「市民オンブズマン鴻巣」の活動より、紹介します。










◎平成19年度政務調査費に関する質問について(回答)
回答をいただきました。金額の指摘に関しては、こちらの見落としによる間違いでした。たいへん申し訳なく思っています。要望については、20年度の報告に反映されることを期待しています。

2009年2月27日

◎平成19年度政務調査費に関する質問と要望
昨年11月の情報公開を利用して調査した政務調査費について、質問を行ないました。

2009年2月16日



◎2007年度 鴻巣市議会政務調査費に依る「行政視察研修」費用
                                             (単位:円)
  市議会会派:議員名    年月日(何泊):視察先    費用:「一人当たり」(お土産代)  
  鴻創会 10名

矢部一夫  丸岡治雄
石井忠良  田中克美
織田京子  小暮一
坂本晃   福田悟
金澤孝太郎 野本恵司
@ 07年7月9日〜11日
 北海道(2泊3日)
 旭川市:富良野市:帯広市

A 07年9月26日(日帰り)
 首都圏外郭放水路

B 08年1月22日〜24日
 長崎県:宮崎県(2泊3日)
 雲仙市:都城市:宮崎市
 
@ \899,700 「\89,970」
  (\15,740)つけしん


A \50,000バス代
  (\2,200)

B \882,340 「\88,234」
  (\15,440)
クリーン・ネット21 4名

加藤正二 岡田恒雄
秋谷修  岡崎高良

@ 07年7月2日〜4日
 北海道(2泊3日)
 室蘭市:小樽市:江別市

A 07年10月29日〜31日
 滋賀:兵庫:大阪府(2泊3日)
 湖南市:宝塚市:堺市

B08年1月31日〜2月1日
 岩手県:宮城県(1泊2日)
 北上市:多賀城市
 
@ \319,780 「\79,945」
  (\13,230)


A \241,080 「\60,270」
  (\10,620)


B \153,770 「\38,443」
  (\6,980)
鴻巣フロンティア 4名

長嶋元種 長嶋貞造
大塚佳之 中島 清
@ 07年7月30日〜31日
 愛媛県:兵庫県(1泊2日)
 松山市:東温市:淡路市

A08年1月22日〜23日
 長野県:新潟県(1泊2日)
 上田市:長岡市
 
@ \291,639 「\72,910」
  (\10,649)


A \131,546 「\32,887」
  (\5,200)
公明党 4名

星名悟   岡崎清敏
町田信隆  潮田幸子
@07年8月6日〜8日
 山口県:島根県(2泊3日)
 美祢市:萩市:益田市

A08年3月26日
 長野県須坂市(日帰り)
 
@ \406,025 「\101,506」
  (\10,380)


A \39,540 電車代3人分
  (\1,338)
一人会派クラブ 4名

谷口達郎 菅野博子
阿部愼也 柳肇
@07年7月7日〜8日
 長野県(1泊2日)
 野沢温泉村:須坂市

A 08年3月25日〜27日
 大阪府:奈良県(2泊3日)
 茨木市:橿原市:吉野町
 
@ \94,661 「\23,665」 
  (\4,200)


A \184,710 「\46,178」
菅野氏欠席?3人?「\61,570」
  (\10,920)
社会民主党 2名

 中野昭
 斎藤忠司
 
@07年10月29日〜31日
 大阪:岐阜:愛知県(2泊3日)
 箕面市:瑞浪市:犬山市
@ \130,915 「\65,458」
  (\11,650)
日本共産党 2名

 竹田悦子
 舩田敏子
 
「行政視察研修」は行わず

但し、広報誌 発行
「こうのす民報」印刷他


2008年12月28日



◎オンブズマン・レポート 2008.4.1

昨年来調べてきた選挙費用について、オンブズマン・レポートにまとめた。集計作業は「市民オンブズマン鴻巣」のメンバーによって進められ、候補者別に集計した金額の多い順に一覧表にした。候補者による金額の違いももちろんだが、ガソリンスタンドによる燃料費の違いにも驚いた。ちょうどガソリン価格が下がったり上がったりの今だから、よけい気になるのかも…。
もとの資料は、情報公開制度により鴻巣市選挙管理委員会から公開されたもので、打越の手元にあります。詳細が知りたい方は、メールにてお問い合わせください。
2007年鴻巣市議選運動費用グラフ

