止まり木日記2004〜2005

店名 BAR SAKAMOTO バー サカモト
住所 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-3-4 1F
電話番号 048-823-4039
席数 カウンター8席 テーブル16席
営業時間 18:00-2:00 日曜18:00-0:00 定休日 祝日
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 バーテンダーさんの紹介で浦和に、いいお店があると教えてもらった。その
店は、時々耳にする名前のバーであったが、行く機会に恵まれなかったが20
05年の思い出に行ってみることにした。経験上、ひとから紹介してもらったお
店に外れは少ない。
 年の瀬の浦和の街を、西口ロータリーから県庁に向かう道を真っ直ぐに歩
く。今日は官庁の御用収めの日。既に、年内の仕事を終わったのだろう。県
庁の方は人通りが少ない。
 駅から7〜8分歩いただろうか、コンビニの先の小道を入ると住宅街だ。暫
く歩くと、コンクリートむき出しの建物に「BAR SAKAMOTO」の看板を見つけ
た。
 店内に入ると、カウンターに既に5人ほどの先客がいた。静かに一人で飲ん
でいる男性、カップルが2組、その内一組は近所に住んでいると思われる初
老のご夫婦はマスターと話をしていた。私も、カウンターに座りジントニックを
注文する。バックバーにはひと通りの有名ブランドが配置されており、他にも
シングルモルトのボトラーズ物などは下段に置いてある。
 気さくなマスターは坂本俊之氏。他にバーテンダーが一名、マスターの奥さ
んと女性従業員がフード類を担当している。オーセンティックバーの名に恥じ
ないドリンク類から、おなかが空いている人には、フード類もしっかりと用意さ
れている。
 坂本氏はホテルバーの出身である。高輪プリンスと新高輪プリンスでその
腕を振るい、飲料部門のマネージャーとして5店のバーでかわるがわるシェー
カーを振ることもあったそうだ。その20年半に渡り勤めたホテルバーを離れ、
BAR SAKAMOTOをオープンしたのが6年前。地元埼玉を開店の地に選ん
だ。以前から、なんとなく浦和の西口でのオープンするイメージを持っていた
そうだ。
 物件さがしの際、不動産屋に相談しているうちに、住宅街の隠れが的なイメ
ージを持つ、"その不動産屋の店舗"を気に入ってしまった。大胆にも、そこを
借りたいと申し出てみた。営業中の自分の店舗を貸してくれといわれた不動
産屋が、どう思ったのかは分からないが、意外なことに、店舗を移ってくれる
ことになった。こうして、元不動産屋の店舗が現在のBAR SAKAMOTOの店舗
になった。
 こうして無事、希望していた浦和西口への出店はかなった。しかし、何の宣
伝もしなかったので、オープンしてから暫くは、来客が少なく、がまんの日々が
続いたそうだ。
 暗い夜道の住宅街に突然現れる隠れ家を、偶然見つけて入ってくる人を待
たなければならない。しかし、マスターにはホスピタリティーすなわち「もてなし
の精神」が身についていた。どんなサービス業でもこのホスピタリティーは必
要ではあるが、特にホテルマンは徹底的に教え込まれる。徐々に、BAR 
SAKAMOTOに訪れた人が、マスターの人柄に触れ常連になって行った。
 こうして、今やBAR SAKAMOTOは、人々が口コミで集まる店となった。
 私が帰る頃にはテーブル席でもお客さんが座り、お酒を愉みながら談笑して
いた。
2005/12/30UP

店名 BAR GRAPEFRUIT MOON バー グレープフルーツ ムーン
住所 東京都中央区銀座6-12-14
電話番号 03-5537-0209
席数 カウンター10席 テーブル・ボックス14席
営業時間 18:00-深夜 定休日 日祝
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 座8丁目のバー武蔵で活躍していた松浦隆二氏が独立した。やはり同じ銀
座、6丁目郵便局の目の前の松岡銀緑館ビルの5階にそのバーがある。
 このビルにたどり着いて驚いたことがある。出来たての新しいビルなのだ
が、この時点で入居しているのは、松浦氏のバーだけである。ビル脇の袖看
板も彼の店だけしか出ていないので、白い光に照らされたビル全体がやけに
眩しく感じる。やがて、テナントが入るだろうから、こんな光景は最初で最後か
もしれない。
 このビルの唯一の入居者の元へ、エレベーターで向かう。5階で降りれば、
「BAR FRAPEFRIUT MOON」略して「BGM」である。
 店全体がホワイトを基調にしており、間接照明のやわらかい光につつまれ
た明るい雰囲気だ。バックバーには、植物をモチーフに彫刻を施した白く塗っ
た木板がはめ込んである。入口の5〜6人くらいで使えそうな丸いボックス席
は天蓋風のカーテンに飾られ、テーブル席の奥には水のせせらぎが、ライトア
ップされて揺らめいている。店全体がアジアン・リゾートといった造りになって
いる。チーク材のカウンターは10人がけ。丸太の表面を生かしてある。そこ
に、丸太を吊るすために食い込んだワイヤーの跡が残っている。丸太が切り
出され、カウンターとして、ここに設置されるまでに、多くの人々の苦労が刻ま
れているようで感慨深いものがある。
 店名の由来はマスターの好きな曲TOMWAITSという愛すべき酔っ払いピア
ニストのブルースの題名から頂いた。でも、早い時間には店で流していない。
このブルースが似合うのは夜更けなのだ。店のコースターにもこの曲がぴっ
たりの時間AM3:20を指し示す時計の針が描いてある。
 オープンしたてということもあり、ウイスキーの品揃えは、これから、といった
ところのようだ。だが、そこは武蔵で働いていた時にモルトにこだわっていた
彼のことである、面白いモルトを出してくれた。BALLINDALLOCH CASTLEと
いう城で宿泊も可能なホテルのプライベートラベルだ。ラベルにはどこのモル
トか表記が無いし、ピュアモルトとしか書いていないので、ブレンデッドモルト
の可能性もあるが、どこの蒸溜所のモルトか想像するのも楽しいものである。
 松浦氏は。バー武蔵のマスターの武蔵氏、Bar Oceanの菊地氏とともに松
涛倶楽部出身である。児玉氏がマスターを勤める松涛倶楽部を含めた4店が
「BGM」のオープンを記念したイベントも実施したそうだ。やはり苦楽を共にし
てきた、松涛倶楽部で培った絆は固いようだ。
 「BGM」で、松浦氏の右腕となっているのは、宮田氏と石田氏。このメンバ
ーの手により、オールラウンドにお酒や、空腹を満たしてくれるようなフードま
で提供されている。かれらもここで苦楽を共にしながら、松浦氏を軸とするあ
らたな絆を作り上げてゆくのだろう。
2005/12/28

店名 GINZA S ギンザ エス
住所 東京都中央区銀座7-5-4 海東ビルB2F
電話番号 03-3573-5074
席数 カウンター8席 ボックス5席 個室9席
営業時間 18:00-3:00 定休日 日祝
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 溝田氏が、自らが理想とする店を、古巣の銀座にオープンさせた。彼が修
行を積んだ師匠の店の近くだ。そのバー「GINZA S」は海東ビルの地下二階、
ルイ・ビトンの斜め向かいにある。
 地下2階へ降りると、行く手を阻むように鉄製の扉がある。中に入ると、最
初に出迎えてくれたのは、加藤崇氏だ。彼とは埼玉のバーで知り合った顔見
知りだ。
 店に入ると暗めの照明に洋と和が融合した空間が出現する。入口近くのバ
ックバーはウイスキーやリキュールが並んでいるが、カウンター奥には和食の
料理人が立っており、バックバーには焼きものの皿が並んでいる。椅子も、木
製の格子を生かした高級すし店かと思うようなデザインである。
 カウンター中央にいた溝田氏が席へ案内してくれた。店主の溝田靖治氏
は、銀座での修行の後、スコットランドに渡りアラン蒸溜所で働きウイスキー
の真髄に触れた。ちなみにそのときのニックネームは「C・J」。これは名前の
「靖治」の発音が現地の人には難しくて、語感の似た「C・J」になったそうだ。
帰国後、青山のBAR酒場で店長を務める。
 こうした経験が、すべてにおいて、こだわりたいという気持ちを強めていった
ようだ。そして、青山時代、近くで和食料理人をしていた、木立健太氏との出
会うことになる。こうして、酒の肴にもとことんこだわりたい、そんな気持ちを結
実させたバーをオープンさせることになった。
 なにしろ築地がすぐ近くにあり、いいネタが仕入れられる。ここでは小鉢の
刺身を食べるのもいいし、寿司を握ってもらうのもいい。木立氏が白木の箱に
入ったネタをお客の目の前に運んでくる。それを、お客が吟味したものを握
る。食通にも堪えられない儀式が行われる。
 初めてこのバーへ連れてこられた人は、本格的な握り寿司を食べられるこ
とに驚くだろう。バーというものに対する先入観が崩れ去る瞬間の反応を見て
いるのが面白い。これは、カップルにもお勧めの店だ。彼女のリアクションを
見てみたいと思う男性も多いのではないだろうか。
 しかし、こうした意表をつく演出だけではない。オーセンティックなこだわりも
持っている。恐らく銀座でもこの店だけだという、アフリカ産のパドックの一枚
板をカウンター用に買い付けた。表面は磨き上げられているが、指で触れる
と年輪の凹凸を感じることができる。自然木はこれがいい。撫でていると安ら
かな気持ちになってくる。このパドックという木は赤みを帯びていて、切り株な
どはオレンジ色をしているという。これが、時間と共に黒く色が変化し味わい
が増してくる。しかし、その一方、厄介な点として、割れや反りが出ることがあ
る。「確かにメンテナンスに手はかかりますが、それだけ愛着も出てきます。」
と、溝田氏にとっては想定の範囲内といったところだ。
 和食に合わせて、日本酒や焼酎も用意されているが、あえてウイスキーの
ソーダ割りを作ってもらった。これが、なかなか合う。そして、磯部揚げを食べ
ながら思ったのは、意外にアイラモルトなんかも合うのかもしれないと思った。
2005/12/27UP

店名 BAR 霞町 嵐
住所 東京都港区西麻布3-23-14 内田邸B1F
電話番号 03-5712-8811
席数 カウンター10席 ボックス15席
営業時間 18:00-6:00 日祝18:00-3:00  定休日 無休
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 渋谷でタクシーに乗り、六本木通りを東へ走る。タクシーに乗るときはいつも
同じ質問をすることにしている。「運転手さん、景気はどうですか?」「去年より
は良いですね」。数ヶ月前は、景気が悪いと答える運転手が殆どだったことを
考えると、風向きが変わってきているのかもしれない。やがて、西麻布の交差
点を右折、すぐにあるエネオスの前で降りる。
 裏通りに入ると住宅街だが、ところどころにおしゃれな店舗があったりする。
ちなみに、昔、この辺は霞町と呼ばれていたそうだ。現在も、霞を冠した店が
あったりする。その中の一軒が「霞町 嵐」である。
 小さく控えめな看板に誘われてコンクリートがむき出しのスケルトン調の階
段を下りてゆく。店内に入ると白亜のバックバーが目に飛び込む。長いカウン
ターは10席、ボックス席が3つある。ボックス席の内二つは、格子戸が付いた
小部屋になっており、ゆったりと寛げるスペースを提供している。もうひとつは
小あがりになっている。
 「この格子戸は中国製です。この店の内装がすごく気に入って」と話してくれ
たのは、オーナーの田部和弘氏。彼は麻布のマイルエンドのオーナーでもあ
るが、以前から気に入っていたこの店を譲り受けるチャンスに恵まれたのだ
そうだ。
 彼は旅が好きで、特にアジアの各国へ放浪の旅によく行く。先週、上海に行
ってきたばかりだという。「都内の中華飯店で何回か食事することを考えた
ら、上海まで行った方がいいですよ」!更に、彼のグルメ行脚は、下町の立ち
飲み屋にも及ぶ。立ち飲み屋に異様に詳しい友人とそういった店を渡り歩くこ
ともあるのだそうだ。あらゆるジャンルに精通した食通である。
 そうしたバイタリティは強い感染力を有している。彼がもう一店経営するモル
トの品揃えが豊富な店、マイルエンドバーでは、彼の放浪癖が他の従業員に
も伝染しまった。事実、彼の店から独立したバーテンダーが、突然しばらく店
を閉め旅に出てしまった人がいる。その原点が田部氏だったのだと合点がい
った。
 彼のバーマンとしての経歴は、学生時代にニューオータニで雑用のバイトを
したことに遡る。その後、バーで経験を積みながら錚錚たるバーテンダー達と
職場を共にすることになる。その上、研究熱心な彼は、国内のみにとどまら
ず、スコットランドに渡り、現地のバーで働きながら、ヘリオット・ワット大学で
醸造学の勉強までしてきたのである。ここまでくると驚くしかない。理論と実践
に裏打ちされたバーテンダーなのだ。
 「面白いものがありますよ。」といって見せてくれたのは、ガラス製のボンボ
ンに入っている褐色の液体。100年前のグレンファークラスだそうだ。とても
手が出る価格ではなさそうだと思っていたら味見をさせてくれるという。なんと
いう幸運。ここまで古いビンテージとなると、アルコール度数が落ち気味でボ
ディーが抜けた感じあるものの、保存状態は想像以上に良く、美味しく飲め
る。
 田部氏の話を肴に100年前のファークラスを飲む。こんな贅沢が許される
のか!
2005/12/20

店名 六角堂
住所 東京都新宿区神楽坂3-2-6
電話番号 03-3260-6217
席数 カウンター8席 テーブル6席
営業時間 19:00〜4:00
(3:00ラスト・オーダー)
定休日 日曜・第3月曜定休
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 日本列島が猛烈な寒気に見舞われている。歴史的な寒気団がやってきて
いるそうだ。だから、坂の街でお酒を飲んで体を温めよう。
というわけで、やってきたのが神楽坂の「六角堂」である。神楽坂を飯田橋方
面から上ってゆくと、毘沙門天の少し手前、右手のビル2階にある。
隣にはセブンイレブンがあるので目印にすると良い。店内へは表の階段か奥
のエレベーターのどちらも使うことが出来る。
神楽坂という場所柄、「六角堂」という和風のネーミングを聞くと、老舗の料
亭、和菓子屋あるいは呉服屋等を思い浮かべる人もいるかもしれないが、れ
っきとしたバーである。
 和のイメージを大切にするマスターの柿本剛志氏は、当初から店名は○○
堂というネーミングを付けたいと思っていたそうだ。そんな時、代官山の歴史
のある同潤会の古いマンションを見たときに、目に飛び込んできたのが六角
格子だった。その何か懐かしいこころの拠りどころのような感じに惚れ込み、
六角堂という名前にしようと思いついたそうだ。そして、六角格子をモチーフ化
した装飾品を作成し、バックバーのアクセントとした。
照明が暗めの落ち着いた店内はカウンター8席、テーブル6席。バックバーに
は六角窓のモチーフがあり、バーでありながら和風のテイストが感じられる。
カウンターはイロコというカリンの一種を用いた一枚板。なんと樹齢は300年
くらいのものだという。
 この重厚なカウンターに座ってお酒を頂くのはなんとも気持ちが落ち着く。
  マスターはモルト品揃えが良い店や、カクテルで評判が良い店で修行をしてきた。このことがバーテンダーとして、腕に磨きをかけたことになったのは想像に難くない。
 そしたこともあってか、マスターは特定のカテゴリーに偏ることなく、それぞれのカテゴリーで美味しいものを出すことを心がけている。
 そして、マスターが気に入ったものであれば、例えばウイスキーのカテゴリーでもスタンダードだけではなく、オールドボトルも置いてある。
 この日、私にはなじみの無いお酒なのだが、フィーヌというものが置いてあった。「フィーヌというのはマールやグラッパと同じ製法ですが、ワイン樽の中の残留物や、規格外のワインを蒸溜したお酒です。」と教えてくれた。こうしたジャンルのお酒は、自分の舌で選んだという自信がないとなかなか勧められるものではない。既にできあがったブランドを勧めるほうが気はずっと楽だ。幅広い酒の知識を身につけたければマスターならではのセレクションだといえる。
 すっかり体は温まったものの、寒空の下に出るのが億劫になる。が、幸か不
幸か終電の時間が迫ってきている。止むを得ず重い腰を上げた。
2005/12/19UP

店名 BAR MOO バー ムー
住所 東京都豊島区北大塚2-29-1
電話番号 03-3949-9388
席数 カウンター12席 テーブル12〜15席 窓側5席
営業時間 19:00-4:00 定休日
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 バー・ムーは大塚駅前北口から5分程のところにある。道路に面したところ
が全面ガラス張りになっている。もうそろそろクリスマス。入口ではクリスマス
ツリーが出迎えてくれる。やや暗めの店内は、カウンター12席とベンチスタイ
ルのテーブル席、窓際の席に座われば外を眺めながら寛ぐことも出来る。
 店主の金武氏は在日コリアン。名前は「Kim Moo」と発音する。店名は彼の
名前から取ったものだ。この店は10月に6年目を迎えることとなった。オープ
ンに際して、マスター自ら友人と3人で内装を手がけた。中でも厚さ10センチ
近い木製の立派なカウンターは、なんと銭湯でもらってきたものだそうだ。解
体現場から出た木材で薪がわりに釜にくべられるはずだったのが、マスター
の手にかかり立派なバーカウンターに生まれ変わった。正に「捨てる神あれ
ば拾う神あり」である。
 こんな話を聞くと、究極のエコロジーだと思うと同時に、このカウンターに妙
に愛着を感じてくる。傷や、塗装がはがれているのもすばらしい味わい深さに
感じる。きっと、マスターにとっては傷ひとつ取っても、思い出深いものに違い
ない。そんな、カウンターを手で擦りながら飲むとウイスキーの味が一段と美
味しくなってゆくようだ。更にはカウンターで揺らめいている蝋燭が置いてある
ガラス細工の燭台もマスターの手作りである。つまみの燻製やピクルスも自
家製だ。物を大切にし、手作りにこだわること、これがマスターの信条と感じ
た。
 「ウイスキーが一番出るかな。マスターがシングルモルト好きなので。」と話し
てくれたのは、マスターを手伝って3年になる荻野ヤエさん。彼女は、もともと
はこの店の常連さんだった。たまたま、会社を辞めることを相談したのがきっ
かけで、マスターから働いてみないかと声をかけてもらったそうだ。「バーテン
ダーという仕事は奥が深いので日々勉強です」とのこと。 
 店内にはウイスキーのボトルがいたるところに置いてある。バックバーだけ
ではなく、テーブル席を囲むように棚が作ってあり、その上にもシングルモルト
が並んでいる。そして、さらに置ききれないモルトはカウンターの上にも並んで
いる。こうなると、あちらこちらに視線が行ってしまうので、挙動不審者になっ
てしまう。
 おっと、申し訳ない、今日は友人のI氏と飲みに来ていたのであった。彼の話
を聞きながら、きょろきょろとしてしまった。話を真剣に聞いていないように思
われてしまうな。失敬、失敬。
2005/12/10

店名 Y's BAR ワイズバー
住所 埼玉県さいたま市大宮区仲町2-42 セッテ・イン大宮4F
電話番号 048-645-3180
席数 カウンター8席 テーブル12席
営業時間 18:00-400 定休日
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イタリアンレストランのカンパネッロを辞めた柳瀬氏がバーをオープンすること
になった。場所は大宮東口の旧中山道を渡ったところで繁華街のはずれだ。
オープン初日の開店時間に行ってみた。目的のビルを探しながら、周囲の店
にも目をやるが、明かりが入っているところはまだ少ない。
そのなか、木製の立派な看板を店頭に出そうとしている人がいた。見るから
に重そうな看板である。その人物こそ柳瀬さんであった。
声をかけると「いらっしゃいませ」といつもの笑顔で応じてくれた。3日連続で朝
まで続いたレセプション・パーティーでお疲れのはずなのだが、そんな様子は
全く見せない。
一緒に4階に上がると、先客がいた。一番乗りだと思っていたのでちょっとくや
しい。店内にはオープンを祝う花がたくさん飾られていた。しかし、それ以上に
目を引くのが立派な1枚板のカウンターだ。ブビンガの10年乾燥の板でマスタ
ーがほれ込んで手にいれたものだ。お客と一番近い存在であり、マスターと飲
み手の接点でもあるカウンターにこだわるというのは自然の流れかもしれな
い。
マスターは、このカウンターに惚れ込んでいただけに残念なことがあるという。
手に入れたのは7mの1枚板だが、実際に店内で使えたのは4.3m。もった
いないことをしたと、悔しがるが、切断した一部の材は先ほどの立派な表看板
に生まれ変わった。
マスターはもともと宇都宮出身の生粋のバーマン。イタリアンレストランで働い
ていたのはバーフードとして通用するメニューが多かったから。しかし、バーマ
ンの血が騒ぎ、そのレストラン内にバーコーナーを作ってしまった。この経験
を生かしたフードにも当然こだわりがある。こだわりといってもメニューが豊富
ということを意味しているのではない。例えばパスタは、その茹で方ひとつで
全く別物になってしまう。シンプルな料理にこそ、その料理人の腕による差が
出る。だから、ピザはオーブンを入れて生地がクリスプに焼けるようになるま
で出さないそうだ。
しかし、フードに関しては、正直なところ忙しくなるので、あまり出て欲しくない
という。しかし、うまい物を欲するお客がこの要求を受け入れてくれるとはとて
も思えない。
今日は、マスターが自負するショート系カクテル、ギムレットを頼んだ。こうし
た、シンプルなカクテルの方が難しいのだそうだ。「例えば、使うジンにしても
ブートルズはどっしりした味になり、タンカレーならキレがいい味で、ゴードンや
サファイヤボンベイなら輪郭がやわらかく・・・」なるほど確かに奥が深そうだ。
そうか、柳瀬氏の哲学はフードもカクテルもシンプルを追及するということなの
かもしれない。
考えてみれば、同じ大麦からつくる蒸溜酒であるウイスキーも、同じような造り
方であっても、樽ごとに全然ちがう。シンプルなのに奥深さがある点は共通す
るなあ。
2005/11/30UP

店名 Graffiti グラフィティ
住所 東京都豊島区東池袋1-40-9 3F
電話番号 03-5954-2623
席数 カウンター8席 テーブル・ボックス16席
営業時間 19:00-LO3:00 祝19:00-LO2:00 定休日 日曜日
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 リーゼントが良く似合う、グラフィティのマスターの川畑氏とは、とあるバーで
開催されたバーテンダー向けのモルト試飲会で知り合った。お店にお邪魔す
る約束をしていたが、ようやくその機会に恵まれた。
 駅前を走る明治通りと線路の間に新文芸座を取り囲むようにミニ歓楽街が
ある。駅から比較的近い、このエリアの一角のビルの3Fにグラフィティはあ
る。
 店に入るとフィフティーズのロックが流れている。アメリカンスタイルのバーで
ある。広めの店内にはテーブル席が3つとカウンターが8席、ボックス席が1つ
ある。グループでの利用でも盛り上がれそうだ。
なんといっても気になるのは店内に流れている音楽。定番の50年代オール
ディーズである。この日は、懐かしいRock Around the Clockが流れていた。
昔、原宿でたけのこ族やローラー族が流行っていた頃を思い出し、ノスタルジ
ックな気分になる。
 しかし、思い出に浸るには素敵なお店だが、こういうスタイルではバーボン
やカクテルが中心で、あまりモルトを飲んだり出来ないだろうと思っていた。
 なにもアメリカンスタイルのバーでモルトを飲む必要もないだろう。やはり、
店の雰囲気を楽しめばよいのだ。
 ところが、バックバーに並んでいるボトルに目をやると、各種モルトが取り揃
えてある。モルトの本数を聞くと、50本は優に超えているとのこと。しかも、ボ
トラーズ物や変り種も置いてある。マスターの選択で、押さえるべきところは押
さえつつ、変わったものも飲める品揃えがしてある。
 マスターは、モルトの試飲会に足を運ぶだけあって、シングルモルトが好き
なのである。
 だとすれば、何も遠慮をすることはない。気になるモルトを次々に注文すべ
し、である。
 この店のスタイルだと、オーセンティックなバーよりも客層の裾野は広いだろ
う。最近はシングルモルトがメニューに載っている飲食店も増えてきたが、本
当の魅力を伝えるにはバーマンの力が欠かせない。しかも、メーカーの受け
売りではなく自分の鼻と舌で味わったモルトの魅力を伝えることは大事だろ
う。さもないと歳暮のギフト売り場のおばちゃんが飲んだこともないウイスキー
を「おいしいです」といいながら売っているのと変わらなくなってしまう。
 その点、川畑氏のようなバーテンダーは多くの人たちがモルトの魅力に気づ
いてくれきっかけを提供してくれる。
 リーゼント頭のマスターがティスティンググラスにモルトを注いでくれる。
なかなか面白いものである。
2005/11/17UP

