河童PENV700E−SL4CH−ステッピングCの耐性報告 2001.2

  恐るべし,SL4CHの耐性−今までにない低電圧起動が可能であった。

 

1 ステッピングCの700Eへの思い

ステッピングCはセレロンが8個,PENVが2個と耐性実験を行ってきた。すべて1G越えを果たした。中でもセレロン633と800の耐性はよく,1.1G越えを果たした。

しかし,昨年夏に購入Bステップ−SL45Yのベースクロック150M以上のレスポンスは抜群であったし,1.8Vで1Gが常用できる点は最高であった。そのことが忘れられなかったことは,このサイトでも何度となく書いてきた。一方,SL4CH−Cステップの700Eの存在もつかんでいた私としては,どうしてもSL4CHが欲しくてたまらなかった。メモリーも一応162M耐性の物もあり,AGPもついてくることが分かっている。あとは,SL4CHの耐性。1.7Vの規定コア電圧での1G起動ができれば,まずは満足である。そんなことを思いつつ,ある通販に予約を入れておいた。待ち遠しい。本日,2月12日午後に発送したとのこと。到着後,その耐性を探ってみたい。

2 ステッピングCの700Eのスペック

         製造国      Philippines

         製造年月日   2001年1月14日

         ロット      7036A118−****

         ベースクロック 100M

         定格コア電圧  1.7V

         仕様         BOXリテール SL4CH

3      700Eオーバークロックスペック

PCの仕様

スペック

 マザーボード

EPOX EP−BX6SE 0.31

 CPU

河童700E SL4CH 

 メモリー

モセルPC133 CL3−CL2で設定

 CPUクーラー

αPEP66U

 VGA

400G

 HDD

IBM DLTA307015 URTRA100

 

 

 

 

 

 

 





4 オーバークロック初日

このSL4CHは今週火曜日に届いた。運悪く届いた日が飲み会と言うことで,「すぐやるぞ!」という,いつもと同じようには行かなかった。はやる気持ちを抑えて,といっても十分すぎるほど飲んできたのだが,家に帰るなり,オーバークロックへ。酒気を帯びたままCPUを取り出す。やはり酔っている。手元が危ない。深呼吸。CPUをそれまで,1152Mで動かしていた800セレロンと入れ替えた。「以前のBステップの700Eは優れた耐性を持っていた。ならば,Cステップはそれ以上いくであろう。」と酒の勢いもあって,早速,次の3段階の実験を一気にしてしまった。

150M*7 1050M,155M*7 1085M,157M*7 1102Mと連続して行った。ドータカードは河童セレ800の1.85Vに設定してあったので,そのままコア電圧1.85Vで実験していたようである。すべてパイも通り,軽く1.1G越えであった。さすがに酔っていたので,それ以上のことは何もしなかった。熟睡。

 

5 オーバークロック2日目

翌日,このところ仕事が忙しいので,夜遅く帰ってからの実験となった。「よし,コア電圧を上げていこう。」Cステップで行ってきた,1.85V〜2.Vまでと決めて,その範囲で耐性を調べた。ベースクロック162Mの実質1140Mの空冷起動を確認した。しかし,何かが今までと違う。何かが...。今までのCステップのPENV,河童セレロンと何かが違うのである。この日も遅くなったためおとなしく寝ることにした。

 

6 オーバークロック3日目

次の日,KAZUさんより高耐性のメモリーを借りることができた。実に,2−2−2の設定で168M,3−3−3の設定で190Mが通ったという代物である。昨日と同様2−2−2のメモリー設定で1140Mの起動ができた。しかし,何かが違う。勝手が違う。B→Cとステップを上げていって,実験を繰り返していったのだが,高コア電圧での伸びが余りなく,高コア電圧の発熱が多いように思った。1.85Vであると,ぐっと発熱も少ない。

今まで,最高2.3Vまではコア電圧を上げてきたが,今回はあまり上げる気がなくなっていた。河童Cステップでは1.85V〜2.2Vの範囲で耐性を調べるのが常だった。その結果は当サイトでも幾度も示してきた。コア電圧を上げて行けば1152M以上いくであろうことは分かっていても,何か気がのらない。何か違ったCPUを扱ってるような気がするのだ。落ち着け!今日も寝よう。明日がある。

 

7 オーバークロック4日目

そこで,「待てよ,違うCPUの種族なら定格から調べるのが常識」と気付いた。ドータカードの設定を変えることにする。コア電圧1.7V。ひさしぶりの定格実験。実にCステップ10数個の実験で初めてではないだろうか。

「もしや,低電圧の方が行くのでは?」「低電圧では起動しないのでは?」と複雑な気持ちであった。

実験スタート。

150M*7 1050Mから1ステップずつベースクロックを上げていった。

コア電圧1.7V,IO電圧3.4Vに固定。

157M*7 の1.1G越えを果たす。定格で1.1G常用空冷起動である。もちろんパイも通った。「よし,今日はこれくらいで,寝よう」と思って,布団に入った。「実に大当たりのCPUだ。定格で1.1G常用とは,嬉しい。」「まだ,いくのでは?」と考えているうちに眠れなくなった。「よし,挑戦しよう。一発勝負」

160M*7 1121M もちろん定格起動をねらった。立ち上がるではないか。パイも通るではないか。何と耐性のよいSL4CH。「まさしく,大当たり」である。Cpumark99は103というよい結果をはじき出した。

安心して寝ることができた。

 

8 5日目のSL4CHのオーバークロック中間報告

 恐るべし,SL4CH。実にすばらしい耐性。低電圧起動。もちろん1.1G越えで夏常用可能。何かが異なる。何かが違う。と言いつつ,5日目。明らかに今までのCステップとは違う性格を持っている。次期PENVの低電圧化のたまものか。PENV1.13Gのリコール騒ぎから,1.8V定格という方針をAMDとの競争から方向転換し,じっくりと練り直した低電圧CPUの登場か。このSL4CHの登場で,明らかにCステップからバージョンアップされていることは実感した。まだまだ,せめがいがある。

 

9 DATA