雑感あるいは忍者の独り言(二千三年)


二千三年 三月二十七日 晴れ

     拙者の食玩道。即ち、

「風の向くまま気の向くまま、
人目をはばかることあらず欲するときに即購入、
されど悪戯に全種制覇にこだはるといふ事悪しし。
たのしみごとの心忘れざるやうにする事肝要也。
能々工夫すべし。」

かく言う拙者も一夜にしてこの道を見出した訳ではござらぬ。
昔、拙者には軽度(マニア比)のコレクター癖があったのでござる。
チョコエッグあたりからひどくなり、チョコラザウルスで頂点を迎えた。
このチョコラザウルスは、第二シリーズで食玩の「食」がチョコから飴に変わり、
「食玩の食は必ず完食す」
のポリシーが守りきれなくなり、膨大な量の飴の包みが残った。しかし拙者の心に訴えたのはソレではなく、やはり膨大に出た「空箱」の方でござった。
第二シリーズのそれはツルスベの手触りで高級感があり、夜空に吼えるカルノタウルスの絵が、まるで捨てられる為に生まれてきた己の宿命を嘆き悲しんでいるかのようにみえた。そして同時に昔の自分が心の中によみがえってきた。
弐十年以上前、なけなしの50円で「ジョイントロボフーセンガム」を1個買った。商品のTVCMに使われてるカッコいいロボットが目当てだったけど当たったのは「ハチみたいな顔の太ったヒコーキ」。それでも拙者そいつが愛しくてたまらなかったでござった。〈今はもうないけど)
1個のものにあんなにも喜べた自分は何処へいったのだろう。むしょうに空しくなって上記の「むちむち流食玩道」を自ら定めたのでござる。
 
嗚呼、拙者って昔から 「ふぇち」 だったのね。  
 


四月四日  晴れ時々曇り

昔から何故か、拙者にはテレビ放映されていないキャラクター、即ち 「ノンマスコミ商品」 を嗜好する性癖がござった。
その最初の1歩はタカラ社の「変身サイボーグ1号」。
これは約六分の一スケールの、機械の内蔵を持つ透明プラスチックの人形素体に様々なテレビヒーローのコスチュームを着せ替え出来るおもちゃで、拙者は「ダイヤモンドアイ」と『変身忍者嵐」の変身セットを買ってもらうも専らそれを装着しない素の状態に武器アタッチメントを付けて遊ぶ方を好んでいたことのみ記憶する。
その後、同社の「ミクロマン」、アオシマ社の「合体プラモ」などひたすらにノンマスコミ商品を好み続けた。それらは紛れも無く「自分だけのヒーロー」でござった。彼等の敵役は、駄菓子屋のクジなどで当たったゴム製のトカゲや昆虫、粘土でこさえた恐竜怪獣達・・・。
そう、彼等ノンマスコミヒーロー最大の特長は「ストーリー展開の自由度の高さ」なのである!最終回の訪れない彼等こそ正に「永遠のヒーロー」なのでござる!
追伸  最近うちの近所でニットー社の古いプラモ「宇宙探検車」を見かけたのでござるが、その日は親友と焼肉を食いまくる約束があった故経済的理由にて購入を断念、あれから買いに行ったら店閉まっててそれきり今日に至るまでシャッターが開いてない(T-T)。
ぐあ〜〜っつ!あの時無理してでも買っておけば!  でも、でも焼肉ウマカッタ!!

追々伸(五月十二日)
先日、件の店が開いているのを友人が発見!頼んでおいた偵察の結果、   「売り切れ」
がちょ〜〜〜ん(死)。



四月七日  晴れ  (やうちえんのおもひで)

