昨日の繁昌亭の夜席が「高学歴特集〜おまえらほんまにかしこいんか?! スペシャル〜」というタイトルになっておりました。多忙につき私は行きませんでしたけどね。で、最初「高学歴」と聞いてまっ先に思い浮かんだのが旭堂南湖でした。だってこの人たしか、芸大の修士出てますから。修士卒の芸人さんってなんとなく少なそうですよね。博士中退以上となると、もしかしたら一人もおられないかもわかりません。ところがもらってきたチラシを見ますと、載ってるのはたま(京大)・歌之助(千葉大)・染雀(阪大)・団六(神大)などなど、いずれも学部卒の皆さんです。どうやら、ここでいう「高」学歴の基準は「難関校出身」ということだったようですね。院卒でも芸大の南湖は趣旨に合致せんようです。ほかに難関校の出身っていえば、吉弥とか南海なんてとこでしょうか。
それにしても、愛敬が大事なはずの芸人さんにとって、難関校出身というのは取扱いの難しい情報だったりはしないのでしょうか。ふだんはできたらそっとしといてほしい、かといって隠すのも不自然だし、変わり種の肩書きは使いようによってはネタにならんでもない。しかしイヤミにならんようにするのは大変。それ考えると、この番組に載ってる「大喜利:高学歴クイズ大会〜あほは誰!〜」って、親切な企画だなあ。京大出ておいてそんなことも知らんのか! というのはカワイゲにもなるもの。あはは、行きたかったような気もしてきた(終わってから言うな>自分)。
ふと、ビディと呼ばれるインドの細い煙草が恋しいような気分になりました。葉っぱを葉っぱで巻いて糸でくくってある、長さはツマヨウジくらいの小さい煙草です。別に自分で吸う必要はないので、誰かが隣で吸っててくれるか、立ち消えしないような仕掛けをこしらえてお線香みたいにくべるかすれば十分なんですが。匂いの記憶って変なところに収納されてたりするのだなあ。そして、変なきっかけで地殻変動が起こって表面に出てきたりするんですよね。ヒトの脳みそって変なもんです。
続きまして寝具類も洗濯がきくものは洗濯しました。まあ洗濯は私ではなくて洗濯機がするので、その間は原稿書いたりしてるわけですが。気のせいか、目が痒いことが少なくなったように思います。気のせいでもいいんです、主観的に気分がよければ。
晩は遊びに行きました。これも、元気なときに券が買ってあったおかげで何とか出かけることができました。「出る時間までにここまでせんと!」と思うのが適度なプレッシャーになっていいんですが、仕事に自信を失っているときは、いいもん見ると、あとで気持ちが負けますね。元気なときは、「ワシも負けてられるか〜い! さあ自分の縄張りへ帰って自分の仕事するぞ」という気になって、しばらくは盛り上がれるものなんですが、気落ちしているときはこれが反対に出るのだなあ。
……がんばろ。
■09-08-15(内容は14日の話です)
この機会をむだにせずにどうしたかというと、部屋を掃除しました……。いや、毎日毎日、目が痒くて、これはホコリが悪いんだろうと思ったものですから。オットも同じころから鼻づまりになってきたし。床のホコリをとって、布団はコロコロ粘着テープと掃除機で、せめて表面だけでもきれいに。
あ、仕事もしましたよ、さわやかな環境で。このさわやかな環境が、さわやかな文章、もしくはさわやかなはかどり具合という形で反映されればよいのですが。
■09-08-14
私と日ごろ遊んでくれてる友達といえば、ほぼ全員、オタクの本読みです。本読みといっても活字読みと漫画読みとスイッチヒッターとがいてますが、いずれにしてもオタクです。おかげでみんな、オタクの祭典へハンティングに行ってまして、だれも遊んでくれる人がありません。
唯一、人ごみが大嫌いな者がいまして、この人はハンティングに参加しないのですが、海外へ行ってしまいました。
仕事しなさいというありがたいお告げですね。ありがたやありがたや。この機会はむだにはいたしません。
■09-08-13
11日の産経の夕刊に文字久さんのコラムが載っていました。今月のテーマは「季節感」ということで、夏祭浪花鑑と生写朝顔話のほか、麻の着付の敷き伸ばしの話が出ていました。そういえば先月参加したバックステージミニツアーの折に、体格から推測するに希大夫(のぞみだゆう)さんと思われる若い方が、廊下でしゅっしゅこしゅっしゅこと霧吹きを使ってらっしゃる姿をお見かけしたのでした。私らお客は遠目に見るだけだからともかく、着ているご本人は涼しくも何ともないのだろうなあ。私も売れ残りで安くなっていたこげちゃいろのワイドパンツをうっかり衝動買いしましたけど、「涼しい」とか「暑い」とかじゃなく、感覚としては「硬い」が先に立ちます。たたみいわしとか焼き海苔とか、何というのか板を着ているような感じ。まあ何度も洗ってるうちにくてっとなってくるんですけどね。そして、洋服はカットが立体ですから、和服のようにペタンコにたたむことはできません。シワとの戦いはけっこう面倒です。
麻が見た目に涼しげ、というのはあくまでも「お約束」、記号なのじゃないかしらね。「涼しい」というより「夏らしい」という記号。貝殻やイルカの形のアクセサリーだとか、カゴ系のバッグなんかと同様、夏に何度も見かけることによって刷り込まれただけかもしれないし。
どっちかといえば海洋小説読みとしてはですねー、麻というと英国海軍を先に連想してしまいます(フランス軍もアメリカ軍もスペイン軍も麻を着、麻を使っていたというツッコミはナシの方向で)。木綿が貴重品だった当時のこと、あの帆が全部麻だし、(士官のコートは羊毛ですけど)乗員も夏冬問わず麻を着ていたわけで。冬はさぞ寒かったことでしょう。そう、夏の麻を「涼しげ」と感じることのできない私も、冬の麻を「寒そう」と感じることならできちゃいます。
ああ、そういえばバックステージツアーのことまだ書いてませんでした。いや、下駄箱の表示から給湯室の貼り紙から大工道具や掃除機に添えられたメモから何から、視覚支援がいっぱいだなーとか、構造化されてるなーとか、そういうところから出発した感慨だったんですが、日が経ってしまうと言語化するのが面倒になりました。まじめに書くと長くなりそうだし。健常者の皆さんが子供のころから当たり前にご存じのことをさも大発見のように感激して話が長くなるんじゃ、読む方は退屈、書く方は恥をさらし、だれも幸せになりませんから。