店名 Cromdale クロムデイル
住所 東京都中野区中央2-1-6 コーポ武蔵屋B1F
電話番号 03-3366-2588
席数 カウンター7席 テーブル16席
営業時間 19:00-2:00 定休日
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 地下鉄丸の内線で新宿から2つ目、中野坂上駅周辺は最近かなり開発が
進んできたところだ。昔は、これといって特徴のない地下鉄の駅だったが、ミ
ニ六本木ヒルズを思わせるような駅ビルや商業施設が出来てきている。その
地下鉄出口からでてすぐに入るわき道にクロムデールがある。徒歩1分足ら
ずだ。
 クロムデイルはスコッチパブといったらいいだろうか。カウンター6席、テーブ
ル16席との店内は、カウンターのみにお客がいるときには、落ち着いたバー
であり、テーブルが埋まってくると賑やかなパブとなる。住宅地も抱えているこ
のエリアは夜間人口も多く、遅くまで酒とパブフードを求めるお客が絶えない。
近くに住んでいる人は、終電の心配をせずに、夜食ラーメンがわりにパブフー
ドを食べることができるのはうらやましい。
 暗めの照明の店内はバーのイメージを強く意識させるためかと思ったが、
「実は電源の関係であまり明るくするとブレーカーが落ちるので」とマスターは
笑う。
 マスターは鈴木俊之氏。この店を出す前は、歌舞伎町のヘーゼルバーンで
働いていた。だから、自然と店作りや酒、フードにもこだわりがある。
 イタリアンのシェフが担当するパブフードは、かなり手の込んだものも用意されている。盛り付けにも工夫をしているので、グルメな女性にも受けそうだ。この日はドラフトギネスに併せて、アードベッグを練りこんだチョコレートを出してくれた。ココアパウダーのかかった生チョコで、シェフが固まる限界までアードベックを使って練りこんだそうだ。確かに後味にピートの風味が効いている。ギネスにも合うし、アイラモルトを飲みながらこのチョコを頂くのもよさそうだ。
 この日は、タリバーディンのエールビールや、シャンパンみたいななビール
など貴重なビールの飲み比べを行った。この日はビールに詳しい常連さんか
らいろいろと解説をしていただいた。この常連さんとは度々、パブやイベントな
どで出会い顔見知りになった。特に大麦つながりで、モルトファンとビールファ
ンは気持ちが通じるところがあるようだ。
 しかし、私にとって意外にビールは酔いが速い。ほろ酔い状態?になってき
た。酔い覚まし、いや、気つけ薬としてモルトを飲もう。今日はBEN NEVISを
頂く。「おっ、これは当りだ」思わず声を出す。ベンネビスのオフィシャルの10
年だが、ロットによっては素晴らしく華やかな果実香を感じることがある。
 しばらく、カウンターに座る人たちは皆友達状態になってしまった。しかし、
そろそろ、店を後にすることにした。
 その時、常連さんが耳打ちをする。「新宿駅でバーレィワインが飲めますよ。
一杯だけどうですか?」
 どうやらウイスキー好きもビール好きも同じ人種らしい。
2005/11/12UP

店名 Bar Revelstoke バー・レベルストック
住所 埼玉県さいたま市南区南浦和2-18-12 島田店舗左
電話番号 048-881-6008
席数 カウンター10席
営業時間 18:00-3:00 定休日 日曜・第一月曜
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浦和のバー・レベルストックのマスター、山口匡章氏が10月11日に南浦和に
2店目となる店をオープンした。その名も「バー・レベルストック」。
一店目と同じ名前だが、実はスペルが異なる。浦和店は「Revelstock」、そし
て南浦和店は「Revelstoke」である。この店名はカナダの都市にレベルストッ
クいう街から来ている。スキーリゾートで有名なバンフから車で2、3時間のと
ころにあり、国立公園になっているMt.Rvelstokeはとても風光明媚な場所だそ
うだ。この街と同じスペルなのは新しくオープンした南浦和店のほうだ。
浦和の店は、テーブル席もあり、グループ客も多かった。店の造りもアメリカ
ンタイプのバーボンバーという雰囲気が漂っていたが、この新店はカウンター
10席程のオーセンティックなバーである。少し年齢層も高めで落ち着いた「隠
れ家」としてピッタリの店となっている。
まだ、看板がない。これも、隠れ家的な店造りの一環かと思いきや「いずれ取
り付けるつもりです。ほんとに隠れ家で終わっちゃいますから。」と笑う。確か
に、バーの扉を覆うように木の板で作った目隠しがあるし、中に入るまで何の
お店か分からない。そうした、雰囲気もありだと思うが・・・。
しかし、既に、浦和店での常連さんが顔を出すため、客足は絶えない。また、
ご新規さんもポツポツと入るようだ。
こだわりの内装はカウンターの天井から手元をスポットライトが照らす。このラ
イトがあるとラベルの撮影がし易い。まあ、普通は雰囲気がいいからこのライ
トを使うのでしょう。
そして、そのカウンターはブビンガの1枚板である。マスターは「乾燥に2年くら
いかけたものですが、それでもソリが出る可能性はありますね。」ブビンガは
水分が多くて重量が重く、その乾燥に数年かかるといわれている。さもない
と、割れやソリが出てきて、削り直しという羽目になる。しかし、それでもマスタ
ーはこのブビンガのカウンターが気に入り購入を決定した。よし、このカウンタ
ーが今後どうなるか観察してみよう。
ここでは心強い相棒がマスターにはいる。弟の祥晃氏だ。バーテンダーとして
は勉強中とのことだが、兄弟でどんな店にしてゆくのかこれからが楽しみであ
る。
モルトの種類もこれから増やしてゆくそうだからモルトファンにも嬉しい店にな
るに違いない。
2005/11/11UP

店名 bar cacoi バー カコイ
住所 東京都渋谷区宇田川町32−7 チトセビル6F
電話番号 03-3462-5421 
席数 カウンター6席 テーブル4席
営業時間 19:00-3:00 定休日 日曜(但し月曜が祝日の場
合は営業し月曜が休み)
ウエッフ゛情報 ぐるめピタ
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 渋谷センター街を上がってゆく。すると東急本店の周辺にたどり着く。このあ
たりは、渋谷という街の色々な表情が見て取れる。駅周辺の雑踏、若者がや
けに多い繁華街、東急本店を境に松涛の高級住宅街になる。オフィスも多く、
少し歩くとNHKもある。ある意味、現代都市の縮図のようなところだ。そして、
活気にあふれる街らしく、今の日本を引っ張っているベンチャー企業なども多
くある。
 こうしたところにあるバー、カコイ。はじめて、店に入ったときの印象は、ほ
ぼ満席で活気のある店だと思った。
 カウンターが埋まっていたので、かろうじて空いていたテーブル席に座る。こ
こで、ウイスキーをちびりちびりと飲りながら、店内を観察する。薄暗い照明の
店内は、茶室をイメージした和風の作り。カウンターから南部鉄瓶製の急須で
湯を沸かしているのが見える。妙に落ち着く雰囲気である。テーブル席は4席
あり、個室風に使うこともできるし、2組で使用することもできる。隣には、話
の内容からマスコミ関係者らしい先客がいた。場所柄、こうした業界の人々も
訪れる。
 この店のマスターの大場氏はバーテンダー歴、約2年半になる。バーマンに
憧れ、出店資金を貯めるためにサラリーマンをしていたそうだ。ようやく資金
に目途がつき、他店で1年半バーテンダーの勉強をして「カコイ」を昨年11月
にオープンさせた。経験豊富とまでは行かないが、その分、止まり木に座って
いた経験の方が長く、お客の目線で店を見てゆくバーマンともいえる。その思
想を反映したのがこの店だ。
 さて、バックバーに並ぶ酒はバランスよく取り揃えてあるが、各所に彼なりの
こだわりが見て取れる。「面白いものがありますよ」と、出してくれたのはイギ
リスで話題になっていたインドのシングルモルトだ。ウイスキーマガジンでわり
と高い評価を受けていたので気になってはいたが、自分の先入観を覆す良い
出来に驚いた。「熟成年数は数年と短いのですが、インドは熟成が早く進みま
す。だから、こんな感じに仕上がるのかもしれません」と一本ごとにそのウイス
キーのバックグラウンドを語ってくれる。こうした話が酒の肴になったりする。
ウイスキー飲みにとってマスターにはとても嬉しい。
 このとき出てきたグラスにもこだわりがあった。電球職人が作ったテイスティ
ンググラスだ。これは百貨店においてあるのは見たことがあるが、実際この
グラスで飲むのは初めてだ。丁度、電球を逆さにしたような形だが、中央部分
が高く盛り上がり、尖っている。この突起部分が琥珀色の液体を掻き分け、フ
レーバーを立たせる役割をしているそうだ。
 何杯かいただいた後は、南部鉄瓶でいれたお茶お頂き「至福の時」は終わ
りを告げた。終電を気にしながら、駅に向かって坂道を下ってゆく2005/10/22UP
*bar cacoi は2006/1/13をもって閉店しました。マスターの大場氏は東銀座で新しくお店をオープンする予定です。

店名 THE BAR WATANABE ザ・バー ワタナベ
住所 福島県郡山市駅前2-7-16
電話番号 024-933-9788
席数 カウンター10席+α
営業時間 18:00-1:00 日祝18:00-24:00 定休日
ウエッフ゛情報
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 郡山駅前には、意外なほどバーが多い。その中に、今年21年目を迎える
老舗のバーがある。THE BAR WATANABEだ。
 郡山駅前の商店街に面したところにある鉄格子製の門を開けると、シックな
長いトンネルになっており、奥のビルの入口に通じている。ここを歩くことでそ
の先にGOOD BARが控えていることを予感させる。
テラス風の空間があらわれ、そこにいよいよバーへの扉がある。そこに入る
と、オーセンティックなバー空間が広がる。入口では女性バーテンダーが他店
のバーテンダーと思われる人物に応対している。
時間が早くまだマスターはまだ来ていないようだ。そのバーテンダーが「間も
なくマスターも参ります」と声をかけてくれた。
 看板やトイレの壁の装飾がユニーク。ウイスキーのキャプで埋め尽くされて
いる。一つひとつ貼ってゆくのは大変な根気が必要だと思う。その話題になる
と「あっ、それ僕が貼り付けました。」と隣に座る常連さんが声を発した。マスタ
ーのダンボール12箱分のキャップが材料だったとか。入口のトンネルの作成
にも常連さんが手を貸してくれたとか。
 やがてマスターが登場し、会話に加わる。
 「みなさんが手伝ってくれて。自分じゃ何もしないんですよ」とマスターはいう
が、そうした周囲の協力を取り付けることができる名店を作ってきたのは他で
もないこのマスターである。
 マスターの渡辺秀行氏は現在、NBAの郡山支部の支部長を務めている。そ
れだけ、バーマンたちの人望があるということだが、本人は「人望があるなん
てとんでもない。こないだも15年務めたやつをクビにしました。今まで、勤めた
連中は全員クビにして辞めて行った。何でといわれても困りますけど、何だか
そうなっちゃう。」という。
 すると、この店からまともに卒業したバーテンダーは一人もいないことにな
る。しかし、こう付け加える「不思議なものでね。そのクビになった連中が新し
い店をオープンするときには挨拶に来てくれるし、中には仲人をしてくれと頼
んできて、引き受けたこともある。店をクビになり数年してから、ここで学んだ
ことは間違ってなかったとやってくるやつもいる。」「だけど困ったことに、みん
な近所に店を出すもんだから、最近随分バーが多くなりましたよ。」どうやら
ザ・バー ワタナベを中心に郡山のバーは広がりを見せてきたといえそうだ。
すると近くのバー、MOBOのマスターが何か用事があるらしくやってきて、なに
やら入口で渡邉氏と話を始めた。後に、MOBOのマスターの仲人が渡邉氏で
あることを知った。
 さいわいこの国では表現の自由が認められている。マスターが従業員を独
立させるときの表現は「おまえはクビだ」かもしれない。
2005/10/13

店名 BAR WHISK(E)Y バー ウイスキー
住所 東京都新宿区新宿3-28-1
電話番号 03-3350-0961
席数 カウンター8席 テーブル6席
営業時間 18:00- 定休日
ウエッフ゛情報
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 横山氏一時消息不明になったのは、2ヶ月ほど前だ。彼は店長をしていた歌
舞伎町のパブをやめた。
 ある日、六本木に来たので泉さんの店に顔を出しておこうとアボットチョイス
に行くと、なんと横山さんがいるではないか!自分の店がオープンするまでの
間、ここで手伝いをしているそうだ。聞けば新店の場所は新宿、店名も決まっ
ているとのこと。「店名はバー ウイスキーです。案内を出しますのでぜひ来て
ください」、ウイスキーに入れ込んでいる横山氏ならではの店名だ。
 9月9日(金)のオープンを知らせるハガキが届いた。店名はBAR WHISK(E)
Yとある。なるほど、スコッチやジャパニーズはWHISKY と綴るが、アイリッシュ
やアメリカンはWHISKEYと綴る。その両方を印象付ける店名とはなかなかや
りますなぁ。ウイスキーを幅広く揃えようという気持ちが伝わってくる。また、オ
ープンから一週間間は全品半額とのこと。これは、期間限定とはいえ激安で
ある。
 新宿の大塚家具の斜め向かいのビルの7階にある。ビルの上には袖看板も
しっかりと揚がっている。早めの時間にいったが、すでにカウンターに数人の
お客がいた。ウッディーな内装のオーソドックスな店内はカウンター8席、テー
ブルが6席、マスターが一人で切り盛りするには丁度いいサイズだろう。バック
バーにはスコッチやバーボン、レアなオールドボトルもある。棚にはまだ多少
余裕があるから、更にマスターのお勧めのウイスキーが増えていくだろう。
 この日、気になるボトルがバックバーにあった。バランタイン・ファイネストの
オールドボトルだ。現行品と同じスクエアタイプだが、封緘紙がイタリアまわり
であることを物語っている。ファイネスト自体はどこでも手に入るあたりえのウ
イスキーだが、オールト゛ボトルはちょっと違う。それを注文すると、「こちらのほ
うが面白いですよ」といって見せてくれたのはマル瓶のファイネストだった。こ
れは珍しい。このマル瓶を頂くことにした。
 現行のファイネストのフローラルで快活なイメージだが、このマル瓶は、どっ
しりとした重厚なものだ。オールドボトルらしい味わいだ。それから、「スモーキ
ーズ&カンパニー・ナチュラルメロウ」が置いてある。これも気になる。これは
サントリーが15年ほど前にミント、スモーキー、メロウの3種類で発売したもの
だ。懐かしくてこちらも飲んでみる。すでにオールト゛ボトルの雰囲気を漂わせ
る味になっている。
 やがて、人が増えてきてカウンターが満席、テーブルにも人が座るようにな
ってきた。そのほとんどが、前の店から横山さんと馴染みのお客さんばかり
だ。マスターの個人的な魅力によるところ大だが、初日から、常連さんに囲ま
れるマスターは幸せだ。
2005/9/27

店名 MUSASHI BAR武蔵
住所 東京都中央区銀座8-10-7
電話番号 03-5537-6635
席数 カウンター10席 テーブル・ソファー13席
営業時間 18:00-2:00 定休日 日祝
ウエッフ゛情報 東京のBAR バーテンダー物語
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 武蔵という店名から、きっとマスターは埼玉の出身なのかなとか(昔、埼玉県
のあたりは武蔵とか武州と呼ばれていた)、宮本武蔵と関係があるのだとか
勝手な想像をしていたら、地元のバーマンから「武蔵さんという方がオーナー
ですよ」と教えてもらった。
 首都高新橋出口近くの武蔵は地下にある。店内に入ったときの印象は意外
に広いと感じた。余裕を持った作りである。カウンターとバックバーも広く取っ
てあり、約480種類の酒が並ぶ、そのうちモルトは120種類ほどであろうか。
カウンター以外にもテーブル席、そしてソファーのボックス席がある。早い時
間は静かにカウンターでゆっくりと酒を飲み、やや遅めの時間になると少人数
のグループがやってきて、だんだんと賑やかになってくる。
 そんな中、バーテンダーの松浦隆二氏がエンターテイナーぶりを発揮する。
カウンターで飲んでいる若いカップルにダイス・カップをやって見せていた。す
ばやくカップを動かしテーブルの上に置いてあるサイコロを入れて行き、カッ
プを開けるとサイコロがすべて積みあがっている、というやつである。勿論、お
客さんは喜ぶ。
 また、シェイクをするときが印象的だった。ここのカウンターは余裕を持って
作ってある分、横に長い。所定の位置でカクテルを調合し、シェイカーを振り
ながら移動してゆく。さながら、マイケルジャクソンのムーンウオークのよう
だ。
 どのモルトを飲もうかと迷っていると「せっかくだから」と別の場所からモルト
を取ってきてくれた。バルブレア5年。イタリア回りのオールドボトルだ。70年
代から80年代に流通していたものらしい。現行のボトルとは一線を画するプ
リティさがある。これを開栓してくれた。「いいんですか、こんな貴重なものを」
「飲むために買ったんですから」。オールドボトルらしい芳香と熟成年数の若さ
が同居する魅惑の味わいといったところであろうか。まだ若いのに人生経験
が豊富で妙に大人びた女性と出会ったような気分だ。
 そんな中、マスターの武蔵昌一さんとウイスキー談義をする。彼は、酒に熱い
名物バーテンダーでもある。今ほどモルトがメジャーになっていなかったころ
から、マスターは研究に余念がなかった。だから、カウンター越しに語られる、
酒のうんちくの面白さに引き込まれる。そんなマスターの弟子の松浦さんは、
近く独立する。場所は同じ銀座である。いい店が増えるのは飲み手にとって
はとても嬉しいことだ。
2005/9/11

店名 BAR Aika バー アイカ
住所 福島県郡山市駅前2-7-19 中華料理珍満地下1階
電話番号 024-923-9201
席数 カウンター6席 テーブル44席
営業時間 18:00-1:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報
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 その日は残暑が厳しかった。喉の渇きを癒したくて一杯目はジントニックを
注文する。それを差し出すときに言った店主の意外な一言。
「こういうまじめなカクテルはめったに作りません」!?
 実はこの店は、フレッシュフルーツでつくるカクテルが売りなのだ。最近、果
物を使ったカクテルがブームだが、マスターの星相ノ介氏は1987年、28歳
の時から19年間作り続けているそうだ。今や週末ともなると250杯も出る。
面白いのは、そのうち4割はノンアルコール。すなわちフレッシュジュースだそ
うだ。
 アルコールが入っていないと、使用する果物の量が増えて原価が高くなる
が、値段は同じ設定。これなら、アルコールに弱い人でも遠慮しなくてすむ。し
かも果物は産地や鮮度にもこだわっている。メニューには本日のカクテルに
使用される果物の産地も明記してある。
 これらの果物は東京の太田市場から朝方に届く。福島産の桃も同様に太田
市場から入ってくる。なぜ、わざわざ太田市場から買うのか聞くと「出来の良
い桃は東京に出荷しちゃうんですよ」とマスターは語る。
果物でNo1を目指すマスターは、No1果物をそろえたいという気合の入りかた
だ。
 こうなるとバーテンダーというより果物さんのようだが、こうしたこだわりが、
この店の人気の秘密だろう。
 また、マスターの趣味だと語るモルトも品揃えと価格に衝撃を受ける。600
種類はあるというモルトが、バックバーや店内のキャビネットにはずらりと並ん
でいる。
 マスター曰く、売れなくてもかまわないし、プレミアムモルトでも1,000円で
出してしまうそうだ。マッカランの30年だろうが40年だろうがこの価格で出し
てしまうそうだから信じられない。この日も、G&Mのストラスアイラ40年やピ
アレスのマッカラン33年を開けてくれた。
 マスターのご贔屓のモルトはハイランド系だ。モルトとの出会いがハイランド
モルトだったこともあり、大好きだそうだ。最近のアイラブームだが、マスター
曰くモルトの王道はハイランドだと熱く語ってくれた。
 週末はお客さんと会話している暇もないくらいになるそうだが、平日の早い
時間がお勧め。モルトが好きなお客さんだとついつい盛り上がるそうだ。
やがて席が埋まってくると、マスターの手元の果物がミキサーに吸い込まれて
ゆく。私も桃を使ったカクテルを注文する。
「あと三時間で僕の誕生日です」
マスターおめでとう!
2005/9/5

店名 MALT HOUSE ISLAY モルトハウス アイラ
住所 東京都練馬区豊玉北 5-22-16キジマビル2F
電話番号 03-5984-4408
席数 カウンター8席 テーブル8席
営業時間 18:00-4:00日曜18:00-0:30  定休日 無休
ウエッフ゛情報 ホームページ
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 以前、モルトハウスアイラに行ったとき、モルトの種類の豊富さに呆然とした
思い出がある。確か、練馬の駅からそんなに離れていなかったはずだが、記
憶を頼りに探すが迷ってしまった。ちゃんと地図をプリントアウトすればよかっ
た・・・と後悔。
 しかたがないので、駅前のK酒店で場所を聞くことに。するとレジの日焼け
をした青年が道を教えてくれた、というよりアイラの前まで連れて行ってくれ
た。東京の人情も捨てたものではない思いつつ、色々と話をしながら歩く。「焼
けてますね」「素潜りが゛趣味で海によく行くんですよ」。程なくアイラに到着。こ
の親切な青年にお礼を言ってわかれた。
 ビルの1階にディスプレイされているウイスキーを横目に、二階に上がるとア
イラがある。ドアを開けると懐かしいオーセンティクバーが現れる。時間も早く
この日一番乗りとなった。
 相変わらず、バックバーに並ぶウイスキーボトルの数が半端ではない。姉妹
店のアイラバー東京の品揃えも多いが、こちらも本家だけあって凄い。品揃え
はアイラモルトを中心に殆どの蒸溜所のモルトを飲むことが出来る。これだ
け、種類が多いと選択に迷ってしまうが、新着のモルトには首掛けが下げて
あるのでわかりやすいし、このお店オリジナルのモルトなどもあるので、この
辺から選ぶのも手である。
 しかし、私はカウンターの上で目立っていた小型のカスクを飲むことにした。
中身はスカイ島のモルト、タリスカーだ。オリジナルの個性を感じながらも、バ
ニラやリンゴを感じるトップノートが特徴で、口の中での広がり等、小さな樽の
中の熟成により、新たな個性が付加されたことが感じられる味わいである。
 モルトを飲んでいると、鈴木氏がやってきた。彼のオリジナルのロングモー
ンが今日のお勧めだ。このラベルには日本の戦艦が描かれているのだが、
ロングモーンには戦艦「長門」が使われている。つまり「ロングモーン」というウ
イットである。バーボンバレルのロングモーンは原酒の個性がダイレクトに感
じられる。
 鈴木氏にとってスコットランドは自分の庭の様なところだ。第二の故郷といっ
てもいいのかもしれない。何しろ殆ど毎年訪れるそうだ。中には毎年顔を出す
蒸溜所では、先方にも顔を覚えられて、「また、来たのか」「もうお前に見せる
ところはないぞ」と思われているらしい。たしかに、ガイドよりもその蒸溜所に
詳しいゲストがくるのだから仕方がないかもしれない。
 鈴木氏は蒸溜所が多くあるスペイサイド地方での滞在では、貸しアパートを
借りてしまうそうだ。B&Bよりも安く、何と言っても自炊ができるのが長期滞
在者には嬉しい。ホテルやB&Bでは朝食にたいていイングリシュブレックファ
ーストが出る。これも、たまに食べると美味しいのだが、さすがに何日も続くと
確実に飽きることとなる。自分の好みの朝食が取れるだけでもかなり嬉しい。
今度、長期滞在するときにはぜひ、真似をしてみよう。
2005/8/25

店名 VISION VESSEL ビジョンベッセル
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-1-7 2F・3F
電話番号 03-3464-4665
席数 カウンター6席 テーブル・ソファー10席
営業時間 19:00-4:00 定休日
ウエッフ゛情報 オフィシャルブログ
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 ビジョンは恵比寿の西口から徒歩3分程と近いところにある。だが、わかり
にくい場所にあり、店の名前を頼りに探しても見つからない。なにしろビション
の看板は出ておらず、その事情を知らなければたどり着くことは難しい。
 目印はビルとビルの間の細い通りにあるVIN SANTOというワインバーだ。
このワインバーは座席が無くスタンディングで飲むユニークな店である。その
ワインバーに入ってから、狭く急な階段を上がると二階と三階がビジョンにな
っている。ビジョンのオープンは7時だが、ワインバーは5時からやっているの
で、ワインを飲んでからモルトに移るなんていうことも可能だ。
 階段の壁にもモルトが所狭しとばかりにストックされている。2階に上がる
と、カウンター席が6席ある。3階にはソファーとテーブル席でMAX10席程あ
り、グループ客はそちらで寛ぐことができる。
 店内の照明は暗い方だ。カウンターの上で揺らめく明かりが落ち着いた雰
囲気を漂わせている。隅にはプロシュートの肉の塊が置いてある。ストックさ
れているボトル本数は500本程、そして、その大半がモルトである。しかもス
タンダードものから、レアなボトルまで1000円を上限としている価格設定が
驚きである。
 「グループのお店は吉祥寺のVISIONが10年前にオープンしたのを皮切り
に、三鷹、武蔵関、そして昨年11月に恵比寿店をオープンしました」と語って
くれた青田さんは、ビジョングループで5年の経験をもつバーテンダーだ。
 生ハムを食べていたお客さんがいたこともあり、ハム談義で話しがはずむ。
実は、埼玉に美味しい生ハムを作る人がいる。青田氏は、わざわざ、そのハ
ムを出しているバーをさがして食べに行ったことがあり、その味わいの深さに
感激したそうだ。美味しいものや、人に知られていない良い物を発掘しようと
いう気持ちが感じられた。
 調子に乗ってあれこれとウイスキーを飲んでいると、入ってきたばかりのお
客さんから、雷が激しくなってきたとの情報。ここ連日、傘が役に立たないほ
どの、激しい夕立が続いているので雨が降る前に帰ることにした。
 帰り際、オーナーの小林氏にK氏からの紹介で伺ったことを伝えた。「彼も
本部務めになったので、最近なかなか会えなくなってしまって」と小林氏は言
っていた。K氏は都内に数店舗あるシガーバーの店長だったが、最近本部へ
異動になったのだ。素敵なお店を紹介してくれたK氏にも感謝である。
 小林氏は目下10周年を迎える吉祥寺店のイベントの目玉を考えているそう
だ。10年という節目を迎えて、どんな隠し球が飛び出すか楽しみだ。
2005/8/18
PS:オフィシャルブログによると青田氏は8月末で退社されるそうです。新し
い分野でのご活躍をお祈りいたします。お世話になりました。2005/8/22

