MINI−永遠の友

ミニのミニミニ話
 
  ミニの歴史が今年閉じられた。非常に残念である。40年経っても,その愛らしい,かわいい,それでいて存在感のあるミニ。その外観からは想像もつかないほど広い室内。シンプルなエンジンルーム。センターメーターがより存在感をアピールする内装。数々のラリーの優勝。「ミニミニ大作戦」で有名になったそのフォルムと性能。今となっては日本製の軽自動車より小さくなってしまった。しかし,その存在は生産中止となった今でも大きい。
 小回りの良さ,小気味よいハンドリング。コーナリングもきびきびしている。ああ,自動車を自動車と一体化して運転しているという満足感。よく回る999ccの小さなエンジン。データ以上に体感的に大きいトルク。走っていると多くの人々が振り返る。日本の風土によく似合う。内部の収納スペースも思いの外大きい。ときどき他人のミニが走っていると,「私ももっているぞ」と叫びたくなる。小さな体に大きなパワー。走りに不満を感じることはない。高速道路も110〜120走行は安定している。地をはって走ってる。四隅に追いやられたタイヤ。エンジン横置きのFF車。現代に新車として現れても喝采を浴びるであろうミニ。その生産中止は悲しかった。でも,私の手元に一台のミニがある。「モーリス・ミニ1000」である。色は青。多分マークV。バックランプはつり下げ式。生産は中止でも,私のもとは離れない。一生,いや子供の代まで所有する。大事なミニである。
 ふたりの子どもたちも大いにミニを愛してくれる。エアコンは付いていない,付けない。ほぼノーマル状態。違うのは若干マフラーが大きめ,室内に小型TVくらいか。夏は暑く,冬は寒い。当たり前だが,このミニは自然と一体化しているのだ。暑いときは窓を開ければよい。寒いときは,ヒーターを入れればよい。自然が一番。現代の車はいろいろと装備過剰である。使わない装備も多い。ミニは必要最小限の装備。ラジオでさえ後付。発売当初,メーターは真ん中に小さなスピードメーターが一つだけだったそうだ。私のミニはセンターメーター一個。現代の車より,機能的にも視覚的にも非常によい設計となっている。
 現在,新車が発表されるとセンターにメーターをつけることが目立ってきたが,私にはミニのセンターメーターを超えるものはないと思っている。所有して以来大きなトラブルはない。あるといえば,オイルがジワッーとにじみ出ること。また,防水には弱いこと。さらに,高速になると音がうるさいこと。以上ぐらいである。ただメンテナンスが悪いとすぐただをこねるので,点検は必要と思う。私は普段使用しないときは,バッテリーをはずし,ボディカバーをして保護している。したがって,車体は手でさわつてもざらつかない。また,私の信条で雨の日は運転しないのである。何せ古い車。できるだけ長く乗りたい。

ミニを手に入れた。


 今から15年ほど前,友人から電話があり,「ミニが職場に有るんだけど。買わない?40万だって。」ということ。私は昔からミニが好きだったので,「考えさせて。」妻にその事を話したら,「だめ!あなた,何台車があったら気がすむの。これで3台でしょう。6人家族で,運転できるのはあなた一人。贅沢。」そこで,「いつもミニはかわいい。欲しい。」といっていたじゃないかとやり返した。それでも駄目。
 「まあ,見るだけタダから見に行こうか。」と妻を誘いミニを友人の職場に見に行った。青いミニだった。「のってみない?」といわれ,妻も乗せた。「なかなかいいなぁ」と私。妻無言。すかさず友人が,「所有者が40万といっていたが,ミニなので32万で交渉するけどね。」と話してくれた。「こんなチャンスはまたとないな。」と私が押す。「なかなかハンドリングがいいね。」と友人。「何といってもかわいい」と私がもう一押し。妻がようやく,「買いたいんでしょ?!」「うん」「車検とかは自分で払うならいい」という返事。「よしやった」車検が来たらその時考えればいい。このチャンスは今しかない。「よし,買った!!」「ミニで32万」て゜決定。妻に感謝。後のことは知らない。ミニのオーナーになれることで頭がいっぱい。
 その後ミニが手に入る1週間というもの,ミニの本を買いあさった。ミニ誕生当初からの特別ビデオまでそろえた。一歳にならない長男を連れてミニをもらい受けに行った。うれしかった。子どもにはあまりにもうれしかったので,ミスタードーナツで小さなドーナツを買ってあげた。長男喜ぶ。私,ミニに乗り喜ぶ。家までの道のりは,どこをどう通ったかよく覚えていない。家まで着いた。早速洗車しワックスを塗る。ミニの命,金属部分は丹念に。現在もピカビカだ。以来,ちょっと離れた駐車場に止めていた時にコインで1メーター以上傷を付けられてしまった。悔しかったが,どうしようもない。この機会に全面塗装やり直し。以来,自宅の駐車場に止めている。