幼稚園ばら組時代の拙者は、いわゆるガキ大将・・・ではなく単に暴力と反抗を好むイカれたクソガキでござった。余りに生意気故か、年長の子達からよくケンカを売られては返り討ちにし、「泣かした」という理由でいつも先生に怒られるのは拙者。「オレが正義なのになんで怒られるんだ!」なんて勝手に思ってたでござる。
そんな拙者が、「アーマノイド」と呼ばれ恐れられていたバラ組もう一方の雄「アマノ」と共謀、実行したのが、  
          <カンユ強奪大作戦>。←悪じゃん ┐('〜`;)┌
拙者の通う幼稚園では帰りの前に、一人に2個ずつ「カンユドロップ」というザラメ砂糖に包まれた小さなゼリーみたいなものが貰えた。(これが、採り過ぎるとチョイとやばいビタミンA補給用の医薬品だという事を知ったのはずっと後の事でござる)
          「カンユをがっぽり食いてー。」
普段ケンカばかりしてた2人だが、この時は意見が合って、上記の犯行に及んだ。
まず、みんなが帰った幼稚園に引き返し、かねてから目を付けていた棚の一番下の引き戸を開ける・・・あった!円筒形の大きな赤いカンが。ビニールテープを引き剥がしてフタを開けると、カンいっぱいのカンユが!
拙者とアーマノイドは、それぞれガバッとわしづかみにしたカンユを口一杯にほおばり、幼稚園の外へと駆け出した。だがしかし、いつの間にバレたのか先生達が追ってくる。ドジなアーマノイドが捕まった!
「ほあへ〜ほあへ〜(離せ―!離せ―!)」と口をモゴモゴさせロボコンのように両手を振り回し抵抗するアーマノイド。
その時、拙者は何故かそれが非常に楽しそうに見えて、自分もわざと捕まって「ほあへ〜ほあへ〜」・・・。
こっぴどく叱られた挙句、一週間カンユ抜きの実刑判決を受けたのはいうまでもないでござる。
    先生ごめんなさい。みなさんごめんなさい。





四月十日 快晴

今日は拙者、仕事が休みの日故、拙者の武術のライバルと連れ立って、井の頭公園に桜を愛でに行ったでござる。散り始めた桜の花びらが風に舞って、えもいわれぬ美しさでござった。桃色の花びらに黒い幹のコントラスト。これこそが桜の美しさと拙者は思ってござる。
 さて、話はさかのぼり小学四年生の頃、拙者のクラスは学校の写生の授業のために、この公園を訪れた。
拙者はボートハウスのある池の風景を描いた。限られた時間の為、殆どのひとが色塗りまで出来ず、つづきは来週教室の授業でということになった。
拙者の絵は、なんか誉められて「よい見本」として紹介された。(スゴイっしょ!)
ところが、でござる。来週が訪れて色を塗ったら大逆転!「悪い見本」として紹介されてしまったのでござる。元々色塗りが大の苦手ではござったが、最大の理由は、池の色を「黄色っぽい深緑色」で塗ったから。
「ダ〜〜〜っつ!!」拙者、納得いかなかったでござる。
その時「よい見本」で紹介されたのは、水色の水面の綺麗な絵。だって、あの公園の水深緑じゃん!!・・・今日の今日までそう思い続けていた・・・。
時代は戻る。今日は良い天気。あの時と変わらぬ池の水面を見つめる。
       ああ、そうか、拙者間違ってたのかもしれぬ。
    水面は水色でござった。満天の青空をその身に映して・・・。



四月十一日  雨

何気なく叩いた軽口が、相手の心を傷つけてしまう、と言う事が人生にはままあるでござる。つい先日、或る掲示板で拙者はその愚を犯してしまったのでござる。
誠意を持って謝罪をし、許しの言葉を得られても、
「その人が(自分のせいで)不愉快な思いを味わってしまった」
という事実はニ度と消し去ることは出来ないのでござる。
では、そうなってしまった時、ひとはどうすればよいのでござろうか?
その答えを拙者は知らない。されど、真実に近づく鍵となると思われる言葉が、ここにある。

   「自分の思うように生きろ、しかし<自分自身>から逃げるな」

これは、昔のヒーロー番組「鉄人タイガーセブン」(1973〜74、ピープロ、フジテレビ、原作うしおそうじ)最終回のなかで、中条静夫さんの演じる「高井戸博士」が、戦いに嫌気がさし逃げ出した主人公に遺した最後の言葉(遺言)でござる・・・。
      
     いや、別に死ねって言ってるんじゃないでござるよ!



