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拙者の食玩道。即ち、
「風の向くまま気の向くまま、 人目をはばかることあらず欲するときに即購入、 されど悪戯に全種制覇にこだはるといふ事悪しし。 たのしみごとの心忘れざるやうにする事肝要也。 能々工夫すべし。」
かく言う拙者も一夜にしてこの道を見出した訳ではござらぬ。 昔、拙者には軽度(マニア比)のコレクター癖があったのでござる。 チョコエッグあたりからひどくなり、チョコラザウルスで頂点を迎えた。 このチョコラザウルスは、第二シリーズで食玩の「食」がチョコから飴に変わり、 「食玩の食は必ず完食す」 のポリシーが守りきれなくなり、膨大な量の飴の包みが残った。しかし拙者の心に訴えたのはソレではなく、やはり膨大に出た「空箱」の方でござった。 第二シリーズのそれはツルスベの手触りで高級感があり、夜空に吼えるカルノタウルスの絵が、まるで捨てられる為に生まれてきた己の宿命を嘆き悲しんでいるかのようにみえた。そして同時に昔の自分が心の中によみがえってきた。 弐十年以上前、なけなしの50円で「ジョイントロボフーセンガム」を1個買った。商品のTVCMに使われてるカッコいいロボットが目当てだったけど当たったのは「ハチみたいな顔の太ったヒコーキ」。それでも拙者そいつが愛しくてたまらなかったでござった。〈今はもうないけど) 1個のものにあんなにも喜べた自分は何処へいったのだろう。むしょうに空しくなって上記の「むちむち流食玩道」を自ら定めたのでござる。 嗚呼、拙者って昔から 「ふぇち」 だったのね。
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