n イチモンジセセリ
種別 生態写真と解説
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。
写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。

イチモンジセセリ

イチモンジセセリは渡りをする蝶です。大阪でも、春にはほとんど見る機会がありませんが、秋には都市部でもよく見かけます。淀川区では、ちょっとした空き地でもセセリチョウ科の巣を見かけるようになりますが、チャバネセセリとイチモンジセセリの両方あるものと推定しています。チャバネセセリもよく見かけますが、後翅の斑紋が異なります。
基礎データ(大阪市周辺域)
■科 セセリチョウ科 ■学名 Parnara guttata Bremer et Grey
■生息環境 大公園、河川敷、庭 ■成虫観察時期 8月〜10月
■越冬態 南部に移動 ■食草・樹 イネ、セイバンモロコシ、イネ科
■増減 増加 ■成虫の多少 秋に多い

イチモンジセセリとチャバネセセリの区別法


イチモンジセセリとチャバネセセリは容姿が似ているだけでなく、ともに夏の終わり頃に急に増えて都市部でも見かけるようになります。後翅の裏面の模様が異なるのでこれを覚えておくと間違えることはありません。なお、チャバネセセリの後翅の表面は紋がないことが多いです。
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クリックで高画質画像へ イチモンジセセリの吸蜜(花:ネコノヒゲ)
2004年8月13日
大阪府豊中市服部緑地公園


今年もイチモンジセセリが増えてきました。服部緑地公園のフラワー通りでも多くの花を訪れているのが見られます。

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↑別のシーン(同一の雌雄)
イチモンジセセリの求愛(下が♂)と逃避
2008年9月20日
大阪府豊中市服部緑地公園


サルビアの仲間での求愛シーンです。この季節、非常に増えるイチモンジセセリですが、下方の♂が上にいる♀に盛んに仕掛けていました。♂が後方からちょっかいをすると、すぐに逃げるのですが、じっと見つめて最短距離で追いかけます。何度もふられて最後は諦めて飛び去りました。Casio EX-F1パスト連写。

連続写真はこちらのPDFファイルを見て下さい。PDFリーダーの環境設定で、ページ表示を単一表示に設定しておくと見やすいです。拡大率は100%が見やすいです。

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クリックで高画質画像へ イチモンジセセリの吸蜜
2002年8月24日
大阪市淀川区十八条


神崎川河川敷の市民花壇を訪れたイチモンジセセリです。

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イチモンジセセリの集団吸蜜(ノブドウ、ヤブガラシ)
2010年8月31日
静岡市駿河区


近所には田や畑もまだ残っており、晩夏になるとイチモンジセセリが急激に増えてくるようです。ノブドウやヤブガラシの花(ともにブドウ科)は特にお気に入りのようです。数十匹はいたと思われます。今年は特に多いかもしれませんが、当地に住んでまだ2回目の夏なのでよくはわかりません。
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イチモンジセセリの休息(裏面)
2002年8月17日
大阪市淀川区新高


イチモンジセセリの裏面です。後翅(こうし)に白い紋が名前のとおり“一”という文字と同じように一直線に並んでいます。
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イチモンジセセリの飛翔
2006年6月4日
大阪市淀川区西三国


神崎川河川敷の市民花壇です。初夏にイチモンジセセリを見たのは初めてです。多くの花が咲いていましたが、この花に固執していました。この飛翔は、たまたまです。
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イチモンジセセリの吸蜜(トベラ)
2007年5月20日
大阪府豊中市服部緑地公園


伊丹市の方に公園を案内しているときに、伊丹市の方がイチモンジセセリを見つけました。僕は5月にこの蝶を見たのは初めてです。秋に出るものより小型の印象でした。
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イチモンジセセリの産卵
2003年9月14日
大阪府摂津市一津屋


コムラサキの多い淀川河川敷です。産卵は、イネ科植物なら何でもよい、という感じで次々と産卵していました。
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イチモンジセセリの卵
2003年9月7日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


上の写真とは別の場所、月日です。一津屋取水場外壁と神崎川に挟まれた道の様子です。メヒシバが道を覆っています。

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イチモンジセセリの卵(産卵当日)
2003年9月7日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


一津屋取水場外壁と神崎川に挟まれた道でイチモンジセセリの産卵を観察しました。そのときは、メヒシバの穂、メヒシバの葉表、近くのヨモギの葉などに産卵しました。産卵は3秒程度であっという間に終わり、デジカメでとることはできませんでした。卵は、この写真のように、半球状です。