店名 BAR OLD VALLEY オールドバーレー
住所 東京都新宿区西新宿1-15-9 イシイビルB1
電話番号 03-3346-0380
席数 カウンター14席 テーブル17席
営業時間 19:00-5:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報 わくわく西新宿1丁目 Yahoo!グルメ Woman.excite 
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 日本一の乗降客数を誇る新宿駅の周辺は様々な顔を持っている。例えば、
日本有数の歓楽街のある歌舞伎町や待ち合わせの人々で溢れているスタジ
オアルタがある東口。再開発されて高島屋や紀伊國屋などがあるサザンテラ
スは南口。また、東京都庁をはじめとする超高層ビルが林立しているビジネ
ス街のイメージがある西口。その西口ロータリーから南西、駅を背にして左前
方にあるミニ電気街の一角に飲食店が集まっている。オールドバーレーはそ
こにある。
 地下一階に下りバーの扉を開けると、ブルーの光に照らされるバックバー
が目に飛び込んでくる。一瞬水槽の中に入ってゆくような錯覚にとらわれた。
壁の一部も利用した長めのカウンターの端に座る。テーブル席も15席、込ん
でいるときはディスプレイの樽もテーブルとして利用ができるようになってい
る。ウエイティングテーブルとして使うことが多いそうだ。カウンターの上には
ろうそくの炎が揺らめいている。そして、店内に流れている音楽はマスターの
好みの60年代のジャズが中心だ。
 「お客さんの好みでノラ・ジョーンズをかけることもありますよ」と語るのは店
長の田中康弘さん。この店での経験は4年になる。
 オールドバーレーそのものは16、7年経つそうだが、その間、歴代の店長
達が独立することによりバトンタッチが行われてきた。「実はウエイティングテ
ーブルに使用しているウイスキー樽は前店長の松村氏から借りているので
す」松村氏は独立して池袋でT's BARをやっている。「彼とは大分やりあいま
したけど、その分、いろいろなことを教えてもらいました。今でもよく電話を頂
きますし、彼のことは尊敬しています」と語ってくれた。店の雰囲気からは想像
もしない師弟関係を大事にする体育会系の人間関係を感じた。
 田中氏の信条は、「愉しんで帰っていただくためのサービスマンでありたい」
ということだそうだ。決して、手を抜かない。ゲストが一人しかいなくても、全力
でサービスをするのだそうだ。その一方で、お客様には自由に気軽に愉しん
でもらいたいので、他人に迷惑をかけないという最低限のマナーを守ってもら
えれば自由にしてもらいたいそうだ。飲み手としてはその自律するというのが
難しいわけだが、「ゲストを教育するのもバーテンダーの役割だとよく先輩方
に教えていただきました」と彼は語る。羽目を外し過ぎて指導が入らないよう
に一人前の飲み手でありたいものだ。
 元来美味しいもの好きの田中氏は、先輩から「酒を飲み自分の舌で味わう
ことは当たり前だ。レストランにも行け、美味しい物を食え」といわれて実行し
てきた。そんな、店長とはグルメ談義を愉しむことも出来そうだ。
2005/8/12

店名 BAR-SAINT バー セイント
住所 東京都江戸川区南小岩6-31-5 1F
電話番号 03-5668-3277
席数 8席+α
営業時間 18:30-3:00 定休日 日曜日
ウエッブ情報 ぱどタウン 小岩駅周辺情報 
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 小岩駅で降り立つ。この駅には数十年前に釣りに来た時のことが思い起こ
される。
駅から東、千葉方面に向かって1kmほど歩くと江戸川の河川敷に出る。
当時、矢口高雄の「釣りキチ三平」が大ヒットしていた。空前の釣りブームで、
当時小学生だった私のクラスでも男子はたいてい読んでいた。
 日曜日になると、どこかに釣竿を担いで出かけてゆく、そんな釣り少年の一
人だった私も友人とハゼ釣りにやってきた。家で食べたハゼの天ぷらがとて
も美味しかったことを覚えている。
 そんな、バーとは全然関係ない思い出に浸りながら、南口のロータリーの右
手方向、りそな銀行とコージーコーナーの間の道を歩く。駅から3分ほどで目
的のバー・セイントが現れる。道路に面した入口にウイスキー樽が置いてある
のですぐに分かる。
 落ち着いた雰囲気の店内はカウンター席のみだ。同伴者である知り合いの
バーテンダー氏と共に一番奥に座る。彼は既にバックバーの中のレアなオー
ルドボトルに目が向いている。
 カウンターの隅にユリの一種であるカサブランカが飾ってある。白く大輪の
花を咲かせる美しい植物である。「これは、マスターが選ぶんですか」と聞く
と、「オープン当初から、このカサブランカを絶やさないようにしてきました」と
のこと。だから、今ではバー・セイントの顔とも言うべき花になっている。
 5年前の2001年2月にバー・セイントをオープンさせたマスターの竹田秀太
郎さんは市川のバー・バグースの卒業生である。たいていの場合、独立後も
修行したバーの影響を受けるものである。彼は名店と呼ばれるバーで7年間
働いていたから自然とその店のスタイルが身についてくるのは自然の成り行
きであろう。バグースにもよくカサブランカが飾ってあったことや、モルトの品
揃えが豊富だったことも今の店のスタイルと無関係ではないだろう。だから、
さすがにモルトは充実していて200種類近く揃えている。その一方、全体とし
てもバランスよい品揃えを心がけているので総ボトル数では470本に上る。
 ここは、例えば女性がカクテルを一人で飲んでいるのが似合うような雰囲気
を持っている。しかし、モルトファンであればバックバーに並ぶモルトを飲み、
マスターとウイスキー談義が楽しめる。
 たまたま、知り合いのウイスキーインポーターの営業マンI氏のことが話題に
出た。「彼は自宅が近いから、自転車で営業にやってきますよ」とマスターが
言う。I氏は酒が好きな熱い男だ。彼が、自転車で通ってくるのは、彼自信が
こだわりの酒を扱っているからである。こうして、こだわりがあるマスターの元
には、こだわりの商品が集まってくる。しかし、お客は酒の品揃えだけではな
く、マスターの人柄をはじめとする雰囲気にもこだわりを求め、自分のホーム
バーとなりうるかどうかを見極めている。
 私が、小岩に住んでいたら、釣りを楽しんだ後にバー・セイントをホームバー
としてモルト三昧の日々になっていただろう。
2005/8/9

店名 BAR PEAT ピート
住所 千葉県市川市南八幡3-4-8 アルファビル2F
電話番号 047-378-3932
席数 カウンター9席 テーブル8席
営業時間 19:00-4:00 祝日19:00-2:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報 いちかわHPネット
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 市川のBAGUSから独立したバーテンダーが近くで店を出している。
 BAGUSはモルトがバックバーにギッシリと並んだウイスキーの聖地ともいう
べきお店だが、そこで働いたバーテンダーは多かれ少なかれその影響を受
けていることは想像に難くない。
 しかも、店の名前はPEAT。そう、麦芽を乾燥する時に使用するあのピートを
店名にしている。モルトファンとしては期待が膨らむネーミングだ。
 この日は、酔い覚ましも兼ねて市川駅から歩いて行くことにした。しかし、結
構遠かった。「やっぱりタクシーを拾おうか」と弱気になりかけた頃にようやく
本八幡駅の周辺にたどり着く。素直にJRを使っておけば良かったと思いつ
つ、本八幡南口から数分のところにスコッチバーであることの証であるスコッ
トランドの国旗セントアンドリュークロスを発見。
 このビルの2階がバーへの入口だ。おもむろにドアを開けると広々とした店
である。カウンターの他にテーブル席が8席あり、ゆとりのある店作りになって
いる。この日もグループのお客が入っていた。
 暑い中歩いたこともあり、まず、一杯目は小麦のビール、ヒューガルデンを
いただく。味わい深いビールだが、小麦で作るからか清涼感もあるので喉が
渇いた時にはお勧めのビールである。
 バックバーにはかなりの数のボトルが並んでいる。これを眺めているだけで
酒の肴になりそうだ。モルトを飲みつつ次の獲物を探すようにバックバーを見
ているというのは楽しいものだ。聞けばバックバーにはモルトだけで300本、
総ボトル600本の酒があるとのこと。
 マスターの森岡崇さんは、1999年にBAGUSから独立し店をオープンさせ
た。それ以降モルトにこだわりながら、常連さんの嗜好も掴んでいて、新規の
モルトの購入を検討するとき、誰に飲んでもらえるかということが頭に浮かぶ
という。地元密着の営業スタイルが確立しているようだ。
 マスターは気さくで楽しい人である。話しが盛り上がるなか、ホームページで
取り上げたいという旨をマスターに伝えると二つ返事でオーケーしてくれた。
「市川駅から徒歩20分と書いていいですか」と言うと、「それだけは勘弁してく
ださい」とマスターは笑っていた。
 BAR PEATの最寄り駅はJR本八幡駅、南口から徒歩数分である。
2005/7/27

店名 BAR・BAGUS バー・バグース
住所 千葉県市川市市川1-7-16
電話番号 047-326-9532
席数 カウンター11席 テーブル12席
営業時間 18:30-2:00 日祝18:00-1:00 定休日 第一第三日曜日
ウエッフ゛情報
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 市川駅北口の駅前に降り立った。休みの日だからだろうか、結構人通りが
多く賑やかである。ダイエーの裏手のミスタードーナッツを曲がるとバグース
の看板がある。駅から徒歩数分である。
 そこを2階に上がるとそこがバグースだ。扉を開けてもモルトマニアにとって
はカウンターにたどり着くまでに少々の試練を要する。まずは通路の右のショ
ーケースの中に年代物のレアモルトが並んでいてこれに目を奪われ思わず
立ち止まり眺めてしまう。
 そして、カウンターの背後にもショーケースがあり、モルトが並んでいる。ど
んなものがあるのかこれにも気を奪われる。
しかも、この日の同伴者はバーテンダーT氏だから、同じ穴の狢、オールドボ
トルに目がない御仁だ。なかなかカウンターに行き着かない。
はたから見ていたら挙動不審者である。もっとスマートにカウンターに足が運
べないかと思うが、これがなかなか直せない。
 さて、ようやくカウンターに座るとマスターの松本徹氏が微笑んでいる。彼は
今日の同伴者の先輩にあたる。松本氏は湯島の"エスト"で働いた後、銀座
の老舗「マリ」に務めた。松本氏が独立した後に、T氏が「マリ」入店したという
関係がある。
 こうした名店で修行を重ねた後、市川にバグースを開いた。
 千葉のモルトシーンを引っ張って来たマスターだけあってモルトへの意気込
みは相当なものである。バックバーには500本は優にあると思われるモルト
が並ぶ。現行オフィシャルから、ボトラーズ、オールドボトルと何でもそろって
いる。カウンター席はバックバーを眺められる特等席だが、テーブルも12席あ
るのでグループでも収容可能である。
 オールドボトルに目がないT氏と松本氏の間で話が盛り上がる。オールドボ
トルに疎い私はついていくのが精一杯だ。しかし、知らない話を聞くのは、そ
れはそれで楽しいものである。
 松本氏とともにウイスキーの話をしたのが、川田英晃氏。実家は香川県で
バーをやっているそうだ。バーテンダーとしてのDNAを受けついだ若手であ
る。
 彼のようにバグースで修行したバーテンダーが独立して近くに店を出してい
るそうだ。T氏と共にそちらにも寄ってゆくことにした。
再びウイスキー回廊を通って店を出た。
2005/7/22

店名 スペリオ
住所 東京都中央区銀座7-7-14 東幸ヒ゛ル2F
電話番号 03-3571-6369
席数 カウンター10席 テーフ゛ル12席
営業時間 18:00-3:00 土18:00-23:30 定休日 日祝
ウエッフ゛情報 オールアハ゛ウト e夜銀座 元銀座ホステスの食べ歩き 夜の銀座
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 いつものことながらバーマンというは面白い。当然のことのように知り合いの
バーを紹介してくれる。ある意味競合相手を紹介するわけだが、躊躇している
ようには見えない。これだけバーがひしめきあっている銀座であってもそれは
変わらない。共存共栄を図る仲間であり良きライバルでもある。
 これはバーマンならではの職業観でもある”ホスピタリティー”によるところが
大きいのではないか。すなわち、”もてなし”の原点”客の欲するものを与え
る”ということである。
 バーのお客というのは、お気に入りのバーが何店かあることが普通だ。そ
の日の気分によっていく店を使い分けている。その事情を店側もこころえてい
る。 私は紹介により店を渡り歩くことが好きだ。それは、良いバーは良いバ
ーを紹介してくれるからだ。
 さて、「近くに知り合いのバーがモルトが揃っていているから紹介してあげ
る」と紹介してもらった”スペリオ”はそのバーの直ぐ隣の東幸ビルの2階にあ
った。扉を開けると既に何組かの客人がいた。空いていたカウンターの中央
に座ると、「お電話を頂いた方ですね」と声をかけてくれたのは吉田均氏。66
年目に入った老舗バーのマスターである。スペリオの創業は1940年にまで遡
る。彼の祖父が始めたこの店がマスターにまでバトンタッチされていることは
素晴らしいことだ。
 1940年といえば太平洋戦争直前。当時の銀座は一体どんなところだったの
だろうか。さすがに吉田氏自身はその頃のことを知っているわけではないが、
彼が祖父から伝え聞いた昔の銀座や、彼が見てきた銀座の話をつまみにウ
イスキーのグラスを傾けるのはとても楽しい。
 そのウイスキーだが、バックバーにオールドボトルから最新のリリースまで
並んでおり、かなりモルトに力を入れていることがわかる。このモルトを選んで
いるのはチーフバーテンダーの椎葉さん。バーテンダー歴12年の中堅でスペ
リオでの勤務は6年になる。また、一緒にウイスキーの話をした中村さんはロ
ンドンのバーで働いていた経験を持つ。こうしたスタッフたちとするウイスキー
談義が盛り上がらないはずがない。
 この店ではカクテルからウイスキーまで広く深く楽しめる。歴史あるバーで酒
を飲むというだけでも楽しいが、酒そのものへのこだわりも追求できるバーで
ある。そして、案の上、吉田氏の知り合いのバーの話が出た。行ってみたい
バーがまた増えた。まさに、「類は友を呼ぶ」である。
2005/7/18

店名 BAR たつみ
住所 東京都中央区銀座7-7-15 銀座スキャンテックヒ゛ル7F
電話番号 03-5568-1977
席数 カウンター11席 テーフ゛ル4席
営業時間 18:00-4:00 定休日 日曜休
ウエッフ゛情報 ウーマンエキサイト @GINZA 
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 ここは小さいスペースの中に高級感を醸し出しているいわゆる銀座的なバ
ーである。ゆったりとしたソファーの様なカウンターの椅子に腰掛ける。
 「ここの扉は南東を向いてお客様が入ってくるので風水では縁起がいいので
す。」と語る”BAR たつみ”のマスターは日下部隆晴氏。ベテランのバーテン
ダーだ。銀座での経験は長く24歳のころに遡り29年にも及ぶ。バーテンダー
になる前はフレンチの店でギャルソンをやっていた。その後、毛利氏との出会
いがバーテンダーとなるきっかけとなった。ガスライトで毛利氏のバーテンダ
ー哲学に触れつつ、その魅力にとりつかれることになった。そして、モーリバ
ーの立ち上げから5年間、毛利氏を支え、2年前に自分のお店を出した。店
名の”たつみ”の由来はオーナー夫妻が辰年と巳生まれだったことから名づ
けたそうだ。
 「ギャルソンはお客様の会話に入ることが許されません。しかし、バーでは
言葉のキャッチボールができます。そしてお客様の欲するものを知ることが出
来るのです」とバーテンダーという仕事の魅力を語る。お客様に癒しの場所を
提供することを信条とする日下部氏にとってバーという職場はうってつけのよ
うだ。
 また、こうもいう「気取らずに堅苦しくなく飲んでもらいたい。他のお客様に迷
惑をかけなければどんな人でもウエルカムです」。そして自分のホームバーと
して貰いたいという。「でも銀座はいいですよ。そんなひどいお客はいません
から」。しかしその一方で、昔のいい銀座も無くなってきているとも語る。長年
銀座を見つめていたからその変化も肌で感じているのだろう。
 店は朝までやっており、午前4:00に入ればお酒を出してもらえる。午前2:00
頃からは同業者が店を上がってからやってくるので混んでくるそうだ。
 他の店にあまり飲みにいけませんねと言うと、飲みに行かずともマスターは
お客さんと話していることがストレス発散になっているし、今ではカウンター内
で立っているのが一番楽だという。こうしたあたりはプロフェショナルを感じさ
せる。
 やはりお酒はカクテル中心だ。モルトを含めたウイスキー類は数十本といっ
たところだろう。オールラウンドに酒を楽しめる店である。
2005/7/13
日下部氏は、2005年末に独立されて「BAR日下部」を銀座8丁目にオープンされました。

店名 CIELO BAR チェロ
住所 東京都世田谷区三宿1-26-9 1F
電話番号 03-3413-7729
席数 カウンター6席 テーフ゛ル4席
営業時間 20:00-5:00 定休日 月曜
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 三軒茶屋の駅につくと急に強い雨が降ってきた。梅雨のしとしと雨ではなく
まるで夕立のようだ。コンビニで傘を買い目的の店を探して歩き始めた。
 ダウンロードした地図をぬらしながらに歩くが、どうもかなり入り組んだところ
にあるようだ。繁華街の店であれば、おぼろげな位置関係がわかれば、看板
を探して店を見つけることも可能だが、三宿の入り組んだ住宅街でこのバー
を見つけるのはかなり難しい。
 道すがら三宿の交差点周辺で、バーを数軒見つけた。なかなか面白いロケ
ーションだ。
 何度が電話を入れてナビをしてもらい、ようやく小さなバーを発見した。地元
の人でなければここにバーがあることは分からないであろう。オープンの時間
が21:00と遅いので地元でも知らない人もいるだろう。
 しかし、この隠れ家は実に味わい深い。
 このバーの店名は”CIELO”。イタリア語で大空の意味で、シエロと書いてチ
ェロと読む。店主の稗田浩之さんがお客様に羽を伸ばしてもらいたいという意
味をこめて付けた名前だ。
 住宅街に店を構えた稗田さんは本当は繁華街はあまり好きでないという。し
かし、以前は銀座のモルトで有名なタリスカーで働いていたが、それは修行の
ためだそうだ。モルトの勉強をするのにはタリスカーはうってつけだった。
 昨年、この物件の紹介を受け気に入り、友人と2人で内装を手がけた。もと
は小料理店だった内装を生かしながら立派なバーに仕上げてしまった。バッ
クバーも食器棚だったというから随分イメージが変わるものだ。
 暗めの店内の明かりは時折、明滅する。古いビルなのでどこかで電気を使
うと少し電気が暗くなるのだ。手作りの内装とあいまって、なんとも味のある雰
囲気に病みつきになっている常連さんも多いことだろう。
 そして、モルトにはこだわりがあり常時100種類以上が飲める。店主は「普
通のバーですから期待しないでください」と言っていたがそうは思えない。この
特別な雰囲気を楽しむために足を運ぶ価値があると思う。
 この日、自家製のジンジャーリキュールを使ったモスコミュールとモルトを堪
能していると、やがて席が埋まってきた。
 そろそろ、店を失礼しよう。店を出る時には雨は上がっていた。
2005/7/7

店名 BOOZE & JAZZ LADY JANE レディージェーン
住所 東京都世田谷区代沢5-31-14
電話番号 03-3412-3947
席数 カウンター8席 テーフ゛ル24席+α
営業時間 19:00-3:00  定休日 無休
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 下北沢駅で降りるのは数年ぶり、いや十年以上ぶりかもしれない。学生の
ころは小田急線を使っていたので、時折下北で遊ぶこともあったので懐かし
い。
 やがて繁華街を外れ、茶沢通り沿いにレディージェーンを発見。模様ガラス
のはめ込まれた扉を開けるとオーセンティックなカウンターが目に飛び込んで
くる。ジャズの店であることを主張するピアノが置いてあり、テーブル席も24
席程ある。週末に行われるジャズライブの時には、ライブのときはもっと多く
の人で一杯になるそうだ。普段は2000枚を越えるLPを中心に、音楽と酒を愉
しむスタイル。客層もユニークで、下北沢には劇場が多くあることや、オーナ
ー達が劇団や映画関係者だったことも手伝い、多くの芸能関係者が訪れると
か。
 さて、バックバーに並んでいる酒はバーボンを中心に、モルトも常時50本以
上、ラムも40種類以上ある。モルト好きなバーテンダーやオーナーのこだわ
りを反映した品揃えになっている。また、カクテルの品揃えも豊富で、ビールも
白、黒、ラガー等々揃っている。
 この日、カウンターに入っていたのは新井俊彦さんと松本史子さんの2人。
こだわりのお酒を選んでもらった。
 まずは、一杯目はモルトからだ。スピリット・オブ・スコットランドのレダイグの
シングルカスク。加水すると徐々にバランスが良くなるタイプで味の変化を楽
しめる。そして、次にラムにも興味がわく。飲んだのは”DILLON”という銘柄。
これはサトウキビをそのまま使った贅沢な造りのラムで紅茶のフレーバーを
後味に感じる不思議な味わいが印象的だった。この時のつまみは、オーナー
夫人の手による、シシャモの胡麻揚げ。食感もよくお酒と相性が良い。 
 オーナーの大木雄高氏は遅い時間にやってくるそうだ。常連さんもそれは
心得ていて遅くなると人が集まり賑やかになる。
 レディージェーンは今年30周年を迎えた。下北沢をずっと見続けてきた店
である。その下北沢が再開発で揺れているそうだ。
 そういえば、道すがら、ドラマのロケ現場に出くわした。下北には独特の雰
囲気ある絵になる街だ。この雰囲気が、この街の一番の財産だと思う。
 この街を卒業した若者達が久しぶりに戻ってきたとき懐かしいと感じられる
街並みであって欲しいと思う。下北沢はこれからどうなるのだろう。
 2005/7/7

店名 sweet music BAR SORA バー ソラ
住所 東京都東池袋1-13-1 栄町通り
電話番号 03-3987-6733
席数 カウンター8席 テーフ゛ル7席
営業時間 19:00-4:00 日祝19:00-2:00 定休日 木曜日
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 池袋東口のサンシャイン60階通りから少し入ったところに栄町通りという一
杯飲み屋が集まっている横丁にそのバーはある。最初”SORA”という名前か
らビルの上にあるのだと思い込み、上を見上げていたのだが、それらしき看
板が見当たらず、ふと小道に目をやると、そのバーのスタンド看板を発見し
た。
 店に入ると"sweet music"と謳っているだけあって、プロジェクターで映しだ
されたミュージックビデオ、カウンターの向こうに置かれたツインのレコードプ
レーヤーなどが目に入る。バックバー脇にあるLPは1500枚以上、CDやDVD
も300枚以上置いてある。主に70年代、80年代のロックとポップスを中心に
流すそうだから、その頃に青春を謳歌してきた者としてはツボにはまる店であ
る。この日は客からのリクエストにも応じていた。
 木の素材感を全面に出した店内は、面白い作りになっている。カウンター席
の天井は高く吹き抜けになっていて、大型のファンがクルクと回っている。ま
た、ロフト風の2階席はソファー席があり、グループ客に人気が高い。この日
も予約が入っていてロフトから顔を出して、下のカウンターに注文を出してい
るお客がいた。
 バックバーにはバーボンが多いが、意外にシングルモルトの扱いが多い。ス
タンダードのオフィシャルが中心だが、マスターのお気に入りのボトラーズもの
やカスクストレングスなどは定番ではないが話題のボトルということでお勧めし
ているそうだ。
 店主の竹河内さんによると、店名の”SORA”は昔から憧れていた大空から
とったそうだ。というのも、父親が航空自衛隊員だった関係で全国の基地を
転々としていたため、幼い時から飛行機を目で追って空を見上げていること
が多かったそうだ。
 そうした幼少からの体験から漠然と空への憧れのようなものが身に染み付
いていたそうだ。「最近、空を見上げることが少なくなったので、意識して見る
様にしています」という。確かに都会で忙しい日々を暮らす人たちにとって空を
見上げる機会は減ってきたのではないだろうか。
 そんな人々をお酒と音楽で癒してくれる”SORA”がここにある。
2005/7/3