ただ、福丸さんとすれ違ったことだけちょこっと自慢さしてください。私は場所や物を見たくて申し込んだんであって技芸員さんに近づくために行ったわけじゃなかったはずなんですが、出遣いなさらない方の素顔を一瞬とはいえ拝見すると、ああ、裏側を見学しているんだ〜という実感が高まりませんか? 頭巾はなしですが黒衣姿で、中腰で小走りに走っていらっしゃいました。
ところで、神経痛はどうなったかというと、夜中に痛くなると目が覚めるのは同じですが、即起きじゃなくて「考えオチ」くらいの間があくようになりました(わかりづらい表現ですみません、でもそうとしか言いようがないんです)。目が覚めてもちょっとのあいだ寝ぼけてたりもしますから、きっとその分だけ痛みは軽くなってるってことなんじゃないかなあと。第一、回数が減ってますので、これくらいだったら万一ずっと治らないで残ってしまっても共存していけそうに思います(年も若いし場所も顔面じゃないから、残る可能性は低いと言われているんですけどね)。ちょっと危ないなと思ったのは自転車乗ってる最中に来たときくらいですかね。さすがに落ちそうになりましたが、ちゃんと歩道側にズレてた私をほめたってください。
ミョウガがふたつ、獲れました。地上部が半分枯れかかってるというのにびっくり。たくましいものです。
なくなるなくなると騒いでいたトイレットペーパーですが、12日午後、イズミヤまで出かけて買ってきました。トイレットペーパーがなくなったときしか行かないイズミヤ。暑い日だったのでオットに報告したら「なんでそんな自殺行為を」と呆れられました。一度、イズミヤが近いところに住んでたことがあったんでね。
梅干しはめでたく完成です。昔ながらの、口が曲がりそうに辛い梅になりました。ただ、一般家庭の庭の花梅(観賞用)の実で作ったので、農家が出荷している梅にくらべたら種の割に果肉が薄いです。たたいて練り梅なんぞにしたら歩留まりが悪そう。
というわけで近況報告もすんだし、ちょっとしばらく日記は手抜きモードになります。今までも手抜きですけど。
■09-08-12
福井県立図書館の
覚え違いタイトル集が面白〜い。
■09-08-11
朝、買い物から帰ってすぐに、食器洗い機の洗剤が切れてたことを思い出しました。あーあーあー。しょうがないからもう一度出ます。ついでに、電気料金も払います。そしたら夕方になって、トイレットペーパーが切れそうだったことを思い出しました。あーあーあーあーあー。さすがに三度目は行きませんでしたが。
夜、ひさびさに区民センター。何年ぶりだ? 多少早く着いたけど、ここで薬屋へ寄ってトイレットペーパーを買ったりはしませんってば。大きいし、目立つもんね。
それにしても電気代が思いのほか安くてびっくり。近ごろはエアコン昼夜つけっ放しなんですが。
■09-08-10
パスポートのために2日連続でしんどい思いをしたので、8、9は遊んでました。何して遊んでたかは、ヒミツ。想像つく方も多いかとは思いますが、当てないでね。
ヘルペスの神経痛ですが、頻度はぐっと減ったものの、まだ、完全になくなるというところまではいきません。対面のハム屋でハムを包んでもらってる最中に襲われて、ちょっと挙動不審になってみたり。
でも、仕事は再開してます。約束は果たさねばなりません。それに、エルヴェ・ニケ来日のためにお金を稼がなくてはならないのです。今は何となく気落ちしているせいか心から楽しみだという感じが湧いてこないんですが、当日は来年なんだからそのときには元気になっている可能性もあるわけで、それなのに券を買ってなかったら「うーわーなんでなんでなんで、去年の私のばかばかばか」ってなると思うのよね。今までさんざんそういう経験してきたので、そろそろ学びましょう、ってことで。
■09-08-07
そして本日、谷四のパスポートセンターまで行ってきました。遠いけど地下鉄一本、乗り換えなしなので気楽です。期限が今日までだった私の分は無事クリア。変な顔の写真になったけど、しょうがない。ところが、夫の分は目が光っているとかで写真が引っかかり、再提出となりました。まあ、期限ぎりぎりじゃなかったのが救いです。私のを受け取りに行くときに再提出でも間に合うし。
パスポートセンターの隣が府職員の福利厚生施設だったので、800円のランチバイキングを食べてきました。何というか、同級生のオカンが作った晩ご飯(ただし息子の友達に見栄を張って品数が増えました)という雰囲気。いずれも塩分ひかえめでダシがきいた関西風の味つけで、火を通した野菜も豊富。さやいんげんと拍子木切りにしたジャガイモを鶏の屑肉と炒めたのと、モヤシと青菜の卵とじをメインに選びました。ブリのアラだきや豚の角煮はタレが甘いお店が多いので警戒して少ししかとらなかったんですが、甘味もなくべたつきもしなかった。もっととればよかったな。あと、出し巻き卵が当たりでした。100均ふうの器と、背広のお一人様との相席が気にならなければ、薄味で野菜をたくさん摂りたい方におすすめだと思いました。
せっかく街中へ出たから、日本橋の小ホールで公演記録鑑賞会。87年4月の絵本太閤記の夕顔棚と尼が崎。
梅はもうそろそろいいかも。最初、「え、カビた?」と一瞬青くなったけど、よく見たら塩吹いてた(今までカビてなかったものが、この段階になっていきなりカビるとは考えにくい話です)。
■09-08-06
というわけで、今日は用紙をとりに区役所へ。久しぶりに自転車を出すことにしました。体力落ちてるのに自転車大丈夫かなと思ったけど、それはまあ大丈夫でした。大丈夫じゃなかったのは道順……。区役所なんて今まで何度も自転車で行ってるのに。郵便局への道とか銀行への道とか、いろいろ混ざってしまった模様。
頭皮にひっかき傷でもこしらえたのか、なんだかかさぶたのような感触があったもので、久しぶりに合わせ鏡で自分のうしろあたまなんてものを見ました。そしたら、白髪の混入率が左右で全然ちがうんですよ。左はちょっとあるかなって程度ですが、右はゴマ塩に近づきつつあります。きれいなゴマ塩は若いころからの憧れではあったんですが、ぶち(もしくはしましま)になりつつあるとは予定外でした。あんまり変なことにならないでおくれようー。
堀江のコーヨーで買ったヒツジ肉の続報。ヒツジとはいっても仔ヒツジだったようで、ヒツジらしい匂いはちょっと物足りなく感じました。でも、確実に手に入る場所を知ってると嬉しいよね。