四月十五日  雨

例えば、ちょっとした段差を飛び降りたりする時、昔の癖でつい、「とおーッ!」とか掛け声かけてしまう拙者。自分はかなり好きでござる。
今日、職場でそれやってバイトの女の子にすごい勢いで笑われた。



四月二十二日  晴れ

 
   拙者の行き付けの美容院の旦那はものしりでござる。

毎回色々な話題で話が盛りあがり、拙者も今では持ち前の散髪嫌いが無くなったでござる。話題の内容は、食べ物、音楽、自転車、客商売、ファッション、パソコン(パソコン音痴の拙者は幾度となく助けられている)、社会情勢その他諸々・・・。
いつも店内に拙者の探求欲をくすぐるヘンテコ(失礼!)な音楽が流れており、今日は「ぬ〜」とか「どぅ〜」てな感じの歌が流れてござった。
「フランス語っぽいですね」と聞くと、「ああ、これはシャンソン*ですよ」だって。(*フランスの流行歌。日本でいうと、演歌ってとこ?)
民族音楽の好きな拙者なのですぐに話が盛りあがり、気が付くといろんなジャンルのCDを聴かされていた。ふと、そのひとつに拙者の耳が釘付けになった。
  それは物悲しいギターのイントロではじまる暗い女性ヴォーカルの曲で、どことなくアルゼンチンタンゴのような雰囲気もある。
              アマリア・ロドリゲス
これが歌ってる人の名前。美容院の旦那の話は続く。「ポルトガルの貧しい港町の酒場なんかで、このファド(FADO)っていうジャンルの暗〜い曲が暗めの照明の中で聴けるらしいんだよね・・・」拙者もそんな落ちついた酒場で、傷ついた翼をゆっくり休めてみたいものでござる。いつも缶ビールばっかじゃなくてね。

旧式の自作パソコンから流れるファドの音色は、しかし不思議にも、晴れやかな午後の日差しとマッチして、平安に包まれた気だるい昼下がりを演出していた。





四月二十七日  曇り (おもしろいマンガ発見!)

昨夜買ったマンガなのでござるが、も〜最ッ高!!
とある音大を舞台にしたクラシック音楽コメディー
  二ノ宮知子さんの 
            「のだめカンタービレ」 
                           (講談社KCキス)
近所のTUTAYAに平積みしてあって、前から気になってたのではござるが、表紙絵の雰囲気からウンチク漫画っぽいものだと思ってたのと、少女漫画だってのも手伝って買えなかったのでござるが、勇気を出して一気に全巻購入!今日仕事帰りの電車の中で、缶ビール片手に読んでみたのでござる(あ、空き缶はちゃんと持ちかえります。非常識野郎にも五分の良心てヤツ?)
      正直、こんなに面白いとは思わなかったでござる。
冒頭。「クラシック音楽コメディー」と表紙のオビに書いてあったけど、うわ、コメディーじゃないぞこの世界!・・・主人公「のだめ」の登場と共にその感想は一気に崩れ去りますった。ネタバレになるので内容には触れませぬが、「のだめ」がツッコミ入れられるときの、髪を振り乱してのけぞる、マジイタそうな表情は見物!ストーリーも、単に音楽をスパイスに使っただけの恋愛ものなんかとは一味もフタ味も違う本格派でござる・・・。
 拙者、「のだめカンタービレ」は電車内では二度と読むまいと心に誓ったでござる。
(↑笑い堪えるのマジ辛い、あの苦しみは拷問だ)
 
追伸  本編からの無断引用(5巻より)・・・
 
「秘密だから謎なんだよ。
チャイコフスキーは悲しくてもそれを言うことができなかったんだ。」
                     セヴァスチャーノ・ヴィエラ

・・・嗚呼、悲しい時簡単に「悲しい」と言ってしまえる拙者は、なんて幸せな未熟者なんだろう。



五月 一日  晴れ

さて、おのおの方、ついに発泡酒の増税が始まったでござるな。
まあ、そのお金が 「本当に」 世の役に立つのならば、拙者は別によいのでござるがの…。

追伸(五月十五日)
荒利を削って値下げを断行する店舗が身近に増えてきたでござる。
売上が厳しいのでござろうか、可哀想に。
拙者、ジワジワと腹立ってきたでござる!



