コラム/教育委員会傍聴記

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 2001年10月23日(火) 第3回学校給食運営委員会 傍聴記
(傍聴者は5名)

◎研修の報告
 午前中から、所沢市立小手指小学校に行き、ランチルームで4年生と一緒に給食を食べたとのこと。食器は、うどんが漆器の椀、おかずは強化磁器の菜皿だった。小手指小学校の給食施設は、自校式で、業務は民間委託。洗浄には通常100%石けん使用。(油ものの場合だけ、3割合成洗剤を使用)
 漆器を使い始めたのは今年度で、問題点としては、高温洗浄・乾燥(100℃)のため、ゆがみが出始めている、強化磁器と一緒に洗うため剥がれるおそれがある、など。
 子ども達の声としては、漆器のお椀に「違和感はない」「家と同じ」という意見と、「いつもの強化磁器の方がいい」という意見とがあったという。(通常の食器が強化磁器で、ランチルームでのみ漆器を使用している)

◎アンケートをとった学校の結果
 小谷小学校では、これまでの食器が環境ホルモン溶出のおそれのあるポリカーボネートだったことや、昨年度の委員会で強化磁器が候補からはずされたことなどを伝え、何を基準に食器を選んでほしいか、というアンケートを行った結果、97%が「安全性」という結果が出た。自由記入欄には、厚生省や農水省の例を見ても「安全」といわれて「はいそうですか」と信じられない、プラスチックには漠然とした不安がある、強化磁器がだめなら漆器を、子どもを人体実験しないでほしい、という声があった。
 吹上小学校では、PEN食器と漆器の特徴を併記して、どちらが良いかを選んでもらう方式のアンケートを実施し、漆器のほうが優勢だった。しかし、「これだけの情報では決められない」「わからない」という声も多かったという。

◎漆器に対する懸念の声 → 答え
  • 自校式で丁寧に洗ってもらえるなら良いが、センターで機械洗浄するのに漆が剥がれたり、ゆがんだり、汚れがこびりついて落ちなかったりするのではないか。 → センターに洗浄について問い合わせてみるが、基本的には委託契約の中で対応してもらえるはずだと思う。
  • 漆がはがれた時、洗剤が残留するのではないか。 → メーカーでは塗り替えや交換のため、製品の5割をキープしてあり、剥がれたり割れたりした時はすぐに対応していかれる。
  • 町の考える6〜7年という耐用年数があるのか。 → 実績がないので未知。(ただし、PENも未知)

◎委員の意見
  • 安全性を第一に、と思うが、漆器の耐久性に不安もある。
  • 熱いものをいれる汁椀だけでも漆器を希望。ただし、洗剤の残留しやすさを確認してから。
  • お椀は漆器で、菜皿はPENという折衷案に。
  • 安全性をまず考えて、すべて漆器に。
  • PENで問題ないのではないか。
  • 業者の持ってきた資料で「環境ホルモンは出ない、安全だ」と言うのだから、現時点でそれ以上は求められないし、我々に安全性を判断せよと言うのは無理だ。いくらでもカネをかけられるというなら強化磁器にすればいいだろうが、今、現実に考えられる一番安全なものを選ぶしかないのだから、PENで致し方ない。
  • 良い食器を体験して、とり入れたいと思った。お椀を漆器にして、子どもたちの持参する箸も「プラスチックでなく木の箸を」と呼び掛けたい。PENも捨てがたいので、折衷案に賛成。
  • 漆器は持って食べてみて軽くて良かった。洗浄に関しての不安は、センターと良く話し合ってほしい。折衷案に賛成。
  • お椀が漆器で、菜皿が強化磁器、という今日の学校は理想的だが、どちらかといえば折衷案に賛成。

◎結果、答申としては折衷案
 話し合いの中で、PENのみは2人、漆器のみは1人、折衷案は6人ということで、答申としては折衷案とすることになった。事務局がまとめ、委員長に見せ、OKなら教育委員会に答申する。


☆ その後のセンターとの話し合い
 後日、栄養士さんに確認したところ、センターは折衷案でも対応できそうだとのことでした。
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 2001年9月4日(火) 学校給食運営委員会 傍聴記

