レポート:<ITへの的外れな期待> 「仕事を誰にでもできるようにする」

<ITへの的外れな期待>

「仕事を誰にでもできるようにする」

2002年2月9日


 これまで特定の担当者にしか出来なかった仕事を、他の人でもできるようにする試みは、さまざまな形で行われる。そのような取り組みの中に、非常に具合の悪い結果を引き起こすケースがある。

 もちろん、うまく行くケースもある。いくつかあげてみよう。

 これと似ているようで違うのが、さまざまな例外事項にプログラムで対応しようとする試みである。上の二つとの違いは、仕事そのものを標準化するなど見直していない点と、アルバイトやパートを活用する発想もセルフサービスの発想もない点である。

 さまざまな例外事項にプログラムで対応しようとする試みが引き起こす問題点が3つある。順に紹介する。

 3番目の問題点を指摘することが、このレポートの主題である。データ処理の自動化は事務の生産性をあげるが、例外処理の自動化は、経済的に引き合う範囲にしなければならない。
 例外を減らす(標準化する/単純化する)ことこそが、事務の生産性をあげる唯一の道だ。やむを得ず残った例外は、人間の手で片付けよう。


前のレポート次のレポート
魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
Last update 2003-2-9 /152