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イチモンジセセリの卵(産卵2日後)
2003年9月9日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


孵化が近づくと、卵に模様ができます。

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イチモンジセセリの孵化(産卵2日後)
2003年9月11日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


上のとは違う卵の孵化が始まっています。幼虫の頭が見えています。

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イチモンジセセリの孵化途中
2003年9月11日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


からだ半分出てきました。。

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イチモンジセセリの幼虫(1齢)
2003年9月11日
大阪府摂津市一津屋(一津屋取水場)


孵化直後の幼虫です。卵殻を食べています。

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イチモンジセセリの幼虫(1齢、メヒシバに営巣)
2003年9月13日
大阪府摂津市一津屋産
大阪市淀川区飼育


ふ化後しばらくすると、葉を食べ体の色もすこし緑がかってきました。葉を食べ曲げやすくした後に、首を振りながら細い糸を何度も吐いてだんだんと太くし、葉を曲げていきました。

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イチモンジセセリの幼虫の巣(1齢、メヒシバ)
2003年9月13日
大阪府摂津市一津屋産
大阪市淀川区飼育


巣の完成です。

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イチモンジセセリの幼虫(2齢?、7mm)
2003年9月20日
大阪府摂津市一津屋産
大阪市淀川区飼育


庭のメヒシバを鉢上げして育てていますが、幼虫はほとんど食べず成長が非常に悪いです。結局行方不明になりました。。。。

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イチモンジセセリ幼虫の生息環境
2002年9月22日
大阪市東淀川区小松


神崎川にもまだこのようにススキが繁茂しているところがあります。大きな葉では見られませんでしたが、下草の小さな葉に次に示す巣が見られました。

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イチモンジセセリ幼虫の巣
2002年9月22日
大阪市東淀川区小松


矢印のところに幼虫がいます。葉を閉じて作った巣です。

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イチモンジセセリの若齢幼虫の営巣
2002年9月22日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


幼虫を持ち帰り、イネ科の植物の葉に止まらせたところ、まもなく巣を作り始めました。

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イチモンジセセリの幼虫の営巣
2002年9月22日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


上の写真のクローズアップです。

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イチモンジセセリの幼虫(終齢)
2002年10月6日
大阪市淀川区新高


ちょっとした空き地で見つけた幼虫です。しかし他には見つかりませんでした。飼育したのですが、結局見失ってしまいました。十分注意したつもりですが、どこに行ったのでしょう。

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イチモンジセセリの生息環境
2002年10月11日
大阪市淀川区新高


上の写真の幼虫を見つけた空き地です。ここではヒメアカタテハの巣も見つかりました。

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イチモンジセセリの巣と幼虫(5齢)
2004年8月20日、15日
岡山県邑久郡邑久町 産
大阪市淀川区 飼育


実家の田んぼのイネに作られたイチモンジセセリの巣とその中の幼虫です。8月15日に巣を見つけ、大阪に持ち帰り飼育した幼虫です。
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イチモンジセセリの巣とその中の蛹
2004年8月15日
岡山県邑久郡邑久町


実家の田んぼのイネに作られたイチモンジセセリの巣とその中の蛹です。蛹になるときには簡単な繭を作るようです。写っている白いものは終齢幼虫の巣には見られないものです。
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イチモンジセセリの蛹
2004年8月15日
岡山県邑久郡邑久町


巣を開けて撮影しました。この蛹は結局羽化しませんでした。理由は不明です。
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イチモンジセセリの蛹と寄生バエの蛹と寄生蜂?
2009年8月29日
静岡市駿河区大谷


農薬がかかっていないと思われる田んぼで多くのイチモンジセセリの巣が見つかりました。その一つを開けて撮影しました。すると寄生バエの蛹が2個見つかりました。さらにそのそばをうろうろしているコマユバチらしきものがいました。このハチはイチモンジセセリに寄生しようとしていたのか寄生バエに寄生しようとしていたのか、それとも他に何か目的があったのでしょうか。
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イチモンジセセリの求愛
2005年8月27日
大阪府豊中市服部緑地公園


後ろ側が雄、前側が♀と思われます。ときおり♂は翅を振るわせていましたが、結局交尾に至らず♂が先に飛び去りました。
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捕食されるイチモンジセセリ(アオメアブ?)
2006年9月3日
大阪市淀川区西三国


神崎川河川敷です。今日はイチモンジセセリが多く、産卵もよく見られましたが、シオヤアブに近いアオメアブと思われる虫に捕らえられているものもいました。
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