ズームは消極的、ましてやZeissのズームなんて・・と、ずーと思っていたのだが、どうしてもレンズ交換をしている余裕がない場合などが出てきて、ズームも1本加えることにした。VS28-85がスペック的には申し分ないのだか、あまり大きく重いものは私の撮影スタイルに合わない。VS28-70はサイズ・重さはちょうど良いのだが、あれならCONTAXでなくても・・というわけでVS35-70に決めた。焦点距離レンジは物足りないけど、そこそこ大口径でF値が変動しないところは良い点である。描写は・・・とにかく驚いた!!このレンズほど期待と違ったものは今までなかった。もちろん良い方にである。古い設計だし、見た目からも高性能なイメージはしなかったのだが、その写りの凄さといえば、単焦点レンズに何ら劣るものはないと言えるほどのものだった。まず、とにかくシャープ!エッジをカリカリ効かせるタイプの描写なのでプラナーみたいな柔らかさはないが、見た目のシャープ感はピカイチ。そしてさらに驚くのは立体感。まるで立体映像を見ているかのような浮き上がる描写は単焦点レンズを凌駕している。色彩感は感動するほどのものはないが、Zeissらしさは十分に出ている。正直、これだけの描写をするとなると、Distagon35/2.8やSonnar85/2.8などの存在価値が揺らいでしまう・・。好みは別として、描写性能は単焦点に勝るとも劣らない。欠点はズームの宿命である、開放F値と最短撮影距離くらいである。あとはこのレンズ特有なのか、35mm側でのピントの山が非常に掴みづらいことである。CONTAXにズームなんて・・と食わず嫌いしているアナタ、一度使ってみては?