Mf7YUKI8CM 投稿日: 03/03/31 21:39
- 昨年の場合日本近海の海水温が一番高かったのは9月10日前後だった
と思う。
- 523 名前: 25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. 投稿日: 03/03/31 21:41
- >>521
釣り?マジレス?あまり良いデータはないが、参考までに
九州近海
ttp://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN7/kisya/13nen/p2/p2-zu1.gif
沖縄近海
ttp://www.yonaguni.jp/fish-watching-guide.htm
- 524 名前: 25号@沖ノ鳥島 ◆HIT930hPa. 投稿日: 03/03/31 21:43
- 1998年は8月の下旬ですた
- 525 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/03/31 21:46
- 去年は梅雨明け後の7月下旬が一番高かったと思うけど。
- 526 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/03/31 21:52
- 「平均してみれば」普通9月が一番高くなるけどね。
- 527 名前: かんちゃん@奈良中西部 ◆Mf7YUKI8CM 投稿日: 03/03/31 21:55
- あと、日本近海でも沿岸部〜N30度付近〜南方海上まであるけど。
(北日本近海は除く)
9月下旬ともなると沿岸部から急速に海水温が低下しますよね。
- 528 名前: 456@藤沢 ◆1m945hPa/c 投稿日: 03/03/31 22:29
- まあ、ここでは海水温のピークがいつかというのが問題ではなく、「(例えピークが
9月だとしても)その水温で台風が上陸直前まで発達するかどうか」の方が問題に
なるんではないですかね。
- 532 名前: NO_NAME@仙台 ◆tKY/TCage2 投稿日: 03/04/01 02:44
- >>528 456@藤沢さま
新たな台風データの検証乙彼様です。
まだざっと読んだだけなので大したコメントできなくてスマソですが、
海水温に関しては98年8〜9月にかけての日本の南海上は、
La Ninaや8月に台風の通過がほとんど無かった影響などで、
平年よりもかなり高めに推移していたような記憶あります(沖縄近海に30℃前後が現れたりとか)。
日本のすぐ南海上がどうだったかはわからないですが・・・。
9805、ピークがどの時点で生じたのかは確かに気になるところです・・・。
(以下略)
- 575 名前: 目低愚老爺 投稿日: 03/04/03 05:33
- >>528 :456@藤沢 ◆1m945hPa/c
>まあ、ここでは海水温のピークがいつかというのが問題ではなく、「(例えピークが
9月だとしても)その水温で台風が上陸直前まで発達するかどうか」の方が問題に
なるんではないですかね。
上陸直前まで発達したとされている台風では、室戸台風や枕崎台風がありますが、
枕崎台風は沖縄附近に達するまでに900以下に発達していたと疑われる船舶観測が
あることは前にご紹介しましたが、室戸台風についても再考が必要な資料があります。
実は、室戸に先立つ9月8日に熊本県に上陸した台風があって、日本本土上陸前に
台湾へ上陸した際の960hPaが最低の中心気圧であると日本の資料ではなっています。
ところが、この台風は9月5日にフィリピン近海を通過しており、その際、気象通報
ファンには懐かしい?バスコで同日6時35分に939.1hPaを実測しています。
この台風の径路を東にスライドすると室戸とほぼ同じコースになりますが、時期的に
近い台風が似た径路をとることが時々あることは知られていますが、発達の程度は差が
あるとしても、最盛期に達する緯度など発達の過程は似ているとすれば、室戸台風が上
陸直前まで発達を続けたという根拠は少し怪しく、バスコと同様な低緯度の、北緯20
度附近で最盛期に達していたことを暗示するのではないでしょうか。
ちなみに1934年は寒冬に続いた冷夏年ですし、1945年も超のつく大寒冬に続く
冷夏(7月の土用に岩手県で晩霜あり!)年で、奇しくも日本本土で910台の気圧を残
した両年とも、日本付近の海水温が高い→日本付近まで発達を続けるという条件が、むし
ろ揃っていないように思うのですが。