◎平成12年度の会議の流れ
 現在小学校で使用しているポリカーボネート食器が、平成13年度で耐用年数期限を迎えるため、平成14年度から使用する食器はどのようなものが良いか、平成12年度から話し合われている。食器の種類は、飯椀、汁椀、菜皿の3種類。

 候補に挙がった強化磁器食器は「割れやすい」「重い」「低学年には扱いにくい」「割ってしまったときの児童の精神的負担が大きい」という現場からの理由、また食器を運ぶワゴンの不足、階段・段差の箇所が多いことなどの物理的な理由から、導入不可能と結論づけられた。

 そして、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PP(ポリプロピレン)、漆器のいずれかが良いのではないかと判断された。

◎候補の食器
PEN食器は、今年度から大里村で採用された。見た目はこれまでのPC(ポリカーボネート)食器とほとんど変わらないが、内側の硬度を上げているため、傷つきにくいという。絵柄は自由につけられる。

PP食器は、見た目はほとんどPEN食器と変わらないため、見本はなし。

漆器は、喜多方で学校給食用に開発されたもので、軽く、重なりも良く、これまでの洗浄機を使える。塗りなおしもできる。色は、黒(チャコールグレイに見えた)で、絵柄が入っている。

価格は、ほとんど変わらない。

◎現物を手に取っての感想
  • どちらでも十分使えると思うが、漆器は強度は大丈夫か? かぶれの心配はないか?→ 一年間の使用実績では、大丈夫だった。漆は乾かしてあればかぶれることはない。
  • どちらでも良いが、PENの方が違和感がない。漆器は初めてなので、イメージがどうか。ただ、PCのときもメーカーから「素晴らしい食器だ」と言われて導入したはずなので、同じようなことにならなければ良いと思う。
  • 日本の文化の伝承、今後の給食のために良い機会だと思う。家庭ではない食器で、高級そうでおいしく感じる。使っている子どもたちの生の声を聞きたい。
  • 漆器は低学年の子にはなじまない気がする。子どもは「目で食べる」部分が大きく、漆器には抵抗がある。会津で使うのは地場産業だからで、吹上でわざわざ使う意味はわからない。
  • 漆器は、イメージが暗い。
  • 漆器で見た感じがガラッと変わるより、PEN食器の方が抵抗なく入れる。色合いも暗く、おかずがまずそうに見えるかな。
  • PEN食器の方が違和感がない。除菌などはどうなのか? → 現在の洗浄機にそのまま使えるので、今と同様の洗浄・乾燥ができる。
  • ひじきの煮付けや、切干大根など、今でも残りがちなおかずが、よけい食べなくなるのではないか。明るい食器で、おいしそうな方が良い。
  • 確かに子どもたちは絵柄がかわいいほうが楽しみになる。漆器の良さがわかるのは、もう少し高学年になってからだろう。
  • 現場の教員として、割れないのは助かる。内側が傷つきにくく、外側が滑りにくいものが一番助かる。私なら漆器で食べたいと思うが、小学校低学年の子どもならどちらで食べたいか。私はどちらでも良い。
  • 強化磁器は、実際どのくらい割れてしまうのか? → 現在、年間2割割れている。
  • 何年くらい使えるのか? → どちらもまだ実績はないので、はっきり言えない。

◎PEN食器の問題点、漆器の問題点は?
  • プラスチック食器は、安全性への疑問が残る。
  • 通常の家庭でも、お椀は漆器だと思うので、汁椀だけを漆器にする方法もあるのでは。
  • 業者はそれで対応できるのか? → 委託契約上できる。
  • 昔はエレベーターがなくても、ビンの牛乳を階段で運んでいた。現在は配膳時間も食べる時間も短く、結局は、現場の先生の熱意によるところが大きい。
  • 現在でも食器がきちんと人数分入っていないことがたびたびあり、汁椀と飯椀が違う種類になった場合、飯椀の足りない分を汁椀で代用すると、小さい子は「みんなと一緒じゃない」と受けつけない。
  • 安全性を第一に、疑わしきはやめておくべき。PENは未知のものだし、PCの時のような不安を抱くくらいなら、1種類でも漆器を入れたい。