五月十二日  曇り


博士 「待ちたまえコージくん!その体で戦うのは無理だ!」

コージくん 「博士、行かせて下さい!ボクは戦わなければならないのです!」・・・。

 ↑拙者が、あらゆる日本映画のなかで一番(そう、あの「用心棒」よりも!)好きな作品
            「マジンガーZ対暗黒大将軍」
からの1シーンでござる。今日の拙者がまさにコレ!
 こうでゴザル。今朝、起きたら何か頭痛い。全身が異様にだるくて吐き気もする。嗚呼、会社行きたくね〜な〜。
 しかし拙者が行かなければ会社はどうなってしまうのだ!そう自分に言い聞かせ、ふかふかベッドから出動する拙者でござった。
   ク〜〜〜ッ、拙者カッコイイ!!まさに男!
    
        ちなみに症状は    「二日酔い」

アホ――――――ッ!そんなんとコージくん一緒にすんな――!
(チャンチャン!)


五月三十日 晴れ

 今日はオモチャ好きの友人と中野ブロードウェイを徘徊、本日発売のオモチャ「ミクロマン」新シリーズを早速買ったでござる。
 それは、身長十数センチの精巧な人形で、その起源は二十五年以上前にさかのぼる。アメリカのパック入りスターウォーズ人形を生み出すキッカケともなった、わが国の誇る、タカラ社の優秀玩具でござる。
 そのミクロマン、今回は四種類発売されており(即ちコマンダー、ニンジャ、ガンナー、スパイの各ミクロマン)、拙者は勿論ニンジャのやつを買ったでござる(てか、たまたま気に入って手に取ったのがそれだった)。体中の関節がムチャクチャコキコキ動いて楽しいのでござる。肩関節の可動域も広く、下手なデッサン人形より絵のモデルに使えるでござるよ。
 あ、あと以前「買えなかった」と言ってたニットーの「宇宙探検車」も、店が開いてて入手成功!ウハウハな一日でござった・・・。
 ・・・拙者、実を言うと、結構環境の変化に弱い人間なのでござる。明日から会社の部署が変わるので、結構ブルーなのでござる。
 だから、こうやって友人とオモチャ屋を徘徊したりバカやったりがとっても気晴らしになるのでござる。その友人が「今夜コンサートに行かないか」と言って来た。

    曲目はチャイコフスキーの交響曲第六番 「悲愴」

 親友よ、それは無理でござるよ〜(笑)!



五月三十一日 雨

新しい勤務地に行くのが気乗りせんで、朝、寝床から体を起こしては、そのままザッパーンと鯨のように倒れたりを繰り返してようやっと起き出して出勤したでござる。電車が目的地に近づくにつれ、青々とした木々がふえてゆき、緑の好きな拙者はだんだん元気が出てきた。
新しい職場にはすぐ馴染めたし、緑は多くて空気は綺麗!
拙者、また気力回復!


六月五日 晴れ

     新しい職場のある町は、良いでござる。
おおきなスーパーやファミレスの隣に突如いかにも和風な民家や畑があったり、ゲームセンターの店頭に新鮮野菜の自販機が置いてあったり・・・。
ぶらりと入る定食屋のご飯はどこでも大盛り(小食なうえに残すのが嫌いな拙者はいつも苦戦を強いられる羽目に)。
そして食後の散歩。ヨレヨレのTシャツに作業ズボン姿でペットボトルを片手に徘徊する姿はまさに「不審者」?この界隈で怪しい事件が起こったら真っ先に重要参考人でござろうな。気を付けねば・・・。