現在、夫婦そろって、大の苦手の書類記入作業と格闘中です(私は、飽きたので日記に逃げたというわけです)。わが家にはこういう作業に長けている人間が一人も住んでおりません。二人ともぶうぶう言いながら書いていました。
そしたら。
夫の分は9月の中旬まで有効だったんですよー。前回はばらばらに更新してたのか? だから、私はともかく、夫はこんなにせっつかれて今日急いで書かされなくてもよかったのね。ごめんごめん、悪かったよー。あ。私がサボってる間に、向こうが先にできたって。
■09-08-05
調べたいことがあって久しぶりに図書館へ。必要なものだけ見て、閉館まで粘るでもなく、そして、何も借りないで帰ってきました。誘惑と闘う必要もなく、まるで節度と余裕のある社会人になったような気分だ。この気分、覚えていられるかなあ。
そうそう、大阪でなかなか手に入りにくいヒツジの薄切りですが、堀江のコーヨーで扱ってたので買ってきました。コーヨー侮りがたし。
そういえばパスポートの有効期限が今月の20日ごろだったよなあ、と思ってちょっと見てみたら、あらあら、20日どころか9日になってます。9日っていったら日曜日。ってことはですね、金曜の7日には出しに行かないと〜。書類の用紙は明日もらってくるしかありません。よくこんなタイミングで見てみる気になったなー私。何かに守られてるんでしょうか。勘違いして覚えていたせいもあって、どうも自分の実力という気がしません。
ふー。ここまで書いたら作文脳がくたびれました。こないだの文楽劇場バックステージ風景を書きますと言っといて書いてないし、本公演そのものについてはメモさえ書いてないし。でも日記より優先的にエネルギー回して書かないといけないものもあるので、もしかしたらこのまんま書かないかも。
■09-08-04
今日も郵便受けに敗北。まあ夫が開けてくれるから困りはしないけど。
郵便局まで往復した。えらいぞ私。あ、コンビニ寄るの忘れた。えらくない……。
ミョウガを一鉢だめにしました。5鉢育ててる(た)んですが、つい世話がお留守になったみたいです。もうひと鉢もかなり傷んでて、かわいそうなことをしました。
■09-08-03
著作権の勉強会にお金を払ってあったのもあきらめ、買い物にも行かずに家で寝たり起きたりしてましたが、一度だけ、文楽劇場のバックステージミニツアーだけはどうしても休みたくなかったので決行。納涼芝居の『生写朝顔話』の後の入れ替え時間に、劇場職員が舞台裏を20分ほど見せてくださるというもの。いつ行ったって同じようなものだろうとは思うのですが、廊下に置いてある人形は毎回変わるものですから。今期はレイトショーで洋モノ翻案の新作、朝の子供向けの舞台では馬琴の妖怪ものをやっているため、さぞ変わり種が勢揃いしていることだろう……と思うと、どうしても行きたくて。特に、新作は評判次第では再演されなかったり、されてもこしらえが一新されたりという可能性がありますしね。
で、ちゃんとありましたよー、新調の中華ペリカン。でも、河童の子供がかわいくて、ペリカンそっちのけで河童に夢中。とはいっても歩くのしんどかった。人形遣いさんは4時間も中腰で走り回っているのに、解説ツアーの15分か20分で音を上げるとは。まあ、これが病気ってもんですか。ハァ。
全体を通して一番の印象は、「見学者、多っ!」「来客、多っ!」ということです。私はたまたま国立の職員さんに解説してもらってたわけですが、人形遣いさんなど出演者に連れられて回っているグループもあるし、あちこちで記念撮影をしているし、「これが本当に公演中の劇場ですか」という感じ。何というのか、劇場と博物館を兼ねているような、出演者が学芸員と添乗員
と展示品を兼務しているような。大阪名物ということで、観光産業でもあるからなんでしょうか。ていうかあんなんでセキュリティー大丈夫なんでしょうか。グルーピーが押しかけて不祥事、なんて心配はないんでしょうか。そして皆さん、なんであんなに余裕なんでしょうか。これが、固定メンバーが・常打ち小屋で・古典を・くりかえし上演するってことなんでしょうか。
バックステージツアーだからそこここで見かけた光景とかもあるにはあるんですが、まだ長い文章を書く気力が湧いてこないので今日はやめときます。またそのうち文章書く気力が戻ってきたころに、もしも書きたい気持ち(と、記憶)が残っていたら、ということで。
さて、今日、足馴らしに外へ出てみたら、自分ちの郵便受けの番号がわからなくなっていました……。しばらく操作してなかったので忘れたんでしょうか。何度も失敗してスカが出ました。結局、開けられずじまい。いいのかこんなことで。
梅仕事アップデート。土用よりはスタートが遅くなったものの、梅も干しはじめることができました。(人間に)陽の当たらない部屋を選んで住んでいるため、ベランダでは干せず、玄関先の廊下に並べてます。最初に引き上げたときは、紫蘇の色が上の方の梅にしか移ってなくて、下はまるで紫蘇なしで漬けたみたいでした。球形ではなく多面体、最下層など扁平な六角形の板状。重石が重かったんですかねえ。今は毎晩、梅酢に戻しては紫蘇をしみこませようと試みてますが、追いつくのかどうか。出したりとり込んだりしてると、ついつまみたくなりますが、一度に食べるには1個はちょっと多いのでがまんしてます。半分かじったのをそこらへんに置いとくのもナンやしねえ。私はすぐ忘れますから。
■09-08-02
肋骨は相変わらず痛いときゃ痛いんですが、痛くなる頻度は減ってきた気がします。あとはこー、どうせなら昼間に集中してくれるとまとめて眠れて得なんですが、贅沢言うてバチ当たったらその方が損なので、いらんこと考えんとこ。
まだ頭はあまり働きませんが、静かにしてるのにはとっくに飽きてるので、2、3日のうちに作業再開しようと思います。実際に能率が上がるかどうかはともかく、約束は果たさないといけないし、ブランク作るのも怖いしね。
エルヴェ・ニケが来日するんですね。前回はヘンデルでしたが今度はパーセルとのこと。ああ、お金稼がないと。
11月の文楽の配役表が錦糸さんサイトに載っていました。とはいっても、町人一家のリアルな人間関係よりも怪異譚の方が好きだし、天網島の方がよくかかるし、配役を見ないうちから芦屋道満大内鑑の方に行こうとは決めていたんですが。
それにしても春に狐忠信、地方公演で八重垣姫の狐憑き、秋に狐女房の子別れと、今年はキツネさん強化年?