◎委員長のまとめ
 4小学校の「ご父兄」の方に妥当と思っていただけるものを選ぶのが、この委員会の役割であり、税金を納めている町民に対する責任がある。この委員会の答申を参考に、教育委員会が決めることになる。

◎今後の予定
 漆食器を使っている学校を見学に行って、会議で10月中に答申を出す。執行部はそれを教育委員会に諮って決定する。11月に予算要求。


参考ホームページ:学校給食を考える会
  http://www1.jca.apc.org/kyusyoku/
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 2001年7月30日(月) 教育委員会傍聴記

 7月30日(月)、久しぶりに教育委員会の定例会を傍聴しました。教育委員長の細井さんも、職務代理の矢島さんももと学校長なのに対し、4月から委員になった田辺さんは耳鼻科医、平社さん(この日は残念ながら欠席)はもとPTA会長の主婦。多少は新鮮な雰囲気になったことを期待していきました。
 期待通り、田辺委員のちょっとした質問やつぶやきに、一般人の視点を感じることしばしば。その中から、2点をご紹介します。

・「特殊教育就学奨励費補助金」について
 「特殊学級に通う子どもには就学奨励費が出るのに、たとえ障害があっても普通学級に通うことを選んだ子どもには出ない、これはおかしいのではないか」というものです。事務方は、「この奨励費の目的は・・・」「以前からの慣習で…」と、理屈にならない答え。「教育の機会均等の趣旨にのっとり、経済的負担を軽減するため…国がその経費の一部を補助することとし、もって特殊教育の普及奨励をはかる…」というのが国の補助金の目的だというけど、普通学級での教育を受ける機会は均等になっていないのではないかしら。
 田辺委員は、「一方で『差別はいけない』という同和教育を進めていながら、ここで差別するのはおかしいのでは」と問題を投げかけました。明確な答えは出てこなかったけれど、鋭い指摘でした。

・「母集団」について
 体育課の報告で、「スポーツ少年団第〇回母集団研修会」というものがありました。「母集団」なんて、おかしな言葉だと思いませんか? 統計上の用語かと思ってしまいます。
 田辺委員が「これは何?」ときくまで、スポーツ少年団の保護者を対象にした講習会のことだとはわかりませんでした。「ボシュウダン」ではなく「ハハシュウダン」だったのですね。「父」は行ってはいけないのでしょうか。

 教育委員会の中には、この他にも「帰国子女」「家庭婦人バレーボール」など、ジェンダーチェックをして直したいものがたくさんあります。「人権尊重都市宣言」をしているはずの吹上町なのに、まだまだ用語に無頓着なのです。


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 2000年11月17日(金) 教育委員会傍聴記

定例の教育委員会は、開会したら、前回の会議録を読み上げ、委員のうち二人が承認の署名をするのが常です。その中で請願については「算数セットは絶対必要なものであり、子ども中心に考えるべき。引き続き校長会、教頭会、算数指導者、保護者と協議していく。また業者の考えも聞いていく」などと読み上げられました。

そして今回、学校教育課長の経過説明では、
  1. 校長会、教頭会、算数教科主任、1・2年生の担任で協議していく(各校長・教頭に連絡・依頼ずみ)
  2. 算数セットや引出しだけでなくその他の教材についても保護者の意見を聴くためにアンケートを実施する。(現在作成中)
  3. 業者に対して環境に配慮した素材を使うよう依頼していく。(課から依頼ずみ)
が報告されました。

その後、荒井委員長から「何かお気づきの点は?」と委員に問いかけがありましたが、山口職務代理が「学校教育課の対応でよろしいと思います」と言うと、ほかの委員もうなづいていました。

ところが荒井委員長は、「環境に配慮した材質っていうと、値段が高くなる、持ちが悪くなる、というのが常識だ」と持論を展開。「結局、父兄の負担になる」(いまだに「父兄」ですって?!)そして「余計なことかもしれないけれど」と前置きして、「業者に材質は何かと訊いてすぐに答えられないというのは、すでに再生品だからだろう」と推測。「急ぐことはございませんので、教育委員会としても慎重に対応していきますから」と締めくくったのです。