六月七日 晴れ

インスタント焼きそばの「湯きり口」の位置を間違えて、
中身が一気にシンクへ流出!!
拾って食おうかと思ったけど、そんな自分が情けなくなって捨てた。
今日は早く寝よう。

六月十五日 雨

年間、楽団を休団してて思った。
やっぱ拙者、吹奏楽好きだわ。
早く復帰したい・・・。でも、
仕事と練習日の折り合いがつかんのよ〜。
これはアマチュア永遠の問題でござるな。
(「バラの謝肉祭」を聴きながら)



六月二十日 晴れ時々曇り

不思議な事に、最近、喉が乾いても
「ビールが飲みたい!」
とあまり感じなくなったでござる。
しめた!この現象を利用して一気にビール漬けの生活から脱出できるかも、冷たい飲み物ないかな〜、
冷蔵庫へスクランブル・ダア〜〜ッシュ!!
わ〜おビールしか入ってない、しかもウメッ○ュのCMみたいにギッシリ。
も〜しょうがないな〜今回は。カー―ッ、うめ〜!



七月一日 雨

長らく考えていた例の、
     チャイコフスキーの「なんか」
今の世の中、チャイコフスキーのサイトは、それこそゴマンとあり、
どれも本格的なものばかり。
今更拙者風情が、略年表や作品目録作ってもしょうがないかな。
てな感じで、結局、CDの紹介で行く事にしたでござる。
最近、そっちの忙しさにかまけて「お絵描き」やってない。
あう〜絵ぇ描きたいでござる〜。



七月八日 雨

購入したばかりの、交響曲第5番「朝ごはん」のCDを、
会社のロッカーに置き忘れて帰宅してしまい、
ガッカリする拙者であった。



七月九日 晴れ

今日は仕事が休みの日故、部屋をかたづけて、
DVDで映画「ブラックホークダウン」を見て、昼寝したでござる。
夢を見た。
モロ映画と同じシチュエーションで、異国の市街地で銃撃戦をしている。
拙者たちは明らかに劣勢で、左右から大勢の民兵がじわじわ進撃してきてござった。
怒りに燃える彼等が拙者たちを捕らえたら、群がって生きながらに八つ裂きにするでござろうなあ…。などと思ってたら我が軍の隊長が、
「おい、俺達は○○チームを援護しに行く、お前は一人残ってこの場所を確保しろ!」
拙者は、ひえ〜そんな殺生な!と思いながら意外にも
「イェッサー!」と即答していた。
・・………。
戦争は悲惨で、間違っていて、痛くて恐い。
でも、それだけじゃ認識不足でござる。
「戦争なんてバカがやるものだ。」安全な場所に住んでそんなことを軽く言う人達の心の中にも「闘争本能」はある。(それが呼び覚まされるのは、あるいは目の前で自分の愛する人達が理不尽に惨殺された時かもしれないし、あるいは他人を気遣うことが出来なくなるほどに自分自身が追い詰められた時かもしれない)
誰もが犯罪者となる危険性をもっている。特別な人間なんていない。
目を背けずにそれを認め、正面から対峙し、それを超越することが出来ない限り、世の中から 「あらそいごと」 が消えることはないでござろうな。
ただ、気を付けねばならんでござる。
「ドラゴンと限りなく戦い続けるものは自らもドラゴンと化す」
というニーチェの言葉も忘れてはいかんでござる。




七月十二日 雨(少林拳最高!)

今日は職場の同僚に、「少林サッカーの人に似てる!」と言われて、
ゴキゲンでござる。チャウ・シンチーのことかな?
ラム・チーチョン(空飛ぶデブ)だったらど〜しよ〜でござる。



七月三十日 曇り

いっそのこと、一からやり直そうかとも思ったのでござるが、オープンキャンバス(お絵かきソフト)を失った今、以前のペースで絵を描き続ける事は不可能ゆえ、
復刻版という形で続けることにしたでござる。
「みんねぜんがーのバラック(仮)」を。
しっかし、きれいなモニターで見ると、アラが目立つな拙者の絵(笑)。

