レポート:<ITへの的外れな期待> 「コンピュータは間違えない」
<ITへの的外れな期待>
「コンピュータは間違えない」
2003年3月23日
私自身、「コンピュータは間違えないでしょ」と言われれば「そうです」と言いそうな気がする。しかし、実際のところはコンピュータはよく間違える。そういうものだと思っていたほうがよい。
コンピュータが間違えるのは、プログラムが間違っているからだ。プログラムが間違う原因は3つある。
- 設計に検討の漏れがあり、その通りにプログラムが作成された
- プログラムが間違って作成された
- プログラム作成後に業務要件が変化した
しばしばプログラムが間違っていると、テスト不足が指摘される。しかし、テストで防止できる問題は2番目だけだ。
コンピュータの間違いを減らす方法がある。これを追求することにより、限りなく間違いはゼロに近づく。ただし、決してゼロにはならない。
- 仕様を単純にする。
- 多くの場で使用する。
- 仕様を変えない。
仕様を単純にすることは、設計漏れを減らし、プログラムを小さくし、テストを容易にする。多くの場で使用することにより、多くの事例で実績を積み、信頼性を上げられる。そして、仕様を変えないことにより、信頼性が落ちることを防ぐ。また、仕様が単純なほど変更は少ない。仕様が単純なほど多くの場で使用できる。
つまり、多く利用されているパッケージを、買ってきたまま利用することが、最も信頼性が高いプログラムを実現する。つまり、間違いの少ないコンピュータが実現できるのだ。
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魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
Last update 2003-3-23 /155