私たちは、来年度の新入生に間に合うように、と思って9月に請願したのです。新入生が教材を買わされる時期は、2月です。学校の準備もあるでしょうから、年内か年明け早々には結論を出す必要があるのではないでしょうか。



定例会終了後、学校教育課長と話し合った中で、ある時期学校現場でも「環境教育」に熱心に取り組んでいたが、新しい課題も多く、忙しさの中で「環境教育」がおざなりにされている、今回の事をきっかけに再び環境教育に取り組んでいきたい、と意欲的な姿勢が見られました。
請願の主旨は、必ずしも「環境教育」への取り組みだけではありませんが、真面目に受けとめて取り組む姿勢のある職員がいることを認識できたことを、請願のひとつの成果と考えてもよいでしょうか。
なお、前記のように新1年生の準備の事を考えて、教育委員会がこの件についていつまでにどの点について判断するのか、最終的な判断はいつまでに出すのかを確認したいと思います。
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 2000年10月23日(月) 教育委員会傍聴記

10月23日の教育委員会定例会で、9月にネットが提出した「学校教材の備品化を求める請願書」について審議がありました。請願内容の
  1. 算数セットの備品化 
  2. 他の教材、机の引出しなどの備品化、共有化、再使用化の検討 
  3. 教材の材質について環境に配慮したガイドラインの作成
の3点に対する事務局の調査結果は、実施した場合のメリット、デメリットについて、「環境教育の実践という立場では良いが、学校現場にとって負担になるのでは」といった内容でした。特に環境教育の面で良い点として、一般に現場の先生は「リサイクル」をよい事だと思う節があるが、それ以前に「リフューズ」(ゴミを断る)「リデュース」(ゴミを減らす)「リユース」(もう一度使う)の方が大切である事を実感できるということをあげていたのは、評価できると思います。
 これを受けて、各教育委員が意見を交わしたので、その様子をご報告します。

 荒井八郎委員長は「『ほとんどがまだ使えるうちにゴミとして捨てられており…』とあるが、本当に捨てちゃうのかね。情とかそういうものはないのかね」に始まり、「私が小学校の時だって、ま、戦前ですけど、四つ玉のそろばんを50銭で買わされた」「備品にして、新しいのが当たった子はいいが古いのが当たった子はいやだろう」。さらに「よその自治体がどうだなんて私に言わせりゃ関係ない。よそで自殺者を出してるからって吹上も出さなきゃいけないわけじゃなし…」と発言。開いた口がふさがりませんでした。

松本卓郎教育長は、「聞けば忘れ、読めば覚える」つまり算数セットは使わないとわかった事にならないというタテマエを強調。備品化している学校では利用率が落ちていることを嘆いておられました。裏を返せばなくても授業ができるということでしょう。

 山口又一委員長職務代理は、子どもを主役に考え、本当に必要ならばそろえてあげることが大切で、経済的負担とか、環境というのは、主体的でないとのご意見。ご自身が国民学校の教科書をカバーをかけて大切にした、という思い出を披露。

 細井実委員は、備品として耐えうる材質かどうか、備品にして長く使うならプラスチックでなく木でしっかり作るとか、リサイクルしやすい素材のものを作れとか、製作会社にも要望する必要があるとの発言。

 矢島利枝委員は、小学校教師の経験から「良く理解させるには、具体物は有効」とした上で、各小学校は部品によっては備品化可能と言っているので、3年生以上の子のものを寄贈してもらうのが一番良い気はする、との意見。

渡辺学校教育課長は、「保護者の本当の気持ちがわからない。私だったら二千円位なら買ってやろうかと思ってしまう。」と発言。574人の署名は「保護者の気持ち」を表わしていないというのでしょうか?

