種別 生態写真と解説
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。
写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。

ゴマダラチョウ

ゴマダラチョウは有名なオオムラサキの近縁種です。成虫は大阪市内ではめったにお目にかかれません。ところが、2001年には、我がバタフライガーデンで何と発生してくれたのです(下の写真参照)。それまではまだ柔らかい轢死体を一度見ただけでした。また、豊中市の天竺川沿いで、越冬中の幼虫も見つけました。食樹のエノキは、本当にどこにでも生えている木ですから、その気になって探し回れば、大阪市内でも結構見つかるのです。特に10〜11月頃の越冬型の4齢幼虫は、その食痕とともに低木のエノキで比較的簡単に見つかります。このページの続きはゴマダラチョウ2にあります。2003年8月にはバタフライガーデンで産卵行動も確認できました。その卵の飼育記録はゴマダラチョウ3で紹介します。卵や若齢幼虫はそちらの方が良く写っています。越冬準備する幼虫の変化および越冬後の様子はゴマダラチョウ4で紹介します。
基礎データ(大阪市周辺域)
■科 タテハチョウ科 ■学名 Hestina japonica C. et R. Felder
■生息環境 大公園、庭、河川敷 ■成虫観察時期 5月〜10月
■越冬態 幼虫 ■食草・樹 エノキ
■増減 不明 ■成虫の多少 少ない

クリックで高画質画像へ ゴマダラチョウの休息(初飛行直前)
2001年6月28日
大阪市淀川区新高


我がバタフライガーデンで発生し、全くの自然状態で羽化までいった個体の初飛行直前の様子です。ずっと見守ってきた私には、実に頼もしくかつ美しく思えた瞬間です。
トップページへ
 
ゴマダラチョウの吸汁(アキニレ樹液)
2008年8月11日
兵庫県尼崎市


大阪市近郊ではなかなか樹液の出る木を見つけるのが難しいのですが、この公園にはアキニレの大木が何本か有り、いろいろな昆虫が集まっています。ハナムグリ類やスズメバチ類が集まっていました。
トップページへ
 
ゴマダラチョウの休息
2008年7月5日
大阪府豊中市


季節になれば必ずゴマダラチョウが見られる珍しい場所です。家の近くでもエノキがあれば幼虫は結構簡単に見つかるのですが、成虫は極めて珍しいので、この場所は非常に貴重です。この日も数匹がテリトリーを飛び回っていましたが、この個体はその合間に葉に止まり、何かを吸っていたようです。その後は休息しています。見張りもしているのかもしれません。
トップページへ
 
ゴマダラチョウの休息?
2010年8月8日
静岡市駿河区大谷


小川の上のクサギです。近くにエノキもあります。いつも高いところを飛翔しているゴマダラチョウですが、この個体はふらふら飛んで時々止まりすぐに飛び立っていました。産卵場所を探していたのでしょうか。しかしこの写真は休息なのだろうと思います。暑いはずですが翅を開いてとまっていました。
トップページへ
 
ゴマダラチョウの飛び立ち
2008年7月27日
大阪府豊中市
EX-F1、パスト連写(60fps、0.5s)


いつもはなかなかとまらないゴマダラチョウが、ふわふわ飛んで、すっと木にとまりました。その後の飛び立ちです。この蝶を最初見たときはシャクガかと思ったぐらいいつもと印象の異なるものでした。その理由はよく分かりませんが、寿命がまもなく終わるのかもしれません。
トップページへ
 
 
ゴマダラチョウの吸汁(アブラムシ?)
2006年7月8日
大阪府豊中市


ゴマダラチョウ2化♂の最盛期のようで、多くの成虫が、エノキやクヌギの大木の周りを飛んでいました。今日は曇りがちの天気だったからか午前中だったからか、吸汁シーンが多く見られました。上2枚の写真は地上3mぐらいです。ハナムグリがいたり、2匹一緒になったりしてました。何を吸っているのか分かりません。下の写真は地上1mぐらいですが、後で確かめてもやはり何を吸っていたのかよく分かりませんでした。アブラムシの排泄物の可能性はあります。ときおり翅を開きます。中写真では2匹写っていますが、落ち着かないようで、すぐに一方が飛んでいきました。
トップページへ
(参考)ゴマダラチョウの吸汁(アワフキムシの泡)
2005年5月17日
神奈川県横浜市
横浜市加藤氏撮影


ゴマダラチョウの成虫は、樹液だけでなく腐果、糞などいろいろなもので吸汁するといわれています。これは横浜市の観察ですが、アワフキムシの泡を吸汁しているものです。

トップページへ

ゴマダラチョウの飛翔
2005年5月8日
大阪府豊中市


神崎川から服部緑地公園を結ぶ緑道である天竺川ぞいにはエノキやクヌギの大木が続いているところがあり、都会には珍しくここではゴマダラチョウが継続的に発生しています。ときおりエノキに止まっていたのですが、何をしていたのかわかりません。

トップページへ
ゴマダラチョウの吸水
2005年7月24日
大阪府豊中市服部緑地公園


この日はよくゴマダラチョウを低位置で見た日でした。溝の湿った砂で吸水していました。

トップページへ
羽化直後のゴマダラチョウと越冬前の幼虫
2007年11月5日
兵庫県尼崎市食満


今年は暖冬ですが、11月になって羽化してしまうと、もう子孫を残すことはできないでしょう。おそらくこの蝶が羽化した蛹殻の上にある葉に、越冬幼虫がいます。写真を見るまで気付きませんでした。
トップページへ
ゴマダラチョウの環境
2002年2月1日
大阪府豊中市稲津町