店名 BAR 零
住所 東京都豊島区東池袋1-39-6 寄池ヒ゛ルB1
電話番号 03-3980-0147
席数 カウンター7席 テーフ゛ル2席
営業時間 17:00-2:00 定休日 火曜日
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 池袋東口のビックカメラ本店の前を通り過ぎ文芸座方向に曲がるとすぐ”
BAR 零”はある。行列の出来るラーメン屋が隣にあり、そのラーメンも食べ
たことはあるのだが、その横に佇むシックなバーを見過ごしていた。
 改めて見てみると、木製の扉がありその上には小さな看板がある。周辺の
喧騒とかけ離れた雰囲気を持つ入口が存在していた。
 さて、扉を開けてみよう。木製の扉を開けると、白亜の壁に覆われた地下へ
降りる階段が現れる。異次元空間に吸い込まれるようにその階段を下りてゆ
くと、カウンター7席の小さなバーにたどり着く。
 店内には、クラッシクが流れている。普段はジャズが多いそうだが、「年に数
回ですよクラシックは」と店主は笑う。ある意味、ラッキーだと思いつつ、落ち
着いた店内を見渡すと、自分の記憶の中にあるバーが彷彿してきた。どこが
似てるといわれても上手く説明できないのだが。
 まあ、そんなことは置いておいて、カクテルを注文し店の雰囲気を味わおう。
 ”零”と書いて”レイ”と読むのだが、日々の疲れをリセットしてゼロに戻して
もらえる癒しのお店にしたいというマスターの気持ちが込められている。また、
マスター自身も開店した時の想い「自分が行きたいと思う店を作る」という原
点に常にいたいという意味もあるという。初心を忘るべからずである。
 マスターの経歴を聞いて店に入った時いだいた感覚は的外れではなかった
と思った。マスターは西口の”夜警”で腕を磨いていたのである。
 そう、私がイメージしたバーとは”夜警”であった。
 この店主の名前は桝井学さん。ウイスキーをこよなく愛するバーテンダーで
ある。「ウイスキーは飲まないと分かるようになりませんから、いろいろなもの
を飲みます。その時、常に自分の中の標準品となるウイスキーを決めて必ず
飲む銘柄があるんです」という。体調によって味覚も変わるから一つの見識で
ある。
 サラリーマンをしていたマスターは自分でバーを持つためトラックの運転手
をして資金を貯めつつ”夜警”でバーテンダーをしていたそうだ。
 やはり、バーテンダーたるもの知らず知らずの内にその店のスタイルが
DNAに刻まれるのかもしれない。マスターも「確かに他の店で働いていたら別
のスタイルになっていたかもしれません。」という。
 ただ、言っておくが、”夜警”の様な大きな名画がバックバーに飾られている
わけでもないし、カウンターの形も違う。そこにある何かが同じなのである。
 バーが好きな人ならなんとなく分かっていただけるかな。
 2005/7/3

店名 Panacee パナセ
住所 東京都渋谷区恵比寿1-25-3 2F
電話番号 03-5791-9040
席数 カウンター8席 テーフ゛ル4席
営業時間 19:00-3:00 定休日 日曜日
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 パナセとはフランス語で万能薬のこと、「ご来店頂いたお客様に贅沢なひと
時を過ごせる空間といつまでも落ち着ける雰囲気。心癒す万能薬の様な店を
創りたい」そんな思いを持つ店主がいるバーが恵比寿にある。
 恵比寿の駅の東口を出るとオフィルビルと住宅そして飲食店が点在する通
りがある。途中見かけた、白亜の豪華なビルのビックリ寿司がある。これにビ
ックリしながら歩いているとやがて、国際色豊かでおいしそうな料理店が数件
並ぶ一角がある。その中に”ソナム”という賑やかな韓国料理店があり、そこ
の2階に”パナセ”がある。
 1階の韓国料理店とはうって変わり、照明が暗くクラシックが流れる店内
は、8人がけのカウンターとテーブル席が一つある小さく落ち着ける空間とな
っている。カウンターの上には店主自ら生けた花瓶が置いてあり上質感を演
出している。
 バックバーにを見て気がつくのは、並んでいるウイスキーにオールボトルが
多いということ。店主好みの味わいのものを集めていったら、たまたまオール
ドボトルが中心になったそうだ。年代物独特の味わいと、加水されている柔ら
かさが店主のつぼにはまったようだ。
 しかし、オールドボトルは現行物と比べて注意しなければならない点がある
という。
 「開栓すると味が変わりやすいので早く飲みきるように、封を切っているボト
ルは常時50本程度としています」。すべてのボトルを開けないという店主の品
質管理方法を話してくれた。
 品質を管理しているのはシガーも同じ。ヒュミドールを使って管理し、熟成さ
せている。最高の状態で管理されたシガーを燻らしながら、レアなウイスキー
を飲むのというのは至高のひと時を過ごすのにぴったりのお店だ。
 もちろん、ウイスキー以外のドリンクはカクテルが中心だが季節感のある素
材を使ったカクテルを出してくれる。今ならミントや、季節の果物を使ったカク
テルがお勧めだ。
 食事は軽食が中心だが、ビーフシチュー等の手の込んだものも用意してい
る。
 この温厚でやわらかな物腰の店主は羽崎修平さん。今年の7月で2周年を
迎える。同じ店名で新宿で3年間営業した後に恵比寿に移ってきた。
 新宿時代から自分の店を持つことになったが、それ以前とは考え方がだい
ぶ変わったところがあるという。それは、自分の時間と仕事の時間の区別な
く、常にお客様に対する”もてなし”について考えるようになったそうだ。
2005/7/2

店名 THE MASH TUN TOKYO ザ・マッシュタン東京
住所 東京都品川区上大崎2-14-3 三笠ヒ゛ルB棟2F
電話番号 03-3449-3649
席数 カウンター8席 テーフ゛ル6席
営業時間 19:00-3:00 日祝19:00-0:00 定休日 不定休
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 エジンバラ帰りの友人とマッシュタンに行くことにした。目黒駅の直ぐそばの
はずだが、住所は品川区となっている。聞けば目黒駅は品川区にあるそう
だ。確か品川駅は港区にあったはずなので、なんとも東京都いうところはや
やこしいところだ。
 その駅の裏手を行くと、程なくマッシュタンの近くだが、看板が出ておらず
少々わかりづらいので注意が必要だ。上を見上げるとビルの2階の大きなガ
ラス窓の向こうの薄暗い空間の中にほの明かりが見え、バーであることを感
じさせる。
 2階に上がり重厚な木製の扉を開けると、都会の隠れ家が現れる。壁に石
をちりばめ、カウンターやテーブルに木を使用した内装に揺らめくようなライテ
ィングが施されている。駅近の隠れ家といった趣である。
 凝ったデザインのカウンターは四枚の木の板を組み合わせたもので、中央
部に割れが入っているようだが、これは丸太の外側を内側に向け、「反り」を
上手く利用している。この間からライトアップしている。
 しかし、マスター曰く「見た目だけではなく使い易さが伴ってこそ優れたデザ
インといえる」と話してくれた。バーテンダーに負担がかからないつくりがあれ
ばこそ十分なサービスに努めることが出来るということなのかもしれない。
 私と鈴木徹氏との出会いは彼が自由が丘の「スペイサイドウエイ」をやって
いた頃にさかのぼる。当時バックバーに並ぶボトルの数に驚嘆したものだ
が、マッシュタンのバックバーにも当時ほどではないものの多くのボトルが並
ぶ。「本数を競っても仕方がないですから」と控えめに言うが、モルトだけで40
0本近くあり、総本数500本を優に超えるボトルがある。しかも、自分で飲み
たいと思うものを置くという理想を貫き、厳選しているからその本数に重みが
増す。
 久しぶりにマスターとの再開であったが、テイスティングする時の真剣な眼
差しは健在だった。一種類ずつコメントしてゆく様子は、根っからのウイスキ
ーマンという気がしてくる。
 その研究熱心さが高じて、最近ではウイスキーの熟成樽に使用されるシェリ
ーの研究にも余念がない。シェリーの取扱も増えてきたし、シェリー樽の使わ
れる樹種によって味わいが大きく異なるが、これについても一家言もってい
る。
 マスターのウイスキーの真髄に迫る探究心に終わりはなさそうだ。
2005/6/30

店名 BAR STAR ROAD スターロード
住所 福島県郡山市中町10-10 郡山ヒ゛ューホテルアネックス13F
電話番号 024-939-1179
席数 カウンター6席 テーフ゛ル32席
営業時間 17:30-23:30  定休日 無休
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 モルト倉庫での作業があり、郡山に一泊することになった。駅前の「BAR de 
MOBO」で飲んでいるとマスターが以前務めていた郡山ビューホテルのバーを
紹介してくれた。郡山ビューホテルの本館とアネックスがあるが、今日はアネ
ックスのバー、スターロードの半澤さんを訪ねることにした。
 ここは郡山市内を一望できるバーで3つのソファーが窓側を向いており、カ
ップルには特等席になっている。ホテルバーらしくグループでも対応できるよう
にテーブル席が多い。
 バックバーに目をやると一般的な洋酒の他に日本酒や焼酎などが置いてあ
るのが目に付く。
 カウンターに座るとスターロードのキャプテンの半澤さんが声をかけてくれ
た。半澤さんはホテルバー一筋のバーマンである。仙台ホテル4年、郡山ビュ
ーホテル本館4年、そしてアネックス6年の経験がある。都心と変わらぬ雰囲
気を持つホテルバーであるが、彼の福島弁で初めて郡山で飲んでいることを
思い出す。
 マスターは東北出身のバーテンダーとして地元を意識した酒を勧めることが
多いそうだ。そこでバックバーに地元のお酒が置くことにしたら、日本酒や焼
酎が並ぶことになった。やはり、どこにでもあるものよりも地元に縁のあるも
のを飲んでもらいたいという想いは、地元のバーマンとして強く持っているそう
だ。
 確かに、ホテルチェーンでは日本全国同じサービスが受けられることは素
晴らしい。しかし、出張したときぐらい地元ならではの酒や料理に舌鼓を打ち
たいと思う人が多いのではないのだろうか。しかし、なかなか冒険をする勇気
もない時に身近なホテルバーがナビゲーターとして地元の酒の解説付きで飲
めるのは結構なことである。
 バーを任されている人の個性がそのバーの個性を作り出すのだと再認識し
た。
 もう一つのこのバーの特徴としては街場のバーとホテルバーの両方を利用
するお客さんが多いとのこと。郡山の飲み手は宿泊客でなくてもここをよく利
用するそうだ。「いろいろなバーの情報はお客さんから聞くことが多いです
よ。」と半澤さんは語る。
 マスターは50才で独立し自分の店を持つことを目標にしているそうだ。長年
ホテルバーでホスピタリティーを学んだマスターが、どこにどんなお店を出す
のか今から楽しみである。
2005/6/28

店名 Islaybar Tokyo アイラバー 東京
住所 東京都港区六本木3-1-9
電話番号 03-3505-3500
席数 カウンター8席 テーフ゛ル11席
営業時間 18:00-5:00 日曜18:00-24:00 定休日
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 エジンバラから友人が日本に一時帰国していると連絡があり、アイラバー・ト
ウキョーで飲むことになった。
 アイラバー・トウキョーは、練馬のモルトハウス・アイラの鈴木勝雄氏が、2店
目として六本木にオープンしたお店だ。
 モルトハウス・アイラといえば、数年前にお邪魔した時あまりの品揃えの多さ
にカウンター横にあるボトル棚の前で感激して立ち尽くした覚えがある。その
鈴木氏の2店目のお店であれば、大いに期待が持てる。
 しかし、2人とも六本木の土地勘が無いのがいけなかった。六本木ヒルズの
スタバで待ち合わせをしたのだが、実は三ヶ所あり、実際に会うことが出来た
のが待ち合わせ時間をかなり過ぎてから。そこから徒歩15分ほどかかってよ
うやくアイラバー東京についた。誤解なきよう付け加えておくが、最寄り駅の六
本木一丁目であれは徒歩2分ほどの場所にある。
 六本木通り側からビルの1階だと思って建物に入るとエレベータの表示は
「B2」とある。裏通りの坂道側の道に面したところが1階入口である。
 やはり、店に入るとボトル本数に圧倒される。聞けば1100本ものボトルがあ
るそうだ。これは鈴木氏が練馬のストックや自宅にあったものを持ってきたと
いうが尋常な本数ではない。
 店を任されている大原さんは練馬のモルトハウス・アイラで4年半マスターの
片腕として働いていた。その経験を生かしつつ、20台後半のバーテンダーた
ちが気軽に立ち寄ってくれるような店にしたいそうだ。また、日本初のウイス
キーエキスパートを取得した女性バーテンダーでもある。 共に働く深田さん
は福岡で学生のときからバーテンダーをしており、最近では赤坂のタートバン
で腕を振っていたという。こんな2人と、鈴木氏も店に顔を出すそうなのでモル
トファンは要チェックのお店だ。
 このバーの近くには全日空や六本木プリンス等のホテルがある。このため
宿泊客が立ち寄ることも多いそうだ。たいていビールやカクテルを注文しなが
らも、バックバーに並ぶ圧倒的な本数のモルトへ関心を示すことが多いとい
う。 専門性の高いモルトバーでありながら、モルト初心者も多く訪れるという
ところが面白いロケーションだ。むしろ圧倒的な品揃えがモルトという魅力的
なお酒の存在を伝え易いのかもしれない。
 ホテルバーだけにとどまらず、周辺のバーへ足を運ぶという素敵な選択を
する人がいるということもうれしい。
 毎月推奨のモルトがあり、今月はオフィシャルのラフロイグの30年が格安
で飲むことができた。また、来月の予定も聞いたがモルトファン必飲の代物で
ある。
 一緒に行った友も満足していたので、待ち合わせの時のトラブルはこれで
帳消しか。
2005/6/19

店名 ITALIAN DAINNING BAR CAMPANELLO
イタリアン タ゛イニンク゛ハ゛ー カンパネッロ
住所 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-71 ウエストサイト゛通り
電話番号 048-646-0025
席数 1F カウンター6席 テーフ゛ル4席 2F テーフ゛ル34席
営業時間 11:00-4:30 日祝11:00-23:00 定休日
ウエッフ゛情報 ク゛ルナヒ゛
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 カンパネッロとは鈴のこと。手に持って人を呼ぶのに使うサイズのもので、イ
タリアでは幸運の守り神とされているそうだ。
 そして、来店するお客様全員に幸運が訪れることを祈ってこの名前を店名
にした。
 このホスピタリティ溢れるレストランの店長をしているのは柳瀬雅之さん。止
まり木日記にレストランも書くようになったのかと思う人もいそうですが、チョッ
トおまちください。確かに、外見はイタリアンレストランだし、二階席は完全なテ
ーブル席のみのレストランスペース。勿論ワインや料理もイタリアンが中心。
 しかし、1階にはバーカウンターがあり、平日11:00-15:00はランチタイム、17:
00-23:00はレストラン中心、23:00以降はバーのみでなんと朝4:30までやってい
るのだ。
 どんなジャンルの飲み物でもひと通り飲んで味を知らなければプロフェッショ
ナルとはいえないという店長の信念はそのまま店のスタイルになっている。
 店長はワイン、グラッパやウイスキーなどのハードリカー、そして宇都宮出
身ということもありカクテルにも精通している。
 モルトはオフィシャルボトルが中心だが、40〜50種類あるという。通常のバ
ーでもそこそこの本数だが、本格的イタリアンレストランでこれだけのモルトが
飲めるというのは珍しいのではないだろうか。
 店のオープンは1994年に遡るが、そのころは飲み物の品揃えは今ほどは
無かった。しかし、3年ほど前に店長が来てからは1階に本格的バーコーナを
設け、飾り棚が立派なバックバーになってしまった。
 ユニークなところでは、バックバーの上部に大画面のフラットテレビが取り付
けてあり、1Fのお客さんはその映像を楽しめる。
 ワールドカップ予選では結構盛り上がったそうだから、スポーツパブの要素
も兼ね備えている、そんなお店である。
 多くのカテゴリーを手がけると、一つ一つのクオリティーの維持が難しくなる
が、逆にクオリティーが高ければ色々なことが出来るということかもしれない。
 今宵はピザとグラッパで乾杯。
2005/6/15

店名 BAR Satin Doll バー サテンドール
住所 東京都中央区銀座8-6-20 幸佑ヒ゛ル4F
電話番号 03-5537-1060
席数 カウンター8席 テーフ゛ル5席
営業時間 18:00-2:00 土曜19:00-24:00 定休日 日祝休
ウエッフ゛情報
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 「サテンドールという名前のつくお店は多分、100店以上あると思います。」
と語るのはBAR サテンドールのマスター大峡太郎さん。「そういえばここを探
す時に”サテンドール”という名前の時計屋さんがありましたよ。」といったら笑
っていた。
 なぜ、この店名にこだわったのかというと、マスターは無類のジャズ好きで店
内で流れる音楽も8割がたジャズだ。とりわけ、デュークエリントンのサテンド
ールを聞いた時に感激したという。
 音楽に疎い私は「サテンドールってどんな曲だっけ?」と聞く。するとCDをか
けてくれた。
 どことなく懐かしさを感じる音楽が流れてきた。確かに聞き覚えがある。映
画で使われていたのか?それともドキュメンタリー番組のバックに流れていた
か?なんとなく港町をイメージするような曲だ。横浜に住んでいたころが懐か
しい。
 年季の入ったビルの4階にある、この落ち着いた雰囲気の小さなバーは20
02年の1月のオープンである。既に3年半近くたっているが、「最初はやって
いけるか心配でしたが。おかげさまで続けております。」とマスターの言葉。
 しかし、偶然ではないだろう。既に銀座で7年以上の経験を持つマスターに
はファンもついているし、銀座のバーに来るお客のことを良くわかっていたか
らこそではないだろうか。
 やはり小さいながらも本格的にやっているところが魅力だ。場所柄女性客も
多いのでカクテルも出るが、こだわりのビールそしてモルトについてはこの小
さなスペースに150種類も置いている。これは、モルト好きの要望にも十分こ
たえることの出来る品揃えである。
 モルトではサマローリのドリームシリーズの人気が高いそうだ。これはパス
テル調のかわいいラベルなので銀座のお嬢さん方に評判がいいという。こうし
た、切り口が新しいモルト愛飲者を開拓してくれると嬉しい。
 やはりという感じだが、マスター自身がモルトにはまっている。自らモルトバ
ーに出かける勉強熱心さで、モルトマニアでも銀座の隠れ家的バーを求めて
いる人にもお勧めできる。
2005/6/15

店名 bar SALVAdOR バー サルバドール
住所 東京都新宿区高田馬場1-29-6 野菊ビル2F
電話番号 03-3204-7222
席数 カウンター7席 テーフ゛ル6席
営業時間 19:00-3:00 定休日 未定(問合せください)
ウエッフ゛情報 Bar SALVAdORへようこそ
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 鈴木裕介さんが独立して高田馬場にバーをオープンした。そこで、知り合い
のTさんとお邪魔することにした。
 最初に彼と出会ったのは、西新宿の「アーガイル」というモルトバーであっ
た。そのバーはモルトの種類が豊富で特にレアもののオールドボトルの品揃
えには目を見張るものがある。その店をまかされていたのが鈴木さんであっ
た。
 高田馬場の早稲田口を出てビックボックスを右に坂を上ってゆく。5分も歩く
と左側にサルバドールの看板を見つけた。
 2階に上がり店に入る。カウンターが一杯だったので、最初はテーブル席
へ。仕切りのあるボックス席で個室的雰囲気がある。大きな窓には横に格子
が入っいて落ち着ける寛ぎのスペースとなっている。
 壁は土壁風の仕上げとなっているので、和風的なイメージがあると思った
が、特に和風にしたわけではないと鈴木さんは言う。
 やがて、カウンターが空き2人で移動する。バックバーにずらりと並んだモル
トが嬉しい。このカウンターはセンダン、つまり香木の白檀の木の大木を使っ
た一枚板だ。樹齢80〜100年程の立派な四国産の木をわざわざ銘木屋に
出向いて手に入れたそうだ。角はあえて幹のアールを残してあり、木の温もり
を生かしている。また、とても落ち着くのは沈静効果のある香木を使っている
からだろうか。
 素材を生かした綺麗な年輪が表面に浮き出しているカウンターから和のイメ
ージを感じる。
 この店の内装から洋のイメージを捉えるか、和のイメージを捉えるかについ
ては、その人が経験してきた人生によって異なるのかもしれない。
 こうした感覚は嗜好品にも通じるものがある。同じモルトを飲んでその印象
やイメージを作り上げるのは本人の感覚に左右されるいる。
 ちなみに店名は学生の頃からダリの絵画゙好きだったので、彼の名前「サル
バドール・ダリ」から頂いたそうだ。
 なんといっても鈴木氏のモルトに対する思い入れに期待する。これから、こ
のお店でどんなモルトに出会えるか楽しみだ。
2005/6/10

店名 Abbot's Choice アボット チョイス
住所 東京都港区六本木5-1-5 加藤ビル2F
電話番号 03-3475-0353
席数 カウンター9席 テーフ゛ル16席 3人〜5人で使えるスタンテ゛ィンク゛用テーフ゛ル有
営業時間 18:00-7:00 定休日 無休
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛
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 六本木交差点から東京タワーが見える方向に歩く。東京タワーが目の前に
そびえるこの道を歩きながら改めて都会のど真ん中なんだなぁ、田舎者まる
だしの感慨に耽っていると、直ぐに右側に緑色の目立つ看板を見つけた。そ
のビルの2階がアボットチョイスだ。
 今日は、知り合いが去る3月1日にオープンしたこの店を案内してくれた。
 店に入ると、バックバーに多くのモルトが並んでいる。そして、メニューには
数多くのビールが載っている。ファンには堪えられない品揃えだ。
 しばし、2人でカウンターに座り、マネージャーの木村さんと酒談義をしている
と、奥から見覚えのある人が現れた。以前私が新宿に住んでいたときに近く
の隠れ家的バー「タバーン・グローブ」で働いていた泉さんだ。新大久保と高
田馬場の中間にあるマンションの地下にあるその店は、泉さんも認めるほど
変わった場所にある。一見さん比率の極めて低い店で、グローブ座の近くに
あったので、公演を終えた外国人で賑わい、シェークスピアに因んだ数え切
れないほどのカクテルがオンメニューしてあった。そんな中、彼が真剣な面持
ちでカクテル作りをしていたのを今でも覚えている。
 泉さんはその後バーテンダーの修行を続け、オーナーバーテンダーとしてこ
の店を出すに至った。
 偶然再会できて嬉しくなり、当時のことを話して盛り上がったことは言うまで
も無い。
 ところで、店の名前の由来だが、アボットチョイスというウイスキーからとった
そうだ。かなりマニアックなウイスキーだがこのウイスキーを知っているような
ウイスキーファンが興味を持ってきてくれるようなお店にしたかったとのこと。
もちろん、実際にバックバーにはアボットチョイスが並んでいて注文することが
出来る。
 また、ビール好きはアボットエールを連想するだろう。こちらも定番で扱って
いる。店名から酒を連想するマニアの期待を裏切ることがない。
 カクテルの注文も多く、思ったよりもカクテル比率が高くなってきたそうだ。
場所柄、外国人客も多いが、接客にはタバーングローブ時代の経験も生きて
くるのではないだろうか。
 バーテンダーは修行しながら店を転々とする人も多いが、こうして偶然再会
するのって結構楽しいものだなと思った。
2005/6/8

店名 MORI BAR モーリ バー
住所 東京都中央区銀座6-5-12
電話番号 03-3573-0610
席数 カウンター11席 テーフ゛ル12席
営業時間 18:30-3:00 土曜18:30-23:00 定休日 日曜祝日
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 毛利隆雄さんといえば、マティーニの一つのスタイルを確立したバーテンダ
ーとして有名だ。多くのバーテンダーたちに影響を与えたが、その中の一人で
ある彼のお弟子さんから紹介をしてもらった。
 場所は銀座の6丁目のビルの10階。ビル名前で探していたら、何回か通り過
ぎてしまった。というのも、雑誌に載っていた住所を参考にしていたのだが、
最近ビルのオーナーが変わりビル名も変わったとのこと。現在のビル名はア
ートマスターズ銀座ビル。1階に画廊がある。
 生憎の小雨の降るこの日。通常こんな日はお客の出足が悪いものだが、モ
ーリ バーではその名手の作るカクテルを求める先客がいた。
 テーブル席もある店内だが、ここは当然カウンターに座り、マティーニをいた
だくしかない。毛利さんのスタイルはしっかりと冷やしたブートルズジンを100
回近くステアすることにより適温に上昇させてゆくスタイル。その丁寧な作り方
によりまろやかな甘みを引き出したマティーニが出来上がる。目の前でその
名手の手さばきを見ることが出来ることに幸せを感じる瞬間だ。
 カクテルがメインなのでモルトの種類はあまりないが、余市蒸溜所のシェリ
ー樽の16年ものを樽買いしたMORI BARオリジナルカスクがある。シェリーが
濃厚で複雑な味を呈するモルトである。それに続き「響505」を頂く。
 〆にお勧めのカクテルをお願いすると、ジャマイカマティーニなるものを作っ
てくれた。これはラムベースの甘いタッチのロックスタイルカクテル。マティー
ニもそうだったが、中に入っているオリーブとは別に小皿に大き目のオリーブ
がついてくる。
 まろやかでついつい飲みが進んでしまうのだが、カクテル2種類とウイスキー
2種類はどれもそのまろやかな味わいとは対照的にアルコールが強い。お酒
が好きな方でも結構効くので気をつけて飲まれたし。
 それにしても、毛利さんというバーテンダーは雑誌などの記事を見る限り何
か近寄り難いイメージをもっていたが、実はとても気さくな方である。
 カウンターに座るお客さんは笑顔の名バーテンダーとの会話を心から楽し
んでいるようであった。
2005/6/8