 以上のような意見交換の後、次回11月17日(金)の定例教育委員会(傍聴可能)までにさらに現場の声を調査することが決まりました。ひとつ気になったのは、「議案」としてではなく「その他」の中での扱いだったこと。これまでも請願者に対して「このように審議しています」とか「いつ頃までにお答えします」といった連絡はなかったし、いつ審議が行われるのかもこちらからきかなければわからなかったのです。教育委員会への請願が、町始まって以来のものだとしても、何らかの連絡をすることが筋ではないでしょうか。
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 1999年10月27日(水) 教育委員会傍聴記

10月27日(水)、定例教育委員会を傍聴しました。議題は「来年度の人事方針」のみでしたが、休憩時間に学校教育課長より、以前私がした要望に対する答えがあったので、ここで紹介します。

今年の4月に行なわれた小学校の健康診断で、娘が耳鼻科で要受診となりました。その検診結果通知に記載されている言葉が、私には引っかかってならなかったのです。いわく、
     「きこえが悪いと学力が低下します」(難聴の疑い)
     「学力低下の原因となることもあります」(鼻炎・副鼻腔炎)
     「学業成績も悪くなりがちです」(アデノイド)
私が4月にこのお知らせをもらってから学校教育課長に言ったのは、「なぜ身体のことなのに学力に結びつけるのか。健康な身体を保つのは学力のためだとでもいうのか」ということと、「きこえが悪いと学力が低下するという決めつけは、耳の不自由な人の人権に係わることだ」ということでした。そして、ぜひ来年度にはこの文言を変えるか、削除してほしいと要望したのです。

今回それについての答えがありました。「耳鼻科の先生が『これは事実だ』とおっしゃるので変えることはできない」というのです。

私は、記載されていることが事実かどうかをきいたのではありません。記載する必要がないと言ったのです。健康診断の目的は、病気を早期に発見することだと思います。その結果を知らせる時には、たとえば「専門医で精密聴力検査を行なう必要があります」とか、「鼻じる・鼻づまり・頭痛など種々の症状がおこるおそれがあります」とか、身体のことだけを知らせれば良いと思うのです。学力うんぬんは余計なことではないでしょうか。そうでないと「学力」をモノサシにしていることになってしまいます。(学力に影響がなければ病気でもかまわないと言われているみたいです)

また、耳の不自由な人を劣っているかのように書くことは問題だと思います。たとえば、「きこえが悪いと言葉の形成に影響を及ぼすおそれがあります」ではいけないでしょうか。
学校教育課長は、「この文章は医師会で作っているものなので、教育委員会でどうこう言うことはできない」と言いました。しかし、学校で行なわれる健康診断は教育委員会の仕事と定められているのですから、そのお知らせの文言は教育委員会の責任のはずです。

この日は、傍聴人としてはそれ以上のやりとりはできませんでしたが、このことはこれからもお母さん同士で話し合っていくつもりです。
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 1999年9月27日(月) 教育委員会傍聴記

9月27日(月)、定例教育委員会を傍聴した。まず、教育長報告の中の「家庭婦人バレーボール大会」の「家庭婦人」という言い方に、いつの時代の名称かとあきれていたら、別の報告で「外国人子女」という言葉も出てきた。教育委員の中には、吹上町女性会議委員の経験者もいるが、何も引っかからなかったみたい。「子女」という時、「子」は男の子、「女」は女の子を指す。女の子が「子」として認められていなかった時代の言葉だ。今は「外国人児童・生徒」と言ってほしいなあ。

 さて、なぜ「外国人子女」が出てきたかといえば、労働省が緊急雇用対策として全国にばらまく補助金をもらうため、吹上小学校に日本語指導教員を雇うということを説明していたからだ。その対象となる子どもは中国籍で、現在町内の中国語を話せる人がときどき学校に来て授業を手伝っているという。その人に教員免許はない。しかし今度採用しようとしているのは、教員免許はあるが中国語は話せない人になりそうだという。

教育委員会はいつから雇用対策の手伝いが仕事になったのだろう。補助金がもらえることはそんなにうれしいことなのだろうか。当の子どもにとって自分の国の言葉を理解してくれる人がそばにいてくれる心強さと、言葉の通じない先生がつく心細さとでは、比べ物にならないのではないだろうか。また、地域で子どもを育てよう、開かれた学校にしていこう、という言葉はまるでお題目なのだろうか。