ミニの走行

 私のミニは,譲り受けは時走行距離2万9千キロ。現在,4万6千キロ。本当に走っていない。あまり遠くにも行っていない。理由はある。前述したが,当時3台所有しており,残りの2台駆使していたからである。一台は73年式360ccのホンダ・ライフバン,もう一台はワーゲンのサンタナ。2000年には,この2台は廃車となっている。ライフは10万キロをゆうに越えていた。サンタナは16万キロ以上走った。16年乗った。5年前にパジェロ・ミニを購入。しかし,今年サンタナのギヤが折れて,新種購入のはめにおちいり,サンタナとパジェロ・ミニは手放した。泣くに泣けなかった。本当は新車はいらなかったのに。
 嘆いても仕方がない,現在は新車のホンダ・オデッセイとモーリス・ミニが所有車である。この2台を大切に乗っていこうと思う。そうそう,なぜパジェロ・ミニを購入したかというと,ライフのエンジンが走行中にバラバラになり,廃車となったからである。

たくさんのミニに会う


 平成2年にヨーロッパに3週間ほど行く機会が訪れた。私はミニに会えると楽しみだった。もちろん視察が目的であったが。視察もし,視察場所に移動する車の中や歩行中にミニを見つけては写真を撮った。オランダには多少走っていたが,やはりイタリアやフランスでは多くのミニに会えることができた。その時の写真は後日公開する。さすがに,ハンガリーやオーストリアでは見かけることが少なかった。
 数年後,私にミニを斡旋してくれた友人がやはりヨーロッパに行ったとき,視察先から自分で描いたミニの絵葉書が送られてきた。今も大切にしている。また,ヨーロッパでは車のナンバーを自分で選ぶことができるというので,わざわざ私のナンバープレートを作成してくれた。もちろん「3298」である。

ミニのドレスアップ


  ミニのドレスアップは専門雑誌を中心に多くの例が出ている。前述したように私は最小限である。ミニのテッシュペーパーカバー,専用クッション,そしてミニのミニカー3台が車内に。この程度である。○リエンタル自動車には多くのパーツが置かれている。そうそう,この店で以前ミニのジグソーパズルを買ったっけ。息子の机の前に飾ってある。
 そうそう,MOMOのウッドステァリングに換えたのも思い出した。この感触がいいなぁ。そうそうシフトノブもミニ・マークVのエンブレムつきにした。この程度かな。今後,所有車が3台から2台になったので,ミニのドレスアップを徐々にしていこう。ドアのノブも折れたので換えたのも今思い出した。

ミニの仕様と付属品・ミニにまつわる所有物


  999CCのエンジン。4速マニュアルシフト。センターメーター。25リットル燃料タンク。無鉛ハイオク使用。4人乗り。シガーライターソケットがなかったので付けた。現在TVで使用。タイヤ10インチ。ミシュラン使用。ホィールはノーマルキャップ。アルミは工場に預けてある。オデッセイの仕様と大変異なる。段違いである。でもミニはこれでいいのだ。余分なものはいらない。天井が若干汚い。これはいつか張り替えたい。そういえば,18年ほど前のカーステレオがついていた。ほとんど使用していない。演奏は可能。
 ミニの取扱説明書,もちろん英語版。ときどき見る。読むのではない。見るのである。何か伝わってくる。そんな雰囲気を持った取扱説明書である。PCで言えば,1Gを越える高価な何でもついている機器と,私がクロックアップ用に作った最小限の周辺機器を組み込んだ機器以上の差があるかもしれない。私は後者に愛着を感じる。家の中には,まだミニ用品があった。超ミニのミニカーがフィルムケースに入れてある。そして超ミニ・ミニカー3台セット。


私のミニ




ミニと娘

この記事をUPしてから,東京−といっても武蔵野のどいなかと本人はいっている−の大学に通っている娘が,弟のことが記事に載っているけれど,自分が載っていないのは不公平だと不満を漏らしているので,ここに記事にすることにした。載せてもらいたい理由はもうひとつあって,大学で自分のホームページを開設したのはよいが,父親のこのHPとリンクしたはよいが,自分の記事が載っていないのでは寂しいということが真相のようである。何はともあれ,ミニと娘のことを書くことにした。

娘が2歳の時,サンタナを購入。実に昨年まで乗っていた。そのサンタナは10年乗るという約束で購入したのだが,こんなに長く乗るとは思いもしなかった。実にパジェロ・ミニを購入するまで新車には縁がない家だった。その間この記事にも書いたように,ミニがやってきた。中古。アウトレット。おばあちゃん語でいうならば「ちゅうぶる」なのである。娘いわく,「このクルマくさい」。いや,この臭いは年輪を積み重ねた歴史的臭いなのだ。「でも,かわいい」。これは,その通り。昨年ついに生産中止。でも,いかに異なるミニが生産されても,ミニはミニ。現在のミニが最高。最近,日本車でミニのマスクを真似したものを見るともっとオリジナルを出せ,と言いたくなる。

今は,娘を始め家族はミニの存在を,「家族の一員」と認めている。永遠なミニ。今後,ミニのミニ・ミニ話は続いていきます。