2008年4月1日



◎選挙ポスターのお値段

昨年(2007年)の鴻巣市議選にかかった各候補者に対する公費負担を調べてみました。
ポスター一枚あたりの単価が最も低い人は326円。最高は1718円で、これは公に認められる単価の限度額です。掲示板が250箇所あるのに対し、印刷枚数は予備を入れて300枚の人もいれば、500枚という人もいます。結局、公費限度額いっぱいの85万9千円の候補者が三名。最も安くあげた人が16万2750円だから、5倍以上もかかったことになります。
全国各地で「そんなに使うはずがない」と、住民監査請求が出されて問題になったガソリン代にも、候補者間の差が見えます。市の財政をチェックする立場の議員がこれでは、きちんとした仕事ができるのか、はなはだ怪しい。
昨年は政治家の事務所費問題で、領収書の公開まで議論されましたが、それも調べる人がいなければ意味を持ちません。身近な自治体の身近な疑問を、今年も調べていきたいと思います。



2008年1月11日



2007年6月、吹上駅南口の開発案が浮上したことや、図書館協議会の提案が教育委員会に提出されなかったことに疑問を持ち、「平成18年度、19年度の経営政策会議の議事録」を公開請求しました。その結果、18年度までは議事録を作っていなかったため、不存在で不開示。19年度のみ、コピーを手に入れました。
担当者の「前年度までの議事録は、そのぉ、取っていないんですが・・・」という言葉に、「えっ?」と思わず聞き返してしまいました。市役所の中で、何かを審議したり調整したりする会議の記録を取っていないというのはどういうことでしょうか。市長、副市長、教育長、各部の部長などが集まるのに、「うちうちの集まり」という感覚でいる証拠です。公式に記録を残さない方が良い、と考えていたとも取れます。
ちょうど新年度、吹上の職員だった方が経営政策課に異動になって、「これはまずいのでは」と提言して、19年度から記録を残すようになったようです。彼でなかったら、あるいは未だに議事録なし、という状態が続いていたのかもしれません。




2007年3月19日(月)、監査結果が届きました。
すべての内容が、請求の理由がない、と退けられました。
やっぱり、とは思うけれど、残念です。



2007年2月21日(水)、監査委員事務局で、陳述を行いました。
内容は、おおよそ、以下の通りです。話しているうち、多少膨らんだり言い方が変わったりしたところもあります。代表監査委員が、ジックリ聴いてくれました。思いはどこまで届くかな?

〔陳述〕2007年2月21日(水)午前10時
私は、吹上町時代から「吹上町民オンブズマン」という団体の代表を務め、合併で「市民オンブズマン鴻巣」と名前を変えて、活動を続けています。今回の監査請求も、その仲間との話し合いの結果、提出したものです。
鴻巣市のホームページには、市長室というコーナーがあり、市長交際費が公開されています。これは、以前なら情報公開請求をしなければ見ることのできなかったもので、鴻巣市の市民に対する姿勢としては、評価して良いことと思います。
そして、市が「市長交際費を公開している」ということは、住民参加度ナンバーワンを掲げる鴻巣市として、「市民のみなさん、おかしいと思ったら指摘してください」という意味だと解釈しています。
監査委員は、鴻巣市の財政をチェックし、決算時には意見を述べている方々と認識しています。つまり、鴻巣市の財政のことを、もっとも冷静に見ていて、よくご存知の方だと思います。
監査は、裁判とは異なりますので、違法かどうか、不法かどうか、という判断と共に、現在の鴻巣市の財政状況に見合ったものかどうか、という視点を持って、今回の請求に対してご判断いただきますよう、予めお願いしておきます。