 次第には「9月定例議会について」という項目もあった。一般質問が中止になったことや、決算の認定、意見書提出などが、報告されたあと、「それで教育委員会関係の質問は?」と委員長がきくと、報告していた次長が「はい、ありました」 それでいろいろ言うのかな、と思っていたら、それっきり。まるで報告になっていないのに、教育委員の方も誰も突っ込まない。アンビリーバボーな場面でした。でも、考えてみたら、教育委員はこれまで誰一人、一度として議会の傍聴に来たことがないのです。だから議会のことがまるでわからないし、興味もない。事務局側も、本来なら一般質問の教委関係の通告内容、決算審議での教委関連の質問、体育館建て替えの報告に対する質問、意見書の内容などを報告すべきだったが、わからない人に説明するのも大変だから「ま、いいか」となる。まあ、どっちもどっちです。

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 1999年7月21日(水) 教育委員会傍聴記

7月21日(水)、教育委員会定例会を傍聴。めずらしく男性の傍聴者が1名いたので、彼の感想を聞いてみた。まず体育課の報告で短期間に一人の係長が9回も出張しているという報告書を見て「これで通常業務は大丈夫なのかねえ」と一言。また「総合的な学習の時間とはどんな物か」という質問が出たことに対し、「そのくらいのこと、われわれだって知ってますよ。教育委員が知らないっていうのは情けないですよね」さらに委員長が「茶髪は問題だ。何とか指導できないのか」と強くしつこく言っていたことに対して「人権について考えたことがあるんでしょうか」最後に「思ったより不登校の子どもが少なくてホッとしている」という発言について「ある学校のある学年で6人の不登校があるんですよ。それが少ない状態といえますかねえ」今度また傍聴にいらっしゃいませんかと誘ったら「もうだいたいわかったよ」と帰って行かれました。

報告の中には就学指導委員会のことがあり、「今、特殊学級が適当と言われながら普通学級に通っている子どもの現状報告と、今後どうしたらいいかの相談」をしたとのこと。教育長は「普通学級か特殊学級かは校長の権限で決められるという判例もあるのに、埼玉県では保護者の意向を十分考慮するということになっているため問題になっている」と発言。「本人のためには特殊学級がいいのに親のメンツで躊躇する」「小学校の特殊学級は吹小にしかなく、小谷小の学区では吹小まで送り迎えができないという事情もある」「無理して普通学級に来るとだんだん落ちていく。特殊学級ならだんだん上がっていく」「いずれ普通の社会に出ていくのだから、という考えの親もいる」など意見が出た。

「本人のためには」と何度も出てきたが、それはすべての子どもに対して思っているのかなあ。「1年生で1割の子どもが落ちこぼれる」と親の前で平気な顔で言ってのける先生や、学級崩壊直前のクラスがあることは、教育委員の耳には届いていないんだろうな。普通学級の人手が不足なら、たとえば地域の学習ボランティアに手伝ってもらう、なんていう発想は、今の教育委員会にはまるでない。「学校と家庭と地域の連携」をさかんに言うけど口ばっかり。親の批判はしても「手伝ってください」と言うのはそれこそ「メンツ」が許さないのかもね。「五体不満足」の乙武さんも言ってたけど、世の中にはいろんな人がいるってこと、小さいうちから当たり前に知る必要があるよね。
「保護者」を「父兄」という無神経さも困るけど、まずは教育委員の役割を自覚してほしいな。

次回は8月24日(火)午後二時から役場第二会議室です。

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     1999年6月22日(火) 教育委員会傍聴記

六月二十二日(火)、教育委員会定例会を傍聴した。今日の傍聴者は四人で、私以外はみな初めての傍聴。
報告では他市の余裕教室活用例が紹介された。吹上でもニーズがあれば学校施設の別棟部分などを町に提供するとのことだった。

石田堤委員長が石田堤のことで、ある人に「あんな公園を何億もの金をかけて作って、税金の無駄づかいだ。何本も木を切っておいてまた植えている。」などと言われ、憤慨していた。「石田堤は貴重な史跡で、古代のロマンを感じられる」と反論したとか。
でも私はその人の言うことの方がもっともだと思うけどなぁ。実際に歩いてみると、いかにも作りましたよと言わんばかりで、ひとことで表わすならば「中途半端な公園」ですよ、あそこは。図面を見せられていたのに詳しく突っ込んで説明を求めなかった私も、議員としての罪を深く反省しています。

