議会報告




2001年(平成13年)2月21日(水) 彩北広域清掃組合 議会定例会
議会の前に、彩北広域清掃組合の事業の契約に関する怪文書が各議員に送られてきた。内容は、環境影響評価の随意契約に疑いがあるというもの。朝日新聞の記者が来ていたが、いつも通り傍聴不可となる。

4議案のうち、ひとつは条例の文言を追加するものなので、問題なく可決。
次は平成11年度の決算認定、平成12年度の補正予算、平成13年度予算を一括して審議した。(ひとつひとつ分けて審議したいところだが、これも行田流らしい)
行なわれた質疑は次の通り。(順序は入れ替わっている部分もあります)


 この議会の運営について、きちんと話し合う場所がないことは問題だ。議会運営委員会を持つべきではないか。
 議員クラブの幹事会がそれに代わるものと考えている。
≪議員クラブは議員同士の親睦会のニュアンスのはずなんだけど。≫


 基本計画について、市民や議員が参加して討議することが必要ではないか。
 各行政区の部課長からなる参与会で、十分検討していく。

 議員に怪文書が送られてきた。これについて説明する義務があるはずだと思うが、環境影響評価の契約について、どうして入札にしないで随意契約にしたのか。
 用地が確定したので、目標年次を考え早急に発注することが必要だと参与会で判断し、時間のかからない随意契約にし、すでに2月15日に契約した。地質調査測量の業務委託も、2月7日に契約ずみ。

 環境影響評価の委託先はどこで、見積り合わせをした会社名と金額は。
 委託先は椛麹エンジニアリングで、1億1875万5千円。3社で見積り合わせをしたが、アジア航測が8240万円、国際航測が1億3500万円だった。
≪ということは、単純に価格だけなら、こんな結果にはならないはず。≫


 入札の過程など、積極的に情報を公開していくことは考えていないか。
 組合には情報公開条例はないし、今後参与会で検討していくことだ。

 この処理施設については、平成9年12月に各議会に配られた資料の段階から「直接溶融炉」とうたっており、それに向かった流れに見えるが、技術も日進月歩だし、人口の変化、社会の変化によって随時計画を見直す必要があるのではないか。
 施設整備基本構想では、当初の計画をすでに見直している。機種の選定もまだだし、参与会で十分検討して決めていく。
≪ここでも参与会で、という答。4市町村の部課長といっても、地元の行田市の声が強くなることが目に見えている。また、見直しすらコンサルタントに委託していて、市民の声はまるっきり入っていないのが実情。≫


 200億円とも言われる高額な、しかも今後20年も使い続ける施設を造るのだから、まず今回の黒い霧のかかったような契約を白紙に戻すべきだはないか。
 すでに契約ずみのことなので、戻すことはできない。

 収集等検討審議会の答申が出されたが、この会議の流れとしていつどこがタタキ台を用意したのか。女性委員を入れるという発想はなかったのか。
 人選は首長に任せてあり、組合では特に考えていなかった。全部で7回会議が開かれ、5回目のときに事務局でタタキ台を出した。

 会議録はとってあるか。また、市民が誰でも見られるか。
 この事務局に記録はあるが、情報公開条例がないので今は見せるつもりはない。

要望 ここの施設のことだけに目が向いているが、地球環境全体に目を向け、いかにごみを減らすかがまずあるべき。全員協議会や勉強会、住民も加わったものなど、積極的に開いていくべきだ。


この後、採決があり、決算の認定は可決、環境影響評価に関する補正予算の議案を否決した。議案が否決されたのは、組合始まって以来の出来事。管理者の行田市長山口氏は憮然としていた。すぐ休憩になり、しばらく相談していたが、やがて再開し、13年度予算は可決した。
≪行政が良かれと思って作るものが、必ずしも住民の欲しいものでないという例は、枚挙に暇がない。ことに毎日の生活に密着しているごみの話ならなおのこと。時間がかかっても、広く意見を聴く場を持つことが必要だと思う。≫