さて、交際費は、「市政の円滑や推進と健全な発展を図るために、市長が市を代表して外部との交渉をするためにかかる経費」とされ、金額や、支出基準は、自治体によってずいぶん差があります。ホームページで公開している市の中には、逗子市のように、市長交際費をなくしてしまった自治体もあれば、結婚式に3万円も出している自治体もあります。社会通念上妥当な金額、とか、地域慣習による実勢額の範囲などというあいまいな言葉で表現されている自治体もあります。
つい先月末には、東京都知事の交際費の不適切な支出を返還せよ、という判決が下りたばかりですが、東京を除けば、自治体の規模と首長交際費の金額は、あまり関係ないようで、知事交際費よりも小さな市の交際費が多い、という事例も多く見受けられます。つまり、言い方を変えれば、その首長の姿勢ひとつでいかようにでも変化するもの、ということですし、時代、地域性、財政状況によって変えていくべきものでもあります。

今回の監査請求の一つめ、議会の鴻創会、ほしの会との懇談、懇親会です。折しも長崎市長がこの1月31日に「今後議員や会派、政党との懇親会などには市長交際費を支出しない」と記者発表しています。その理由は「中立性を欠き、市民に誤解を与えるから」だそうです。武蔵野市長交際費に関しての最高裁の判決では、会派との懇談会への支出は「違法であるとは言えない」とのことですが、違法でなければ良いというものではありません。国会と地方議会との違いを考えてみても、「総理大臣は議員の中から選ばれる」のに対し、「首長も選挙で選ばれ、議員も選挙で選ばれる」というところが大切なので、一部の会派とだけ懇談、懇親するのは中立性を欠く行為だと言えます。少なくとも、それを公費で負担することは、市民の了解を得られないものと思います。

二つめは、市職員の結婚式です。実は、これを取り上げたのは、吹上町時代に、町長交際費から支出されていた職員の結婚祝について、平成14年1月に、当時の町長に指摘したところ、翌年度から公費での支出がなくなった、ということがあったからです。
また、一般の市民に「市職員の結婚式に市長が市の予算からお祝い金を持っていく」という話をすると、「部下の結婚祝に出席するなら自分のお金で出すべき」という声が圧倒的だったこともお伝えしておきます。

三つめは、歌謡、舞踊、発表会などです。これらは昨年10月28日に長野地方裁判所で違法の判断が示された松本市長交際費からの「八代亜紀のパーティー祝金」などと同様、市政と直接関係がなく、市の事務と合理的な関連を有する随伴行為であるとはいえず、支出権者の裁量権の範囲を逸脱した違法なものと思われます。

四つめは、お祭りなどで地区に出されているお金です。宗教行事に対してなら政教分離に反します。項目名だけでは判断できないのですが、神社の名前が書いてあるものについては、特に疑いを持ちます。
もしそうでなく、交際費基準の「地域のまつり(飲食伴う)」に当たるならば、一日に18件もの飲食を伴う出席は、たとえば、市長があいさつだけして、飲物を一口飲んで帰るといった方法しか考えられません。それは世間一般では「飲食伴う」といわないでしょう。
地域格差が生まれることも問題です。たかが5,000円、されど5,000円。もらえる地区ともらえない地区があるのはおかしなことではないでしょうか。
更なる問題は、地区に対しては、自治会連合会への補助金が平成18年度予算で84万円あり、市議会において可決された予算からの支出がすでにある中で、それに加えて見えにくい形で公費を支出することは、議会での審議の意義を薄めることになる点です。
そして、もらったほうは、市長からのお金を「市長交際費」つまり「公費」からの支出であることを認識しているかという点も問題です。市長個人からと勘違いしているとすると、たとえ市長にそのつもりがなくても、選挙運動の一環と見られることもあります。
市長たるもの、地域のまつりなどに招かれ、それに応じる場合であっても、金銭のやり取りをする必要はなく、最小の経費「0円」で、「参加した事実やメッセージ」が最大の効果となるのではないでしょうか。





市民オンブズマン鴻巣では、
2007年1月25日、市長交際費について監査請求をしました。
初めて訪れた鴻巣市の監査委員会事務局は、市役所の外、さいしんビルの2階にありました。自動ドアを入ったら、2階に上がる階段は見当たらず、「あのぉ、2階に行くにはどう行ったらいいですか?」ときき、外から回ることを教えてもらいました。
「監査請求に来たんですけど・・・」と書類を出すと、3人の職員が、提出書類の要件確認や、証明書類の内容確認をして、受理されました。
ところが、帰宅すると留守番電話に「連絡を」との伝言。電話してみたら、自治法の施行規則に様式があって、それに則って書いてほしいということで、ちょっと修正。それがこの書類です。
まあ、受理は有効で、60日以内に結果を通知するとのことなので、結果はまたお知らせしていきます。












