追伸:コイツぁあれだ、復刻作業によるコピーの繰り返しで画質がかなり劣化した、ってのもあるでござるな。
    ・・・と言い訳してみるテスト。
    


七月三十一日 曇り(暑い)

今日は、楽しみにしてた単行本(漫画)の最新刊を買ったでござる。
・のだめカンタービレ     第6巻
・なるたる            第11巻
 なんかこのコーナー、最近めっきり「日記」めいてきたでござる。
・・・・・・・・日記・・・か。


八月四日 晴れ

毎日毎日お気楽に過ごすなか、ふと気が付くと、
周りは深い谷底。
底は、見えない。
足場は、そこに張られた一本のロープ。
前も後ろも深い霧がたちこめている。
左右はるか遠くに断崖がうっすらと見え、
どうやら緑もあるようだ。
どう見ても無理なのに、無性に飛び移りたくなる。
いっそのこと飛び降りれば楽になるのだが、
それだけは、してはならない。
後ろに下がっても意味は無いので、ひたすら進む。
前へ、前へ。




八月七日 晴れ(台風近し)

仕事が休み故、今日は珍しくも父の日曜大工を手伝ったでござる。
ノコギリがうまく引けなかったけど、父のひくノコギリの「音」を真似るようにひいたら上手くひけたでござる。かようにして「技」とは引き継がれてゆくものなのでござるなあ。とチョッと感動した。

そして、午後はテレビで「ロッキー4」をみたでござる。
アメリカ万歳な一方的内容と記憶してたけど、(ソヴィエト崩壊後の今)こうして見直してみると、なかなかどうして、そうでもなかったでござる。
例えば、公平を期する為か、映画前半でドラゴ達ソヴィエト側は、後半ロッキーがソヴィエトで受けるより遥かに酷い扱い(侮辱)を受けてるんでござるな。ドラゴ役のドルフ・ラングレン最高にカッコよかった!
この手の映画観ると拙者すぐ感化されて
        「オレはファイターなんだ!」
とか言って、家族や友人たちの「またかよ!」みたいな冷たい視線を受けながら我武者羅に腕立て伏せや腹筋やってたものでござる。
     その時だけ。三日続けば良い方?
が、最近はそんな気すら起こらない。重症でござるな(笑)。


八月十六日 雨

最近、物事がとても上手い塩梅でござる。
こう上手い事いき続けると、どうもなんか起こりそうで不安になる。
「ダモクレスの剣」は、常に拙者の首を狙ってるのでござる。
特に、定期券なくすのと、プラモの部品差込む出っ張りをバリと間違えて削るのには気を付けねば。



八月二十七日 晴れ(アマゾンライダーわが愛)

今日、三十年の時を越えて、一人のヒーローと再会した。
(実際は再放送とかで見たかもしれないが)
         仮面ライダーアマゾン
これは拙者の一番好きな仮面ライダーで、「マダラオオトカゲ」の能力を持つ改造人間なのでござる。
改造手術も、他のライダーと違って「機械」めいたものが使われてない。南米アマゾン原住民の長老がプルプルした手つきでオペを行い、何やら呪術めいた雰囲気の中で誕生する。
長老の「日本へ行け」の遺言に「暗示」を受けてアマゾンはひたすら走る。
第一話は、冒頭のそんなシーンから、変身前のアマゾン(腰布一丁だ)が、敵の首領の追撃から必死に逃げて日本目指して「走って」いるシーンで初めてオープニング主題歌が流れる!(この主題歌の入りが絶妙にイイ)
そして、海に飛び込み、「顔出しクロール」。彼はこのまま日本まで顔出しクロールで行くつもりなのか?いや、それはさすがに無く、客船に忍び込んで日本へ到着。港の倉庫でバナナを盗んで丸かじり!追ってきた敵も丸かじり!ヒッカキ!双方流血の大死闘!!
こんな文章だと、さぞかしかっこ悪い奴のように感じるかもしれぬが、さにあらず。
むっちゃくちゃカッコイイのよこれが!
DVDでこんな作品まで見られるとは、よい時代でござる。
子供のころの拙者が無類のケンカ好きだったことは以前触れたが、それに加え、「トカゲ」、「原始人」が大好き」だったせいもあり、当時近所の友達軍団と「仮面ライダーごっこ」をやるときは、皆がやりたがらなかった「アマゾン役」をとるのはいつも拙者だった事を、まるで昨日のように思い出すでござる。
拙者の好きなライダー第二位は「スーパー1」、第三位は、「ストロンガー」か「V3」二者択一は不可能。