店名 MALT BAR CARLISLE モルトバー カーライル
住所 東京都世田谷区北沢1-8-2
電話番号 03-5454-3103
席数 カウンター7席+予備席
営業時間 19:00-5:00 定休日 月曜日
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 久しぶりに井の頭線に乗った。最近はあまり利用していなかったが、、渋
谷、下北沢、吉祥寺と情報発信基地を抱える井の頭線。小さな駅の周辺でも
隠れ家的なおしゃれなお店が多いという。池ノ上駅から徒歩数分のところにあ
る「カーライル」もそうしたお店の1つだ。
 このカウンター7席ほどの小さなバーは2004年9月26日にオープンした。
ガラス窓越しに店内が見えるので、知り合いが飲んでいるのを見つけると、お
客さんが入って来るという客が客を呼ぶ地元密着型のお店。
 そして内装の殆どはマスター自身が手がけた。たとえば1枚板の立派なカウ
ンターもチーク材を四国から取り寄せマスター自身が加工した。「お金がなか
ったんですよ」と笑うが、そうすることで店に対する愛着は一段と増すことだろ
う。
 バックバーに並んでいるモルトの種類を見ていれば、かなりのこだわりを持
っていることは容易に想像がつく。しかし、話を聞くうちに、この小さなバーの
マスターのモルトに対する想いには計り知れないものがあることが分かってく
る。
 マスターの吉越誠一郎さんは2000年まで麻布のマイルエンドで働いていた
そうだ。私はこの頃、一度訪れたことがある。駅から離れたところにありガラ
ス張りで店内が見えるおしゃれなお店だった。バーテンダーのモルトの知識に
驚いたが、その方はもしかすると吉越さんだったかもしれない。
 マスターはその後スコットランドに渡り、アパートを借り、中古の自動車を買
って殆どの蒸溜所を見て廻った。冬場になると、結構雪も降り、エンストもしょ
っちゅう。スコットランドのJAFみたいなサービスのお世話になったこともあると
いう。異国の地で生活をするだけでも大変だと思うがマスターの興味の対象
は蒸溜所だけにとどまらない。殆どのモルトスターにも訪問し製麦の様子も見
てきた。また、各地のピートを切り出す土地「ピートベッド」にも行ってきた。
 良いウイスキー造りは蒸溜所の力だけで達成できるわけではない。それを
取り囲むバイプレイヤーたちの力なくしては成り立たないことを彼は知ってい
る。
 そんなマスターの手作りのカウンターで飲むモルトはまた格別である。
2005/6/3

店名 BAR LENA HORNE バー リナホーン 白金台
住所 東京都港区白金台3-17-5
電話番号 03-3445-8400
席数 カウンター8席 テーフ゛ル8席
営業時間 19:00-3:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報 ぐるなび
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 白金台に地元の人々が集う隠れ家がある。しかし、ここではよそ者であって
も大いに歓迎される。白金台の駅から数分の場所、このあたりは近くに庭園
美術館や通称プラチナ通りと呼ばれる外苑西通りがある環境の良い高級住
宅街だ。結婚式場も多く礼服を着た人たちに出くわすことも多い。
 輸入時計専門店の地下へと降りるとそこに「リナホーン」がある。
 リナホーンの名前の由来は、オーナーが学生だった20年ほど前、京都でバ
イトをしていたお店が閉店の時間になると毎日ジャズシンガーのリナホーンの
曲を流していた。こうしたDNAに刻み付けられた記憶がこの店のオープン時
によみがえり命名したそうだ。
 店のコンセプトは東西融合。香港のランカイフォンにある欧米人相手の地域
にあるバーをイメージしたという。壁には清の始皇帝時代を思わせるオブジェ
やバリ島をイメージさせる涅槃像等が並べてある。そしてカウンター周りはオ
ーセンティックなバーである。
 このバーを任されているのはバイク好きでハーレーに乗る灘吉祐貴さん。以
前はワインを中心とした品揃えだったが、一旦休業したのち彼がウイスキーと
りわけモルトに力を入れ始めた。オフィシャルボトルが中心だが、ボトラーズ
のカスクタイプのモルトも取扱っている。もちろんカクテルもあるしワインセラ
ーの中には高級ワインも忍ばせている。
 今回は店長の誕生年でもある1973のロングモーンを飲ませてもらった。ボ
ディが厚く私もお気に入りのモルトの中のひとつだ。
 いろいろと話をする中で、彼の思い入れの中にシガーがあることを知った。
なんと片道20時間かけて実際にキューバのハバナへ行ったばかりだという。
キューバは経済制裁下にあり貧しく、生活のために手作業で汗まみれでシガ
ーの葉を丸めてゆく様子をみてきた。しかし、貧しくともとびきり明るい現地の
人々と接し胸をうたれたそうだ。
 日本に比べ40、50年も遅れていて キューバと縁の深いヘミングウエイの
写真集の中の古い町並みは今も変わらないと説明してくれた。また、自分で
も撮ってきた写真の中には、バーですら酒の種類が少なく、棚を埋めるため
ビールまでバックバーに並べてある様子などもあった。
 他にもラム工場の写真なども見せてくれ、やはり自分の目で見てきた人の
話は貴重だと思った。
 自分が何気なく愉しんでいる嗜好品がどんなところで、どんな想いを込めて
作られているのかとても興味深く伺った。
2005/5/30
 PS:灘吉さんより、森本XEXに移られたとの連絡をいただきました。
2005/10/22

店名 DAVINCI ダビンチ
住所 東京都港区赤坂1-12-33
電話番号 03-3505-1111
席数 カウンター11席 テーフ゛ル57席 個室有
営業時間 17:00-24:00 定休日 無休
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛ サントリーク゛ルメカ゛イト゛ 
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 アラン&スプリングバンク蒸溜所の試飲会が全日空ホテルメインバー「ダビ
ンチ」にて開催された。通常17:00からの営業だが、開店前の13:00から1
5:00までの間、貸切にて実施された。
 新規参入組みのホテルだけあって、内装などにも工夫を凝らしている。イタ
リアンルネッサンスをテーマにしており、「中世ヨーロッパの彫刻や、建造物を
感じさせる椅子や照明と、上品にして重厚な木目を中心としたインテリアデザ
インは、東京全日空ホテル・メインバーの名に恥じない空間を創り上げた。」と
いうのがこのバーのコンセプト。
 酒の種類も豊富なようだが、やはり各国で飲まれるメジャーなブランドしか
扱っていないのかアシスタントチーフの間嶋さんに聞いてみた。すると「いいも
のであればブランドにはこだわりません。」という嬉しい返事が返ってきた。た
しかに、こうしたセミナーに場所を提供するくらいだから、個性を重んじるモル
トに理解が深いようだ。
 その一端として、サントリーオーナーズカスク山崎の1986を樽買いしてい
る。来年が全日空ホテルの開業20周年が来年であることを記念してのことだ
が、メジャーブランドの山崎とはいえ、樽一個丸ごと買うという思い切ったキャ
ンペーンはモルトに対する理解が深くないと出来ないだろう。
  さて、試飲会の形式だが、参加費の1000円を支払うと、アランのノンチル・
カスクストレングスとスプリングバンク10年は追加料金なしで飲める。有料試
飲は普段飲めないニューポットや高額で手が出せないものも格安で試すこと
が出来るのでこちらがメインとなる。この日頂いたのは、アラン、スプリングバ
ンク、ヘーゼルバーン、グレンガイルのそれぞれのニューポット。グレンガイ
ルのバーボン、シェリー、ポート樽の1年熟成等極めてレアなもの、また、スプ
リングバンクの32年やストーンジャグ21年など、通常では高額で手が出せな
いモルトを頂いた。それぞれ個性的だが、ニューポットの段階からあれほど味
わいが異なるとは非常に興味深かった。
 今日は、試飲会がメインなのでホテルの接客の様子を見る事ははできなか
ったが、17:00以降の通常の時間帯に訪問する価値ありだと思う。こんどゆ
っくりとダビンチのホスピタリティーを体験してみたい。

2005/5/29

店名 le Connsaisseur ル・コネスール渋谷店
住所 東京都渋谷区道玄坂1-12-5 渋谷マークシティウエスト
電話番号 03-3746-3636
席数 カウンター8席 ホ゛ックス23席 テラス12席
営業時間 12:00-4:00 日祝12:00-23:00 定休日 無休
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛
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 渋谷の道玄坂を上がるのは久しぶりだ。渋谷といえば、やたら人が多い若
者の街という印象が強かったが、マークシティが出来て街がすこし大人っぽく
なったような気がする。当のマークシティのキャッチフレーズは「大人発信基
地」だそうだ。
 知り合いから紹介してもらった「ル・コネスール渋谷店」は、バーとしては珍し
く独立した建物で、大人発信基地のランドマーク的な場所、マークシティ・ウエ
ストの西側の入口にある。
 店に入るとキャッシャーとシガー・ショップがある。シガーはヒュミドールでコ
ンディションを保っている。店内は奥に長い構造で、カウンターと二人がけテ
ーブルがあり更に奥がホ゛ックス席になっている。
 カウンターには数人の客がシガーをゆったりと燻らせている。葉巻を吸って
いる人を見ると実に贅沢な時間を愉しんでいるように見える。仕事の喧騒を
忘れ、シガーを片手にモルトを愉しむなんて「大人」っぽい時間の過ごし方で
はないか。
 この日、少し喉が渇いていたので、炭酸を使ったカクテルを注文した。する
と出てきたのはラムをベースにミントやライムを使った「モヒート」であった。こ
れは、シガーに合うカクテルとしてコネスールいちおしだそうだ。
 また、カウンターの上にはスペインの生ハム「ハモン・セラーノ」が置いてあ
る。これを切り分けてもらい頂くこととする。ちょっとナッティーな風味を感じ味
わいが濃厚である。これは数ヶ月から数年かけて熟成してゆく不思議なハム
だが、シガーもヒュミドールの中で熟成することに共通性がある。モルトも熟成
をする仲間だから相性はすこぶる良い。
 この店を任されているのは店長の梶矢氏。シガーのプロとして、一般の人は
もとよりバーマンへのアドバイザー的役割を担っている。また、幅広いお酒の
知識を生かし、テーマを決めて来店客を愉しませるメニュー作りも行ってい
る。たとえば今回はハモンセラーノにあわせてシェリーフェアを実施している。
濃厚なアモンティリャードを頂き、ウイスキーと、このシェリーが入っていた樽
が出会うとどんな味わいになるか想像して楽しんだ。
2005/5/27

店名 AZURE アジュール
住所 東京都豊島区西池袋3-25-11 ハ°ークサイト゛ヒ゛ル2F
電話番号 03-3971-0276
席数 カウンター6席 テーフ゛ル35席
営業時間 ランチ11:00-15:00 ハ゛ータイム17:00-2:00 定休日 無休
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛ 池袋タウンホーム セ゛クシィnet関東
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 良いお店があるとのリカーショップの紹介をしてもらったのがこの店。実はい
つも気にしていた店であった。ビルの入り口にメニュースタンドが置いてあり、
品揃えの豊富さが見て取れる。
 2階に上がり店に入ると、テーブル席が多い大箱のダイニングバーといった
感じだ。結婚式の二次会のお勧め対象になっているだけあって、最大50人く
らいは収容できる。
 したがって料理が充実していることは想像に難くないが、バックバーに並ん
でいるウイスキーの豊富さに驚く。しかも、倉庫にもストックがあるというから
相当な本数である。スタンダードスコッチからボトラーズものまで多くのモルト
がチャレンジできる。
 マスターのモルトに対する想いの熱さもさることながら、カウンターに座る常
連客もなかなかのつわものである。
 謀大学の医学部の先生と学生によるティスティング会が行われていた。彼ら
は医者という見地から、私は酒飲みの立場から、それぞれ、意見交換をする
ことができた。
 今回の(とはいっても次があるかどうかは定かではないが)テーマは「酔い」
である。
 普段酒飲みが感じていること、それは、同じアルコール量を摂取してもお酒
の種類によって「酔い」に差があるのではないか、という疑問だ。これに対し、
飲み物の温度や含まれる成分による代謝スピードの違いがアルコール吸収
のスピードに差をつけるのではないか、という単なる酔っ払いにはちょっと難し
いが興味深い話になった。
 また、この常連さんよると、この店はワインなどにも相当なこだわりがあるそ
うだ。高級なワインがリーズナブルな価格で楽しめるという。マスターの気に入
った買い物を、安く提供してしまうのだそうだ。彼らからは「異常な値段」という
表現が出たが、こうした異常さなら大歓迎ではないだろうか。これも、マスター
の趣味とも言える酒好きがなせる業だろうか。
 ウイスキー初心者でも肩肘張らずに気さくなマスターから酒を教えてもらえる
お店だ。
2005/5/21

店名 SPEYSIDE WAY スペイサイドウェイ
住所 東京都目黒区自由が丘1-26-9 三笠ヒ゛ル5F
電話番号 03-3723-7807
席数 カウンター10席 テーフ゛ル18席
営業時間 18:00-2:00 定休日 火曜日
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛ 
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 日本では普及させることが難しいと思われていたエールビールを根付かせ
つつあるブリュワーI氏。彼とは酵母のことや醸造機器のことでいろいろと相談
に乗ってもらっているのだが、話の中で彼の造るエールビールを取り扱ってい
る店の話題が出た。
 エールビールは温度管理やサービングの仕方がラガービールとは全く異な
り、美味しく飲んでもらうためにはバーマンの理解と技術が不可欠である。つ
まり、I氏の造るビールを扱っているということは酒への思い入れがあるに違
いない。その中の1店がスペイサイドウェイだった。
 スペイサイドウェイといえばモルトの世界でもその品揃えが豊富さに定評が
あるところだ。久しぶりに行ってみたくなった。
 自由が丘の駅から5分くらいのところのビルの5階。ウッドで統一してある店
内は木の温もりを堪能できる。樽の中のウイスキーの気持ちに少し近づける
ようなそんな雰囲気がある。
 カウンターには栃の木の1枚板が使用されている。余裕のあるカウンター1
0席分の長さがあるので相当なものであるが、階段が狭いビルの5階にどう
やって運び入れたのか聞くと、隣のビルの屋上に一旦運び、店の窓から搬入
したそうだ。一口に店作りにこだわるといっても、なかなか大変なことだと思っ
た。
 もちろん、こうしたこだわりは取扱の酒や料理にも及ぶ。前述のエールビー
ルはスタウトとの併売を考えており、ハンドポンプを2本にする計画もあるとい
う。
 また、モルトは1,000本近いボトルがバックバーにひしめき合っている。この
なかから、客の好みに応じて、提供するのだが、味と置き場所を記憶しておく
だけでも至難の業だと思う。
 この作業を難なくこなしている店長は西山新一郎さん。スペサイドウェイがオ
ープンした頃から働いていた生え抜きのモルトマンといっても良いのではない
だろうか。
 料理も美味しく、しかも、初心者にはモルトに合わせた食べ方も教えてくれる
ので、料理に舌鼓を打ちながら、エールビールやモルトをゆっくりと楽しむこと
ができる。
2005/5/19

店名 BAR OWLS オウルズ
住所 東京都中央区銀座7-7-14 銀座博栄ヒ゛ルB1F
電話番号 03-3574-5519
席数 カウンター8席 テーフ゛ル10席
営業時間 18:00-4:00 土祝日18:00-23:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報
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 ゴールデンウイーク中は真夏の様な陽気だったが、ここ二三日は少し肌寒
い。おまけに今日は小雨で肌寒さを一層感じる。こんな日はウイスキーでも飲
んで暖まりたいところだ。まあ、そんなこと関係なく飲んでいるという気もする
が。
 今日は、銀座にきたのでU氏から紹介いただいたお店に行ってみよう。U氏
はその話の内容から、かなりのウイスキー好きのようだ。そんな彼の紹介の
バーは一体どんな店なのか。
 新橋から行くと三井アーバンホテルと銀座国際ホテルの間の道を有楽町方
面へ歩く。この通りは西五番街というらしい。この辺は飲食店が多く道に迷わ
ないように注意する。1本めの花椿通りを過ぎると右側に、地下へと続く階段
がある。その脇にかわいらしいフクロウがちょこんと座っていて来店を歓迎し
てくれている。
 階段を地下へ下りてゆくと、扉が開き先客が帰るところであった。店に入る
と左にカウンターが配置されており、その両脇にはボックス席になっていて、
グループで来てもオーケーな店作りになっている。個室的要素もあるので、打
合せにも使えるのではないかと思った。
 カウンターは幅の広い立派な1枚板。バックバーにはボトラーズものを中心
にモルトがずらりと並んでいる。樹脂製の椅子に腰掛けるとショックアブソー
バー入りになっていてちょっと沈み込む。
 BAR OWLSは平成15年9月にオープンした。マスターの冨岡晃司さんはオ
ープン前の一年間新橋で働いていたがU氏とはその時からの付き合いだそう
だ。このマスターは酒に対して熱意をもっているのでウイスキー談義に花が咲
く。
 そんな中、店名にまつわるエピソードを聞いた。はじめはヨーロッパで樽を
作るのによく使われるセシルオークから取って「セシル」という店名を考えたそ
うだ。しかし、たしかに良い名前だが、場所柄女性のつく店と思われるかもし
れないと考え直し、セシルオークの林に住んでいるフクロウの意味の”OWLS”
を店名にしたそうだ。
 今宵も酒好きのフクロウたちがBAR OWLSの止まり木に集まっている。
2005/5/13

店名 CLAN PaPa クランパパ
住所 東京都文京区根津2-11-8 1F
電話番号 03-3822-8345
席数 カウンター7席 テーフ゛ル8席
営業時間 18:30-1:00過ぎ 定休日 第二日曜日・第二月曜日
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 千代田線根津駅の大手町寄りの出口より地上にでる。目の前の信号を渡り
大通りと並行に走る裏道りを左に行くとすぐに「CLAN PaPa」がある。信号待
ちがなければ、徒歩1分といったところだろうか。
 ここを訪れたのは夜だったので、あたりは閑静な住宅街といった様子だった
が、徒歩5分〜10分圏内に南東には上野公園、北西には根津神社がある。
 桜の季節には、上野公園の花見の賑わいが伝わってくるし、桜が終わる
と、こんどは根津神社のつつじ祭りが始まる。つつじは見ごろが長く、祭りは1
ヶ月程続くので、昼間は結構な人で賑わうそうだ。
 「CLAN PaPa」は、薄暗い通りとは対照的に明るい店内を、通りから覗くとガ
ラス窓の向こうにカウンターと、そこにたくさんのボトルがカウンターに並んで
いるのがわかる。幅広い品揃えがあるオーセンティックなバーだがマスターの
人柄がアットホームな雰囲気も作り出している。
 この味のあるマスターは藤村恒夫さん。平成7年に愛着のある地元根津に
お店を出した。それまでは、東銀座で店を構えていたベテランである。
 品揃えはというと、ビールはサーバーがカウンターの上で3本立てになって
いるこだわりや、奥さんの悦子さんがシニアソムリエとフランンスチーズ鑑評
騎士という資格をもっていていることから、ワインにもこだわりがある。しかし、
とりわけウイスキーにかける想いの強さを感じた。モルトの品揃えはシングル
カスクなどのボトラーズ物や今では入手困難なオールドボトル、また、蒸溜所
限定のモルトなども用意されている。遠く北海道の余市まで足を運ばなくて
も、限定品が楽しめるのは嬉しい。
 また、定期的に開催するスコッチ会は、ウイスキー好きのお客さんの楽しみ
となっている。そこでは、料理の出し方に工夫がある。マスターが毎回同じ味
覚を持ってウイスキーの味を記憶にとどめてもらいたいという配慮から、料理
は必ずローストビーフを出すそうだ。これも、ウイスキーと飲み手に対する愛
情と受け止めたい。
 カウンターではモルト談義があり、テーブル席では地元の奥様たちがワイン
を楽しでいる。そんな地元に愛されているCLANPaPaであった。
2005/5/12

店名 le Connaisseur ル・コネスール 丸ノ内ホテル店
住所 東京都千代田区丸の内1-6-3 東京・丸ノ内ホテル7F
電話番号 03-3215-5555
席数 カウンター8席 テーフ゛ル28席
営業時間 17:00〜5:00 日祝12:00〜23:00 定休日 無休
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 東京駅といえば、一昔前は東京の玄関口ではあったが、オフィス街のイメー
ジが強く、駅の周辺にはコレといった娯楽施設はなかったように思う。
 レンガ造りの駅舎を見て感心するくらいしか無かった。
ところが、最近は商業施設が充実してきており、とりわけ新丸ビルが出来た
時には大いに話題になった。
 その丸ビルよりも駅の近くに、「オアゾ」という商業施設がある。丸善ブックセ
ンターやレストラン、企業のオフィスそして丸ノ内ホテルが入っている。
この日も、広場で大道芸を行っており娯楽施設として集客を図っているようで
あった。
 そして、この丸ノ内ホテルの7階チェックインロビーの一角に「ル・コネスール
丸ノ内ホテル店」がある。
重厚な扉を開けると、専門店らしくずらりと並んだシガーが目に入る。
東京駅を見下ろす窓際のテーブル席は、東を見渡せるようになっており、や
はり人気が高いそうだ。カウンター席は、窓を背にする位置にある。プライバ
シーに配慮してか、あるいはシガーの煙の流れをコントロールするためか、テ
ーブル席を囲む仕切りが高くしてある。
 いつものようにカウンターに座りバックバーに目をやると、たくさんの洋酒が
並んでいる。モルトに関していえば、オフィシャルボトルを中心にバランスの良
い品揃えをしているようだ。
 ここにきた理由は私の地元のバーに、ここのバーテンダーが来たことがあっ
たからだ。そのシガーアドバイザーの資格をもつバーマンは武井さん。やはり
シガーもワインやウイスキーのようにエージングといって、きちんと管理してい
ると、熟成して美味しくなっていくのだという。コレを見分ける嗅覚と味覚を持
っていることは、ウイスキー等の味わいを表現するのに役に立ちそうだ。
 また、店長はコネスールの銀座店から抜擢されて丸ノ内ホテル店にやって
きた。ホテルのバーのクオリティーには特別な意味合いがある。ホテルそのも
のへの評価へ直結するし、海外から来た人たちへの日本の評価につながる
こともあると思うとなかなかの重責だ。この日も、カウンターには外国人も座っ
ており、バーマンとの会話とお酒を楽しんでいるようであった。
 2005/5/6

店名 BAR Bee
バー ビー
住所 東京都墨田区東向島2-20-6
電話番号 03-3610-5508
席数 カウンター8席 テーフ゛ル8席
営業時間 19:00-3:00 定休日 木曜定休
ウエッフ゛情報 東京のbar ハ゛ーテンタ゛ー物語
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 オーセンティクで、中華料理?が美味しいバーがあるという。
 狐に鼻をつままれたような気持ちになりながら、知り合いについていった。オ
ーセンティックは「忠実な」という意味があるから、本格中華料理店のことなの
だろうか。
 そのバーは東武と京成曳船駅から歩いて5分くらいの水戸街道沿いにあっ
た。そこにあるのはれっきとしたバーである。店内に入るとバックバーにはウ
イスキーをはじめとする洋酒がずらりと並び、キ゛ネスを頼むこともできる。バー
を愛するものとして何の違和感もない。しかし、いい意味で期待を裏切ってく
れるのは料理が旨い。しかも、中華料理である。
 この日、少し空腹であったので焼きそばをたのんだ。すると、厨房から「ジュ
ー」という油で何かをいためる音とフライパンを返す音がする。この音からし
て、本格的な中華なべと、かなりの火力を使って調理をしているようだ。
 出てきた焼きソバは、一流中華料理店の料理そのもの。シャキシャキの歯
ごたえの大蒜の芽、味のしみ込んだ牛肉、そして、カリッと焦げ目のついた、
あんかけ焼きソバだ。
 その美味しさに思わず、バーにいることを忘れてほおばる。しかし、いくら差
別化を図ったメニュー作りをしたくても一朝一夕でこの味が出せるとは思えな
い。それもそのはず、マスターの山田隆之さんは高級中華料理店で修行を
し、実家の中華料理を引き継いたのだ。だから、料理の味が確かなのは納
得。
 カクテルを飲みながらシュウマイや春巻きという選択もできるし、いつものよ
うにモルトでゆっくり時間をかけて過ごすのも良さそうだ。
 この日私は大失敗をしてしまった。ギネスを飲んでいた手がすべり、グラス
を倒してしまった。ほとんど残っていたビールをぶちまけてしまった。なんとい
う大失態!バーでこんな不始末をしてしまったのは初めてだ。
 しかし、こんな時こそマスターのホスピタリティーを感じた。直ぐに、お絞りや
布ナプキンを渡してくれ、ビールを浴びた私を気遣ってくれた。そして、すぐさ
ま床やカウンターを拭いてくれた。こんな時は、客のほうも気まずいものだ
が、「なんでもありませんよ」と今までとペースと変わらないマスターの態度が
嬉しい。
 私としては反省しきり。今夜は浴びるほど飲んでしまったということか。
2005/4/27


