外暈、46度ハロ
外暈を含め、気象光学現象の解説は気象光学トップページにあります。外暈は、内暈と同様のランダム配向した氷晶によるといわれていました。しかしながらシミュレーションによれば、その光度は非常に小さく、そう簡単に見られるものではありません。しかしながら、環天頂アークや幻日を作り出すプレートアークやラテラルアークを作る鉛筆型氷晶が揺れていることによってもランダム配向氷晶の外暈と同じ位置に半円程度のハロができることがシミュレーションによりはっきりしました。これらも外暈とよんでよいと考えます(2009-08-19追記)。(以下は過去の文章)外暈は日本では非常に稀な現象で、これまで外暈といわれていたものは、ラテラルでもない第3のアークである可能性が高いことが分かってきました。このページでは、とりあえず太陽から視半径46度付近にあり、ラテラルアークでないものを外暈として扱いますが、近々新知見を取り入れて改訂することになりそうです。(2008-03-02追記)。

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外暈(がいうん、46度ハロ)(強調処理済み)
2011年11月19日
沖縄上空


名古屋から石垣島に向かう飛行機の中です。おそらく沖縄本島上空ぐらいです。高度は8800mぐらいだそうです。地上ではあまり天気が良くなく、この上空では、巻層雲の中を突き進んでいる感じでした。内暈はずっと見えていて、ときおり幻日や幻日環が見えていましたが、それらはかなり薄いものでした。しかし沖縄上空あたりで、内暈が強く輝き、ちょうどそのとき、第二の輪が肉眼でも確認できました。油断していたのでカメラのスイッチは入れていませんでした。急いで撮ったときは少し薄くなっていましたが、アンシャープマスク処理で強調すると明瞭に赤い輪が見えてきました。いわゆる外暈には、環天頂アークを作る氷晶が揺れていても現れますが、今回のは、ランダム氷晶によるもので日本の地上から見えることはほとんどありません。
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外暈
2009年3月27日12:31pm
太陽高度 58°
大阪府豊中市(神崎川)


朝からタンジェントアーク気味に見えていたのが、実際にきれいな外接ハロになった日です。下部ラテラルアークもずっと見えていました。

こちらにこの日の現象をまとめています。

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↑太陽高度34°、アンシャープマスク後に3枚パノラマ合成。

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↑太陽高度10°
外暈、内暈、左幻日
2009年8月10日
静岡市駿河区、葵区


太陽高度33°というのは、もう少しで環天頂アークが起こる高度です。このようなときに出る外暈は、下記に示すような環天頂アークと共に出る外暈と同じように、プレート氷晶が揺れている場合に起こるようです。そのために、太陽より下部に出にくようです。太陽高度10°においても外暈が出ました。下写真です。このとき環天頂アークも輝いていましたが、環天頂アークと外暈は少し離れています。これは、外暈は常に太陽から視半径46°になるのに比べ、環天頂アークは太陽高度が22°近辺以外は視半径46°よりも離れるためです。

こちらにこの日の現象をまとめています。

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↑太陽高度17度のHaloSimシミュレーション。
外暈(揺動プレート氷晶による)
2007年3月16日
兵庫県


環天頂アークに接して大きな弧(上を凸)を描いているのが外暈です。外暈と上部ラテラルアークとの区別は非常に難しく、特に環天頂アークが出ている太陽高度のときにはほとんど両者の位置は一致してしまいます。ラテラルの方が出やすいといわれているのですが、HaloSimのシミュレーションとの比較や、タンジェントアークが全く出ていないことから外暈に間違いありません。幻日環とほぼ交差まで下方に伸びていても半径がほとんど変化していないことからも明らかです。このように、環天頂アークと共にある外暈は、環天頂アークを作るプレート氷晶が揺れている場合に出るようです。逆に環水平アークとともに太陽下部に出る場合も同様です。
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↑アンシャープマスクによる強調処理
外暈、環天頂アーク、内暈、幻日
2011年12月18日
大阪市淀川区


太陽高度12度の外暈は、環天頂アークと少し離れます。そのため、環天頂アークの下に見える大きな赤い弧は外暈です。この場合は環天頂アークを創り出すプレートアークが揺れているために起こると考えられます。
こちらにこの日の空をまとめています。


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外暈(がいうん、46度ハロ)
2006年11月18日8:33am
大阪市淀川区


内暈が太陽から視野角22度で見えるのに対し、46度で見えるのを外暈または46度ハロといいます。写真でわかるように環天頂アーク(赤矢印)の下に現れている赤い弧(緑矢印)ですが、肉眼では全く気付きませんでした。写真で初めて気がつきましたので、赤というより赤外線かもしれません。また、上部ラテラルアークの可能性も高いようです。
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外暈
2007年12月10日
兵庫県尼崎市
輝 撮影


薄くて分かりにくいのですが、内暈との関係や、タンジェントアークがないこと、また、シミュレーションとの比較から、ラテラルアークではなく外暈と判断しました。こちらシミュレーション結果およびこの後輝きだした環天頂アークなどを載せています。
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