■09-07-29
水疱はかなり枯れてきました。見た目はほとんどマトモ。ウイルスのワルサはもう終わっているはずで、抗ウイルス剤も、もらった分を飲みつくしました。しかし痛みの方はっていうと、何でこんなに痛いかねー。睡眠がどうしても痛みで中断されるので、ちょっとでも眠れそうだなと思ったら隙を見て昼寝をするようにしてますが。
痛みのせいか鎮痛剤のせいかはわからないのですが、どうも文字を追うことができず、読書はほぼお休み。こういうときのためにと思って、アレッサンドロ・バリッコ版の『イリアス』を買ってあったのに(神さま抜きで、人間が戦争してるパーツだけを編集したらこうなります、というバージョンらしい)なぜか読めない。楽しみにしてたのに。ほかにも未読本はあるんですよ、硬軟・軽重とりあわせて。なのに新規の情報がアタマに入りません。結局、既読で結末まで知ってるウッドハウスの短編をちびちびと読み返す程度。それも15分が限度かなあ。同じ箇所を行ったり来たりすることが多くてなんぼも進みません。
で、ここで気がついたのですが、元気なときの私はウッドハウスなら文春派だったのに、今はなぜか国書派。そういえば、以前にお腹を壊したときも、風邪のときもそうだったような。
って、ちょっと待て。ということは私、今までも体調崩すたびにウッドハウス読んでたのか? ……うーん、そうみたい。
あと読んだのは漫画ですね。『中春こまわり君』と、『がんばれ猫山先生』。こまわり君の中には、りっぱな中年サラリーマンになったこまわり君が痛風になるシーンがあって、なんだか身につまされますよ。猫山先生もとんでもないことになってるし(それをいうならシカオ先生はもっとか)、どうなるんだ。これ第一巻だそうですが、四コマ漫画だから一冊分たまるには相当かかるんじゃないかと。2巻が出るのはいったいいつのことやら。
■09-07-23
休んでるって、つまんないもんです。字を追うのがおっくうで本を読む気になれないのが残念。ネットはなおさら。元気なときは「何かで休むようなことがあったら、あれも読もう、これも読もう」なんてのんきなこと思ってましたが、なってみないとわからんものですね。
まあ、こういうポピュラーな病気を人並みにやってみて、ちょっとは人生の経験値が上がったかなあ。
■09-07-22
16日ごろ、そういえば胸の右側の肋骨んトコが何か痛いなと気がつきました。指をドアにはさんだような、ピンポイントで打撲系に似た痛さ。最初は肋間神経痛か骨折を疑いましたが、隣を叩いても響かない、ウソ咳をしてみても平気ということは骨折ではなさそうなので、気にしないことにしてました。このとき、人から「ヘルペスちがうの?」と言われたんですが、なんでも「耐えがたい激痛」とか聞いたことがありますから、こんなノンキな痛さなら違うでしょう、と思っていました。英語のお勉強で東京へ行って帰ってきたりもしました。たくさんまちがえて、たくさん直されて、元をとってきました。
ところが、なぜかだんだん意気消沈して気分が腐ってきます。仕事をやる気が起きない、やっと始めても根気が続かない、ミスは多い、動くのがおっくう。さては未熟さを思い知ったせいか、それならなおのこと奮起して勉強しなおすべきなのに何でまた、なんて思っていたらだんだん痛みが増してきて、とうとう、まるでお手本のような発疹が。言い逃れもできないヘルペスです。最初に「ヘルペスちがうの?」と言われた相手に体裁が悪いと思いましたが、自然は人間界の都合で病名を取り替えてくれたりはしません。
これ、疲労、ストレス、ほかの病気やケガなどが悪いのだそうですね。ちょうど涼みに行ってた札幌から帰ってきて、温度差がこたえてたところです。それなのに、人さまの忠告を無視して東京トンボ帰りなんて、何と無謀なことをしたものか。抗ウイルス剤とかいうものをいただきましたので、まじめにお薬飲んで、2週間くらいはだらだら、ごろごろを自分に命じようかと思います。23日も別の勉強会へ行くつもりでお金払ってあったけど潔くあきらめました。退屈しやすく忘れっぽく過信しやすいたちなもので、ちょっと喉元すぎたころに養生を守れるかどうか、よほど気をつけないと。
そんなわけで、万事2週間ずつ後ろへずれます。ご迷惑おかけしてすみません。
■09-06-29
へー、5月の9日にどこかの大学で
こんな公開講座やってたそうです。気がつかなかったな。「山の辺の大学」とあるから、きっと天理大でしょう。うーあー行きたかったな。まあ、そのうち論文か本にまとめてくださるそうなので、それを楽しみに待ちましょう。
そして、日付が書いてないのでいつのことかわからないのですが、ベン・ジョンソン脚本、小アルフォンソ・フェラボスコとロバート・ジョンソン作曲のマスク、"Oberon, the Faery Prince" のDVDがケースウエスタン・リザーブ大から
出ていたのね。今までずっと"fairy"で探していたから引っかからなかったのか。しかしこれ、ネット書店とかには出てないんですねぇ。直接、メールで問い合わせるしかないのか。英作文しなきゃ買えないんだ……。むぐ。
日本語読書スイッチが切れました。いったん原稿ループにはまると、本って読めなくなるんですよね。もともと、他人のしゃべり方がよくうつる方なので、テンポのベースラインが変わってリズムが乱れるのが怖いんです。翻訳作業中の気分って、何というか、代理母とか、ハリガネムシ入りのカマキリとか、何かに寄生されてるみたいな感じがします。
おかげで、「1日2冊期の国」と「3〜4週間ゼロ冊期の国」を参勤交代のように往復して生きてます。
ほかにも、ネタを求めて原書をまとめ読みしだすと、しばらく和書が読めません。送料を倹約したくてまとめ買いするからまとめ読みになってしまうんですが、これまたいったん始まると(和書の新刊については)ふっとロープから手を離すように浦島ポケットに落ちてしまいます。
