レポート:<原価でサバイバル> Feedback Part2(責任体制と原価)

<原価でサバイバル>

Feedback Part2(責任体制と原価)

2000年9月16日


 「原価を管理する」ということの意義の大きさを、最近確かめています。たとえば、会計的な分野では「固定資産管理」という仕事があります。固定資産管理は、会計的な制約と税務的な制約の上で遂行されます。会計と税務のハードルをクリアすることが使命です。同様に、原価管理にも会計的な制約と税務的な制約があります。しかし、原価管理は会計と税務のハードルをクリアすることだけが使命ではありません。事業としての利益管理や競争力の向上に貢献することも使命です。いや、むしろ後者が重点です。

「管理」の「管理」たるゆえん

 管理ができているか否かを明確に識別する方法があります。管理ができていれば、「Plan-Do-See」が回るのです。これを回すことこそが「管理」そのものです。
 原価管理について言えば、次のようなサイクルです。
 「See」の結果は「Plan」につながります。このつながりが、Plan-Do-Seeのサイクルであり、このサイクルを回すことが原価管理です。

Feedbackの条件

 SeeからPlanへつなげられるようにするためには、いくつかの条件があります。

その変化は誰の責任か

 (山口百恵バリに)「馬鹿にしないでよ。そっちのせいよ。」と明確に言えることも、重要なポイントです。原価が悪いことは分かっているのだけれども、どこをどう変えればよいのかは分からず、すべての管理者が責任回避的になってしまうようでは、改善・向上はできません。

 組織の仕事として行う原価管理では、ある変化が見いだされたときに、その変化の責任部署・責任者を特定できることが必要です。その責任者に対策を求めるのです。変化が分かっても、誰のせいでもなく「仕方ないね」とあきらめたり、「がんばっているのだから」と慰め合っているだけではサバイバルは難しくなっていくのです。


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魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
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