超個人的おすすめCD 仕切りなおし



ジェームズ・スウェアリンジェン作品集「エグザルテーション」

WalkingFrogRecords WFR−183  (輸入版)
エドワード・ピーターセン指揮 ワシントン・ウィンズ

去年のオリヴァドゥーティといい、単なる懐古趣味なんじゃないかと思われるかも知れませんが、まあ半分は当たりですね。飽くまで「超個人的に」行かせてもらいます(笑)
私は、アメリカの吹奏楽団によるスウェアリンジェンの演奏を聴いたことがなかったんです。だからこのCDも興味半分で買ってみました。まあ、どこが演奏しようがスウェアリンジェンはスウェアリンジェンだろうと思いつつも。
洋の東西による違いが、オーケストラほど感じにくい吹奏楽ですが、これは比較的「アメリカン」な演奏といえましょうか。ただ、大編成の「ワ〜ッ!」という感じなものではなく、スタジオオーケストラの各楽器にマイクを立てたような感じの、ちょっと古いスタイルで録音されてます。
その結果、壮大さよりは各楽器の音色の個性、ふくよかさが目立ってノスタルジーに浸るにはもってこいなサウンドです。電気的に付加されたと思われる豊かなエコー(リヴァーヴ)も、やや不自然ながらも心地よい。

私は、常日頃から
「スウェアリンジェンの曲は、どう演奏すればカッコよくなるのだろう」
と考えていました。ですが、今ここに違う角度から一つの答えを得ました。

「スウェアリンジェンの曲は、なにもカッコよく演奏する必要は無い」

って。
いや、別にバカにしてるわけじゃなく、優しい気持ちで指揮すればこのCDの演奏のようなホンワカした味が出るんだなぁ、と。
この演奏レヴェルで「オリヴァードゥーティ全集」とか出して欲しいものである。

*私のお気に入り*
・センチュリア
・エクソルディウム
・インヴィクタ
・カヴィントン広場

そこ!

「スウェアリンジェンなんて何聴いたって同じだよ」

なんて言わないように(爆

(2004 4/26)

追伸:
「SilverCrest」という曲は、
なんかいつもの彼らしくない曲です。
マ○ネリ脱出!?
(2004 4/29)





チャイコフスキー 交響曲全集

チャイコフスキーの交響曲は、番号つきで全6曲。

それに4楽章形式で交響曲と題される管弦楽曲の
「マンフレッド交響曲」を含めると7曲存在します。
その全てを網羅した全集は、いくつか出ていて、曲が良いのでどんな演奏で聴いても大抵は悪くないでしょう。私の一押しは、去年度も紹介した

エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソヴィエト国立交響楽団
  SCRIBENDUM SC024(輸入版)

 です。
スヴェトラーノフというと、風変わりな事ばかりやる晩年のコッテリ系演奏が有名ですが、この全集は彼が30代のときに録音されたもので、先入観なしに聴くと意外にも譜面に忠実で、決してロマンチック過剰ではない事にすぐ気付くはずです。
交響曲第三番の第三楽章を例にとると、テンポはかなりゆっくりなのにメロディーの歌い方は割と淡々としており清楚なイメージすら受けます。
交響曲第六番「悲愴」も、ロシアオケ特有の分厚い低音域、金管楽器のガッチリしたスクラムが印象的です。弦楽器も、歌っていながらも過剰なナキは入ってない筈。

*私のお気に入り*

・交響曲第三番(特に1、3、4楽章の演奏)
・交響曲第四番(風のようなテンポ!)
・交響曲第六番(濃いが臭くない、まるでウォッカの様)
・イタリア奇想曲(競う曲?怒涛のテンポと歯切れよさ)
・フランチェスカ・ダ・リミニ(何も言うまい。聴いてくれ)
・弦楽セレナーデ(「雑感〜」の最終回参照)
 あとは当サイト内の
「チャイコフスキー、ちょっと珍しいDISC紹介」
を読んで頂ければ。

番号つきの6曲のみを収録した全集としては、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
のものが私の一押し。カラヤンらしいと言えば、まあそうだが、他の諸々の演奏と比して譜面を裏切っていない堅実な演奏と言えます。スコアを片手にジックリ聴いてみましょう。
(ドイツ・グラモフォン)。

(2004 3/22)






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