けっこう話題になったのに穴が空いたように知らない・買ってない・積ん読にさえなってない、なんて本は、ある時期に集中してるんかもしれません。原稿ループにはまってたとか、洋書ループにはまってたとか、DVDボックスを一気見してたとか。私はふだん外へ出かけない生活をしているので、買った本・積んである本・読んだ本について語り合うリア友はいないんですが、もしコンスタントに顔を合わせる仲の人がいたら、私は(その人から見て)「話に乗れる人」になったり「乗れない人」になったりと、人格交替をくり返すことになりそうです。そして、合コンみたいな場で(いや既婚だし合コン行かないけどさ)新しく知り合った人とお互いを探り合う会話をしたなら、そのとき先方がココロミに話題にのぼせてみた本が、私がどっちの国に滞在しているときに出たものであったかによって、私は「ベストセラーさえ知らない人」になったり「そんなものまでチェックしてる人」になったりしないでしょうか。ルーレットみたいで面白いですけどね。
浦島ポケット体質だと雑誌がよくとびとびになるし、シリーズ物を買うのにも不便です。だって気がつかないんですもん。次の巻も次の次の巻も次の次の次の巻もたまたま浦島期にばかり出る可能性だってないとはいえないでしょ?「そういえば自分はそういうシリーズを愛していた」と思い出すのは、ある巻が私の読み漁り期中に出たとき。そこで初めて本棚の前に立ち、最後に買ったのは何巻だったかを調べることになるわけです。
不便だけならいいけど、ちょっと悲しくなるのは、シリーズが完結したことを遅れて知ったとき。海外出張中に(日本の)著名人の訃報に気づかなかったりするとこんな気持ちになるのでしょうか(って、ずっと日本に住んでいても著名人の訃報は年末にまとめて仕入れる私が言うても説得力はニアリーゼロ)。
■09-06-25
18日、文楽鑑賞教室。貸切にするほどの規模がない団体さん複数を入れた残りの席を個人客にバラ売りしてあったもの。相子さんが清丈(ほんとは「丈」は右肩にテンがついてるらしい)君にツッコみ、簑紫郎君がお客さん代表をうまぁくいじる。千歳さんは体育会系の大熱演で、私は元来あのビジュアルを正視するの気恥ずかしくて苦手だったんですが(あ、あくまでもビジュアルの話です。浄瑠璃自体は好きですよ)、「伝統芸能=静かなもの」という中高生にありがちな先入観をカウンターするには適任なんかもしれんなあ、なんてことを思いました。就寝前、ひさびさに薬飲み忘れ。アイタタタ(ただし気づいたのは翌々日)。
19日、梅に赤紫蘇を入れる。絞るのに力がいるってこともありますが、それ以前に、茎をちぎるのがめんどくさくてウッキー。やはり次回は梅2キロにしよう。ふたたび薬飲み忘れ(やはり気づいたのは翌日)。
20日、首から上が高温による作動不良。ことしクーラー初稼働。
21日、文楽若手会。弁当はオットが結婚式でもらってきたバウムクーヘン。夜はベランダで焼きビーフン(セロリ、黄パプリカ、エリンギ、豚コマ。あ、にがうり入れるの忘れた)。
22日、湿疹が本格化。最初は左耳と頭部のつなぎ目が切れ、次が右手。夏だなあ。涼しくなるのを待ってから銀行とかいろいろ。銀行へいく途中、府道の植え込みで仔猫の声が。鼻のまわりだけグレーの白でシャム混じりっぽい。夜になって暴風雨。あの猫助かったかしら。ベランダに雨が吹き込むことはなさそうだったので、鍋を持ち出して塩豚鍋。夜中、2時間ほど千里中央がマイブームになる。「千里ニュータウンって今どんなふうになってるんだろう?」と思うと少し甘酸っぱいキブンに(住んだことはないけどね)。
23日、ずっと前に不動産屋のサイトから消えたはずの、某区某町4丁目のおんぼろ3階建が、なぜかページに復活しているのを発見。売れたんじゃなかったんですか。買い主さんローン不調ですか。いや、私は買わないけど! キャベツと鶏モモのワイン酢煮。
24日、もらいもののサクランボが届き、サクランボまつり。なぜか復活していた某区某町4丁目のおんぼろ3階建、もういっぺん図面を観賞しようと思ったらなくなってた。こんなことなら保存しておけばよかった。おもしろい図面だったのに。夜はチコリと塩豚のスパゲティ。
■09-06-21
真珠湾攻撃に至る経過について、いくつか細かい点を調べる必要が出てきたんだけど、ほんの少しのことだしネットですませようと思ったら……あれまー。真珠湾攻撃ってけっこう陰謀説の素材になってたんですね。スタンダードじゃない主張を伝えることを目的としているとおぼしきページの多いこと多いこと。まあ、非スタンダードな主張の方が、「これを世に広めるために少しでも自分が努力せねば」という思いに人を駆りたてやすいという構図は納得いきますが。
内容を読む前に、どういう性質のサイトの中のページなのかを知るため、上の階層へ戻ったり目次を見たり、なんかもうめんどくさくなってきちゃいました。これが、本気でしっかり知りたかったのなら、まともなサイトをいくつか見つけることによって得られる実り(=ゆっくり読める)も大きいことだし、まだがんばれたかもしれないんですが、「いや、その、ココとココだけ急いでチェックしたいんですけど〜」というときには、ふるい分けのコストが相対的に大きく感じられるみたい。
というわけで、やっぱりこういうときは紙と活字が楽。レファレンスカウンターへおじゃまするのが一番よかろう。
関係ないけど、キンメル将軍のファーストネームって、「ハズバンド」っていうんですね。変わった名前だなあ。
■09-06-17
何度も改訂されているビジネス書の、ひとつ前のバージョンが必要になりました。著者が引用していたのがそれだったので。こういうとき、ネットの古書店ってほんとにありがたいですね。原書も邦訳も、ちゃんと「何年版」で買えちゃうし!