九月十四日 晴れ時々雨

いつもの散歩コースを、逆方向に辿ってみると、おなじ道でもまた違った表情を見せてくれるものでござる。
今日は、一面の曇り空で、紫とも水色ともつかぬ妖しい雲が、まるで固体のように見える密度で、低く群生していたでござる。
民家もまばらな閑散とした道を歩いていると、ふとこんな思いにとらわれる。
「全ての建物がなかった原始時代の、このあたりの景色はどんなものだったのだろう」
見渡す限りの荒野に、こんな雲のうかんだ広い空、それがかつてのこの場所で、そこを拙者ひとり歩いていたら。人ひとりおらず、ごくたまに毛サイやナウマンゾウの姿が見える程度。一瞬でもそんな光景を見てみたいものでござる。
されど容赦なく腹は減り、ただひたすらに歩き続けるのみ。
まあ、どこにいようが拙者は拙者、以外の何者になるわけでもなし。
そう考え、踵を返して帰路に着く。
鉛色の空の果て、金属のような雲の切れ間から、まるで安っぽいテレビドラマのような青空が見えた。




十月一日 晴れ (水曜スペシャルわが愛)

拙者、今日の今日まで知らなかったでござる。
(自分が情けない。)
    あの、
        「水曜スペシャル」

の探検番組がずっと前に復活してた事を・・・。

これは、1970〜80年代にテレビ朝日系で放送された、
川口浩さんを隊長とする探検隊の活躍を描くドキュメント(ドラマ?)番組で、
探検隊は、未確認動物や危険地帯等の謎に、文字通り「体を張って」チャレンジする。
 曰く、
「アイスランド地球の割れ目ギャオ」、「謎の猿人バーゴン(実質は野生化した浮浪者)」、「全長27m、有角の大蛇ナーク」、「中国、闇の武闘大会(若きリー・リンチェイも出演)」、「双頭の大蛇ゴーグ」etc・・・・。
小、中学生の頃拙者の中で大ブレイク、バカバカしいウソ話だ!と言っている同じクラスの奴らも何故か翌日話を振ると合わせられる。
見え透いたヤラセ連発の胡散臭い番組と思われていたが、この番組、そんな否定派さえも魅了してしまう不思議な魅力を持っていた事は確かなようでござる。
(拙者はモチロン肯定派!うそじゃないって!)
拙者は、大人になったらあの青い隊員服を着るんだ。と当たり前のように思っていた。信じていた。されど!
さても運命とは残酷なものよのぉ。
わが尊敬する川口浩隊長は、拙者が17歳のときの誕生日(11月17日)に、亡くなられてしまったのでござる。
そして、12ch金曜スペシャルでは、宮内洋(あれ?それとも淳だったかな?)さんが幾分スケールの小さい小旅行を行って、現在・・・。
仮面ライダー一号の藤岡弘さんが、伝説の探検隊を現在に蘇らせたのでござる!
みんな!応援するのでござる!!
                <つづく>


十月十八日 晴れ(続・水曜スペシャルわが愛)

仮面ライダー一号、せがた三四郎などで有名な俳優「藤岡弘」さんは、「藤岡弘、」と改名していた。その藤岡弘、さんが隊長となり、「水曜スペシャル」探検隊が新たに結成されたのでござるが、拙者そんな事とは露知らず、ある日、テレビをつけると「アダムスキーの金星文字」だの「クルピラ」だの如何わしい言葉を連呼するやたら野太い声が聞こえてくるではないか!!まさにそれこそは「藤岡弘、」隊長その人の声だったのでござる!(その時番組は既に15分ほど進行してしまっていた)
つまり、拙者はここに及んでやっと「水スペ探検隊」が復活した事を知ったのでござる。謎の地底人クルピラを捜し求める藤岡探検隊三回目の話でござった。
ちなみに第一回目は、「ジュンマ」という謎の猿人、
第二回目は「ヅォンドゥー」という大蛇を探す探検だったそうである。

