議会報告


2001年(平成13年)3月定例議会
3月6日(火) 開会
朝一番に、会派の変更があった。平成会の奥貫議員、宮脇議員が、ニューフェイスの3人と一緒に「新生会」という会派を結成。5人の会派は、「みらい」とともに最大会派となる。逆に「平成会」は3人に。
平成13年度予算の議案説明の中で、江熊町長は「引き続き町政を担当して参りたい」と、5選目を目指して6月17日の町長選挙に立候補することを表明した。
私としては「高齢であること」には必ずしも反対ではないが、「多選」に対しては大反対。いくら「これといった失政はない」町長であっても、役場の中の空気はどうしてもよどんでくる。自分の町長選に対する姿勢を考えさせられる。

3月7日(水) 総務常任委員会
「選挙公報の発行を求める請願書」の審議。伊奈町などの視察をした結果、「メリットは見えてこない」「新聞折込では読まれないのでは」「議員の政策なんてどうにでも書けるものだ」「不在者投票をしようとする人には間に合わない」「ポスター、ハガキ、街頭演説など公職選挙法で認められた方法がほかにある」「選挙公報がないからといって、必ずしも新人が不利ではない」「選挙公報があろうとなかろうと、選挙に行くのが有権者の務め」などの意見が噴出。「8月30日に出されてから半年経つので、結論をそろそろ出しては」という声にも「もう少し審議を深めたい」という人が多く、結局、継続審査になった。
3月8日(木) 一般質問
午後、後藤議員の質問で不適当な発言があり、その扱いをめぐって議会が中断。約2時間かけて話し合い、結局懲罰委員会にかけることになった。その委員を決めて、今日は延会。
3月9日(金) 一般質問
町長が吹上高校の卒業式に出席のため、開会後すぐ休憩。懲罰委員会と全員協議会が開かれ、11時に再開。懲罰の内容は、陳謝と一般質問の打ち切り。

3月12日(月) 一般質問
時間延長して全員の一般質問を終わらせた。マイクの不調や答弁の準備で休憩が入ることはあったが、大きな混乱はなく終了。
うちこし紀子の一般質問
1.住民参加の手法について
余裕教室活用検討委員会について
:作られた経緯、目的、人選の方法、会議の経過、結論について説明を。
:エンゼルプランに基づき、少子化対策基金で保育所分所と一時保育を進めることになったが、厳しい財政事情の中で新設は難しく、大芦小学校の余裕教室を使わせていただきたい、との内容の公文書が、平成11年10月11日付で町部局から教育委員会に出されていた。 教育委員会で「この機会に全校の余裕教室を総合的に検討しよう」ということになり、町民の広い意見を聴くことにして、検討委員会を発足させた。
目的は
  1. 余裕教室を算定すること 
  2. 余裕教室の活用について基本方針を定めること。
  3. 基本方針に基づく学校別の活用計画を作成すること 
  4. 大芦小学校をどうするか審議すること
人選は要綱に基づき、福祉団体、社会教育団体、学校長、町職員、教育委員会職員、その他、民生・児童委員協議会、社会教育委員、文化財保護委員、大芦小PTA、大芦小校長、大芦上町内会長などを選んだ。
会議の経過は、昨年7月から4回にわたって審議され、第1回では6校の現状報告、第2回では余裕教室活用の基本方針が承認され、第3回では各小中学校の活用方針および活用計画が、大芦小学校を除いて承認され、第4回で、大芦小学校は3部屋を活用することにし、7部屋を特別教室にするという変更案を承認した。
活用の内容は、保育所、郷土資料館など、事務局で把握していた6つのニーズの中から、結論として、大芦小の3教室は、保育所に活用することになった。

:目的というのは、委員の共通認識になっていなかったのではないか。大芦小学校に着いてという目的は、第1回目の時には説明されていなかったのではないか。
:会議の始まった時に、要綱を配って目的を認識してもらっている。

:今回の会議で十分目的が示されていなかったために大芦小の反対意見が強まり、また保護者間に気まずい関係を生み出していると聞く。教育委員会の見解は。また、町長の見解は。
答:(教育委員会)今後、学校では教室が必要になることから、当分の間、学校を中心に利用していく。もし他に転用可能の教室があれば、再び余裕教室活用検討委員会で検討していく。
児童が大幅減の大芦小は、平成13年度に3教室、教育財産から普通財産へ変更する。何に転用するかは町長部局の決定事項だが、保育所分室が適当ではないかと考える。今後PTAに対し、町長部局とともに説明会を開いて理解を得たい。事業に関しては町長部局にゆだねるべきと考える。
答:(町長)今のところ話し合いが不充分という印象を受ける。学校側の十分な理解が得られるまでは、予算の執行を凍結したい。

:今回の一連の会議のあり方について、反省はないか。
:教育委員会としては、県からきたフロアシートに基づき会議を催し、十分審議をつくして決められたことだと認識しており、反省すべき点はないと思っている。
・ 公募委員についての考え方

