| 種別 生態写真と解説 |
|
種ごとに生態写真を使って蝶(卵から成虫まで)や環境を紹介します。 写真に青枠(紫枠)のあるものは、高画質ファイル(約30kb)にリンクが張られていますので、クリックしてみてください。 |
|
コミスジ |
| コミスジは普通種といわれていますが、市街地では非常に稀で、大阪市内でもまり見る機会はありません。私自身はまだ見たことがありません。しかし、尼崎市では、会社構内や通勤途上でたまに見かけます。郊外に行けば、普通に見られます。なお、近縁三種(コミスジ、ホシミスジ、ミスジチョウ)成虫の区別点は下に図示しました。 |
| 基礎データ(大阪市周辺域) | |||
| ■科 | タテハチョウ科 | ■学名 | Neptis sappho Pallas |
| ■生息環境 | 雑木林 | ■成虫観察時期 | 5〜10月 |
| ■越冬態 | 幼虫 | ■食草・樹 | クズ、フジ |
| ■増減 | 不明 | ■成虫の多少 | ごく稀 |
クリックで高画質画像へ |
コミスジの占有行動 2002年6月2日 大阪府高槻市三好山 大阪周辺域の山地に行くと普通に見られますが、このように、少し高いところに翅を広げ、周りを見張っていることが多いです。模様はシックでなかなか清楚な感じがします。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの占有飛翔 2008年5月3日 岡山県瀬戸内市邑久町 EX-F1、パスト連写(60fps、0.5s)、ISO200、F3.9、1/6400s 高いところに止まってときおり滑空飛翔してテリトリーを見張ります。時々羽ばたきます。テリトリーは、固執したものではなく場所をすぐに変えるようです。 連続写真はこちらのPDFファイルを見て下さい。pdfリーダーの環境設定で、ページ表示を単一表示に設定しておくと見やすいです。拡大率は100%で見て下さい。 トップページへ |
![]() ↑コミスジ ![]() ↑ミスジチョウ ![]() ↑ホシミスジ |
コミスジ、ミスジチョウ、ホシミスジの区別(前翅表面)
大阪市周辺域で見られるミスジ類成虫の区別点です。前翅表面の第一条(白線)部で区別できます。 トップページへ |
![]() |
コミスジの静止
2004年5月2日 大阪府高槻市摂津峡 コミスジの表と裏です。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの卵(クズ)と環境 2007年9月23日 京都市北区 小さな山と集落に挟まれたところの道路壁に垂れ下がったクズの葉表に、青い卵が見つかりました。ホシミスジやアサマイチモンジなどとよく似た形です。他にもないかと探しましたが、これだけでした。ただし近くで1齢幼虫を見つけています。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの卵(孵化前兆) 2007年9月25日22:44(左) 2007年9月26日20:50(右) 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 次第に中の幼虫が見えてきました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(1齢、2.2mm) 2007年9月27日7:25am 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 夜中に孵化したようです。朝見ると、葉の先端に移動し、すこし食痕を残しています。赤矢印が卵の位置、黄色矢印が幼虫。 トップページへ |
![]() ↑9月27日22:51 ![]() ↑9月28日07:48am ![]() ↑9月29日09:14am |
(参考) コミスジの幼虫の巣作り(1齢、クズ) 2007年9月 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 葉を切り取り、糸でつないでモービルのような細工を作っています。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(2齢、クズ) 2007年10月01日 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 葉先で脱皮して2齢になりましたが、1齢の台座を利用しています。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(2齢、フジ) 2007年10月02日 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 残念ながらクズはしおれてきたので、鉢植えのフジの葉に移しました。やはり造形物を作っています。 トップページへ |
![]() |
(参考) 脱皮前のコミスジの幼虫(2齢、フジ) 2007年10月04日 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 脱皮前の様子です。頭部の後ろ側がふくれていて3齢の頭部が形成されているのが分かります。 トップページへ |
![]() |
