レポート:知識は突然ひらける
<自己啓発のススメ>
知識は突然ひらける
1999年7月18日
「勉強したいとは思うのだけれど、なかなか続かない」という人がいます。「自己啓発」を成果に結びつけるには、多少の「コツ」のようなものがあるようです。
とにかく「毎日」やる
自己啓発が成果に結びつくのには少し時間がかかります。成果に結びつかない期間はなるべく短くしたいのと、その期間も成果は出ないまでも成長は実感したいと思います。そのことは、勉強を継続するために必要なことです。
とにかく「毎日」何らかの勉強をするという努力は、二つの点で意味があります。ひとつは、継続を実感することです。2〜3日でも空いてしまうと、「また三日坊主になってしまった」という挫折感がありますが、ほんのわずかでも毎日やれば「まだ続いている」と実感できます。たとえ5分しかできなくても、ゼロではないのです。もう一つの意味は、それでも確かに前進が速いと言うことです。ゼロと5分で大した差がないように思えます。ところが、私の実感では、5分でもずいぶん違うように思います。
自分のビジネスに結びつける
「勉強は退屈で・・・。勉強だけで仕事に役立つわけではないし・・・」という人がいます。面白くないことは、続くわけがありません。
まずは、仕事に役立つテーマを設定していくことは、成果をあげる上でも、継続していく上でも、大切なことでしょう。そして、仕事に役立つテーマというのは、実は結構広いのです。どのような仕事にでも役立つテーマとしては、財務管理(キャッシュフロー、利益管理など)や販売管理(マーケティングなど)、労務管理(人材育成など)があります。他に、自分の仕事の上流・下流の仕事についての知識も役に立ちます。製造部門であれば、生産管理はもちろんですが、購買管理や物流管理、設備管理などが役に立つでしょう。
ただし、勉強すれば仕事に役立つのではありません。仕事に役立てる努力が必要です。仕事に役立てる努力は、勉強しているときから必要です。勉強しているときに、その内容を自分の仕事に関連づけながら進めるのです。「そうか。あの仕事はこういう点も大事なのか」などと、自分の仕事を思い出しながら進めることによって、仕事をしているときに「あれをやってみよう」などと勉強したことを思い出すのです。
漫然と勉強しているのでは、仕事と勉強は結びつきません。
基礎を固め、土台を広げる
仕事の経験だけでも、専門性は高まっていくように、多くの方が考えています。ところが、実際には仕事の経験だけで高めた専門性は、せいぜい10年間で飽和してしまうでしょう。つまり、多くの方は就職してから10年たった30歳ぐらいからあとは、ほとんど成長していないのです。
その後さらに成長していくためには、仕事と別の勉強が必要です。勉強のテーマは、次の2つの観点があります。
基礎を固める
今の仕事に直結する勉強をすることです。一見すると、すでに知っている知識ばかりで退屈そうですが、仕事で得た知識はそれほど体系化されていないことが多いので、真剣にやれば結構面白いものです。自分がなれている手順の他に、どのような手順が世の中にあるのかを知り、はたして今のやり方が最適なのか、あるいは仕事の傾向が少し変わったときに、これまでのやり方を変える必要がないのかなど、仕事の基礎知識を固めることで得られる成果はあなどれません。
土台を広げる
今の仕事の周辺に、知識を広げていくことです。一見すると、仕事に関係ないように見えても、結構広い範囲が仕事に関連するテーマになります。そういう知識は、仕事での経験だけでは、自分の部署からの一つの側面しか見ることができません。その中身を勉強することによって、彼らの仕事を理解した対応が可能となり、彼らから見た自分の部署を理解してそのパフォーマンスを改善することも可能となります。
そして、ある日突然
勉強の期間と勉強の成果は、時間に対して直線的な関係にはなりません。最初はなかなか成果が現れず、ある時に突然成果が上昇するのです。階段を登るようにです。
階段を登る前は、なかなか成果が出なくてくじけそうになるかもしれません。でも、もう一息で成果が現れるのです。そこでがんばれるかどうかが、成否の分かれ目になります。
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魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
Last update 1999-7-18