:審議会や委員会の委員をどういう場合に公募するのか、会議の方法をどのように工夫していくのか。
:町では平成6年から公募するようになった。現在は、女性会議、まちづくりクリエーター、緑の基本計画策定のための懇話会、環境審議会など。会議は目的、内容などを明確にして臨んでいきたい。

要望:町民参加の機会を制度化し、参加する住民を増やすこと、考える町民を育てることが、長期的な目で見たまちづくりにとって最も重要なこと。事務局の用意したタタキ台に意見を申し述べるだけでなく、自ら意見をまとめ、素案を執筆するなど、自立的なものになっていくことが望まれる。



2.図書館について
・図書館の開館時間について
:昨年の7月から「9時から5時まで」から「10時から6時まで」に変更されました。これに対する利用者の声、利用者層の変化などは。
:数日間は朝9時に来る方があったが、じきに10時開館が定着してきた。利用者からは「通勤前に来ることができなくなった」との声もあったが、逆に「仕事の帰りに利用できる」「学校から一度帰ってから利用できる」と歓迎する声もある。実際5時以降の利用者も、多くなっている。

・ 図書館の利用者の声について
:図書館の入り口に設置された意見箱の利用状況と、その対応は。
:これまでに23人から26件の意見が寄せられた。タバコ、時間、保育、資料、運営など。喫煙に関してはすぐに対処した。ほかのことは研究中。

建物の補修について
:現在の図書館の建物の傷み具合、いつ雨漏りに気づき、いつどのような補修をしてきたのか、また今後長期的にどのような建物補修計画があるのか。
:昭和60年7月20日開館して16年が経つ。平成6年に雨漏りの修理をし、その後北側も雨漏りするようになり、平成12年8月の集中豪雨ではひどく漏った。簡単にできる補修として、10月にひび割れ部分にペンキを塗ったところ、雨漏りが治まった。今後の補修計画は特になく、目視で様子を見ていく。



3.学校給食について
:この4月から始まる「遺伝子組み換え食品」に対する表示に対して、町では「使用しない」ことを、どのように業者に対して指導していくのか。
:業者に対して「遺伝子組み換え食品不使用」の証明を出していただくよう教育長名でお願いしていく。



4.市町村合併について
:今後合併問題について、住民の意識調査を行なう考え、合併に関する情報を提供していく考えがあるかどうか、町長の合併についての現在のお考えは。
☆ 質問内容が、谷口議員、恩田議員の質問と全く重なったため、うちこし紀子からは質問を取りやめたのですが、両議員の質問に対する答弁を掲載します。

:平成13年度は、3年ごとに行っている住民意識調査の実施年度なので、その中に合併問題の設問をいれていきたい。合併のメリット・デメリットなど、さまざまな情報も十分知らせていくよう努力する。基本的には、争いなくスムーズに合併できるよう、住民の考え方に基づき行うべきだと思う。
3月13日(火) 文教厚生常任委員会
吹上小学校の良好な教育環境を守る請願の審議。前段の「校庭の水はけをよくする工事」については採択、後段の「第三セクター吹上スポーツプラザ(株)の退去」については採択しない、という「一部採択」について、賛成多数で決定。

3月14日(水) 補正予算審議、予算全員協議会

3月15日(木) 条例案審議、予算全員協議会
3月21日(水) 平成13年度予算案に対する質疑、討論、採決 ほか
平成13年度予算に質問が多く出て、活発に審議された。この事業は、町の面積の5分の1を占める堤外を有効活用しようと、堤外開発実行委員会で話し合われてきたもの。現在、仮設グランドがあるほかは、麦畑になっている場所も多い。

 13年度は町では大きな事業が重なっているが、この荒川総合公園計画の実施を凍結あるいは縮小すると、どんな不利益があるか。
 用地60ヘクタールについては、すでに公共用地先行取得事業で購入しており、その財源はすべて銀行などからの借入である。この借入の許可は、10年以内つまり平成18年度末までに事業が完了することが条件である。また平成13年度は、前年に比べて著しく事業費が増えるため、臨時経済対策債を発行することができる。これは、元利償還金の45%が、国からの地方交付税の基準額に算入される有利な起債であり、今年を逃すとこれが使えないことになる。したがって土地の購入ができるのは、今年度しかないと思われる。しかし、来年以降、実施設計を考える中で、経費の削減を協議していくことはできると考える。


うちこし紀子のコメント
現在計画されているのは、ソフトボール場3面、野球場1面、少年野球場1面、サッカー場1面、多目的グラウンド1面、テニスコート4面、自由芝生広場、そしてパークゴルフ場を整備し、自然草地、放置林、花畑などの散策ができる公園。堤外にそんなに施設が必要だろうか。それほどの利用が見込まれるだろうか。私はこの計画は、縮小するべきだと思うのです。