(参考) 脱皮後間もないコミスジの幼虫(3齢、フジ) 2007年10月05日 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 脱皮後の様子です。模様や突起が明白に分かります。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(3齢、8mm、フジ) 2007年10月06日 京都市北区 産 大阪市淀川区 飼育 少し成長した3齢です。やはり同じ台座を利用しています。食べる葉は対生している向かいの葉です。その後も室内で飼育したところ、10月26日にいつも静止している近くで蛹化しました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(1齢、2mm、フジ) 2005年8月12日 大阪府豊能町 渓谷沿いに生えていたフジの葉に見つけることができました。葉先に造形物を作ります。なお、拡大写真は、家に持ち帰ってから撮影したものです。この幼虫は、その後死亡しました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(3齢?、5mm、フジ) 2005年8月12日 大阪府豊能町 上の写真と同じフジで見つかった少し成長した幼虫(黄色矢印)です。オレンジ色の矢印は筋状に付けた食べ跡です。なお、拡大写真は、家に持ち帰ってから撮影したものです。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫の生息環境とフジにいたカマキリ 2005年8月12日 大阪府豊能町 幼虫が見つかったフジが左下に見えます。右下は川です。なお、小さなカマキリが同じフジにいたので併せて載せておきます。産卵に来たコミスジが捕まる可能性が高いです。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(3齢?、6mm、フジ) 2005年8月14日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 2齢で持ち帰った2匹を、一才藤という園芸フジで飼育しています。葉先に、写真のような造形物を作り、その先や枯葉の中にじっとしています。なお、上写真と下左の個体は同じ、下右は別の個体です。下左を“1”、下右を“2”と名付けます。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(4齢、フジ) 2005年8月16日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 個体1です。台座にしている葉の隣の葉の元に噛み跡を付け(黄色矢印)、しおれさせようとしています。その葉の一部(青色矢印)の葉先を食べています。なお、個体3(1齢)は死亡しました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(5齢、フジ) 2005年8月22日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 個体1です。すでに終齢になったようです。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの前蛹 2005年8月26日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 個体1です。一番大きな幼虫がついに前蛹になりました。最初にいた1群の葉から隣に移ってそこで摂食もしていましたが、その一枚の葉裏です。色が少し変わってきました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの蛹 2005年8月27日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 個体1です。8月26日の朝には蛹化していましたが、1日たって、少しピカピカ光るようになりました。下の写真で蛹化場所を示します。黄色矢印が個体1、オレンジ色矢印が個体2(8月27日に蛹化)です。いずれもフジの葉裏の台座の近くです。9月2日朝に羽化したようです(留守で正確には確認できませんでしたが、そうだとすれば蛹期7日)。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(5齢、フジ) 2005年8月24日 大阪府豊能郡産 大阪市淀川区飼育 個体2です。個体1では、しおれた葉の中にいることが多かったのですが、個体2では、外にいることが多いです。その違いが幼虫の色に影響を与えているのでしょうか。個体1では緑がかっていますが、個体2では褐色です。 トップページへ |
![]() |
コミスジの幼虫(4齢?、フジ) 2006年6月24日 大阪府高槻市三好山 一日中日陰になる林道脇に生えていた小さなフジの葉がしおれていたのが目について、探したところすぐに幼虫が見つかりました。 トップページへ |
![]() |
(参考) コミスジの幼虫(4齢?、コナラ) 2006年9月23日 兵庫県川辺郡猪名川町上阿古谷 林道(舗装)脇の草刈り跡の小さなコナラで見つけました。普通はマメ科を食べるのですが、実際には食性は広いのかもしれません。 トップページへ |
![]() |
コミスジの造形物(フジ)
2005年6月13日 大阪府高槻市三好山 コミスジの成虫は、山地ではよく見かけますが、その卵や幼虫はまだ見たことがありません。おそらくこれは、フジの葉に作られたコミスジの1齢幼虫の造形物と思われますが、残念ながら、天敵にやられたのか幼虫は見つからず、確認できませんでした。 トップページへ |
![]() ↑個体1 ![]() ↑個体2 |
(参考) コミスジの幼虫(1齢、クズ) 2010年9月1日 静岡県富士宮市田貫湖 林と細い林道の境目にはみ出してきたクズの葉を見ると、コミスジの造形物がすぐに見つかりました。同じ葉に2個。近くの葉にはもう1個造形物がありましたが幼虫は見つかりませんでした。天敵にやられたのでしょう。 トップページへ |
|
リストへ戻る トップページへ戻る |