最後に[社会教育関係団体に対する補助金交付の基本的考え方について]という文書が紹介された。これは行政改革で補助金の見直しを行うために諮問していたものだそうだが、これまでどんな団体にいくら補助金を出しているのか、といった資料は全くなし。これじゃ、さっぱり意味がわからないと思うけど、誰も現状の説明は求めず、「ふうん」という感じで終わった。

 次回は7月21日(水)、1時30分から役場第3会議室です。

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  1999年5月31日(月) 教育委員会傍聴記

5月31日(月)、教育委員会定例会を傍聴した。
このところ毎回傍聴しているのに、「えっ、傍聴を申し込まれていましたっけ?」と、あわてて傍聴席をしつらえた。いつでも誰でも傍聴できるはずなのだけれど、まだ慣れていない感じ。でも今回の傍聴者は5人。過去最高かもしれない。

 さて、石田堤史跡公園の完成がよっぽどうれしかったらしい報告のあと、議案の中に「図書館の休日を変更する」というものがあった。かねがね休みが多いなあ、と思っていたので期待して聞いていたら、何の事はない、月末が日曜日の時は開館して翌日休館にする、という類のこと。なあんだ、そんなこと条例化しちゃえばいいのに。

 新人の委員からは「公民館のインターネットはどの部屋でできるのですか?」と質問があり、「そんなこともしらないの?」という傍聴席の声もあったけど、私だって議員になったばかりの時は何も知らずに恥ずかしい思いをいっぱいしたっけ。また教育長から「公民館が足りないので吹上小学校の東校舎を公民館的に使うために改装したのに、今の人は施設が良い方に行ってしまって利用が少ない」という説明があり、これには「そういう理由じゃないよね」とささやき合った。

 きわめつけは最後に6月定例議会の日程を説明された委員長が、「議会って年に何回あるんだい?」ときいたこと。そりゃないよ。おいおい、たのむよ!
 次回は6月22日(火)、2時から役場第3会議室です。今度はあなたもいかがですか。





☆ 教育委員会ってなあに?

役場に行って教育委員会といえば、学校、体育館、図書館、公民館などの仕事をしている部署を指しますが本来それらは教育委員会の事務局。ここでいう教育委員会というのは町に5人いる教育委員が毎月集まって開いている会議のことです。この教育委員は町長が推薦し、議会が承認した人たちで、任期は4年、報酬は月額18,000円〜23,500円です。また、5人のうち1人が教育長で、教育行政の責任者となります。現在の教育長の報酬は月額620,000円(収入役と同額)、任期は来年2月までです。
教育行政にかかわることはすべてこの会議で報告されたり議決されたりします。教育長と別に、教育委員長、教育委員長職務代理がいて、残りの2人が肩書きのない教育委員です。条例では毎月第3火曜日に開くことになっていますが、ほとんど毎回委員長の都合で日がずれます。

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  1999年4月28日(水) 教育委員会傍聴記

四月二十八日(水)、教育委員会定例会を傍聴した。議会と同じように誰でも傍聴できるのだが、なぜかこの会の存在はほとんど町民に知らされていない。

 さて、三月の傍聴では『障害児』の『障害』を『判断』し、『適正』な就学指導をするための『学校職員』が中心の「就学指導委員会規則」を作るという議案に対してひとつの質問も意見も出なかったことに驚きあきれたが、今回は小中学校の入学式の国歌斉唱のとき、来賓席で起立しない議員がいて困るとか、(ちなみに私のことではありません) 学校嫌いの兆候が見られる子どもには早めに手を打った方がいいとか、オジサンの世間話みたいな発言が続いてうんざり。

 教科外教科担任、つまり先生が足りなくて北中で英語の先生が音楽を教えるという話が出ると、委員長がすかさず「戦時中の代用教員」の話をした。そう言えばこの人、前回も卒業式の生徒の態度がなっていないといって、自分の受けた「軍事教練」の話を持ち出してたっけ。

 そうかと思うと、古株の二人の委員が「さわやか相談室」を中学校だけのものだと勘違いしていたり(本当は小学生も相談可)。この制度の導入時から教育委員だったはずなのにね。

 さあ、次回は五月三十一日、二時から役場第三会議室です。あなたもご一緒に、ぜひ。

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