まちがって買った――というより、新品で買おうとしたらそれしかなかった――最新版と並べてみました。最新版は間にちょこちょこと新しい章がはさまってるんですね。最初の方はそれほど変わらないけど、後ろの方になるほどページ数のずれが広がっていく感じ。
とりあえず、今は目次をくらべるだけでやめにしましたが、以前、引用されていた文が新版には見当たらないという箇所があったんですよね。だから、本文の表現も微妙に改められているところがあるのでしょう。
うれしいな。これで注の確認が圧倒的に楽になります。ふっふっふっ。
■09-06-15
「お母さんのケチ」とか「ノリコちゃんの馬鹿」とかいうときの「の」って、何の「の」なんでしょうか? 同じ用例ってほかに何があるんでしょうね?
その前に「○○の××」をよーく観察してみます。
「○○」には、目の前にいる相手の名前をはじめ、「先生」「お母さん」など、二人称的に使われる三人称も入りますが、「あなた」「君」「お前」といった二人称の代名詞は入らないようです。相手が目の前にいても、ちょっと脇向いて三人称的に言ってる感じがします。かといって、完全に陰口として三人称で言うというのもなさそうで、「カズヒコのばーか」というはやし言葉は、形式的には誰に言ってるのであれ、カズヒコ君に聞こえるように言うものですよね。本人に言わないときがあるとしたら落書きくらいでしょうか。「田中のスケベ」とか。おもしろいことに一人称の代名詞は使えてしまいますね。まあ自分にむかってケチだのイジワルだの言うのは変ですから後半部分は限られますが、「俺の馬鹿」とか「私のドジ」なら続けられます。
「××」に入るのは、形容動詞的な内容を含むけど名詞じゃないとだめみたい。「××な人」を一語で表せる名詞ですね。「アホ(馬鹿)」「イケズ(いじわる)」「助兵衛(エッチ)」「ケチ」「嘘つき」、あと何だろう?「よくばり」「食いしんぼ」は入りますね。「ドジ」もOK。もともとそれほど致命的ではない罵倒語でなくてはいけないようです。「嘘つき」くらいが最上級か。
どうも、「○○の××」には、はやし言葉や落書きのような形式に当てはめることで、生々しさを弱める機能があるようです。からかわれる、はやし立てられるという状況は(特に発言者が複数なら)困りますが、代わりに、厳密に観察した評価ではない感じが加わります。決まり文句っぽくなるんですね。だから、よく考えて作文した感のある言葉は使えません。使用頻度の高い、ありふれた語、スッと口から出てくる言葉じゃないと。
スッと口から出てくるかどうか、といえば、強調の接頭語はどうでしょう。「どアホ」はOKですね。「どケチ」もまあアリかな。「ど助兵衛」「どエッチ」になるとやや苦しくボーダーライン上でしょうか。使用頻度がいまいちなので、考えてつけた感が出てしまうのかもしれません。ところで、「アホ」は「ど」で強調できますが、「馬鹿」はどうするんでしょう。「大ばか者」だと「者」がついちゃって、名詞にしかならない名詞、あたかも形容動詞のように扱うことのできない名詞だからだめなのか。「怒りんぼ」「いばりんぼ」の「坊」は使えるのに「者」はダメなのねぇ。
「形容動詞化できる名詞」で「それほど深刻じゃない悪口」で、「簡単に口から出そうな言葉」というほかに、もう一つ条件がありました。「デブ」や「ハゲ」などは使えないってことです。外見だからいけないのか? 内面と違って誰が見てもわかることなので、仮想の第三者に新情報を暴露する形をとれないからなのか? それとも、外見は変化が遅く、新発見感がないからいけないのか? ただ、外見でも「ブス」は大丈夫そう。外見のことを言っているようで単なる悪口であり、「いじわる」や「ケチ」と置き換え可能だからでしょうか。
でも、「パパのエッチ」や「ママのケチ」に新発見の驚きとか新情報の暴露はありませんよねぇ。「がーん、パパってば、けっこうエッチだったんだ……」「うちのママってさあ、ああ見えてケチなとこあるんだよ」という意味には使えません。それなのに、スッと口から出てくるアドリブ感は必要。意外性はなく、定型文なのに、アドリブ感? 違う。何か変だ。そうだ、アドリブ感じゃなくて臨場感と言い換えてみたらどうでしょう?