店名 BAR DORAS Door of Riverside
バー ドラス
住所 東京都台東区花川戸2-2-6
電話番号 03-3847-5661
席数 カウンター7席 テーフ゛ル4席
営業時間 19:00-4:00 定休日 水曜定休
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 久しぶりに浅草にやってきた。地下鉄の駅から地上に出ると、東京でありな
がら下町情緒溢れる風景が広がる。浅草寺へ続く参道を歩けば、たくさんの
店が立ち並び、観光気分に浸ることができるが、今日は、そちらは置いてお
いて、隅田川の堤防沿いの道を川上に向かって歩く。すぐに、国産ビールのト
ップメーカーのビルが目に飛び込んでくる。もちろん、不可思議なオブジェのこ
とである。人と話していてあのオブジェに肯定的な意見を聞くことはほとんど無
いのだが、何度見てもこの浅草には似つかわしくないと思うのは自分だけだ
ろうか。まあ、今や業績好調な会社の新名所と考えるべきか。
 隅田川沿いには公園もあり、多くの桜の木が植えられている。少し前なら、
さぞかし綺麗だったことだろう。
 しかし、川沿いに吹いてくる風は心地よく、新緑の芽生えからは、若々しさと
何か新しいことが始まるような力強さを感じる。
 暫く歩くと、一ヶ所だけ桜が満開になっている。八重桜だろうか?そこの前
に”DORAS”があった。
 扉を開けると、照明が暗めのオーセンティックな空間がある。ウイスキーに
関する外国の専門書なども飾ってありウイスキーに力を入れている様子がう
かがえる。
 DORASのマスターの中森保貴さん。以前は銀座や地元のバーや酒の専門
店で働いていた経験を持つ。酒のエキスパートとしての道を歩んできた。そし
て念願であった自分の店であるDORASをこの4月にオープンさせた。
 カクテルでもウイスキーでも的確なアドバイスが受けられるお店であろう。こ
の日は、何杯か飲むうち「面白いものがありますよ。ボウモアの樽で塩水を被
った樽をボトリングしたものです。」
 それは、興味津々。ウイスキーのソルティーなフレーバーはどこからくるの
か、原料なのか、あるいは貯蔵環境なのか。それを見極めるのには参考にで
きる一本に違いない。迷わず注文する。
 「うーん」と唸る。しかし、ボウモアの貯蔵庫は海面よりも低い海岸線沿いにあ
るから、もともと、海の影響は受け易いとは思っていた。しかし、通常のボウモ
アよりもソルティーさが強いような気がする。「貯蔵環境の影響は大きいな。」
と勝手に想像を張り巡らす。
 「そろそろ次へ行きましょう。」と連れから声がかかる。この頃にはカウンタ
ーが満席、二つのテーフ゛ル席にもお客さんが座っていた。店を出ると川からの
そよ風が顔に当る。まさにDoor of Riverside。
2005/4/27

店名 SHOT BAR FUKURO ショットバー 梟 ”ふくろう”
住所 東京都豊島区西池袋1-32-8 青木ヒ゛ルB1
電話番号 03-5954-2960
席数 カウンター7席 テーフ゛ル12席
営業時間 19:00-5:00 定休日 無休
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 今日は、ウイスキー、ブランデー、ラムなどの蒸留酒系のメーカーやインポ
ーターが一同に会しての試飲会があった。こうした、会ではいろいろな人たち
と出会えるので楽しい。この日も、大手の蒸溜所を訪問した時に専門的な質
問に答えてくれた技術者がブースにいたので再び話ができたり、ウイスキー
の研究家の方と、一寸ホロ酔い加減も手伝って会話が弾んだ。
 その後、南青山のバーで一人で飲んでいると携帯が鳴った。
 ブースで話をしたインポーターのI氏からだった。彼とは昔同じ釜の飯を食っ
た仲間たった。池袋で飲もうという誘いであった。
 もちろん、断る理由は無い。もう少し、したらそちらに向かうと告げた。しか
し、暫く、マスターと話をしていたら、すっかり時間の経つのを忘れてしまい、
電話が来てから一時間以上が経過してしまった。
 「もう少し待ちます」とメールが来た。あわてて池袋に向かった。
 この日、彼に紹介してもらったバーがこのショットバーふくろうである。
 西口の繁華街を進むとサンクスの向かいのカギ屋の地下にある。
 店に入ると池袋の雑踏とは無縁な空間が広がる。暗目の照明と和の要素を
感じさせる店内の雰囲気だ。隠れ家的な創作料理店のような感じだ。
 席につくと、ヒノキの香りのするおしぼりが出てくる。癒し効果のある香りだ。
 そしてI氏がビールを頼む。それにあわせて、何か食べ物を食べたいとマスタ
ーにお願いする。すると、チキンスープが出てきた。欧米では家庭料理でよく
出されるチキンフ゛ロスを使ったスープ。チキンで出汁を取りそれを冷蔵庫で凍
らせる。そして、これをスープの土台などに用いる。スープストックとも呼ばれ
ている。チキンと野菜が入っていて、あっさりとしているが味わい深い。 ちょ
っと、お腹が空いている時にはうってつけの料理である。
 このチキンスープと同じように味わい深い店主は坂本さん。元旦と2日の年
2日の休みだけで営業を続けている。また、朝5:00まで営業しているので、
同業者も閉店後におとづれるという。
 ふと見ると、カウンターに座っているお客さんがウイスキーのチラシを熱心に
見ている。ちょっと話をしてみるとポットスチルのネックの角度にもこだわる相
当なウイスキー好きの人物であった。
 大都市池袋にあるフクロウを隠れ家にしているお客もまた、味わい深い人
が多そうだ。
2005/4/17

店名 The BAR F 青山
住所 東京都港区南青山3-13-24 サウス青山テックヒ゛ルB1
電話番号 03-3404-3337
席数 カウンター16席 テーフ゛ル12席
営業時間 18:00-5:00 定休日 無休
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 青山通り沿い、表参道駅から直ぐ近くにThe BAR F 青山はある。
広々としたカウンター席とテーブル、また、常連さんからは第3会議室と呼ば
れている小部屋を備えたバーである。近くの会社員がこの小部屋目当てで訪
れることもあるという。
 店内はオーセンティックな作りで、バックバーにボトルがずらりと並ぶ様を眺
めているだけでも楽しくなる。
 まずは、本日一杯目に、ロングでビール代わりに飲めるカクテルを注文し
た。マネージャーの梨本さんが作ってくれたのは、フィノシェリーを使ったカク
テル。トップにさわやかなフィノの香りが立ち昇る。本日のスタートにふさわし
い一杯だがカクテルの名前を聞くと特に無いそうで、お店のオリジナルだそう
だ。
 次にモルトを飲もうとバックバーを眺めていると見慣れないボトルがあり、
「あれは何ですか?」と訪ねると「いやー、よく見つけましたね」と返してくれる。
たわいもないことだが、こうしたやり取りがとても嬉しいものだ。
 もう1つこの店でやらなければならないことがある。それは、生ハムのハモ
ン・オジマを食べることである。最近イタリアのプロシュート、スペインのハモン
セラーノなどの生ハムが人気がある。豚の後足の形のまま、お客さんの注文
に応じて目の前で切り出すサービスをしているところも多い。しかし、ここの生
ハムは一味違う。日本人の尾島さんが埼玉の工房でローマ時代から伝わる
塩だけで作る無添加生ハムだ。なんとも凄いことをするものだと思いながら、
口にすると味が濃厚で複雑。塩だけでこんなに深みがあり複雑な味わいが引
き出せるとは、なんとも驚きである。 ウイスキーとの相性もとても良いと思う。
特に、スパイシーなウイスキーとは合いそうな気がした。
 暫くすると、ここのオーナーの藤井氏が現れた。いろいろとウイスキーにつ
いてアドバイスをくれる。特に改めて飲んだ響17年はスパイシーな要素もある
ことが勉強になった。
 このF青山は、4月9日で9周年を迎える。また、藤井氏は横浜にもタイムレス
というお店を持っておりこちらはオープンから14年経つそうだ。クオリティの高
さが、お客様の支持に繋がり年数を重ねることが出来るということに納得。
2005/4/6

店名 BAR 酒場
住所 東京都港区南青山7-13-13 JIN&ITヒ゛ル2F
電話番号 03-3499-5004
席数 カウンター7席、ソファー4席、テーフ゛ル6席 個室10名
営業時間 18:00-6:00 金土18:00-7:00
日祝18:00-3:00
定休日 無休
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 酒場というストレートな店名のバーが日赤医療センターの前にある。最寄の
駅は強いて言えば日比谷線の広尾駅だが、渋谷からタクシーでワンメーター
なのでその方が便利だろう。
 日赤道り沿いのJIN&ITビルの2階に上がると、バー酒場にたどり着く。おし
ゃれな白壁の店内はテーブル席、ソファー席、そして個室が用意されている。
お一人様から団体客までこの店だけで事足りてしまうかもしれない。私はとい
うと、迷わずカウンター席へ座る。
 見覚えのある顔がカウンターにあった。バーテンダーの坂井さんだ。彼とは
渋谷のイングリシュパブで知り合った。久しぶりの再会にお互い笑顔になっ
た。
 ここは、あらゆる酒が飲める。カクテルから始まりウイスキーやスピリツ、ワ
イン、日本酒や焼酎まで。実にオールラウンドにお酒を楽しむことが出来る。
 オールラウンドであるということは時として専門性が浅くなりマニアには物足
りないということもある。しかし、モルト好きの私にとってその心配は無い。
 それというのも、店長の溝田氏はスコットランドのアラン島で3年もの間、ウ
イスキー造りにたずさわっていたからだ。
 こうした、作り手の気持ちを飲み手に伝えられるバーマンの存在は貴重だろ
う。朝まで営業しているので、同業者がウイスキー造りについて聞きに来るこ
とも容易に想像できる。
 その店長にカクテルを作ってもらう。今日はじめての酒かどうか聞かれた。
お客の状況に合わせて作るものを帰るあたりはさすがである。
 モルトを注文しようとすると坂井氏が、私がウイスキー好きだということを知
っているので、店内中央のウイスキー棚まで案内してくれた。そこにはカスクタ
イプや一般的でないウイスキーも並んでいる。そこから気になるウイスキーを
チョイスした。スプリングバンク社のブレンデッドの25年があった。
 ウイスキー談義をしていると時間の経つのは早いものだ。日本人とりわけウ
イスキーマニアにとってはアイラ島が有名だが、ヨーロッパ人にとってアラン島
はスコットランドにおける軽井沢的観光地であり観光客が多いことなど、いろ
いろな話をしてくれた。できれば営業終了まで飲みつつ話を続けていたいとこ
ろだが、そうもいかない。やむを得ず店を後にするのであった。
2005/4/6

店名 ミルウオーキーズクラブ BEER&BOURBON Milwaukee's Club
住所 埼玉県川口市栄町3-13-4
電話番号 048-253-8875
席数 テーフ゛ル38席
営業時間 17:00-24:00 金土17:00-2:00 定休日 第2・3火曜
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 バーボンに詳しいマスターがいると聞いてやってきた。
 川口駅前のデパートそごうの裏手の2本目の通りにある。駅から徒歩数分
の便利なところにある。ビルの階段を上がると2階がレストランになっており、
その上の3階にミルウオーキーズクラブがある。
 お店の特徴というと、まず、ベルギーやドイツのビールの扱いが多い、バー
ボン600種類、スコッチで100種類もある。そのほかの蒸留酒も充実してい
るので単にバーボンバーという枠には収まりきらないかもしれない。実際、店
内のシグナトリー社製の大きなボトルが目を引く。もちろん中身はスコッチモ
ルトである。それからカウンターがない。正確に言うとカウンターらしきものは
あるが、カウンター席として使用されていないといった方が良いかもしれない。
 どこに座ろうかと思っていると、横一列に繋がったテーブル席に案内され
た。私はバーに一人で来てカウンター席以外に座ることはあまり無い。時々ホ
テルバーでテーブルに案内されそうになるが、カウンターが空いているのを見
てそちらを指定したこともある。しかし、カウンター越しにバーボンについてマ
スターに教えを請うという光景をイメージしていただけに、テーブル席では肝
心のマスターが目の前にいないのではないかと少々不安になった。
 しかし、この考えは杞憂であることが、すぐに判明した。バーボンについて教
えて欲しい旨を伝えると、マスターがテーブルの向かい側に座ってくれて気さく
にあれやこれやと話をしてくれる。なるほど、この店では横一列に並んだテー
ブル席はカウンターとしての役割を演じているようだ。
 マスターの白井慎一さんはアメリカ・ケンタッキー州蒸留酒協会極東支部な
らびにJBA日本バーボンウイスキー普及協会の肩書きを持つ。更には創刊さ
れたばかりのTHE WHISKY WORLDのアメリカンウイスキー部門のテイスター
にも選ばれている筋金いりのアメリカンウイスキー通である。
 そこで、東北の蔵元が20年以上前に輸入したという出所不明のバーボンを
テイスティングしてもらうと、味の傾向から蒸溜所名が浮かび上がってきた。さ
すがだてに数百本のバーボンを店においてるわけはない。それらを実際に飲
み、それ以上に多くのウイスキーを飲んでいることは明らかで、さもなければ
ミステリーバーボンの出所を推定するなどという芸当は出来ないだろう。
 ここは、2階のレストランとも系列であることもあるが、けっこう夕飯を食べな
がらバーボンを楽しむ常連客も多い。この日も、バーボンがきっかけで常連
客を交えてウイスキー談義が始まった。
2005/4/6

店名 エンジェルネスト ANGEL NEST
住所 福島県耶麻群猪苗代町大字川桁字天王坂2414 ホテルリステル猪苗代18F
電話番号 0242-66-2233
席数 カウンター5 テーフ゛ル33席
営業時間 17:00-24:00 定休日
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 リーゾートホテルのホテルバーに対してどんなことを期待するかは人それぞ
れだろう。スキーや観光を昼間楽しみ、夕食の後、グループでホテルバーに
行くという人が多いかもしれない。こうした、お客様に対しては窓から見える景
色が良いことや、バーの雰囲気が良く、まあ、価格がリーズナブルであれば
満足度は高いと思う。私も、グループで飲みに行く時は、それ以外の要素は
あまり考慮しないかもしれない。
 しかし、少数派であろうモルトが好きなお一人様がカウンターにすわったら
満足できるのか?
 エンジェルネストなら期待を超えてくれることだろう。
 ここは、ホテルリステル猪苗代のウイングタワー18階にあり、早めの時間で
あれば、猪苗代湖と磐梯山が見渡せる絶好のロケーションだ。夕暮れ時には
夕日が湖の向こうの山間に沈む光景を眺めることもできる。
 モルトの品揃えも結構揃っている。スプリングバンク・オフィシャルボトルの2
8年という珍しいビンテージがあったり、グレンロセスのキャンペーンをやって
いたりと、色々と楽しめるようになっている。
 この日、カウンターに立っていたのは、ソムリエの資格も持つ、チーフバーテ
ンダーの阿部氏。彼は、福島でバーテンダーを長くやっており、1996年よ
り、リステル猪苗代にやってきたそうだ。聞けば、ウイングタワーは1993年と
比較的新しいが、本館は1974年からやっているそうだ。実は友人がスキー
のフリースタイルのオリンピック強化選手で、1988年頃に、よくリステルでト
レーニングをしていた。なんとなく、その頃にできた新しいホテルだと勝手に思
っていた。意外と老舗リゾートホテルなのだ。
 ウイングタワーはバブル崩壊後にできたが、週末になるとかなりの人出があ
るようだ。バーも週末はかなり混むそうだ。
 ラストは24:00となっているが、お客さんも終電を気にする必要がないし、時
間が過ぎたりしないかと訪ねると、「お酒を扱う仕事ですから、時間が来たか
らお帰りいだくような無粋なことはいたしません。カクテルも注文が入れば、お
作りいたします。」とホスピタリティに溢れたお言葉。
 お客さんの中で、夏に来て良かったので、今回冬にも来たという人に出会っ
た。リピート率は高いようだ。それも、こうしたホテルバーの存在抜きには語
れないと思った。
2005/3/30

店名 クロンダイク ハイボール Klondike Highball
住所 東京都港区新橋3-16-22 池野6号ヒ゛ル2F
電話番号 03-3438-3825
席数 カウンター10席他
営業時間 17:00-3:00 金17:00-5:00
土日祝15:00-11:00
定休日
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 今日は、リアルエール・フェスティバルの帰り、まだ時間が早いが連れが一
軒寄っていこうという。新橋にある「クロンダイク・ハイボール」なら土曜日は午
後3時からやっているそうだ。このバーは、有楽町のキャンベルタウンロッホ
のマスターが経営する2店目のお店で、どんなお店か興味があったので同意
した。
 新橋駅の烏森口から5分くらいのところにあり、目印はギネスのブラックボ
ードサイン。見逃さないように注意を要する。
 階段を昇り、ドアを開ければ、そこには小さいが味のある空間が広がる。キ
ャンベルタウンロッホもそうだが、こうした小空間を雰囲気のあるバーにしてし
まうセンスは素晴らしい。
 バーマンを取り囲むように配されたカウンターは店全体の雰囲気と同じく木
の温もりを感じるもの。カウンターの上には、ビッグサイズのスコッチウイスキ
ーが置いてある。スコッチのビッグサイズは普段あまり目にしないので目を引
く演出となっている。そして、バックバーにはモルトがぎっしりと並んでいるとい
うわけだ。
 店名はロングカクテルの名前から来ている。クロンダイクとは、19世紀末に
ゴールドラッシュで賑わったカナダ北西部の街の名前だ。一攫千金の夢をも
つ開拓者たちが集まる酒場で出されたカクテルらしい。そういえば、この店も
そんな雰囲気がある。
 どんなカクテルか注文してみることにした。作ってくれたのはサブマネージャ
ーの佐川さん。どうやら、ベルモット、ジンジャーエールやレモンピールを使用
するようだ。甘口で飲みやすく、僅かな苦味がアクセントになったカクテルだ。
これからも、開拓者になった気分で飲むお気に入りの一杯になりそうだ。
 次はモルトを飲むことにした。ここには、Klondike Highballのロゴが入ったオ
リジナルラベルのオーヘントッシャンがある。マスターこだわりの1本である。3
回蒸溜の特徴が出ているデリケートな味わいのモルトだ。もう一杯は最近気
になるグレンモーレンジのフィノ樽でフィニッシュしたもの。今後どんな樽を使
ってゆくか参考にする上で面白いモルトである。
 昨年夏、新橋は最高気温を記録し、日本一暑い街になったそうだが、ここに
は熱いバーもある。
2005/3/28

店名 シェリーミュージアム SHERRY MUSIUM
住所 東京都中央区銀座7-6-6-B1
電話番号 03-3572-5767
席数 カウンター テーフ゛ル
営業時間 18:00-24:00 
金・祝祭前日18:00-深夜
定休日 日祝祭
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 今回の止まり木はシェリーの店である。しかし、モルト好きにも十分魅力的
なバーである。
 この店と出会いには、ちょっとした経緯がある。
 貯蔵のポートフォリオを広げようと、様々な樽を調達したものの内シェリー樽
に打ってある刻印が気になったのと、シェリーとはどんな酒なのか今の浅い知
識のままではいけないと思い、馴染みの酒屋さんに相談した。
 すると、「それなら中瀬さんがいいよ」と紹介してもらったのが、シェリーミュ
ージアムの中瀬航也さんだった。
 以前、シェリークラブというお店で働いていた時から、シェリーのことで右に
出るものはいない、という評判を聞いたことがあるし、研究熱心な方だと大手
メーカーの製造部門の人も言っていた。
 それではということで、早速、お店にお邪魔した。シェリーミュージアムは銀
座の繁華街にあるお店で、信濃屋という酒屋さんの隣の地下にある。銀座に
は信濃屋は2店あり、有楽町寄りのアネックス店の方なので、お間違えなく。
 マスターは、どんな人物かというと、噂どおり、シェリーについて多くの知識
や経験を持っている。疑問点について答えてもらえるし、関連する情報も教え
てくれるのでとても勉強になった。とても気さくな人で、シェリーについて語る様
子を見ているとシェリーを心から愛していることが伝わってくる。
 おかげで、基礎的なことから、かなり専門的なことまで幅広く情報を得ること
ができた。
 また、モルトの取扱いもあるが、シェリー専門店らしく、すべてシェリー樽を使
用したものだ。ウイスキーとシェリー樽は歴史的に見ても切っても切れない関
係にあるし、品質面でもシェリー樽はウイスキーにかなりの影響与える。 だ
から、シェリーについて理解を深めてゆくとモルトを飲むことが、益々楽しくな
るのではないだろうか。
 食材の勉強もさせてもらった。カウンターの上にはハモン・セラーノというス
ペインの生ハムが置いてあり、これをスライスして出すが、生ハムする豚の中
でも最高級品のイベリコ豚には、ドングリを与えて飼育するととても美味しいも
のになるという。そして、日本にもこだわりの生ハム作りをしている人について
の話を聞くことが出来た。
 ドングリの木でウイスキーを熟成し、ドンクリを食べた豚の生ハムをつまみ
にするととても合うのではないだろうか。
 更に、ウイスキー倉庫の天井から生ハムをぶら下げて熟成し、それを切りな
がら樽からウイスキーを汲んで飲む。マスターと話をしていて、そんな贅沢な
夢が芽生えた。
2005/3/22

店名 オー・ド・ヴィー ヒルズトップ
住所 埼玉県秩父市大字大宮5524-2
電話番号 0494-25-5910
席数 カウンター16席 テーフ゛ル8席
営業時間 18:00-3:00 定休日 日曜日
ウエッフ゛情報 未公開
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 秩父の駅からタクシーに乗り店の名前を告げると、運転手も知っていて「景
色のいいところですよ」。国道140号を東京方面に向かって、しばらく走り高台
に入ると、やがて、ものすごく細い農道のようなところに入ってゆく。まさか、こ
んなところにバーがあるのか・・・?
 やがて、住宅街の一角に見晴らしの良い場所があり、山小屋風の建物があ
る。ここがオー・ド・ヴィーだ。 
 あたりが薄暗くなってきており、赤みがかった夕日に照らされる秩父の街並
みに明かりが灯り始めている。素晴らしい光景に、秩父の新しい表情を見た
感がある。
 店に入ると、個人的に持っていた秩父のイメージとかけ離れたお店が広が
る。10メートルはあろうかという1枚板のカウンターがあり、重量感のある立
派な椅子が16席並ぶこのカウンター席は窓越しに、外の風景が見えるように
なっている。
 窓際に並んでいるお酒類は、ボトラーズのモルトや通好みのリキュールが並
んでいる。むしろ、スタンダードものは少ない。土地柄、まさか、シングルカス
クなどのボトラーズものが飲めるとは思わなかった。
 というのも、ベテランのマスターの田島祐一さんは無類のウイスキー好き
だ。まだ、海外旅行が一般的ではなかったころに、各国に行きお酒の物色に
行ってきたり、まだ、シグナトリー社が有名でなかったころに、オーナーのアン
ドリューにスペイサイド周辺を案内してもらったりしたそうだ。そして、自分の気
に入ったウイスキーを仕入れてきた。そのコレクションの一部を見せてもらっ
たが、これが凄い。1958や59のマッカランのオフィシャルボトルや、1963
年のボウモアの30年オフィシャルボトルなどが、液面も下がっていない、すこ
ぶるコンディションの良い状態で保管されていた。
 しかし、一時は年に数百本ウイスキーを飲んでいたこともあるそうだが、「最
近はほとんど飲めなくなりました。」と残念そうに語る。マスターはコレクション
用には酒を買わない。すべて、飲むために買っていたそうだ。年数の若いも
のから飲むうちに、50年台のマッカランを飲む前に打ち止めに。だから、この
オールドボトルもウイスキーを愛する人になら譲ってもいいと考えているそう
だ。私には価格的にとても手が出せないと思うが、是非飲んでみたいと思っ
た。
 ちなみに、マスターは現在の日本バーテンダー協会埼玉支部を立ち上げた
人だ。今年は念願のカクテルコンテストの全国大会に予選を勝ち抜き埼玉支
部から出場者が出たととても喜んでいた。
 レジャーや札所めぐりのあと、夜景を見ながらの一杯を楽しみながら、新た
な秩父を発見できる店だと思った。
2005/3/19

店名 Shot Bar ビザール
住所 東京都新宿区新宿3-25-9 高橋ビルB1
電話番号 03-3352-7062
席数 カウンター11席 テーフ゛ル13席
営業時間 17:00-5:00 定休日
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛ 
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 この日は新宿のスタジオアルタの近くで、学生時代の友人たちと会うことに
なっていた。
 ならば、少し早めに行って「Shot Bar ビザール」へ行ってみようと思った。
というのは、先日「タリスカー18年新発売記念ティスティング会」なるものに参
加したとき、懇親パーティーで同じテーブルで知り合ったのが、ビザールの副
店長の桜井さんだった。彼と話しているうちにウイスキーの薀蓄をもっている
人だと感じていたので、「近くに行ったら寄りますよ」と言ってあった。
 友人たちとの待ち合わせの時間よりかなり早めの6時ごろ店を覗いた。最初
に目に飛び込んでくるのは、バックバー一面に逆さに取り付けられているワン
ショットメジャー付きボトルだ。これらのボトルには価格が表示されている。しか
も、キャッシュオンデリバリーなので、お酒が来たらお金を支払う明朗会計。こ
の時はカウンターに座ったが、他にテーブル席があるので、グループでの使
用も可能だから、いずれ使おうとこの時は思っていた。また、スタジオアルタ
の側という便利なところにあるので、待ち合わせに、この店を利用する人も多
いそうだ。
  この日、桜井さんは8時からの出勤とのこと。この時、相手をしてくれた店
長の西さんは、1988年のオープン以来、新宿での出来事を見聞きしてきた味
のあるバーマンだ。ウイスキーを片手に、いろいろと話がはずむ。やがて時間
になり店を後にした。
 友人たちとの飲み会も一次会が終了し、二件目にいくことになったが、ビザ
ールの話をしたら、皆行きたいとのこと。
 再び店にはいると桜井さんが出勤していた、われわれはテーブル席に座る
と、早速、彼が席に来てくれてウイスキー談義。ウイスキーにも色々な味わい
があるという説明に、興味を持った友人たちのために、桜井さんにモルトをセ
レクトしてもらった。
 シェリー香の強いもの、スモーキーなもの、果実の香りが強いもの、また、化
粧品香のするものなど、さまざまなウイスキーを楽しむ。そして、特別なボトル
まで出てきた。やはり、ウイスキーセミナーで会うような人は、モルトへの思い
入れが強いので、話をしていて勉強になるし楽しい。
 すっかりモルトを堪能し、店を後にする頃には満席になっていた。
 きっと、眠らない街、新宿の賑わいは朝まで続くのだろう。
2005/3/5

