レポート:内面化だって簡単じゃない
内面化だって簡単じゃない
1998年9月6日
表出化が難しいことや、連結化が結構手間がかかることは、ご理解頂けたでしょうか。でも、内面化だって決して簡単ではありません。
タイミングの問題
内面化というのは、形式知を自分のものにする過程です。内面化の時点で、形式化された知識と、その知識を必要としている人が、同時にそろわなければ、なかなか内面化はスムーズに進みません。
OFF−JTのケース
知識を習得しようとするときに、OFF−JTを行うことがあります。用意周到にテキストを準備し、みんなを集めて説明をし、演習問題までやったりします。でも、居眠りをする人が出たり、仕事を理由に出席しない人が出たり、あげく、出席者もしばらくすると教わったことを忘れてしまいます。
形式化された知識を揃えても、それを必要としていない人にはうまく伝わらないのです。
OJTのケース
仕事を教えようとするとき、OJTを行うことがあります。目の前にある仕事をブレイクダウンし、その一部を担当させます。その仕事の進め方を説明し、教わった人は取りかかります。でも、物事には例外事象も多いものです。説明していないことがしばしば起こります。説明に追われているうちに、自分でやった方が早いことに気付き、仕事を取り上げてしまいます。そして、「今度頼むときは、もっとしっかり準備しよう」と反省するのです。
その知識を必要とする人がいても、そのための準備(知識のまとめ)は簡単ではありません。
貯める仕組みと取り出す仕組み
そして必要になるのが、知識を貯める仕組みと取り出す仕組みです。まとめができた都度、知識を貯めていき、必要になったときにそれを取り出すことができれば、知識の内面化は非常に効率的になるはずです。
そのための有力な手段が、イントラネット(ハイパーリンク機能)だと思います。
魚谷幸一 http://homepage3.nifty.com/uotani/
Last update 1998-9-6