なんか今年は、木曜スペシャルの矢追純一UFOスペシャルやってないし(宇宙人にダメ出し食らったか?)、毎年、夏になるとわんさか出てくる風物詩「心霊番組」もてんで勢いが無い。
最近、こういった「謎」ものの番組が減ってきてるようでなにやらテレビがつまらない。
人の心に余裕がなくなってきているのでござろうか?



二千三年 十月二十三日 晴れとか大雨とか(スヴェトラ大好き!)

     <第一部 最終回>
ちょっと長文になる予感・・・。
当HPでたびたび紹介しているCD
「チャイコフスキー交響曲全集」
スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立響(スクリベンダム)
について語り・・・だすときりがないので今回はその中から           
       「弦楽セレナーデ」

について書かせて頂きまする。
なにを隠そう「弦楽セレナーデ」は、チャイコフスキーの音楽の中で拙者が一番好きな曲なのでござる。
(変なバストロ使いでしょ。高校時代、OBの先輩にこれを言ったらただ一言
          「 変態。」
といわれた。キーッ悔し〜!)

で、スヴェトラーノフの「弦楽セレナーデ」でござる。
(1970年の録音)
これは、凄い。

第一楽章、予想通り遅めのテンポで始まる。そして、主部に入ってもかなりゆっくりなテンポでコクのある演奏を続ける。
しかし誤解してはならないのは、それがいわゆる「ロマンチック」とは結びついていない(!)と言う事でござる。
頑ななテンポ維持。大げさなアゴーギグを排し、メロディーだけを突出させることなく各パートの音を可能な限り互角に鳴り響かせる。
まるで雪原を踏みしめて確実に足場を確保してゆく大男の背中を見るかのようだ。
この「各パートの音を可能な限り互角に鳴り響かせる」と言うのは、スヴェトラーノフの指揮による演奏全般に言える共通項のような気がするでござる。悲愴といい、マンフレッド交響曲といい、組曲第三番(当CD未収録)といい・・・。
さすがスヴェトラーノフ、恐るべき快演であるといえよう、などとコーホーさんゴッコして思ってたら最後の最後に「ジャーーーーン!」なんじゃそりゃ!!
スコアに無い謎の終止音を一発鳴り響かせる(笑)。
1987年の来日公演でマンフレッド交響曲の終わらせ方を変えた上に銅鑼のオマケまでつけて笑わせてくれたあの時を思い出したでござるよ!
(↑マンフレッドについてはそのうち何らかの形で書かせて頂きまする。拙者が唯一、生で聴けたスヴェトラ/USSRSOの演奏でござるゆえ)

第二楽章。これには驚いた。例の「各パート互角鳴り響き」が最も印象的な効果を発揮しているといえよう(笑)!ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コンバス。さまざまな顔をした色んな人たちが思い思いに自己主張、おしゃべりしながら皆一緒に揃って楽しげなワルツを踊る・・・。

第三楽章も、ピッチカートを、小さすぎず鋭く切り込んで彫りの深い演奏を聴かせる。

第四楽章は全ての技を駆使して華麗にこなす、だが1〜3楽章まで聴いてきた我々は違和感なしに純粋な喜びを感じる事ができる。スヴェトラ語に慣れたのであるといえよう(笑々)。

ロマンチックは、普通に弾けばチャイコフスキーのスコアが充分味をだしてくれる。「歌う」という名のもとに余計な添加物を添える必要は無い。メロディーを過剰に突出させるからロマンチックなどと言われるんでござる。我々はそろそろ甘いだけのチャイコフスキーから卒業してみた方が良いのではござらぬか。いや、音楽の表現、好みは十人十色、ちと言い過ぎたでござるな・・・。







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