種別 生態写真と解説
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。
写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。

ウラナミシジミ

ウラナミシジミは夏から秋にかけて北方に勢力を伸ばすことで知られています。大阪市ではほぼ間違いなく秋にしか見られません。クズの花を見つければ、大阪市内でも間違いなく卵や幼虫が見つかるのではないでしょうか。しかし私は5月に淀川で見たり、12月に小公園で見たりしています。これも温暖化の影響でしょうか。
基礎データ(大阪市周辺域)
■科 シジミチョウ科 ■学名 Lampides boeticus Linnaeus
■生息環境 河川敷、畑、大公園 ■成虫観察時期 8月〜12月
■越冬態 冬には死滅? ■食草・樹 クズなど豆類の花
■増減 不変 ■成虫の多少 秋のクズ花周辺では普通

ウラナミシジミの吸蜜(♀)
2006年11月15日
兵庫県尼崎市塚口本町


かなり冷え込む日があるこのごろですが、非常に新鮮な♀です。暖かい日差しの中で翅を広げて吸蜜しています。
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ウラナミシジミの日光浴、訪花(♀、クズ)
2010年9月25日
静岡市駿河区大谷


クズが花盛りです。ウラナミシジミもいつの間にか増え、日光浴や産卵シーンがよく見られました。
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ウラナミシジミの産卵(クズ)
2010年9月25日
静岡市駿河区大谷


まだ花が咲いていない穂の蕾に一つずつ産んでいました。花が咲いている穂には少ないながらも卵は見つかりました。
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クリックで高画質画像へ (参考)
ウラナミシジミの吸蜜後の飛翔(♀、キツネノゴマ)
2008年10月18日
兵庫県猪名川町万善


ウラナミシジミの♀には構造色の青色があり、光とレンズの角度によっては見事に輝きます。普通に撮影するとほとんど目立たないのですが、飛翔を連続撮影するとその輝きが翅の角度によって目立つ場合があります。この写真では、左右の翅の色が全く異なり、構造色であることを明瞭に示しています。

連続写真はこちらのPDFファイルを見て下さい。pdfリーダーの環境設定で、ページ表示を単一表示に設定しておくと見やすいです。拡大率は100%で見て下さい。Casio EX-F1、パスト連写。
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ウラナミシジミの日光浴
2008年11月15日
大阪市淀川区


朝の9:20です。ときおり射す光に体を傾けて効率よく暖まろうとしています。
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交尾中のウラナミシジミ(左♂と思う)
2009年9月19日
静岡市葵区安倍川下流域左岸(地点E)


クズが広がり、花も多く、ウラナミシジミが飛び交っています。後翅の偽眼模様は、片側に2個あり、片側だけで顔の模様になっています。黒い紋だけでなく、構造色で光る眉のような模様があり、アニメチックな雰囲気でかわいらしく見えてしまいます。この模様は天敵を欺くためと思われていますが、天敵に襲われてうまく逃げるシーンを一度見てみたいものです。
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クリックで高画質画像へ ウラナミシジミの交尾(おそらく左♂)
2007年10月05日
大阪市東淀川区小松


このページの下に環境写真もありますが、神崎川沿いの歩行者・自転車専用道路脇にアベリア並木があり、そこにクズが繁茂しています。刈りにくいのか、花を付けるまで成長していて、秋にはウラナミシジミが増えます。
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クリックで高画質画像へ
ウラナミシジミの静止と吸蜜(センダングサ類、♂)
2007年11月10日
大阪府豊中市服部緑地公園


クズの多い場所で、センダングサで盛んに吸蜜する個体を見ましたが、新鮮なものも混じっていました。ときおり休息していました。
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クリックで高画質画像へ ウラナミシジミの吸蜜
1998年9月25日
大阪市淀川区新高


我がバタフライガーデンを訪れてくれたときのシーンです。このころはミヤギノハギが大きく育ち、この花に数匹のこの種やツバメシジミが訪れてくれました。卵も多数見つかりましたが、花がすぐに落ち実もならないのでどうなったでしょうか。

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ウラナミシジミの休息
2000年5月14日
大阪市淀川区十三


おそらく大阪市で春に初めて記録されたウラナミシジミです。

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ウラナミシジミの吸蜜
2002年10月6日
大阪市東淀川区小松


神崎川河川敷にはジョギングとサイクリングのための道路がありますが、この地では川との境にアベリアの垣根があります。この花にも多くの種類の蝶が訪れますが、クズもからみつき花も見られます。そこは秋にはウラナミシジミの天国になります。この写真はウラナミシジミの裏面です。2匹いますが、おそらく上が♂、下が♀。

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ウラナミシジミの生息環境
2002年10月6日
大阪市東淀川区小松