定型文なのに臨場感が必要、となると、思い浮かぶのは間投詞です。おお、これかも。「ママのケチ!」「パパのエッチ!」は、文のようであって間投詞に近いよね。間投詞なら、「情報は新発見ではない、新奇な内容は伝達しない」「でも感情はとっさに出てくる」が両立します。「前々からママはときどきケチなときもあると思ってたけど、今のその判断は特にケチだ(だから
私は不満だ)」「パパはもとからときどきエッチなこと言うけど、今、またしてもエッチなダジャレを言った(おかげで
私まで恥ずかしい)」というように、「の」のあとの「××」は相手の永続的な性質を云々しているわけじゃなく、直前の具体的な言動についての評価(と、自分の反応)を、あたかも相手の永続的な性質を形容するかのような用語を借りて表現してたのじゃないかな。"You are naughty." じゃなく、"Oh, you are being naughty again! " という感じでしょうか。"being bitchy again!"、"being bossy again!"、うんうん、なかなかいけそうです。
しかしこうなると問題は、集団によるからかいのはやし言葉や、秘密の落書きなどが例外として孤立してしまうこと。「イワンのばか」や「田中のブス」は、直前に直接のきっかけを想定してない気がするんですよねぇ。
そして、文の機能や用法、意味をあれこれ考えたのはいいけれど、かんじんの格助詞の「の」については一歩も前へ進んでませーん。「パパっ
たらエッチね」「
ここな軟弱者!」「
この裏切り者めが!」など、似たような表現を探してもみましたが、形式的、文法的にはあんまり共通点がなさそうです。「○○ったら××」「○○ってば××」などは、後ろに「ね」「よ」「なんだから」がつくだけじゃなく、「○○」には二人称の代名詞も入れば、「××」の範囲だってぐっと広がります。「ひどい人ね」「自分勝手な方なのね」とも言えちゃうし、なんなら「本当に」くらいつけることもできちゃいます。最終的に用言としてまとまってくれればなんでもありといっていいんじゃないかと。
それに比べると「ここな××」「この××」はまだ自由度が低く、長い表現はできません。まず「○○」がないし、「××」は複合語でもいいから名詞1個じゃないとダメなようです。そして「○○の××」のときのような形容動詞の語幹じゃダメで、はっきりと名詞らしい名詞じゃないといけません。さっきはダメだった「大ばか者」がここでは復活します。その代わり、名詞らしい名詞で悪口でさえあればいいので、単語レベルでの選択肢は広いですね。オリジナリティーの高いレア語もOK。「ブッダのぽむぽむ地蔵」は言えませんが、「この、ぽむぽむ地蔵!」は言えちゃいます。さっきも使えた「怒りんぼ」「いばりんぼ」はOKです。そして、「人殺し!」「極悪人!」など、深刻な罵倒語も入れられるし、国籍名や民族名などの蔑称も入れられますね。
そして、「の」については、相変わらず、なーんにもわかっちゃいません。あきらめて仕事に戻ります。ああ、私ってば怠け者。こんなことにハマって時間をとられて、私のドジドジドジー。
■09-06-11
「
やぎの目」で、看板が緑白青だとそれだけでファミマっぽく見える
という話をやってました。カラースキームの力ってすごいな。日ごろからあまり色に注目しない人だとそうでもないのかもしれないけど、私は特に色に引きずられる方なので、この感じはわかりすぎるくらいわかります。形を処理するのが苦手なせいなのか、それともせっかちすぎて形まで見てる暇がないのか(色は一瞬で処理できますもんね〜)。
「色しか見てない」と何が起きるか。
たとえばですね、小学館文庫と講談社文庫が全部、アタマの中でまぜこぜになってました。さっき、このエントリを書くために文庫棚の前に立って、背を観察してて気づいたのです。どっちも白とぐんじょう色のツートンカラーなんですもの。よく見たら、切り替え部分が斜めなのが講談社、平らなのが小学館。今日まで知らなかった……。今まで何だと思ってたのか。両方をひとまとめにして新カテゴリーを作っていたようです。
そして。
先日、出先で「最近、扶桑社の本って何を読んだっけ?」と思い出そうとしたのに、全然出てこない、ということがありました。おっかしーなー、扶桑社のブログはときどき見てて、気になったやつに後でリアル書店で出会ったら買ってるはずなんだけど〜と思いながら家へ帰り、机の上や布団のまわりなどの地層を見てたら。
謎が解けました。私の中では、「扶桑社=イタリアントリコロール」だったのです。つまり、背が白地で、題字が赤、そして下の方になにかグリーンの部分があると、扶桑社だと認識されるしくみになっていたのね。そう、
最近買った本はオビが傷んでないから下のグリーンの部分が見えず、三色がそろわなかったんだー! 手元にあった「匿名投稿」のオビをひっぺがしたら、たしかに見覚えのある三色になりましたよ。
赤白緑て、ピザ屋の看板ですかい(いや、マダガスカルやアルジェリアだってこの三色なんですが)。たぶん、元はといえばアン・ライスとジャネット・イヴァノヴィッチによって刷り込まれたのだろうと思います。アン・ライスにはニューオーリンズばかりじゃなくイタリアが舞台になってる話もありますし、イヴァノヴィッチのステファニーは半分イタリア系で、ピザやパスタがいっぱい出てくるし。あ、そうか、ステフのあと半分はハンガリー系だから、ハンガリー色でもいいのか。というより、上から順に赤、白、緑なら、イタリアよりハンガリーの方がふさわしいのかも。
匿名投稿の感想は……そのうち書くかも。書かないかも。というか、私が感想を持ったのは主に結末に関してなので、書けば必ずネタバレになりそうでねぇ。でも、これまたイタリア人やらイタリア系やらが何人も出てきて、エンジェルヘアなんて細麺も出てくるんですよねぇ。またしてもトリコロールのイメージが強化されちゃったような。
■09-06-09
また日記放置してました。書いてた時期にくらべて今の方が忙しいとか、実働時間が長いとかいうわけじゃないんですが、日記を書くモードに頭を切り替えないと書けないみたい。
おとといは『スター・トレック』行ってきたし、今日は梅を漬けました。相変わらず、乾物を使いきろう作戦は続いています。これをやりだすと和食が、それも、茶色っぽい煮物が多くなりがち。ちょっと飽きた。
■09-05-25
ちょっとスケジュール的に作業の順序が入れ替わることに。しばらく翻訳を中断して短い書き物をしてたけど、そっちが後でよくなったので、このあいだから翻訳に戻りました。
自転車は……相変わらず乗り回してます。自転車に興味があるというわけではなくて、鉄道の路線図から解放される感じが面白いようです。たとえば谷町線の平野→JR大和路線の平野→千日前線の南巽なんて、電車でだといったん市内中心部に戻らないといけないけど、ほんとは近いんですよね。御堂筋線と阪和線の長居から、南海高野線を横切り、阪堺線を横切り、南海本線を横切り、四ツ橋線とニュートラムの乗り換え口へ着く、なんてことだってできちゃいます。当たり前のことですけど、地図には鉄道路線図に載ってない道路がいっぱい載っていまして、そういうところを選んで実際に走ってみると、バス停って実はたくさんあったんだなあということに気がつきます。
