議会報告




1999年(平成11年)9月定例議会
9月7日(火) 議会開会

9月2日に町長が入院。6日の朝まで「議会に出席する」と言っていたそうだが、その夜になって転院、手術ということになり、町長不在の議会となった。急だったので「職務代理」の手続きも間に合わず、このため、助役の代行で良いかどうか、一般質問を中止するかどうか、そういった場合の議会の答弁は有効なのか、など、さまざまな話し合いが続いた。結局、開会、休憩、話し合い、で午前中は終わり、午後、諸報告と議案の上程までは終わったが、予定していた全員協議会は9日に開かれることになり、一般質問は中止、その後の日程も順に繰り上げられることになった。



執行部報告の中で質問したのは、体育館設計委託について。現在体育館に「建て替えにあたっての意見募集箱」が設置されているが、設計委託はすでに7月2日に入札を済ませているという。それで町民の意見を反映させることができるのだろうか。

始めの答弁では「現在の体育館と勤労青少年ホームの機能の回復を建設省で補償するのだから、意見をきいても現在の施設とかけ離れたものはできない」とのことだった。2回目には「体育館と勤労青少年ホームとの複合化も視野に入れている」と言ったが、「複合化するのかしないのか、いつ誰が決めるのか」ときいたら「複合化を前提に話を進めてきている」となった。そんなこと、今初めて聞いたぞ!! それなら体育館の意見箱だって、おのずと役割が変わってくるじゃないの。意見を出した人へのフォローもいちいちできないと平然と答弁するし、まったく「形だけ」の意見募集だったっていうわけ。おっどろいたねえ。対話の町政が聞いてあきれます。


地域の商業を応援するため、「商工会加盟店でのみ使えるプレミアム付き商品券のプレミアム部分の1割を町で負担する」と言う補正予算案も出されました。地域振興券の総括や、同様の試みを実施した他地域での結果は検討したのか、無駄な買い物でゴミを増やす危険性は、など、考えなければならない問題が多いはず。審議の時にしっかり質問していきます。






9月9日(木) 全員協議会

・介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画策定状況について
 計画案(冊子)が配られ、その説明を受けた。計画策定は18人の委員会で行なわれ、公募枠はなし。メンバーの中で現在実際に介護している人は2人。12月中には計画策定を終える予定。委員会は傍聴が認められるが、会議の日程が直前に決まるので広報に載せることができないという。傍聴を希望するならあらかじめ福祉課に「次の会議の日程が決まったら知らせてくれ」と申し込んでおくしかない。気になる保険料は、現在の試算では2800円となっている。「計画案の段階で町民の意見を聞いてはどうか」という質問には、「その予定はない」との答えだった。


・ 少子化対策臨時特例交付金について

 国から市町村に[地域における少子化対策の一層の普及促進を図るとともに、雇用・就業機会の創出に資する]ために2000億円が交付される。吹上町の分は約3000万円。ただし、このお金は今年度1回ポッキリ。さて、何に使いましょう?

 例として示されているのは、駅前保育ステーションの設置、保育所や幼稚園に対する緊急設備整備、保育ママなどの育成事業、公共施設への子どもスペース整備、世代間交流の場の整備、幼児の自然体験、社会体験活動のための環境整備、保育士や幼稚園教師の研修、公共施設における託児サービスの実施、「家族展」の開催(こういう発想ってかえってマイナスだと思うなぁ)など。これらは例であって、少子化対策なら何でも良いそうだが、一体誰がその事業を決めるのだろう。質問してみた。

 答は「関係各課で検討会を設置して決める」でした。「町民にアイデアを求めてはどうか」との提案は「考えていない」そうです。「せめて児童委員とか、エンゼルプラン策定委員とかにはきいてみたらどうか」ときいたのですが、「NO」。私は再度質問しました。「少子化対策の目的は、少子化を食い止めることでしょう。それができるのは、子どもを産むことができる人です。産むのをためらっている人が、子どもを産もうと思うことです。それなら、そういう人たちに『何が必要か』と訊くべきではないでしょうか。」と。しかし、役場の壁は厚かった。その気はないの一点張り。

 実際には役場の人が、3000万円のうち自分の課にどれくらい分捕ろうかと相談するらしいから、これが少子化対策に役立つとは思えない。「町の金じゃ今の保育所の遊具だって直せないんだから、国の金でやってもらったらいいんだよ」とは年長議員の声。ま、モトはといえば国が思いつきの補助金なんか出すからいけないんですけどね。



・ 駅北口広場について
新しいレイアウトが示され、地下駐輪場を作る構想や、電線類の地中化を考えていることが明らかになった。とにかく財源の確保に一生懸命の様子。


・ 8月14日の雨水災害について
町内で10件の床下浸水、鎌塚・筑波などで冠水、堤外運動場などでダッグアウトやベンチなどの倒壊・流出・変形。体育施設の被害は概算で1821万円。





9月10日(金) 議案審議

・ 商工会発行のプレミアム付き商品券のプレミアム部分を町で補助するための補正予算
商工会では上記商品券を発行することになり、そのプレミアム部分の3分の1を県から、3分の2を町から補助するという。発行金額は5500万円で、町の補助分は333万円。これについて、始めの説明が少なかったので、次のような質問をした。
 
 
Q1.発行の目的は、地域の商店の振興のためなのかどうか。大型店舗でも使えるのか。
A1.最大の目的は消費の拡大で、商工会加盟店であれば大型店でも使える。

Q2.他の地域の成功例、失敗例をどの程度調査したのか。
A2.商工会で十分調査したはず。

Q3. 発行規模を決めた根拠は。
A3. 地域の実情をもとに商工会で決めた。近隣では伊奈町、鴻巣市などが同様の5500万円、上尾市が2億2000万円などの規模で行なっている。

Q4. 買い物をたくさんする人、つまり買い物をたくさんできるだけの経済力のある人に対して税金を多く使うことになる、という点をどう考えるか。
Q5.町民にモノを買うことを奨励するというのは行政の姿勢としていかがなものか。
A4.5.確かに指摘された問題点はあるかもしれないが、今回の目的にそって地域商店の活性化が図れれば、と思っている。
 
 
なお、この商品券の使用期間は、11月1日から来年2月15日、500円券11枚つづりで5000円で売り出す。一人当たりの購入限度額は5万円。

 この議案には私は『税の公平な配分』という点から納得できず、賛成に手をあげられなかったが、結局賛成多数で可決された。




9月14日(火)
・ 補正予算の審議・採決
・ 決算全員協議会


9月16日(木)
・国保会計と水道事業会計の決算全員協議会
・ 決算の認定
・ 陳情採択
・ 定数調査特別委員会委員長報告 →定数削減条例案、否決

 委員長報告の中に[女性の立場として家事、育児があるので24時間議員活動に費やせない]という発言があり、これではもとの発言と意味が変わってくるため、女性議員3人が閉会前に休憩をとって訂正・追加を求めたが、すでに採決が済んでいるため議運の中で全員一致に至らず、訂正させることはできなかった。もとの発言は「市町村議員はみな議員専業ではなく他に職を持っている。女性議員は無職かといえば、家事、育児があり、やはり議員の仕事に24時間費やすわけにはいかない」というもの。どうやら報告をまとめた正副委員長は、女性議員に気を使ってこの部分を入れたらしいが、女性議員はこういう風に見られている、ということがわかった。


・ 人権擁護委員推薦、公平委員選任の同意
・ 閉会