A 「気密・断熱」シンポジュウムに参加
「高気密VS低気密 外断熱VS内断熱」のテーマで4人の講師が高気密高断熱派と低気密高断熱派に別れシンポジュウムを行ないました。
話をわかりやすく、そして、面白くするために2派に分かれ、私は低気密・外断熱派の立場にしました。
時代は「高気密高断熱」の工法を取り入れる住宅が多くなりはじめています。こうした流れから、この日は約100人ほどの参加者があり大変盛況でした。
その前に、参加者に話題の書・「いい家が欲しい」を読んだ方に手を上げていただきましたら約30%くらいいらっしゃいました。この会場にきている方は「断熱・気密」について基礎知識がおありだと思いました。しかし、さらに、なにか知りたい、確かめたいというお気持ちなのでしょうか。
さて、この問題は何を基準として議論するかです。
まずは、話を早くするため、どちらが優れているか。についてです。
結論から言えば両派とも、「高気密高断熱」に軍配をあげました。
今まで、気密性と断熱性については曖昧に進んできましたが、省エネルギーの問題、地球規模の温暖化現象から各国のCO2削減についての問題、これに絡んで、日本国のスタンスとして、次世代エネルギー基準が設定ています。
また、人々のライフスタイルの向上により冬暖かい暮らしをしたい、また、社会の高齢化から同様の要求などが原因となり「高気密高断熱」の家づくりがすすんできています。
、都市化が進んできて、住まいの周辺環境、いわゆる騒音 日当たり 空気汚染などが悪化ていることも、もう1つの原因となってきているのでしょう。
◇ それでは、高気密外断熱とはどういう条件のことでしょう。
「気密住宅」とは、
外壁に気密シートを張ったところです。
まず、「住宅金融公庫基準」があります。
床面積1uあたりの相当隙間面積が5cm2以下の住宅のこと。北海道地域(T地域)において建設する場合に、気密住宅とすることを用件とする、となっています。
一方、住宅メーカーは24時間換気と抱き合わせみして、相当隙間面積が1.2〜1.5cm2程度をいっているところもあります。
高気密住宅の場合は、計画換気が必要となります。人間1人あたり1時間に30m3の新鮮空気を必要とします。
お分かりになりますか。
換気の目安 一人あたりの換気量 → 約30m3/h
住宅全体 → 約30m3/h X 家族の人数
気積 X 0.5回/h (換気回数)
述べ床面積 X 1.2倍
◇ では、低気密住宅の条件とは。
いうまでもありませんが、上記の基準に達していない住宅になりますね。私も気密住宅を手がけていますが。
それぞれのライフスタイル(省エネルギー)・家族の体質、地域環境、自然環境、、建設コスト、経済スタンス・集熱・換気などで決めることになります。
関東地域の住まいは気候条件からみれば、上記の数値でなくても十分快適住環境は成立します。
通常の工法でも、外壁、下地のシート、(構造体ー柱、梁、小屋組)断熱材、内壁というように壁の構成材があるのです。
大正、昭和のはじめの住宅は、外壁の板張り、(構造体ー柱、梁、小屋組)土壁でできている単純なものでした。これからみれば、現在の建物は、お姫様の12単(ひとえ)の大変豪華な装いといえそうです。しかし、近年、こうした通常の工法に結露の問題が指摘されてきました。
冬(夏)暖(冷)房がなされるために外気と室内の暖気の影響により壁の内部に結露するようになってきました。この結露水で条件の悪い北側などの壁にカビが発生したり、柱が腐ったりする事例が見られるようになてきました。