種別 生態写真と解説
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。
写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。

アカボシゴマダラ(関東産)

日本に生息するアカボシゴマダラは、ほぼ奄美大島のみに限定されていました。そのためにずいぶんと憧れていましたが、最近、中国大陸亜種が、神奈川県鎌倉市で放蝶されて、関東一円に広がっています。そのために、本来生息しているゴマダラチョウの数が減っていると言われています。私はまだ成虫も幼生も見たことがありません。とはいえ、憧れのアカボシゴマダラですので、いつかは飼ってみたいと思っていましたが、このたび、東京都西部山地で越冬中の幼虫を観察してそのままいただいたので、飼育した記録を載せていきます。
基礎データ(神奈川県)
■科 タテハチョウ科 ■学名 Hestina assimilis assimilis Linnaeus
■生息環境 公園、山地 ■成虫観察時期 5〜10月
■越冬態 幼虫 ■食草・樹 エノキ
■増減 増加 ■成虫の多少 普通

(参考)
羽化後間もないアカボシゴマダラ(♂、春型)
2010年4月27日朝撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


下に示す飼育個体です。春型の赤紋は薄いです。
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(参考)
アカボシゴマダラの越冬幼虫(4齢、20mm(突起含む))
2009年12月27日撮影
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


O氏に案内していただいて、アサギマダラを探していたときに、O氏が10m程度のエノキの根元で見つけた幼虫です。
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(参考)
アカボシゴマダラの越冬幼虫(4齢、20mm)
2010年3月21日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


エノキが芽吹いてきたので、冷蔵庫から出し、エノキの小枝と共に容器に入れました。
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(参考)
アカボシゴマダラの幼虫(4齢、20mm)
2010年4月3日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


冷蔵庫から出してもしばらく動かなかったので、観察も怠っていたら、いつの間にか芽の枯れたエノキに登っていたので、急いで新しい枝を採ってきて入れたところです。色も少し緑がかっています。
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(参考)
アカボシゴマダラの幼虫(4齢、20mm)
2010年4月4日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


枝を替えた翌朝見ると、食痕と糞が見られました。ゴマダラチョウやオオムラサキと同様に、脱皮前の幼虫は夜行性と思われます。
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(参考)
脱皮前のアカボシゴマダラの幼虫(4齢、23mm)
2010年4月7日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


活動を始めて4日目ですが、早くも容器の底で動かなくなり、眠に入っています。次の頭部ができつつあるのが分かります。
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(参考)
脱皮して間もないアカボシゴマダラの幼虫(5齢、23mm(突起含む))
2010年4月8日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


脱皮して間もない終齢幼虫です。脱いだ皮を食べた後と思われます。ゴマダラチョウの時にも思いましたが、新芽時のエノキに見事に擬態しています。併せて4齢の頭部殻も示します。かわいい顔をしてますね。
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(参考)
アカボシゴマダラの幼虫の頭部(5齢)
2010年4月10日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


頭部だけを見るとカラフルですね。
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(参考)
休息中のアカボシゴマダラの幼虫(5齢、39mm(突起含む))
2010年4月11日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


ゴマダラチョウに比べて縞模様が明瞭に見られます。
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(参考)
アカボシゴマダラの前蛹?
2010年4月14日夜撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


この翌日に会社から帰ると蛹化していました。翌朝もこういう形態だったと思います。いわゆるぶら下がった状態は見損ねました。ですので、ほぼ前蛹状態といえるでしょう。
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(参考)
↓アカボシゴマダラの蛹(32mm)
2010年4月14日撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


前蛹の期間が短いです。ゴマダラチョウに比べて、縞模様がはっきり見えます。
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(参考)
羽化直前のアカボシゴマダラの蛹
2010年4月26日夜撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


少し黒っぽくなっています。この翌朝羽化しました。
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(参考)
羽化後間もないアカボシゴマダラ(♂、春型)
2010年4月27日朝撮影
静岡市駿河区 飼育
2009年12月27日採幼
東京西部山地 by O氏


春型の赤紋は薄いです。これは♂でした。翅全体の感じは♀ではずっと白っぽくなります。蛍光灯スタンドで照らすと、体を温めるためか、翅を全開しました。
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