2002年6月にスタートした「吹上町民オンブズマン」は
2005年10月より「市民オンブズマン鴻巣」に名称変更しました。



合併の相手先とされる市町村の、議会公開度を比べてみました。(2004.3.現在)
市議会の傍聴は、どこの市町村でもできますが、議会の常任委員会の傍聴は、できるところとできないところがあります。(南河原村は未調査)

議会の委員会を傍聴できる(委員長の許可が必要だが、ほとんど許可される)
  吹上町  鴻巣市  北本市
  川里町(これまでに希望者はないが、上記と同様)

行田市では、委員長許可により傍聴可能となっていますが、この3月定例会に「議会の常任委員会の傍聴許可を求める請願」が出て、採択されています。つまり、許可されない場合も結構あったということでしょう。

また、ゴミの焼却処理をしている「彩北清掃事業組合」(行田市・羽生市・吹上町・南河原村で構成)の議会は、5、6年前から傍聴希望を出していたのに、今年2月まで通常の本会議を傍聴することさえできませんでした。ようやく傍聴可となったものの、別室で聞くだけという規定です。

なお、情報公開制度は、行田市は手数料が必要です。




2003年7月9日付「町長交際費に関する監査請求」に対して、9月1日付で監査結果が出ました。
もっとも気になっていた「金山町長選挙における陣中見舞い」も、社会通念上許される範囲内だという判断です。
金額の多少ではなく、選挙における特定の候補者に対する支出が公金でなされることは問題だと思います。











 2003年7月9日(水)、町長交際費に関する監査請求書を提出し、7月17日に正式に受理されました。
平成15年7月9日
吹上町監査委員様
吹上町長交際費に関する監査請求書

〔請求の要旨〕
請求人は平成13年12月、平成13年度の町長交際費について調査したところ不適当な支出があると思われたので、平成14年1月、町長に対して「町長交際費の支出基準を作成することを求める要望書」を提出しました。しかしながら、平成14年度町長交際費について調査したところ、大きな改善は見られず、不適当な支出と思われる項目が多々ありました。
 そこで、町長に、以下の支出部分の返還を求めるとともに、早急に町長交際費の支出基準を明確にするよう重ねて要望します。
 1.選挙候補者への陣中見舞
10,000円
 2.選挙当選者への当選祝 
30,000円
 3.政治団体への支出 
15,000円
 4.政治家のパーティー
10,000円
 5.特定の新聞購読料 
5,000円
 6.特定の町内会、長寿会への支出
40,000円
 7.職員の親族の葬儀に伴う香料
85,000円
 8.各種団体の総会等 
228,000円

 1、2、3、4、5の理由は、政治家や政治団体、結社との付き合いは、首長としての職務とはいえず、一政治家としての交際の範疇にあると考えられることです。
 6の理由は、総会などに招待され、それに応じる場合であっても、金銭のやりとりをする必要はないと考えるからです。また町内会等の間に不平等が生じます。
 7の理由は、本人の葬儀や、一定の規準で生花を送ることは認められるとしても、部下への香料は私費で支出する範疇にあるためです。その他の香料は、帳簿だけでは判断できませんが、香料を支出する範囲を決めることが必要だと思います。
 8の理由は、各種団体に対しては、補助金や交付金など町議会において可決された町予算からの支出がすでにあり、それに加えて見えにくい形で町費を支出することは議会での審議の意義を薄めることになるからです。

〔請求期間が1年を超えている場合の正当な理由〕
 町長交際費は、町長の考えによって支出され、ホームページでの公開もない状況下、一般住民が相当の注意力をもってしても内容を知り得ることができません。請求人は情報公開により平成15年6月12日に帳簿の写しを入手して、初めてこの事実を知ったものです。