(以下略)
- 577 名前: 目低愚老爺 投稿日: 03/04/03 06:59
- >>575
456@藤沢 ◆1m945hPa/c さまへの敬称が抜けており大変失礼しました。<m(__)m>
ついでに室戸台風に先行した台風のデータの出所について補足しますと、
日本側資料は、日本気象協会「台風災害を防ごう」昭和38年9月、110p〜111p
外国の資料は、アメリカ気象局発行のマンスリー・ウェザー・レビュー1934年9月号
の353pに掲載された、フィリピン気象台のDoucette神父による寄稿か
らです。
- 578 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/04/03 11:25
- >>575 比較的高緯度まで発達し続けた9313号の時も冷夏のあとでそれほど海水温は高くな
かったはずですしね。そう言われてみると不思議ですな…。
- 579 名前: NO_NAME@仙台 ◆tKY/TCage2 投稿日: 03/04/03 12:22
- >>575 目低愚老爺さま
>>578さま
高い海面水温は台風の発生・発達のための必要条件ではあるが十分条件ではない。
とも言われているように、
単に台風の盛衰を決定するいくつかある要素のひとつに過ぎないということなんでしょうかね。
もちろん海面水温は重要なファクターには違いないんでしょうけど・・・。
あ、返事はマターリでよろしいですよ。
貴重な時間を取らせてしまい申し訳ありません・・・。
- 580 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/04/03 15:19
- >>579
5115(ルース台風)などに至っては海水温はとても勢力維持に適した状態で
あるはずはないですからね。この台風の最盛期は北緯20度近辺ですが、殆ど衰えることな
く上陸しました。上陸時の中心気圧は935hPa、温低化がそう進んでいたとも思えません。
上陸こそしていないものの11/7にこの時期のこの緯度の勢力としては驚異的な930hPaの勢
力を維持して父島に接近した8317も凄いです。
- 581 名前: 名無しSUN 投稿日: 03/04/03 18:22
- >>580
5115が九州南西海上に来たときの天気図を見ると
かなり中心近くまで前線が描かれているので
そこそこ温低化が進んでいたと考えられる。
- 582 名前: 580 投稿日: 03/04/03 19:33
- >>581 おお!そうだったんですか!情報提供Thanksです!(・∀・)
935hPaで温低化ってかなり珍しいですね。
- 583 名前: 581 投稿日: 03/04/03 20:05
- >>582
10月14日9時の天気図によると中心から200km位のところから寒冷前線が、
400kmくらいのところから温暖前線が書いてある。
そのときの1000hPaの直径は1300kmくらいある。
気圧は930hPa
- 584 名前: 580 投稿日: 03/04/03 20:45
- >>583
詳しい情報提供乙彼です(・∀・) 勉強になりますた。m(__)m
出典は気象要覧の天気図ですか?
- 585 名前: 580 投稿日: 03/04/03 20:49
- >>583 名無しSUNさま
詳しい情報提供ありがとうございますm(__)m
出典は気象要覧の天気図ですか?
- 589 名前: 581 投稿日: 03/04/03 21:59
- >>585
台風経路図30年集という経路図が沢山でてるデカイ本ですね。
5115で驚くのは10月中旬という日本付近の気圧がかなり上がってくる時期にもかかわらず
1000hPa半径が極めて大きいこと。おそらく極めて広範囲で強風が吹いたはず。
- 590 名前: 580 投稿日: 03/04/03 22:13
- 連投すみませんでした。
>>589 ありがとうございます。探してみようと思います。
- 648 名前: 456@藤沢 ◆1m945hPa/c 投稿日: 03/04/07 06:35
- (中略)
>>575 >>577 目低愚老爺さま
>>578 >>580 名無しSUNさま
>>579 NO_NAME@仙台さま
海水温の低さと強い台風の関係はなにか面白いものがありそうですね。
過去の水温分布と台風の消長について調べてみたくなりました。
(以下略)
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