レポート:<ERP 終わりのないプロジェクト> 業務のベンチマーキングのススメ

<ERP 終わりのないプロジェクト>

業務のベンチマーキングのススメ

2005年8月15日


 ERPにより業務を標準化することができると、これまで難しかった他社との情報交換が容易になります。これは、実際に経験してみないと分からない変化です。

 標準化される前の業務では、世間一般の用語が使われているわけではありませんでした。社内でしか通用しない言葉だったのです。しかし、一見すると似た言葉なので、少し話をしたぐらいでは通じているように感じていました。情報交換をしようと思っていろいろ話をするうちに、何となくすれ違っているようで、何でそういう仕事をしているのか理解できず、全体としては自社の仕事に比べて体系的でない、不整合があるように感じられることもありました。

 仕事のやり方は各社各様です。それぞれそうする理由があるのです。お互いに仕事の仕方が標準的なものになると、業務の用語がそろってくるので、言葉が通じるようになります。相手の仕事の体系が理解でき、なぜそのような仕事の仕方をしているのか分かってきます。違う考え方、違う仕事の仕方を知り、視野を広げることができるのです。それはとても価値のあることです。

 ただし、真似してうまく行くような事例はありません。しばしば、他社事例を調べたり情報交換するときに、いつ何をしたかを聞く人がいますが、そのようなアプローチでは参考にできる事例は見つかりません。各社各様の仕事の仕方の体系をそのまま真似ても、自社ではうまくいきません。聞くべきは、「何を考え、なぜそうしたのか」です。そのような情報は、同じような状況に出会ったときに参考になります。特に、他社の現状や目標は自らの目標設定の役に立ちます。  


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魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
Last update 2005-8-15 /176

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