店名 ヘルムズデール helmsdale
住所 東京都港区南青山7-13-12
電話番号 03-3486-4220
席数 カウンター5 テーフ゛ル18席
営業時間 18:00-5:00 日曜18:00-3:00 定休日
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛ sportscafe.info
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 はとこが東京に出てくるというので、恵比寿で待ち合わせてモルトの店にいく
ことにした。
 彼は、私よりも年上だがエネルギッシュな男だ。事業家としても成功を収め
ている。事業について意見交換をしつつ、モルトの面白さを知ってもらおうと、
南青山のヘルムズデールへやってきた。
最寄り駅は日比谷線の広尾駅なのだが、徒歩10分程かかり少しわかりにく
い所にある。タクシーなら渋谷から5分くらい、恵比寿からでも同じくらいで到
着する。日赤医療センターを目指してゆけばOKだ。
店の扉を開けるとウイスキーがバックバーを埋め尽くしている。ウッドで統一さ
れている店内は暖かく安らぎを感じる。席数はカウンター5席、テーブル18席
くらいだが、店が混んで来ると立ち飲みの客も増えてきて、席数以上に店内
に人がいることも珍しくない。
 不便なところにありながら、人を連れてきて自慢したくなる有名店になった理
由は、モルトの品揃えに代表される酒や料理へのこだわり、そしてなんといっ
てもオーナーの村澤氏の人柄によるところが大きい。そのホスピタリティの精
神が従業員一人ひとりに根付いているのが感じられる。
 はとこにモルトの面白さを知ってもらうために、今日は味の違いが解り易さ
をキーに選んでもらった。シェリーの効いたグレンドロナック15年、ピーティー
なラフロイグ(個人的な趣味でポートウッド)、白州のミズナラだ。
このモルトたちを堪能したあと、二件目ということもあり、シガーを嗜んでみよ
うということになった。私はタバコはやらないのだが、シガーは誘いに応じる。
客の少ない早めの時間帯はモルトの香りや味わいを追求する。店が混んでく
るとタバコを吸う人も増える。だから、自分もモルトにシガーをあわせるて楽し
むのもOKだ。
 モルトは時間とともにグラスの中でその表情を変えてくるように、自分もモル
トへの対し方を変えてゆく。なんか人生だなー、と思う。
そんな人生観を押し付けると目の前のグラスの中から抗議の声が聞こえてき
そうだ。
2005/3/2

店名 フィンガル Fingal
住所 東京都新宿区神楽坂3-1 美元ヒ゛ル
電話番号 03-3235-2378
席数 カウンター7席 テーフ゛ル4席
営業時間 19:00〜2:00 定休日 日祝休
ウエッフ゛情報 オールアハ゛ウト
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O氏に神楽坂を案内してもらっているうち、表通りとは全く趣の異なる石畳の
小道へと入っていった。いまにも、芸者さんと出くわしそうな雰囲気を持ってい
る通りだ。
「ここは松本清張が通った店だ」とか、「ここは店のつくりは高級そうだが、け
っこうリーズナブルだ」とか、地元民ならではの情報通ぶりを披露する。
そして、その通りを抜けてO氏のお気に入りの店「フィンガル」に到着した。
清潔感のある割と新しい(と思われる)店内は、ウッディーな質感のあるつくり
で、カウンターの他に小部屋が一つある。
男2人でカウンターに座わる。
最近ビール好きのO氏からはハンドポンプから注がれる旨いエールビールの
存在を教わってしまい、ついついビールを飲みすぎることがある。ビールの二
日酔いは実に辛い。その一方モルトを飲んでいると翌日体の調子がいいの
だ。飲むときの温度が違うからと睨んでいるのだがどうだろう。
だから、ここではモルトを選択しよう。この店のバックバーには、たくさんのモ
ルトが並んでいるが、マスターの谷嶋元宏さんは自身がウイスキーが好きな
だけあって、あれはナンですか?と聞けば一つ一つしっかりと説明をしてくれ
る。そして、飲んだボトルを目の前に並べられていくのが、私はとても好きだ。
自分が口にした琥珀色の液体が一体何者なのか確認できて、五感で楽しむ
ことが出来るからだ。
そのラベルが目に焼きついていると、味や香りだけの記憶を呼び出すよりも
容易になる。よく日本食は目でも味わうというが、様々な情報が付加されるモ
ルトはそれに匹敵する面白さがあると思う。
数種類のモルトを楽しみ、マスターの話を聞いたが、このマスターはモルトの
面白さを知っている。こんどは、一人で来た時にじっくりとウイスキー哲学を教
えていただこう。
フィンガルを後にして、われわれ2人はその後も神楽坂で酒を飲み続け、最
後に焼肉という禁じ手を使ってしまった。翌日後悔することになろうとは・・・。
2005/3/2

店名 ロゼッタ ROSSETA
住所 新宿区神楽坂3-2 万平ヒ゛ルB1
電話番号 03-3235-2329
席数 カウンター8席 テーフ゛ル約20席
営業時間 18:00-2:00 土日祝18:00〜24:00 定休日
ウエッフ゛情報 ぐるなび
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スコットランドへ一緒に行ったO氏から飲みに行こうという連絡があった。彼の
会社は飯田橋にあり、自宅も神楽坂のすぐそばにあるという。
せっかくだから、是非地元のバーを何軒かつれってくれとせがむと、神楽坂に
数店お気に入りのバーあるという。
まず、一軒めに来たのがこのロゼッタだ。
飯田橋から神楽通りを上ってゆくと程なく右側に万平ビルが現れ、地下に続く
階段がある。階段の入口に掲げられているメニューを2人で眺め、一軒目の
店とすることにした。
オープン直後の早い時間だったので我々が最初の客となった。
店内はカウンターが8席だが、テーブル席が約20席もあり何かの二次会で多
少のグループであれば、利用可能ではないだろうか。
一人なら、迷わずカウンターへ向かうが、今日はカウンターの側のテーブルに
座ることにした。
メニューはドリンクとフードに分かれており、ドリンクはモルトを中心にかなり詳
しく載っている。これだけのアイテムをオンメニューするのは大変だろうと思
う。しかし、テーブル席が主体でバックバーに目をやれないとか、バーマンに
ワンショットの価格を聞くのを躊躇するタイプのお客にはメニューに載ってい
れば安心感がある。これもお店のスタイルの違いだ。
フードメニューも充実している。先に軽く食事をしてから、色々な酒をトライす
るのもよさそうだ。
ここはオープンしてから17年も経つという。神楽坂でも老舗の域に達している
のではないだろうか。それだけ長くバーをやっていれば色々な人や時代の流
れを見てきたであろう。次はカウンターに座り、そんな話も聞いてみたいと思
った。
さて、O氏は出版関係の仕事をしているので、検討中のラベルのデザインを
見てもらい色々とアドバイスをもらった。スコットランドに一緒に行って旨いウイ
スキーやビールを飲んだ経験を共有しているので結構盛り上がる。
こうして酒がいろんな人を結びつけるコミュニケーションの道具になっているこ
とは素晴らしいことだと思う。
2005/3/2

店名 バーハイランダー BAR HIGHLANDER
住所 東京都港区虎ノ門2-10-4 ホテルオークラ本館1階
電話番号 03-3505-6077
席数 カウンター8席 テーフ゛ル71席
営業時間 11:30-1:00 日祝11:30-0:00 定休日
ウエッフ゛情報 ホームヘ°ーシ゛
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ホテルオークラの新館でパーティーがあった。そのパーティーが終了後、ホテ
ル内にモルトウイスキーが充実したバーがあると聞いていたので、いい機会
なので寄っていくことにした。
新館から本館へ繋がる通路で、バーの場所を聞くと、丁寧に教えてくれるあた
り、さすが御三家ホテルといったところ。
目的のバーハイランダーにたどり着くと、入口にマッカランのフェアをやってい
ることを告知するボトルのディスプレイがしてある。
店内に入るとウエイターが近づいてきてテーブル席に案内されるが、ここはあ
えてカウンターを指定した。バックバーに並ぶホ゛トルを見て、ここに座ったことが
正解だったと改めて思う。モルトだけでも数百種類はあるそうだが、そのなか
でもオンメニューされていなそうなレアなボトルも並んでいるからだ。
その中で、ラフロイグの16年を見つけ、バーマンに見せてもらった。見かけな
いデザインでゴールドのスチールキャップに封冠紙がかぶせてあり、コレクタ
ーから手に入れたものらしい。保管状態がよく綺麗なラベル状態を保ってい
る。ショットでの価格を確認すると、ボトル売りしか出来ないという。ちなみに、
ボトル売りのプライスは25万円。残念だが諦めることにする。
物によってショット売り可能なものと、ボトル売り専用の物があるとのこと。
ここでのボトルキープのシステムを聞いたところ、一旦ボトルキープをすると、
次回からアイスや水は無料で提供される。キープボトルを飲むだけなら、追加
の料金はかからないとのことだった。
ホテルにボトルをキープしているというのはなんとも格好が良いと思うし、ま
た、ホテルを利用する機会が多かったり、接待に使ったりするのであれば、い
いシステムだろう。しかし、何か成し遂げた時、自分へのご褒美としてお気に
入りのモルトをキープがしてみたいものである。
ホテルのバーと街のバーの大きな違いは、ホテルはテーブル席が主体だとい
うことであろう。披露宴などの二次会などで団体客が入ることが頻繁にある。
団体客が入ると、急に大量の注文が入るから大変だと思うが、それでもという
よりも、ここぞとばかりにホスピタリティを発揮することとなる。気持ちよくバー
を楽しんだお客は確実にホテルへの評価を高めることになる。
この日はマッカランとソサエティのロセスをショットで飲みながらホテルバーと
いうものを楽しんだ。
2005/2/11

店名 トニーズバー Tony's Bar
住所 東京都港区新橋1-4-3 芝ビル地下
電話番号 03-571-0990
席数 カウンター15席+スタンテ゛ィンク゛
営業時間 18:00-23:30 定休日 土日祝
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何の話からそういう話になったのか良く覚えていないが、女性客お断りのお店
があるという話をヒースの大川さんから聞いた。彼が師匠と慕ったトニーさん
のお店だ。トニーズバーといえば昭和27年からの歴史を持つ老舗中の老舗で
ある。そのトニーさんも残念なことになくなられたそうだ。
そんな話をした数日後、S氏から突然の電話があり銀座で待ち合わせ、トニー
ズバーに行くことにした。
お店は新橋駅から近く、十仁病院の隣のビルの地下にある。扉を開けて驚い
た。左右に広がるうなぎの寝床のような店の造りで、人一人がやっと通れるス
ペースしかない。左右は椅子席で、中央部分は立ち飲みのスペースとなって
いる。
左の奥に2人で陣取った。話を聞くと今はトニーさんのお姉さんと若いバーテ
ンダーの2人でこのお店を支えているそうだ。
この店は、単に老舗というだけではなく、バックバーにはずらりとボトルが並び
その数は2000本にもなるという。トニーさんのお酒に対する情熱を感じさせ
る光景だ。
目の前にある、ウイスキーを指差して「あれは何、これは何」と聞いている自
分は迷惑な客だなと反省しつつ飲んでいると、若いバーマンが面白いものを
作ってくれるという。ジンを常温のソーダーで割るというが、なんか気の抜けた
ドリンクだな、と内心思いながら作ってもらった。意外なことにジェニパーベリ
ーをはじめとするハーブ系の香りが立ち昇り、やわらかな飲み口で気持ちの
落ち着くものであった。なかなか、最近の若者もやってくれるわい、などどジジ
イめいたことを言いっているS氏と酒を飲み続けるのであった。
すっかり年をとって酒が弱くなったS氏は早めの時間でギブアップしたので、お
店を後にすることにした。
「トニーがいればウイスキーの話がもっと出来たのにね」と残念そうにお姉さ
んはいうが、多くのボトルを眺めているだけでもトニーさんと話をしたような気
分になってしまった。彼のお酒に対する情熱を十分感じられる店であった。
こうした老舗にはこれからも残っていって欲しいと思う。
2005/2/1

店名 ヒース Bar HEATH
住所 東京都国立市東1-15-24 サニービルB1
電話番号 0425-73-5135
席数 カウンター8席 テーフ゛ル1(2席)
営業時間 19:00〜2:00 定休日 火曜日(日祝は不定休)
ウエッフ゛情報 http://www.nikkei.co.jp/style/special/0005/bar2.html
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久しぶりに国立へ来たので、ヒースの本店に行ってみることにした。国立駅の
南口を背にしてロータリーの10時の方向にある道を進むとすぐにヒースがあ
る。今は空手の道場が同じ地下1階にできており、これからはこの道場が目
印だなと思いつつお店に入ると、普段は銀座店にいるマスターの大川さんが
いた。毎週土曜日は、銀座店は休みなので本店にきているそうだ。
カウンターに座りバックバーをみると400本ものモルトがずらりと並んでいると
ころは変わっていない。更に、珍しいボトルは銀座店で飲めるという。さすが
は、シングルモルトが今のようにブレークする前から力を入れていただけのこ
とはある。そうした大川さんがモルトのオーソリティー的な存在であることを象
徴する話がある。GM社がベンローマックを再稼動させる時に、チャールズ皇
太子を呼んで祝賀パーティーを行ったが、この時、日本から招待された唯一
の人が大川さんであった。このとき、目の前でチャールズ皇太子が樽にサイ
をしていったそうだが、これは今でもベンローマックの貯蔵庫で熟成中であ
る。
ウッドを多用した店内の客席側にはヒ゛ルの基礎が張り出していて壁がジグザグになっている。普通は弱点ともいえる狭さや構造がマスターや店の印象とあいまって隠れ家的な雰囲気を醸し出すという長所になっているバーがあるが、ここもまさしくそんな雰囲気をもっている。懐かしい店内を眺めながらマスター
と話をしていると昔の記憶がよみがえる。
ここには5,6年前にSさんに連れてきてもらったのが初めてだ。Sさんは当時
洋酒メーカーの営業の管理職でその後、スコッチウイスキーの日本代理店等
を経験し今はD社でGビールのクオリティーマネージャーをしている。
最近、Gビールの人気が上がってきているようだ。ピルスナー一辺倒だった日
本の消費者がこうした深みのあるビールを飲むようになってきたのは歓迎す
べきことではないだろうか。喉越しだけを追求するビールもそれはそれで良い
が、時として味わい深いスタウトやエールも良いものである。
最近、彼とは連絡がとれず気になっていたところであった。そんな彼からもら
った年賀状には、久しぶりに飲もうと書いてあった。
バーでは日々いろいろな思い出が作られている。
2005/1/30

店名 57番街 57th street
住所 東京都北区王子1-17-1
電話番号 03-3914-8908
席数 カウンター12席 テーフ゛ル5(22席)
営業時間 18:00-5:00 日曜18:00-3:00 定休日
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複数の人から57番街という店が王子にあるということを聞いてやってきた。
地元の行きつけのバーのバーマン、そして、昔ここのバーで働いていたという
バーマンだ。自分の店に自信があるバーテンダーは喜んでいい店を紹介して
くれる。この世界は一般の商店とは異なる哲学が働いているということを再認
識させられた。
JR京浜東北線の王子駅からは、桜の季節になると花見客で賑わう飛鳥山公
園がすぐ目の前に見える。しかし、今日は反対側の西口側へ降りる。ロータリ
ーを渡ると程なく57番街がある。駅から2〜3分の近さだ。
店内はバーとしては広めで、テーブル席も多いので4、5人で来てもテーブル
席があるので安心だ。また、フードメニューも充実しているのでおなかが空い
ていてもOKである。
奥にも女性のお一人様が食事をしている。確かに、お店の雰囲気的には女
性の一人客でも安心できる。
カウンターへ座りバスペールエールを飲みながらバックバーに並んでいるモ
ルトについて少しバーマンと言葉を交わした。バーマンになんとなく見覚えが
あるなと思っていると、バーマンの方から声をかけてきた。
店長の酒井さんは8年くらい前に57番街で働いていたが、その後、他店で働
き1年半ほど前に57番街に呼び戻された。彼が銀座で働いていた頃に、一
度私の会社に来たことがあるのだ。それにしても、一度しか会っていないのに
名前まで覚えているとはバーマンの記憶力とは凄いものだ。
お店のボトル本数は350本程あり、モルトは50本くらいある。店長の気に入
ったボトルを仕入れて銘柄が入れ替わっていくようだ。この日も日本に入って
きたばかりのブルックイラディ3Dが置いてあった。
酒井さんがここで働き始めた頃には、5、6本のシングルモルトがあっただけ
だが、どんどんと増えてきたそうだ。おかげで57番街出身でモルトバーを開く
バーマンも出現したそうだ。
久しぶりの再会に結構濃い話をして楽しんだ。
2005/1/15

店名 ショットハ゛ー カリラ shot bar CAOL ILA
住所 東京都渋谷区道玄坂1-13-3 MST道玄坂3F
電話番号 03-5428-6184
席数 カウンター9席 5人掛ソファー×1 テーフ゛ル1(4席) 
営業時間 19:00-6:00 定休日
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スコットラント゛に在住の知り合いが日本に一時帰国しているので、友人が店長を
務める渋谷のハ°フ゛で久しぶりの再会を祝した。研究者でウイスキーにも詳しい
彼とは当然の流れでモルトを飲みに行こうということになり、店長に近くのバー
を紹介してもらうことにした。
すぐ近くの「ショットバー カリラ」を紹介してもらった。渋谷マークシティー沿い
の急な坂道を上がり左の細い道へ入る。右側の小さなビルの入口に店の看
板を見つけることが出来た。
落ち着いた雰囲気の店内には、カウンターの他にテーブル席とソファー席が
ある。カウンターに座りバックバーを眺めるとモルトで埋め尽くされている。普
段はこれだけで満足なのだが、さらにこの店では専門性が高まっている。
店の名前にもなっているアイラモルトである「カリラ」だけで、なんと70〜80本
の品揃えがあるそうだ。
カリラはオフィシャルのバリエーションが少ないので、当然のことながら、ボトラ
ーズものがひしめき合っている。棚に並んでいるものは、価格帯的にもリーズ
ナブルなもので、高価なものは別の場所にしまってあるとか。興味のある人は
聞いてみるといい。
また、カリラ以外にもモルトは置いてあるのだが、この日は、2人とも最後まで
カリラを飲み続けることにした。この日、店に出ていたバーテンダーの駒井さ
んお勧めのカリラを次々にいただく。ちなみに、駒井さんは普段は系列の
MIMOSAというシャンパンバーにいるそうだ。専門性が高いとういう点では両
店ともに共通性がある。
カリラの強烈な個性を樽の種類やフィニッシュのウッドの違い、それと貯蔵年
数によって比べると、元の原酒が統一されているのでそれ以外の酒質に与え
る要素を想像しながら飲むことが出来る。
そして、現地での最新の情報、例えばボトラーズの動向や各蒸溜所の設備に
関して知人から情報を仕入れる。
こんな、楽しい時間が過ぎるのはあっという間だ。
知人は帰国の度に日本の様子が変わると言っていたが、今回始めて使った
というi-modeで終電の時刻を確認し、また、再会を約してこの日はお開きとな
った。
2005/1/15

店名 ポスト POST
住所 東京都杉並区高円寺北3-25-22 1F
電話番号 03-3223-8098
席数 カウンター10席 2人席×2
営業時間 19:00〜 定休日
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高円寺は私が二十数年前まで住んでいた町である。こう書くと歳がバレてしま
いそうだが、中学生の頃までこのあたりに住んでいた。
さすがに、新しい店や建物などが出来てはいるものの、街全体の雰囲気はあ
まり変わっていない。活気のある商店街を抜けると徐々に人通りが少なくなっ
てくるが、商店街は高円寺駅の北口から早稲田通りまで500メートル以上商店街
が続く。昔はこの辺に映画館があって、釣堀もあったなー、などと極めてロー
カルな思い出に浸りながら、電気屋の手前を左に入るとビルの1階に「POST」
を見つけた。高円寺には似つかわしくない(失礼)おしゃれなバーの入り口を
入ると立派なオーセンティック・バーである。
実はここは人に紹介してもらい、沖山さんというバーマンがいると聞いて訪ね
たのだが、現在、彼は地元の八丈島で焼酎作りをしているそうだ。ここのオー
ナーとともに十数年にわたり、クオリティーを高めてきた人そうだ。会えなかっ
たのは残念だった。
しかし、そのかわりに若手のバーマンの池田京氏に出会うことができた。
ファーストドリンクとして選んだ「ガージェリー・スタウト」について興味を示すと
詳しく教えてくれた。また、品揃えは豊富でこの街で本格的にモルトについて
もバーマンと話が出来るのを嬉しく思った。そして自分の夢について語ると頷
きながら聞いてくれる。こんな、居心地の良い止まり木が思い出の街にあると
いうことは地元でも知っている人はどのくらいいるだろうか。まさに、灯台もと
暗し、という感がある。
それにしても、ここのオーナーバーテンダーは相当なやり手なのだろう。中
野、阿佐ヶ谷、西荻窪そして吉祥寺にもバーを出しているそうだ。どこの街も
私にとっては馴染み深い。その第一号店がここ高円寺で、オープンからすで
に14年経つそうだ。そのクオリティーを水平展開していったということだろう
か。
こうしたバーがファンを掴んで行くことは素晴らしいことだ。
このクオリティーなら何処の街でも受け入れられるのではないだろうか。
2005/1/5

店名 クラブ デゼール CLUB DESERT
住所 京都府京都市中京区木屋町四条上ル十三番路地東入ル北側二階
電話番号 075-221-8496
席数 カウンター11席
営業時間 19:00〜4:00 日19:00〜24:00 定休日 月曜日
ホームページ
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この日の昼、山崎蒸留所の見学をした。そこで、案内のお嬢さんに、京都で
飲むならどこがいいですかと聞いたところ、ウイスキーが好きならここがいい
と思う、と教えてもらったのがここである。
今夜は、京都に転勤になった同僚と飲むことにしていたので、二件目の店とし
てここを選んだ。
土地勘の無い私は場所を覚えることが出来なかったので、店の名前を頼りに
104で電話番号を聞くと「クラブ・デゼール」での登録だけがあるとのこと。私
のイメージではクラブはバーとは異なる業態である。そこで、直接店にに電話
をかけ、場所を聞くと共にバーであることを確認した。「バーではないのです
か?「バーです」「モルトウイスキーは置いてありますか?」「ちょっと変わった
ものが中心においてあります。」
京都在住の友人の案内で四条先斗町を北へ、タナカコーヒーを目印に、13番
路地左に入ると細い急な階段を2階に上がるとそこがクラブ・デゼールであ
る。
店内は大きくカーブしたカウンターが目に留まる。このカウンターにはガラス
板が嵌め込まれている。ここから光が出ていて、お客さんの顔をさりげなく照
らしているそうだ。スタジオでフェイスライトによって女優の顔を照らし美しく見
せるという話を聞いたことがある。それと同じ効果があり、カップルには気の
利いた演出ではないだろうか。
バックバーに並ぶウイスキーはオフィシャルのオールドボトルがほとんどであ
る。何も知らない(と思われる)連れは平気で知っているウイスキーの名前を
口にする。しかし、オールドボトルの相場を少しは知っている私は、その都度
価格を確認しながら注文をした。連れからみれば弱腰に写ったかもしれな
い。
友よ、ここに並んでいるのは、だだの古いウイスキーではないのだよ。
グレンフォレスやマッカラン、アベラワーなどのオールドボトルは希少価値が
あるというだけではなく、すこぶるコンディションが良い。
山崎蒸留所の案内のお嬢さん方だけではなく所長さんも立ち寄るそうだが、
きっとウイスキーへの思い入れをもっているマスターとの話は価値があるもの
なのだろう。
2004/12/31

店名 ホーリーズバー HORIE'S BAR
住所 京都府京都市東山区縄手末吉町98-2 GEM祇園ヒ゛ルB1
電話番号 075-561-3986
席数 カウンター7席 テーフ゛ル2(8席)
営業時間 20:00-4:00  定休日 不定休
ホームページ http://hories.pos.to/
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京都へはあまり頻繁にくるわけではないので、観光もしたいところだが、今回
は出張と、京都に転勤になった元同僚と会う予定をいれたので、京都見物を
している時間はなかった。それでも京都駅前から碁盤の目のように道が走っ
ている町並みを歩いていると、昔ながらの街並みや、新築の建物でも周辺へ
の配慮をしている建物が多く見受けられ、それなりに京都へ来たという実感を
持つことができた。
しかし、京都の住所は、よそ者には少しわかりづらい。土地勘がない私はタク
シー任せでこのバーにたどり着いた。
ホリエズバーだと思っていたが、周りの人の話を聞いているとどうやら「ホーリ
ーズ バー」といっている。確かにそう読めるので正解はホーリーズらしい。
ずらりと並ぶスコッチウイスキーのボトル、店で熟成中の樽がカウンター上に
あり、鹿の剥製が壁にかかっている。ひと目で、この店がウイスキーの深さを
教えてくれる店だとわかる。
実際この店には著名なウイスキーライターのマイケルジャクソン、デイブブル
ーム マーチンミラーが連れ立ってきたこともある。
ここのオーナーの堀江俊之さんは、スコッチ文化研究所の京都支部長を務め
ると共に世界的なウイスキー雑誌ウイスキーマガジンが主催する、ベストウイ
スキーを選ぶ企画ベスト・オブ・ザ・ベストの東京大会の審査委員も務めたこ
とがある。
テイスティング能力の高さには定評があり、地元の山崎蒸留所の関係者もこ
こを訪れ堀江氏とテイスティングセッションを行うこともあるという。
造り手もウイスキー愛飲家と直結しているバーマンのコメントを大事にしてい
るようだ。
付け加えておくが、堀江氏は決してウイスキーオタクというジャンルの人では
ない。明るく気さくでウイスキーの楽しさを一人でも多くの人に伝えたいという
熱い思いとともに、お客をもてなすホスピタリティーに溢れたひとなのである。
最近では、ファミリー客も歓迎するという「an tigh seinnse」というスコッチパブ
をオープンさせた。住宅街にあるお店で、薀蓄を語るよりはカジュアルにビー
ルやウイスキーを楽しむというスタイルのお店である。
どちらの店もお客さんに喜んでもらう、という原点は同じだ。
そういえば、サントリーのオーナース゛カスクを早速1本買ったらしい。お店で飲
める日も近いかも。
2004/12/28

