LEICA M6 Elmarit 28mm F2.8 F11

 

28mmは何にしようか・・軽量高性能なM-ROKKORが気になったのだが、やっぱりファインダーにフレームが出ないのは嫌なので断念。いろいろ悩んだ末、2代目と4代目(現行)エルマリートを候補にした。双方何本かの固体を店で試写させてもらい、結果として2代目を買うことにした。2代目は4代目と比べて当然、ヌケ、開放付近での周辺画質は顕著に落ちるのだが、写真をパッと見たときの奥行き感は優れているように思う。どうやら最近の私は、周辺が落ちる描写をする広角レンズが好きなようである。外見が気に入ったのも2代目を選んだ理由のひとつ。例の角型フードが着くこと、そして、4代目ほど安っぽくなく、かつ、古臭すぎず、M6と組み合わせた時の質感バランスがちょうど良い。
さて、繰り返すことになるが、このレンズは開放では周辺が滲み、点光源があればコマが顕著に現れる。だが、2代目ズミクロン35mmと同様に奥行きのある写りを感じる。考えてみれば、広角の視野において、人間の目で周辺を凝視することはできない。開放で撮る状況下では尚更のことだと思う。このことが脳の中で映像をイメージするのに関係しているのかも知れない。
一方、少し絞ってやれば、驚くほど線が細く緻密な描写をする。極細の線を描き切り、決して硬くならず、しなやかさを失わない。凝った感じがしない描写というのだろうか・・。
このレンズの描写は本当に素晴らしいと思う。積極的に使っていきたいのだが・・薄型軽量なズミクロン35mmの軽快感に慣れてしまった私には大きく重く感じ、なかなか出番がないのが現状である。

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