アベリアとクズの多い生息環境です。

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ウラナミシジミの卵
2002年10月6日
大阪市東淀川区小松


アベリアにからみついたクズの花に生まれた卵です。淀川右岸にもクズの大群落があり、また市内の荒れ地には結構クズが生えています。花はどこにでもあるわけではないですが、花房が見つかれば、ほぼ間違いなくウラナミシジミの卵が見つかります。

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ウラナミシジミの卵(クズの蕾)
2007年10月7日
大阪市東淀川区小松


上の卵とは年が違いますが、ほぼ同一場所、同一時期の産まれて間もないまだ青い卵です。
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ウラナミシジミの幼虫(1齢)
2002年10月8日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


クズの花の中の1齢幼虫です。

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ウラナミシジミの幼虫(1齢)
2002年10月8日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


上の写真のクローズアップです。

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ウラナミシジミの幼虫(終齢)
2002年10月5日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


クズの花の中の終齢幼虫です。上の1齢幼虫とは別の個体です。

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ウラナミシジミの幼虫(終齢)
2002年10月5日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


上の写真のクローズアップです。

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ウラナミシジミの蛹
2002年10月9日
大阪市東淀川区小松産
淀川区新高飼育


タッパーで飼育していたところ、花房の中で蛹化しました。もう一頭はどこかに這い出てしまいました。

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ウラナミシジミの幼虫(終齢、3齢)
2005年10月03日
大阪府豊中市服部緑地公園近く


比較的通行量の少ない、2車線道路脇の茂ったクズに、3房花序を見つけたところ、ウラナミシジミの卵がいっぱいあるもの(上写真)や、2匹のウラナミシジミ幼虫とウラギンシジミの幼虫が競演しているもの(中写真黄色矢印(オレンジ色矢印がウラギンシジミ)、下写真左右)がありました。

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ウラナミシジミの前蛹(右が頭)
2005年10月04日
大阪府豊中市服部緑地公園近く産
大阪市淀川区飼育


両種とも、ミヤギノハギの花を食べて蛹化直前までになりました。
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ウラナミシジミの蛹(右が頭)
2005年10月06日
大阪府豊中市服部緑地公園近く産
大阪市淀川区飼育


枯葉の裏で無事蛹化しました。枯葉と同じ褐色です。>
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ウラナミシジミの幼虫とアリ(終齢、クズ)
2007年10月05日
大阪市東淀川区小松


クズの実はもう大きくなっているものが多いのですが、蕾もあり、そこに終齢幼虫がいて頭を花に突っ込んで蘂を食べています。アリも多く集まっていました。
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ウラナミシジミの産卵ポーズ直後
2004年9月19日
兵庫県伊丹市


シルビアシジミを観察しているときに、ウラナミシジミも産卵に訪れたようです。ただし、このときはポーズのみで産卵は確認できませんでした。

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ウラナミシジミの休息と日光浴
2004年9月12日
大阪市淀川区西三国


神崎川河川敷の市民花壇で、非常に速く飛ぶシジミがいました。ヤマトシジミとは明らかにスピードが違います。ようやく止まったのを確かめると予想通りウラナミシジミでした。しかも非常に新鮮で、おそらくこの花壇で羽化したのでしょう。少し飛び古した個体(写真下)もいました。サルビアの仲間の紫の花で吸蜜もしていました。
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ウラナミシジミの産卵と卵(レンゲ、カタバミ)
2009年11月3日
静岡市駿河区


近くの田んぼの縁に、なぜか秋の終わりにレンゲが咲いています。ちょっとビックリして見てみると、ウラナミシジミがいて、産卵していました。3株で咲いていたのですが、それぞれに1匹ずついました。この時期、マメ科の花は全くなく、何とかたどり着いたのが季節はずれのレンゲだったということなのでしょう。レンゲの花だけでなく、葉や、近くのカタバミの実にまで産卵していました。しかし、この卵の運命も尽きることになるのでしょう。シロツメクサも花が咲いていて、少し卵を産んでいました。
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ウラナミシジミの卵(0.54mmΦ)と幼虫(2齢?、3.0mm、レンゲ)
2010年12月12日
静岡市駿河区


今年も田んぼの中でぽつぽつとレンゲが咲いています。昨年と同様、やはり卵がすぐに見つかりました。さらに花を家に持って帰って調べると、幼虫もいました。持ち帰ったものはインゲンで育てる予定です。
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日光浴する非常に毛深いウラナミシジミ(♂)
2011年12月10日
静岡市駿河区


気象庁によると今朝の静岡市駿河区の最低気温は1.4℃でこの冬一番の冷え込みになりました。冬に出るウラナミシジミの特徴なのか、今日いたのは翅表に多くの毛が目立ちました。
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