 以上、地方自治法242条1項の規定により、別添事実証明書を添えて請求します。

 請求人 住所:吹上町■■■■■■■■■■■  電話:■■■■

       打越 紀子               (印)




下記の提言書をメンバー2人とともに町長に手渡し、30分ほど懇談してきました。

2003年5月29日
吹上町長
   江 熊  芳 雄 様
合併について考える吹上町民の会 
代表   打 越  紀 子

市町村合併に関する提言書


私たち「合併について考える吹上町民の会」は、合併問題、特にその過程について、町民の立場で考えていこうという有志の集まりです。2003年1月より、吹上町企画課のご協力も得ながら、7回にわたりワークショップ、ビデオ視聴、情報収集、協議などを行い、24人が参加してきました。その結果、合併について私たちなりの考えを持つに至りましたので、下記のとおり提言いたします。


1.町民への情報提供について
町ではこれまで、広報ふきあげ誌面で相当のページ数を割いて合併の情報を載せていますが、「広報だけではわからない。読みきれない。身近ではない」という人が多いのが実情です。また、合併に関する出前講座や説明会を聴いた人も、合併する(あるいはしない)と、町民の生活にどのような影響が出るのか、具体的に想像しにくいようです。
町民の目に見える形での、新しい行政の姿が想像できなければ、合併に関心があっても、意見も出なければ判断もできません。
近隣の他自治体では、説明や協議、討論会など、盛んに行っています。吹上町でも講座や説明会の内容を一段と掘り下げたものにし、積極的に数多く開催してください。また、行政からの一方的な説明だけでなく、町民の声をよく聴き、時には討論の場を設け、市民参加を促していってください。


2.合併の組み合わせについて
私たちは、吹上町議会も決議した「行田市、鴻巣市、吹上町、川里町、南河原村」が、地理的条件からも、人口からも、吹上町の立場としては最も良い組み合わせと考えます。
しかし、自分の町を中心に考えるだけでなく、広くこのあたりの地域全体をどのように再編するか、示さなければならないと思います。上記の組み合わせでは、羽生市はどうするのか、北本市はどうするのか、などです。「どこと合併したいか」を問うことは、「どんなまちを作りたいか」ということであり、それぞれの市民とともに考えることです。そのために、合併候補地の市民や行政がどう思っているのか、知りたいと思います。
現実には、鴻巣市、吹上町、川里町での協議が進む一方、羽生市、行田市、南河原村の協議会に吹上町もオブザーバー参加しており、このまま進めば吹上町は二者択一を迫られ、かつて行田と吹上に二分された下忍村の二の舞になる恐れがあります。そうなるくらいなら、合併しないという選択も残されるべきです。
相手先の事情もあることですが、町としての最終案が出てきた場合、どんな過程を経て、どういう理由でその案となったのか、十分な説明が必要です。


3.住民投票について
住民投票は、ひとつの案件について住民自らが「是」か「非」かを決定するのに有効な手段ですが、いくつかの合併の組み合わせを選択肢として、その中からひとつを選ぶには向かない手法です。
なぜなら、合併には相手があり、A案、B案、C案という組み合わせの順で票を取ったとしても、相手の意思によっては必ずしもA案にすることができるわけではありません。その際、A案を選んだ人の中に「次善の策はC案だ」と考える人が多ければ、次善は二番目に票を取ったB案ではなくC案となるはずです。さらに、投票の判断材料となる情報が少なかったり、投票率が低かったりした場合、その結果を「町民の選択だ」というには無理があります。
したがって、合併の組み合わせを選ぶ手法としての住民投票には、賛成しかねます。しかし「最終案」に対しての是非を問うには、やはり住民投票が必要だと思います。その際には、具体的でわかりやすい情報提供がなされることが条件です。安易な住民投票は、税金の無駄遣いになると思います。


4.合併協議会について
 合併協議会が設立されたときは、情報公開と市民参加の手法を確立してください。会議の非公開など、もってのほかです。録画ビデオの貸し出し、すみやかな会議録の作成、ホームページでの紹介など、多様な手段によって、生に近い情報と整理された情報とを提供してください。
 合併協議会には、メンバーとして意思ある住民をなるべく多く入れ、新市建設計画に対する意見の募集は全市民に対して幅広く行い、市民参加をしやすくしてください。例えば埼玉県のパブリックコメント制度のように、協議中の情報を提供して呼びかけをし、市民の声を引き出して、それを生かすような手法が使われることを望みます。








