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生存権の部屋
テンプル・グランディン博士は、オリヴァー・サックスとのインタビューの中で、こう語りました。「今ここで、指をパチンと鳴らしたら自閉症ではなくなると言われても、私は鳴らさないでしょう」――
自閉者にとって、自閉とは、ただ〈障害〉だけという存在ではありません。〈良いこと〉も〈悪いこと〉も〈良くも悪くもないこと〉も、すべては自閉と切り離すことができないのです。
自閉を「根本的に治療する方法」を見つけようと、研究を重ねている地球人科学者たちがいます。また、自閉者がこの世に生まれてこないよう、予防法を見つけようとしている地球人もいます。もしそんな技術が実現したら、ヨソ者であり、少数民族である私たちは、独自の感覚・思考・嗜好を失い、地球人の感覚・思考・嗜好をもつように作りかえられる。そして、私たちの同胞はこれ以上生まれてこなくなる――。私たちは、絶滅しなければならない種族なのでしょうか?
この部屋は、個人としてではなく、種族として、少数派としての在外連邦市民の生存権を考えるために開設されました。
所蔵図書
ジム・シンクレア 「自閉と医学研究」
他館図書取り寄せサービス(外部リンク・99/12/24サービス開始)
長瀬修 「ろう児の人工内耳手術の問題点」
自閉者と同様、地球の各地で少数派として生きている集団として、ろうの人々がいます。中途失聴者には福音として受け止められている人工内耳埋めこみ手術ですが、「先天ろうの子どもに人工内耳を埋めこむ」という選択に対しては、言語的な少数派である〈ろう社会〉からは、自分たちの社会の存続の基盤をおびやかすのではないかという危惧の声も上がっています。「ろう社会って?」「ろう者が言語的少数派ってどういうこと?」不思議に思われた方は、こちらもどうぞ。
長瀬修 「世界ろう者会議に参加して──ろう者は言語・文化集団」(99/12/27入替え)
「産まれようとする『いのち』を選別しないで」
呼びかけ/(JDS)日本ダウン症協会有志の会 賛同/優生思想を問うネットワーク・(JDSN)日本ダウン症ネットワーク有志・誕生日ありがとう運動京都友の会・京都ダウン症児を育てる親の会
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