裁判例
| 判決年月日 | 裁判所 | 主文 | 罰条 | 加害者 | 被害者 | 量刑事情1 | 量刑事情2 | 前科 | |
| 1 | 平成14年3月13日 | 宇都宮地裁真岡支部 | 懲役1年4月 未決勾留日数30日 |
208条の2T前段 | 普通貨物自動車 | 赤色信号停止中普通乗用自動車(同乗者が加療約3週間頸椎捻挫症) | 焼酎お湯割り4杯ほど | 被害者の怪我が比較的軽い(湿布薬を貼る程度で軽快) | 無免許、酒酔いで何度も罰金や執行猶予付判決や実刑判決 |
| 時速30ないし40キロ | 運転開始から8分後に事故 | 被告人の妻が病弱で生活に困窮 | H10.6.18に無免許で懲役4月保護観察付執行猶予5年間 | ||||||
| 事故後30分経過後の飲酒検知で呼気1リットルあたり0.7ミリグラム | 被告人の長女が高校進学のためにアルバイトをしてためた20万円をすべて被害者への支払に充てようとしている | ||||||||
| 事故直後被害車両の運転手に言いがかり暴行 | 前回の執行猶予が取り消されること | ||||||||
| 2 | 平成14年3月28日 | 東京地裁 (刑事第15部合議) |
懲役2年 執行猶予4年 |
208条の2T前段 | 普通乗用自動車 | @対向進行していた自転車(全治約2週間腰椎打撲など) | 店を出る際には足元がおぼつかないほどの泥酔状態 | 3人の被害者に対し合計100万円の見舞金の支払い、被害者の宥恕 | 交通違反歴があるが前科はない |
| @時速約40キロ | A交差点手前で信号待ちのため停止中の普通乗用自動車(安静加療約2週間頸椎捻挫など) | 事故後約50分後の飲酒検知で呼気1リットルあたり0.5ミリグラム | 被告人運転車両にかけられた保険によりしかるべき賠償金が支払われる見込み | ||||||
| ABC時速約50キロ | BAの前で停止中の普通乗用自動車(安静加療約2週間頸椎捻挫など) | 被告人が一緒に飲酒した従業員らを送っていこうと思って同情させて運転したと述べたことに対し安易な考えであり、その者らの身の安全を考慮するとより一層の非難を免れない。 | 被告人の反省(自動車を今後運転せず、国際運転免許も更新しない) | ||||||
| 被害者3人の傷害も決して軽くない | 被告人が25歳と若い | ||||||||
| 危険運転致死傷罪が創設されたこと | 被告人の兄が監督する旨誓っている | ||||||||
| 3 | 平成14年3月29日 | 福岡地裁小倉支部 | 懲役10月 未決勾留日数20日 |
@208条の2T前段 | @普通乗用自動車 時速約30ないし40キロ (危険運転致傷) |
@信号停止していた普通乗用自動車(加療約1週間腰背部打撲) | 日本酒2合ビール大瓶1本350cc缶ビール2本を飲んだ結果、意識がもうろうしてとして、ふらついて正常にあることができない状態 | 被告人が反省し、酒を断つと誓っている | 業務上過失傷害の罰金前科 |
| A211条T前段 | A普通乗用自動車 @の後発進後退させた (業務上過失傷害) |
A後方から進行してきた普通貨物自動車(運転者加療約9日間頸椎捻挫、腰椎捻挫) | 運転開始後約5分後に事故 | 被害者の傷害が比較的軽微 | 速度超過、人身事故2件を含む交通違反歴7件 | ||||
| Aの同乗者(加療約11日間腰部捻挫、頚部挫傷) | A事故後逃走を図り、被害者に追跡されてようやく停止した | 前刑の執行猶予が取り消されること | 過去の傷害、恐喝未遂などの前科はすべて飲酒した上での犯行であると述べている。 | ||||||
| 事故当時、呼気1リットルあたり0.52ないし0.64ミリグラムと推定されている。 | |||||||||
| 現行犯逮捕された際、暴言を吐いたり、被害者につかみかかったりする有様 | |||||||||
| 4 | 平成14年4月10日 | 函館地裁 | 懲役1年6月 執行猶予3年 |
@208条の2U後段、T前段(人を負傷させた場合) | @普通乗用自動車 赤信号を殊更無視 時速約65キロ |
横断歩道上を歩行中(加療約3週間左手、左下腿打撲など) | 横断歩道のかなり手前から黄色信号を認識し、赤色信号を認めたあとでも十分安全に横断歩道手前で停止することが可能だった | 被害程度はそれほど重くない | 前科なし |
| A道路交通法違反(救護義務違反、報告義務違反) | 横断しようとしていた被害者を認めながら、出勤時間に遅れたくないという自分勝手な動機 | 被告人加入の任意保険を通じて被害者との間で示談成立が見込める | |||||||
| 全くブレーキをかけていない、事故後もブレーキをかけることなく逃走 | 被害者及びその保護者が寛大な処分を求める嘆願書を提出 | ||||||||
| 被害者に全く落ち度はない | 事故後約18分後に現場に戻り、警察官に自首 | ||||||||
| 反省の態度を示している。 |