ゴマダラチョウの越冬幼虫が見つかった環境です。矢印は天竺川沿いに生えているエノキです。

トップページへ
 
ゴマダラチョウの幼虫(4齢、越冬態)
2011年10月29日
大阪市淀川区


自宅バタフライガーデンのエノキが3mぐらいの高さまで伸びていて、剪定した枝に幼虫が6匹見つかりました。エノキを植えて10年以上になりますが、越冬態で見つかったのは初めてです。やはり大きく伸ばしていたのがいいのかもしれません。期待せずに剪定したため気付きませんでしたが、あわてて残った枝にくくりつけました。なお、越冬態の幼虫の頭部突起は、そうでないものとは異なり、先がY字に分かれません。
トップページへ
ゴマダラチョウの環境
2002年2月1日
大阪府豊中市稲津町


上の写真のクローズアップです。矢印のあたりの落ち葉をめくると、幼虫が見つかりました。

トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫(越冬)
2002年2月1日
大阪府豊中市稲津町


落ち葉をめくったところです。2匹見つかりました。

トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫(越冬)
2002年2月1日
大阪府豊中市稲津町


幼虫のクローズアップです。

トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫
2001年10月30日
兵庫県尼崎市塚口本町


会社の敷地内の小さなエノキ(樹高60cm)の葉上に越冬前の幼虫が5匹以上見つかりました。どのように越冬にはいるのか観察しようと思った矢先、なんと、刈り取られてしまいました。。。

トップページへ
 
ゴマダラチョウの産卵(エノキ)と卵
2005年7月24日
大阪府豊中市服部緑地公園


雑木林が少し開けたところにある樹高2m程度のエノキの地上1mぐらいのところに産んでいました。葉裏と葉表の両方に1卵ずつ産んでいました。写真上の産卵シーンで産まれた卵を拡大しています。写真下右はこの産卵の直前に産まれたものです。クモが木の葉をうろうろしているのが気になります。
トップページへ
 
ゴマダラチョウの産卵(エノキ)と卵
2006年7月30日
大阪府豊中市服部緑地公園


2006年も昨年とほぼ同じ時期に同じ場所で産卵を見ました。ほとんどが葉裏に産んでいましたが、細い幹に産んだ場合もありました。

トップページへ
 
 
ゴマダラチョウの産卵と卵
2010年5月21日
大阪市淀川区


ついに、我がバタフライガーデンでゴマダラチョウの産卵を撮影できました。I氏と庭で話をしていたら、僕の背後のエノキに突然舞い降りてきて産卵をはじめました。彼が見つけてくれました。一つの場所に1卵か2卵で、全部で少なくとも10卵は産んだと思います。ほとんどが葉表でした。枯葉に産んだときもありました。
トップページへ
ゴマダラチョウの卵
2003年8月3日
大阪市淀川区新高


ゴマダラチョウが産卵に来てくれたらいいな、と思いながら植えていたエノキを何気なく見たら、突然、ゴマダラチョウがとまりました。13:50頃でした。夏の暑い日でした。カメラを部屋にとりに戻っている間に飛んでいってしまいましたが、かすかな期待を持って止まっていたあたりを探すと、期待通り、卵が見つかりました。葉裏の基部近くです。
飼育記録のページへ
トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫(1齢)
2001年5月27日
大阪市淀川区新高


ゴマダラチョウが来てくれたらいいな、と思いながら植えていたエノキを何気なく見たら、今まで見たことのない幼虫がいました(葉の左端にいる頭が黒い幼虫)。しかし頭に2本の角があればそれと判りますが、この幼虫ではさっぱり判りませんでした。それでももしかしたらというほのかな期待で、デジタルビデオで撮っていたのです。同じ葉に、ナミテントウがちょうど羽化したところでした。

トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫(2齢)
2001年6月2日
大阪市淀川区新高


しばらくすると、脱皮し、なんと2本の角がありました。ほのかな期待が現実になりました。一人前に、威嚇した姿勢を示しています。5匹以上の幼虫が見つかりました。いつの間に産卵したのでしょうか。

トップページへ
ゴマダラチョウの幼虫(終齢)
2001年6月17日
大阪市淀川区新高


袋掛けしていませんが、無事ここまで大きくなりました。

トップページへ
ゴマダラチョウの蛹
2001年6月24日
大阪市淀川区新高


ずっと見守ってきた幼虫がいなくなりました。どこかで蛹化したのかそれとも天敵にやられたのか。必死で探し回ってやっと、地上から50cmの高さでエノキの葉裏についに見つけました。完全に葉に同化しています。

トップページへ
ゴマダラチョウの成虫(羽化直後)
2001年6月28日
大阪市淀川区新高


7時頃羽化し、その後、羽をやっと伸ばしきったところです。

トップページへ
ゴマダラチョウの食樹エノキ
2001年6月28日
大阪市淀川区新高


ゴマダラチョウが発生したバタフライガーデンのエノキです。袋掛けの袋が見えますが、上に示したのとは違う個体のゴマダラチョウを飼っていたものです。

トップページへ
ゴマダラチョウの食樹エノキ(冬の枝)
2003年3月14日
兵庫県尼崎市塚口本町


エノキの冬の状態です。ゴマダラチョウの越冬幼虫を探すためにはエノキの冬の状態を知らなければなりませんが、この写真のように、“く”の字がつながったような感じの枝を見つければしめたものです。後は幹の周りの落ち葉を、下の写真で確かめてください。

トップページへ
ゴマダラチョウ2へ
卵からの飼育記録のページへ
幼虫の越冬変化記録のページへ
リストへ戻る
トップページへ戻る