「こんにちは! ネイプルで〜す!」
「つちつです。
今日は第24回北の日本画展にやってきました。」
「会場は例年通り、札幌時計台ギャラリー全館です。
早速入ってみましょう。」
「まずはA室です。A室とB室は企画展会場です。
今年のテーマは『白と黒』です。」
「一昨年の『春の息吹』、昨年の『日本画、ニホンガ?にほんが。』、
今年の『白と黒』と3回に分けて開催した企画展。
今回が第3回目で一区切りとなりますね。」


「おおっ!渋いっ!」
「ホントに白と黒の世界だぁ!
でも白黒だけで描かれているワケじゃないのね。」
「『白と黒』ってのはあくまでテーマ、主題だからね。
そこに何を感じるか、どう表現するかは作家の考え方次第なんだよ。」


「地」

「ほら、この作品なんか真っ赤じゃないですか〜!
でも近づいてよく見ると、錆赤色の下に白と黒が塗られている。」
「技法的なコトに目を奪われてちゃあいけないな。
ほらほら、作者にインタビューしなくっちゃ。」
「作者の千葉晃世さんです。」
これから耕して、種を植えようか。
何が生えるのか、いや生えぬのか・・・
「そっか〜うんうん。」
「わかったような顔してうなずいてるけど・・・」

「いつか見た夢」

「谷地元麗子さんの作品です。」
ウチの猫が太りはじめて、
モデルとしてギリギリのところまで来ちゃったんです。
モデル猫募集中です!
「スリムでしなやかな肉体はモデルの命ですよね。」
「太ってたってかわいいぞ〜!」

「B室です。」
「ココにも力強くて色彩豊かなモノクローム作品が並びます。」

「C室です。
ここからはテーマ自由な作品が展示されています。」
「わっ!急にカラフルに。
でも室内の印象が白と黒の部屋より柔らかいですね。」
「キミ、いいところに気がついたね。」

「カサブランカ」

「南の花」

「椿」

「佐久間敏夫さんの作品です。」
これは百合が原公園の温室の椿です。
「ほっかいどでは椿は咲かないから憧れですね。」
「丁寧な筆運びで、静けさが感じられます。
う〜ん、花の絵ってホントにいいですね。」

「彩りをとどめて」

「安栄容子さんの作品です。」
色のない季節の前に・・・
「去りゆく季節の名残惜しさよ・・・」

「トレド遠景」

「山本孝子さんの作品です。」
旅行に行ったときの感動を絵にしました。
「ステキですね!」
「旅行って積極的に感動しに行くものだから
感動の連続で、その奔流に流されちゃったりするじゃない。
そんな中から一つの作品を生み出すのって
エネルギーのいることなんじゃないかなぁ。」

「カラマツ」

「次は色のない季節ですね。
小林文夫さんの作品です。」
えーっと、近景は
ボクがキツネの調査で通っている野幌森林公園。
遠景は斜里町のカラマツ防風林ですね。
最初はカラスは描いてなかったんですけど
ボクはカラス大好きなんで描いちゃいました。
描いたら空の刷毛目が目立たなくなっていい感じです。
枝にとまるカラスを描くべきか描かぬべきか
最後まで迷いました。
いやいや、今でもまだ迷ってます
「楽屋裏まで全公開って感じの説明です。」
「では三階に参りましょう。」

「D室です。」

「その隣は続き部屋のE室、F室です。」

「花薫る」

「舟山敦子さんの作品です。」
安らげるひとときを描きました。
「見ているこっちも安らぎます。」
「人生の最も大切な時の一つですね。」


「G室です。」

「祥」

「昔を今に」

「内崎さき子さんの作品です。」
江別の萩ヶ岡に建っている、屯田時代からの建物です。
周りのアカシアもその当時からのものです。
私が子どもの時には中に天皇陛下の写真が飾ってあって
最敬礼したものでした。
その後火薬庫になり、そして今は何も入っていません。
子どものころに戻って
ふる里の町並みを思いおこして描きました。
「遠い思い出はいつもやさしいのです。」

「ワンド」

「ついにうどまるの作品にたどり着きました。」
「いかにも展示に時間がかかりそうな作品です。
50枚並んでます。」
「えーっと、ワンドというのは杖という意味です。
ここではマジックワンド、魔法の杖を指しています。
エネルギーの集中と放出に使うものですね。」
「エネルギーを具体的な形に表現したものなのかな。」
「うーん、そのエネルギーって煩悩のことじゃないの?」
「じゃあ50枚じゃ足りないね。」

「今日は会場当番に来ていた8人の作家さんに
お話を聞くことができました。」
「とっても楽しかったわ。」
「この後作品は深川移動展に行きます。
会期は2009年6月2日(火)から14日(日)まで。
月曜休館です。
会場は深川市1条9番19号 深川市経済センター2階の
深川アートホール東州館です。」
「札幌時計台ギャラリーのサイトは
http://tokeidai-gallery.jpn.org/index.htmlです。
ここには全作品の写真が掲載されています。」
「次回の北の日本画展は、第25回の記念展です。
会場は北海道立近代美術館を予定しておりますが
会期は未定です。
決まり次第発表しますので、お楽しみに!」

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