ずっとそんなことしてたので、線路に沿って走るというのはもったいない(?)気がしてやってなかったんですが、先日はちょっとだけ阪和線のガード下を走ってみました。長池公園は長居公園よりも賑わってました(狭いから人口密度が高くなるってだけのことでしょうけど)。桃ヶ池公園に至っては、さらに賑わってました。子供が減ってるってドコの話? 子供が外で身体を動かして遊ばないってのも、ドコの話? という感じ。ちょっと大きい子(といっても4年生かそこら)が小さい子を監督してるし、2年生くらいの子は就学前の子の守りしてるし、大人は犬の糞をちゃんと片づけてるし、道はどこもかしこも掃除が行き届いてるし、植木は新芽出してるし。マメに暮らしている(暮らせている)人がやたらと目につくのでした。
こうしてすれ違う人たちには、海外ミステリもヒストリカルロマンスもパラノーマルロマンスも、純文やSFはなおさら手にとらない人が多いんだろうけど、それでも人々の暮らしはちゃんと回っています。本を(特に、翻訳書を)作ったり売ったり買ったり読んだりっていうのは、もともと狭ーい世界なんだってことを思い出さずにはいられません。いや、アタマでは知ってるつもりなんですが、「ずっと家に閉じこもって、たまに出る先は中央図書館かジュンク堂」なんて生活をしてると忘れそうになるの。今はネットに読書感想ブログなんかも多いしね。
近鉄河堀口駅近くのマンションの前で軽四を停めて、後ろから大きな買い物袋を下ろしてる若い男女を見かけたけど、コーナンの袋とニトリの袋が両方あって、その日に2軒買い回ったのがわかったり。長居公園通の湯里あたりでは、ジャスコのシールのついた寝ゴザを前カゴに立てた自転車とすれ違ったり(瓜破のイオンの帰りと思われる)、天津すだれをぶら下げて歩いている人がいたり、皆さん夏じたくなのね。お買い物には魔力があるなあ。たとえそれが必需品であっても。私の最近のヒットはコーナンで買った
溝チリトーレ
という、アパート・マンションのベランダの溝そうじに特化した小さい箒。本にくらべると、こういう物って安いなあと痛感します。
さあ、これから暑くなることだし、いつまでこうして出歩けるんでしょう。
今川沿いなんかは多少涼しいかもしれませんが、木のあるところには蚊がいるという罠が。まあ、それはそれでいいのか。自転車という乗り物の最大の欠点は、乗りながら原稿も書けなければゲラも直せなければ睡眠もとれないことだし。
■09-05-23
2008年に米国で出版された書籍、オンデマンド出版等のタイトル数が従来型のタイトル数を上回る(5月20日のCAPより)。
「
本願寺展−開かれる世界遺産の扉」が31日までなんですが、行けるのかどうか。うーん。なにしろお西さんは焼けてないだけに、古いもの・いいものがたくさんあるようなんですよね〜。今後、石川県立歴史博物館で9月19日(土)〜11月3日(火)、道立近代美術館で4月17日(土)〜5月23日(月)とのことなので、チャンスがまったくないわけじゃないんですが、東別院の展示は名古屋だけなのよね。はー、未練が残る。
コーヒー豆がなくなったので補充。ついでに卵も。そしたら、コーヒーを買った店では卵がMSしかありませんでした。量が少ないくらい別に気にいいやと思ったんですけど、Lのときと同じゆで時間だと固ゆでになってしまうのね。ゆで時間を何種類も覚えずにすませるためにはいつも同じ大きさを買う方が楽だと学びました。でもこういうのって、ハタから見たら、こだわりと区別がつきにくいような。健常者もときにはやること、というより、非熟練のバイトを大量に使う外食チェーンの調達部がやっていることと同じなのになあ。コックさんなら素材に多少のばらつきがあろうとカンで吸収できるんでしょうけど、その陰には長い修業の年月と、廃棄された練習用食材という投資があるはず。私はそんな投資をする気はないんだから、せめて仕入れの規格化で埋め合わせようっと。
戸棚の乾物と缶詰とレトルトを減らそう月間。もともと、毎年、梅雨の前にはなるべく乾物を使いきるように心がけてはいるんですが、今年は対象を缶詰とレトルトにまで拡大。ゆくゆくは保存食品収納庫をひとつ廃棄したいという野望(おおげさ)に向けて。――って、食糧を備蓄しようとかいう世間のトレンドに逆行してるかしら?
そろそろ『
誰も寝てはならぬ
』の
11
が出ているはず。早よう見たいもんじゃのう。
■09-05-20
また間あいちゃった。サボると時間がとれるので味をしめてしまうのか。
この間、何あったっけ? DNPと出版大手三社のブックオフ株取得なんてニュースもあったけど、あまりに話が大きくつかみどころがないせいか、逆に印象に残らず。
16日はジュンク堂で
日本YA作家クラブ発足記念トークセッション(
金原瑞人
はまだ露出が多い印象があるけど、
梨屋アリエ
と
令丈ヒロ子
と
石崎洋司
を一度に生で見られるとはえらく効率のいい話で、まさに地方在住者のためにあるようなイベントじゃなかろうか)。せっかく東京いくんだし、15日は新大久保のルーテル教会で
ヘンデルの室内楽。
いつもは東京行くときはちょっと長めに泊まり、いろんな人に知らせてなるべく効率的にごはん食べたりお茶飲んだりするけど、先月それやって帰った直後にお腹を壊したこともあって、今回は東京でもお客の一人として参加する以外は閉じこもり生活。それだけじゃなく、前後のイベントをたくさん申し込むこともせず、美術館へ行くこともなく。いや、別にインフルエンザ気分に乗せられてるわけじゃないのよ。
帰ってからは、注文してあった無印のパルプボードボックス(
これね)を2つ、組み立てて本棚に。ただし、既存のダボ穴に可動棚を入れても私の思いどおりの棚間隔にはできないため、組み立て前の板の段階で希望の高さに木ネジを途中まで入れ、飛び出したネジの頭に棚板を乗せてみました。ドリルでオリジナルダボ穴を開けるのはちょっと自信がないし、こっちの方がハードルが低そうな気がして。そんなわけで、完成したのはいいんですが、本棚からはみ出して床や机に積まれていた本を全部入れたら、まったく隙間がなくなりました。これから買う本は入らないということらしいです。はー。
洋裁のようなこともちょっとだけしたぞ。シャツを脱がなくても首筋から抜ける背中の汗とりを作りました。といっても、布を裁って縫ったわけではなく、ランニング型のタンクトップの両サイドをはさみでちょきちょき切り離して作ったんですが。
原稿中のため、本読み記録はヒミツ。原稿の中で使ってる本は書くとネタバレになるし、そうでない本はサボりがバレるし。
あとは……、キャベツがやっと買えたってことかな。今年は何かキャベツが高くないですかー? 新キャベツも寒玉も公平に高いので何となく手が出なかったんですが、ようやくアンチョビとキャベツのスパゲティが作れました。夫が安売りのアンチョビをサーディンとまちがえて買ってきたもので、今はアンチョビの在庫が豊富でね〜。
やっぱりまとめて書くと時間かかりますね。くたびれたー。
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