6月に「なぜ町職員にこれほど参事職が多いのか」という疑問が出て、「参事」への昇進基準はないことや、平成13年度の県内市町村の参事職の割合との比較、町民からの声、参事ウォッチングなどから、下記のような「町長への手紙」をまとめ、出したところ、返信がありました。それぞれの全文を、お知らせします。
(町長への手紙) 平成14年10月18日(投函日)

                   差出人   打 越  紀 子

「職員の級別人数のアンバランスについて」

 町行政職職員級別人数を見ると、平成13年度は7級が16人、今年度は14人とのことですが、他の町村はおろか、職員数の多い市であっても、これほど7級職の多い自治体はめったにありません。自治体にはそれぞれの事情があり、一概に悪いと言うことはできませんが、なぜ、吹上町だけがこのように参事が多くなったのか、その理由と今後の見通しをお聞かせください。
 このような手紙を出すのは、三つの理由があります。ひとつは、町民の気持ちです。 役場や町の施設を訪れる一般町民が、参事がのんびり新聞を広げていたり、長々と茶のみ話をしていたりするのを見ています。給与に見合うような適切な仕事がないとすれば、まさに税金の無駄遣いです。
 ふたつには、職員の気持ちです。参事には、具体的な目標や到達度を計る手法もなく、昇進基準も不明確なため、意欲ある若い世代の職員は不公平感をつのらせています。そうなれば当然、職員全体の意欲の低下は否めません。「最小の経費で、最大の効果を」というのが、町長も口癖のようにおっしゃる地方財政の基本であるなら、それを事業の経費だけでなく、人件費にも当てはめるべきです。
 三つめは参事自身の気持ちです。それは「新たな事業は合併後にまわせばいい。どうせその頃には自分は退職するのだから」という投げやりな気持ちです。もちろん、合併の話が進んでいることも、町財政が苦しいことも理解します。しかし「今の吹上町のため」の事業は、「合併後のまちのため」にもなる事業です。「未来」に対して意欲的になれない「参事」を各課のトップに置き続けることは、将来の吹上、あるいは合併後のまちにとって、マイナスです。
 民間企業は、基本的には仕事があってから、それに必要な組織や人材を引き当てますが、吹上町役場では、昇格が先にあって、あとで仕事や担当業務を割り付けようとしているように見えます。利潤を追求する企業とは異なる地方公共団体ではありますが、ぜひ見直しを進め、不況の影響を受けている納税者にとっても、税金の納め甲斐のある町になるよう、この問題についてもわかりやすい説明をぜひよろしくお願い致します。

(町長への手紙の返信)             平成14年10月30日付

                   吹上町長  江 熊 芳 雄

町長への手紙「参事職の人数が多い理由と今後の見通し」
について(回答)

 吹上町において、参事職の定数及び任命条件の規定については、特に定めはございません。地方公務員法に基きまして、勤務成績、その他の能力を判断して任命をしております。
 参事職が多く必要となった理由につきましては、近年、行政需要の複雑・多様化するなかで従来の組織形態では、対処が困難な業務が増加しております。
 当然、組織の弾力的運用により、適切な業務を遂行しておりますが、個別、具体の事案で組織間の調整力を必要とする場合が多く、そこで、課長職の中で、経験の豊かな者の中から判断力のあるものを選考し、参事として格付けをし、プライドをもって、業務執行をさせると共に他の職員の監督・指導にも当たらせております。
 なお、吹上町においては、他の自治体のような専任としての参事は一人も居らず、課長としての職務を兼ね職務遂行にあたっております。
 今後、地方分権がさらに推進され、地方行政を取り巻く環境は、ますます複雑・多様化し、行政需要の増大が見込まれます。これらの社会状況の変化に柔軟に対応できるよう組織の簡素化・効率化を図りまして、さらなる行政改革の推進に努めてまいります。