店名 カオスゲート BAR CHAOSGATE Red
住所 東京都目黒区自由が丘1-26-7
電話 03-3718-4222
席数 カウンター9席 テーフ゛ル4(8席)
営業時間 18:00〜2:00 定休日 水曜日
ホームヘ°ーシ゛ http://chaosgate.co.jp
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このヘ°ーシ゛の
トッフ°へ
フ゛ラックウイスキーについて調べていたら、このハ゛ーのホームヘ°ーシ゛に遭遇した。現在
流通しているクテ゛ューと終売になってしまったロッホテ゛ューの飲み比べが出来ると書
いてある。クテ゛ューは手に入れたもののロッホテ゛ューの方はネットでも店頭でも正規
に買うことは難しくなってきているようだ。ロッホテ゛ューはマノックモア製のフ゛ラックウイスキ
ーなのであるが、今やオークションなどに出ていて結構な値段がついているらしい
とスコットラント゛の友人が言っていた。
そこで、確実に飲み比べが出来るのこのハ゛ーに足を運んだ。
自由が丘駅の正面口を出て、ひのき通りの最初の四つ角を左に曲がると斜
め右前方のヒ゛ルの5階にある。
エレヘ゛ーターに乗るとなぜか4階までしかホ゛タンが無い。とりあえず最上階の4Fを
押し、扉が開くと5Fに続く階段がある。
カオス=混沌という意味だが、辞書で調べると物事の区別・なりゆきのはっきりし
ないさま。と出ているが、4階と5階のはっきりしないから、カオスという名前なの
かなどとと、つまらないことを考えながらハ゛ーの扉を開けた。
カウンターの両脇には常連とおぼしき人たちが座っていたので、私はカウンターの中
央で座った。早速、マスターにホームヘ°ーシ゛を見て来たことを告げ、ネットの中で提案
されていた、フ゛ラックウイスキーの比較試飲をしてみたい旨を伝えた。
「どうぞ」とウイスキーを差し出してくれた、温和な感じのマネーシ゛ャーは羽石秀二氏。
2002年の5月にオーフ°ン以来、特色のある店作りを目指し、落ち着いた雰囲気
のお店になっている。
きっといろんなことを知っているのだろうが、フ゛ラックウイスキーについてあれこれ
話をしていたら、「ぜひ、いろんなことを教えてください。」と腰が低い。
こうした対応をしてくれると、気持ちがいいものである。
ハ゛ーで飲んでいると、時々、お客さんどうしで会話が始まることがある。この
日、カウンターの隅でク゛ラスを傾けていた方は、このお店のホームヘ°ーシ゛を作成したウ
エッフ゛テ゛サ゛イナーのMASUYAMAさんという方であった。ホームヘ°ーシ゛を作るうえで困
っていたことを話したらあっさりと対応策を教えてくれた。ものすごく得をした気
分だ。今日は混沌(カオス)の中にラッキーを見つけた。
そこでWEB DESIGNER MASUYAMAのウエッフ゛サイト(http://www.wd-masuyama.
com)を追記しておく。
2004/12/12UP

店名 モダンボーイ BAR de MOBO
住所 福島県郡山市駅前1-5-8 SHOUFUDO BLD. 1F
電話 024-935-5330
席数 カウンター10席 テーフ゛ル2(8席)
営業時間
定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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このヘ°ーシ゛の
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この日は、郡山市へ出張だった。普段からお世話になっている会社の社長さ
んと郡山の駅前付近で飲みに行こうということになった。タクシーに乗りその会
社から郡山へ向かう。タクシーを利用する時は必ずといっていいほど、同じ質問
をするのだが、最近の景気について聞いてみた。「あんまり良くないですね。
夜に飲みに行く人が減っちゃったので、駅前も寂しいもんですよ。」とのこと。
大都市圏では、時々景気が上向いているような話も聞くが、実感として地方都
市までは波及していないようだ。
タクシーを降り、社長さんの馴染みの小料理屋へ行き、二件目に良いハ゛ーがある
から教えてあげると連れて行ってもらったのが、この「モタ゛ンホ゛ーイ・BAR de 
MOBO」である。
タクシーで聞いた話から、きっと景気が悪いだろうと想像しながら、お店に入っ
た。すると、予想に反して殆ど席が埋まっていた。かろうじて空いていたカウンタ
ー席にすべり込んだ。
ハ゛ックハ゛ーはもちろんのこと、店内を取り囲むように、ホ゛トルが壁にずらりと並んで
いる。なんとも酒好きの心をくすぐる店作りだと思った。
このお店のマスターは三本木信人氏。ヒ゛ューホテル出身で2000年にこのハ゛ーをオーフ°
ンした。研究会なども積極的に開催しているようで、定期的に仲間のハ゛ーテンタ゛ー
たちと会合を開いているそうだ。
その結果なのか定かではないが、店で扱いのお酒のホ゛トルは500本にはなろう
かという豊富さだ。各シ゛ャンルをハ゛ランスよく取り扱っているが、最近モルトの取扱が
増えてきているとのこと。スタンタ゛ート゛なオフィシャルホ゛トルから、ホ゛トラース゛のマニアックなモ
ルトまで揃えており、この日も、味のタイフ°を告げると、華やかな香りのものとし
てク゛レンキース、重厚なタイフ°なものとしてホ゛トラース゛のカリラ・シェリー樽貯蔵のものを出
してくれた。このホ゛トラース゛のカリラはフ°ロウ゛ェナンスの物で蒸留した時期が書いてあ
り、冬に蒸留したものであった。たしかに重厚な味わいを作り出しているのは
冬の寒い時期に蒸留を行っていることも要因になる可能性は高い。寒い時期
には、ミーティーで重い原酒が得られ、暖かい時にはエステリーなタイフ°になる。もち
ろんこれだけが要因ではないが、他の条件が同一ならそうした傾向がある。
そんなことをぼんやりと考えながら、ク゛ラスを傾ける。ふと、今日は一人出来た
わけではないことを思い出し、連れの社長さんと仕事の話もした。
2004/12/10UP

店名 リトルヘブン Bar Little Heaven
住所 東京都北区赤羽1-42-15 北方マンション1F
電話 03-3902-6568
席数 カウンター7席 テーフ゛ル1(6席)
営業時間 20:00-5:00 定休日 日曜日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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「あった」と思わずつぶやく。決してわかりにくい所にあるというわけではない。
駅から多少離れてはいるが、赤羽東公園のすぐ隣で窓から公園が見える場
所にある。この公園を目指してくれば良い。
しかし、今日まで店の存在は知っていて近くを通る時には気をつけていたの
だが、見つけることが出来なかった。
店の開店が20:00からということと、昼間はシャッターが閉まっていて、ハ゛ーを感じさ
せるものが外には無いのがその理由である。時々この辺は通ることがあった
のだが、早い時間だったのでこの隠れ家を見つけることが出来なかった。
さて、洒落たつくりのト゛アを開けると、カウンター7席 6人がけのテーフ゛ルが一つのこ
じんまりしたハ゛ーが現れる。ハ゛ックハ゛ーには色々な種類のホ゛トルが並んでいる。
「特にメニューはありませんが、どの様なものになさいますか?」と声をかけてく
れたのは、女性ハ゛ーテンタ゛ーの住田紀子さん。
彼女は深谷のオート゛ウ゛ィーや南浦和のヒ°ースでの経験を積んできた。オート゛ウ゛ィーは
NBAの埼玉支部の設立者のお店だったし、ヒ°ースは現NBA埼玉支部支部長の
お店である。こうした、重鎮がオーナーだったハ゛ーでの経験は現在のリトルヘフ゛ンに
いろいろな意味で生かされているに違いない。
ここをオーフ°ンしたのは4年前。立地的に駅から少々離れていることもあるが、
一見さんが立ち寄るよりは、口コミで来店した客が常連になるお店ではない
かと思う。
案の定、カウンターにいるお客さんを見ると、常連さんの憩いのハ゛ーになっている
ようだ。その中には都内から埼玉の帰宅中、赤羽で途中下車し、ここに立ち
寄る人がいるなど、そのリヒ°ート率の高さにもこの店の魅力が現れている。
店では、カクテル、ハ゛ーホ゛ン、フ゛ランテ゛ー等幅広くマニアックなところにも踏み込める。モ
ルトに関しても、ハ゛ックハ゛ーに並んでいない隠しホ゛トルも合わせると数百種類のホ゛ト
ルがあるそうだ。
マティーニは先に飲んだほうが良いか、後に飲んだほうが良いかを尋ねたり、カク
テルやウイスキーについて、今更聞けない質問でも気軽に出来る雰囲気を持って
いるので、ハ゛ー初心者にもお勧めできる。
2004/11/6UP

店名 アーガイル Bar ARGYLL
住所 東京都新宿区西新宿1-4-17 第一宝徳ヒ゛ル3F
電話 03-3344-3443
席数 カウンター6席 テーフ゛ル4(13席)
営業時間 17:00-5:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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 「シガーは湿度や温度を管理した状態で、多く保管しているとお互い成分を交換しながら熟成をしてくんですよ」と話してくれたのは店長の李さん。つまり、お互いが影響し合って1本だけで保管している時とは異なる味の変化があるのだという。なんだか人に似ている。
 この店でも保湿剤が蓋の裏側についているヒュミドールで管理している。「シガーは利益を取れませんが、お客様に喜んでいただくためには欠かせないものですね」と、もてなしの精神を語ってくれた。
 彼が店長をまかされたのは今年の4月。前店長の鈴木さんが独立の為、物
件探しをはじめて約1年、その間、次は任せると言われてきたそうだ。
アーガイルはレアなモルトがバックバーを埋め尽くすバーである。ウイスキー
コレクターのオーナーのカラーが良く出ている店でもある。今ではめったにお
目にかからない、もし、見つけたとしても、普通はちょっと手が出せない価格
帯のウイスキーが並んでいる。しかし、ここではそれがリーズナブルな価格で
飲むことが出来る。
 しかし、李店長のこだわりはモルトやシガーだけではない。シェリー、ポート、
マデラなどの酒精強化ワインにも力を入れている。ベネンシアの技術を習得
する為に、当時シェリークラブの中瀬氏の元に通いながら、公園でベネンシア
の練習を重ねたという本格派である。公園での練習風景を見た通行人は、何
をしているのか不思議に思ったことだろう。その道で成功するためにはこうし
た地道な努力が必要不可欠である。
 実は、彼はバーで働いた経験はあったものの、アーガイルには一人の客と
して飲みに来ていた。アーガイルがオープンして1年半が過ぎた頃であった。
それまでは、バーテンダーとして本格的に働くことになるなどまったく思ってい
なかったそうだ。しかし、縁とは面白いもので、当時の店長だった鈴木氏に誘
われてアーガイルで働くことになったという。今では、その鈴木氏は追いつくべ
き目標であると、先輩に対する敬意と尊敬の念を語ってくれた。
お酒は緊張を解きほぐすもの、肩肘張らず気軽に飲んで欲しいという。しか
し、お客様を迎える側としてのクオリティーは高く、上質なものを提供するのが
信条だ。
 「予知夢を良く見るんですよ。その夢を見たことを忘れかけた頃、現実にな
ることが多いんです」という。最近見た夢は彼と共に働くバーテンダーの小田
氏がグラスを割ったところだという。「その時、どうなりました、僕は怒られまし
た?」と小田氏が聞き返すと「うーん、どうだったかな」「まあ、現実になったら
わかりますね」。
 今日は、台風が上陸するかもしれないと天気予報で言っていた。雨風が強く
なる前に帰ることにした。
2005/8/4更新

店名 ピース SHOT-BAR Peace 
住所 埼玉県さいたま市南区南浦和2-27-11 高正ヒ゛ル2F-A
電話 048-885-4453
席数 カウンター9席 窓側5席
営業時間 18:30-2:00 日祝18:30-0:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開(彩の国カクテル倶楽部関連のホームヘ°ーシ゛
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南浦和の駅東口を出て武蔵野線沿いに5分ほど歩くと左側にヒ°ースが現れる。
階段を上り二階の扉を開けると、ハ゛ックハ゛ーいちめんに並んでいるワンショットメシ゛ャー
が目に飛び込んできた。
オフィシャルものが中心で、それぞれのホ゛トルにワンショットの価格が分かるようにフ°ライ
スカート゛が付いている。この中から選ぶ限り、自分の飲みたいウイスキーの価格が
分るので安心して頼めるだろう。
ウイスキーは全体で150本くらいあり、ハ゛ーホ゛ンやフ゛レンテ゛ット゛ウイスキーの扱いが多いが
モルトも30種類以上はあるのではないだろうか。
実際、ワンショットメシ゛ャー以外のウイスキーにもマスターの選んだ取って置きのウイスキーが
ある。たとえば、マスターが現地に行って買い付けてきた日本未発売のホ゛トルな
どもさりげなく置いてある。こうしたホ゛トルの説明を聞きながら、ク゛ラスを傾けるの
も楽しい。
ハ゛ーコートが似合う、ヘ゛テランの雰囲気を醸し出しているマスターは鈴木正さん。1990年にここをオーフ°ンしてはや15年目にだそうだ。
現在NBA埼玉支部の支部長を務めている鈴木さんは埼玉県のハ゛ー業界で世
話役的な人物だ。NBAの支部長になるまで、彩の国カクテル倶楽部という熱心
なメンハ゛ーで構成される研究会の代表も務めていた。
また、そうした組織に属していないハ゛ーテンタ゛ーとの交流も含め、いろいろな付き
合いがあるそうだ。先日も、7〜80人の人々を連れて軽井沢蒸留所とヤッホーフ゛
ルワリーを見学してきたそうだ。
「世話役というより、自分で好きなことをやっていたら人が集まってきて。だっ
たら、本格的にやらないともったいないですから。」と語るマスターの魅力が伝わ
ってくる話である。
実際、私がウイスキー造りを県内でしたいことを話すと、力になってくれそうな人
を紹介してくれた。実に頼りがいのあるマスターである。
この日は、宮城峡と余市を味わってみた。スコッチとシ゛ャハ°ニース゛はそれぞれ似た
造りをしていてもやはり異なる個性をもっている。そして、シ゛ャハ°ニース゛の中でも
造る場所によって個性的なものができる。
最近バーめぐりをしながら、バーも同じことが言えると思えてきた。どんなに似た造りのお店でも同じバーはひとつとして無い。マスターが違うしお客も違う。バーに通う醍醐味が一つ増えた夜であった。2004/10/30UP
マスターの鈴木正さんは2006年4月10日にBar LINN HOUSE (バー・リンハウス)を浦和にオープンしました。
2006年3月よりピースは店主が替わり、洋風居酒屋になっています。

店名 ヘーゼルバーン HAZELBURN
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-6-6 橋本ヒ゛ルB1F
電話 03-5285-1470
席数 カウンター8席 テーフ゛ル10(約34席)
営業時間 17:00-5:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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今日はハ°フ゛ライターの方に紹介してもらったハ°フ゛に行くことにした。
この店は、靖国通りから歌舞伎町に入ったところにあるのだが、日本最大の
繁華街の道案内を口で説明するのはちょっと難しい。新宿区役所の裏通りの
一本JR新宿寄りといったところだが、住所を頼りにネットから地図をダウンロードす
ればすぐに分かると思う。
地下に降り、店内に入るとカウンターがあり、左右に結構奥行きがあるお店だ。
ハ゛ックハ゛ーには数多くのモルト並んでいて、これだけでもウイスキー好きにはたまらな
い。すでにカウンターで飲んでいる人が5人ほどいたので、隅に座ることにした。
マスターの横山益夫さんに話を伺った。
この店では週末にはスタンテ゛ィンク゛のお客さんが出るくらいの盛り上がりを見せ
るハ°フ゛だけに、ヒ゛ールの品揃えも豊富だが、ウイスキーも200種類以上置いてあ
る。モルトだけでも180種類以上あるので、モルトハ°フ゛と言っても良いのではないか
と思った。
このヘーセ゛ルハ゛ーンではオフィシャルを中心にだが、オールト゛タイフ°やシンク゛ルカスクものなら
系列店のアーカ゛イルで取り揃えているそうだ。飲みたいものによって店を使い分
けてゆくのも面白いのではないだろうか。
この日は、マッカランの見慣れないホ゛トルがハ゛ックハ゛ーに置いてある。聞けば、今月
にリリースされたばかりのマッカラン・ファインオークというオフィシャルホ゛トルだそうだ。なんとマ
ッカランがハ゛ーホ゛ン&シェリーのオフィシャルをリリースした。マッカランといえばヘレス地方のシェリ
ーカスクのみで貯蔵したモルトという固定観念を持っていたので正直びっくりした。
確かマッカランが自社で調達したスハ°ニッシュオーク樽をスヘ°インのシェリー業者に貸出しシ
ェリーを2、3年貯蔵の後、引取りシェリー樽の安定確保に努めていたはずである。
しかし、ファストフィルの樽から払い出したセカント゛フィル以降に詰めたマッカラン原酒をど
う製品化をするのかと考えると今回のリリースの必然性を感じないことはない。
ハ゛ーホ゛ン樽にはニューホ°ットで詰めるのか、フィニッシュで詰め替えるのか等々、推測
を話のネタに盛り上がれるのはとてもうれしかった。
平日は、カウンターでウイスキー談義に花を咲かせ、週末は仲間とヒ゛ールで盛り上が
る。そんなスタイルを彷彿とさせるハ°フ゛だった。
2004/10/30UP

店名 ヒース Bar HEATH
住所 東京都中央区銀座6-2-6 ウエストヒ゛ルB2
電話 03-3574-1923
席数 カウンター5席 テーフ゛ル2(6席)
営業時間 18:00-12:00LO 金曜18:00-2:00 定休日 土日祝祭日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開(お客さん作成のヘ°ーシ゛あり)
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JRの線路を挟んで帝国ホテルの反対側の裏路地を入ってゆくと古き良き銀
座といった風情の古いヒ゛ルがある。天井の低い階段を地下2階へと降りてゆくと隠れ家にたどり着く。
ここは、有名な国立のヒースの姉妹店。オーナーの大川さんは以前から、都心にも店を出したいと思っていた。銀座の知り合いのハ゛ーによく顔を出していたこともあり、結果的に銀座に店を出すことになったそうだ。
大川さんは平日は銀座店に出ている。一方、国立店はお弟子さんの女性ハ゛ーテンタ゛ーに任せているそうだ。「カフェハ゛ー時代も含め25年も一緒に店をやってきましたから人生のハ°ートナーみたいなもんですよ」という大川さん。
彼は26歳頃まで東十条にいたが、独立のため、1980年国立でカフェハ゛ーを始めた。
その後、2店目としてヒースを出したが、モルトの面白さにはまり、ヒース一本に絞ったそうだ。
ここ銀座店でも、モルトは充実している。国立店とほぼ同じ400種類、内モルトだけでも300種類ある。銀座店はオールト゛ホ゛トルなどのレアものが多く、今や閉鎖した蒸留所のオフィシャルホ゛トルもあったりする。取って置きのお酒が入れ替わるお店だ。国立店ではスタンタ゛ート゛なオフィシャルものも多く、2店での取り扱いのホ゛トルに差があるので、こうした違いを楽しむのも良いと思う。
品揃えのすばらしさだけではなく、18年間国立で店を続けてきたことは大きな
財産だと思った。それは、昔、国立店で一緒に飲んでいた常連さんは、今や
全国に散らばっているが、この日、カウンターに座った人は、みんな昔、国立店で飲んでいた顔見知りだったのである。
当時国立に住んでいた人たちが、銀座の地でたまたま再開を果たしたのであ
る。当時、めぞん一刻!?というアハ°ートが実在していて、ここに住んでいた人や、人生の苦しい時に国立のヒースに週8回!?通い癒された人など、さまざまな人生を送ってきた人々が偶然にもここに集結し話に花が咲いていた。
開店と同時に、私はカウンターで一人座っていたが、一人またひとりと昔の常連さんが増えていく様子は、実に不思議な感じがした。
マスターが安らぎの場を与え続けてきたことへの答えなのかもしれない。
2004/10/19UP

店名 ファール FAL
住所 東京都中央区銀座8-10-16
電話 03-3575-0503
席数 カウンター10 テーフ゛ル1(6席)
営業時間 18:00-2:00 定休日 日曜
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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銀座通りと平行に走る裏通りのヒ゛ルをさがす。目印は1階のラーメン屋さん。派手な看板なのですぐわかる。
その脇の細い階段を上がるとラーメン屋の看板とは対照的にシンフ°ルで落ち着いた感じの扉がある。ここを開けると横に長いカウンターが現れる。右手奥にもテーフ゛ル席が見える。
FALとはケ゛ール語で「真髄」という意味。ウイスキーに興味を持ったマスターがケ゛ール語
の中から選び出した名前だ。「少し重い言葉ですが」と話してくれたマスターの広瀬さんは赤坂や千代田区等での経験があり、ハ゛ーテンタ゛ー歴は15年程。98年にFALをオーフ°ンさせることとなった。
お店では、いろいろなお酒を楽しむことができる。特にモルトはマスターが厳選したものを、実にリース゛ナフ゛ルな価格で出している。42年もののカスクですら二千円でおつりがくるものもある。「色々なお酒を飲んでいただくことが大切ですか
ら、驚くような価格のものばかりをそろえるのは、どうかという気がしまして。」
とは大変うれしいお言葉である。お財布にやさしく、色々なモルトを試しながら、マスターの「真髄」に触れることが出来る。
そのひとつが、マスターオリシ゛ナルのフ゛レンテ゛ット゛ウイスキー。今回は、フ゛ナハーフ゛ンの19年ものをメインモルトとして口当たりの良さを出すためにマッカラン、他にもオールト゛ホ゛トルなど20種程のモルトとシンク゛ルク゛レーンの知多を5%程度加えたものだ。トッフ°ノートの華やかさと、それぞれのモルトが個性を発揮しているのだが、もっとホ゛テ゛ィをしっかりさせたいとマスターは言う。まるで、フ゛レンタ゛ーのようなウイスキーへの思い入れに恐れ入ることとなった。
それでは、ライトホ゛テ゛ィーでの長期熟成はどうなるか等と話題が広がり、シ゛ンの熟成ものも飲ませてもらった。ひとつのお酒からいろいろなお酒につながっていくというのは、これもハ゛ーでの楽しみのひとつ。
もうひとつの「真髄」だが、ここはハ゛ックハ゛ーまでの距離が近いため、マスター右に左に移動して話してくれている。これは、止まり木での会話にも適切な距離があり、近すぎても遠すぎてもタ゛メで距離感というものがあるのだと思った。
2004/10/17UP

店名 レベルストック Bar Revelstock
住所 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-11-20 2F
電話 048-823-4788
席数 カウンター8席 テーフ゛ル3(10席)
営業時間 18:00-4:00 日祝18:00-2:00 定休日 日曜
ホームヘ°ーシ゛ ホームページ マイタウンさいたま 
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ロイヤルハ°インス゛ホテルの前から続く小道の先の角に、ウイスキー200種類以上あると
いうスタント゛看板を見つけた。2階に上がってみると、ウッテ゛ィーなハ゛ーがあった。店
のつくりとハ゛ックハ゛ーのハ゛ーホ゛ンの種類の多さから、ウエスタンスタイルのハ゛ーホ゛ンハ゛ーのイ
メーシ゛。しかし、おいしそうなシンク゛ルモルトのオフィシャルやホ゛トラース゛もののシンク゛ルカスクも
並んでいる。
カウンターに座り、メニューを見ると各国の様々なヒ゛ールもそろっている。いろいろな
ハ゛リエーションのお酒が楽しめそうなハ゛ーである。
常連さんとおぼしき客人がカウンターの隅で、ヘ゛ースとなるフ゛ランテ゛ーを色々と変えて
カクテルを楽しんでいるご様子。
マスターといろいろと感想を述べあっているのだが、勉強熱心なお客さんは勉強
熱心なマスターのもとに集まるというセオリーからすると期待が膨らむところであ
る。
一杯目にマスターお勧めのビールをいただく。個性が強すぎず、しかし、国産の喉
越しだけを追及したヒ゛ールとは一線を画す一本をチョイスしてもらった。
「次はどんなものにされますか」と問われ、モルトにはまっている旨を話すと、
「最近、私もモルトに凝ってきまして」と嬉しい答え。最初はハ゛ーホ゛ンが中心だった
が、最近になり徐々にモルトの品揃えが増えてきたようだ。ウイスキーの品揃えが
200本以上あり、モルトで120本以上あるそうだから、モルトハ゛ーの様相を呈し始め
ているといっても良いのではないだろうか。
変わったところでは、特級表示のフ゛レンテ゛ット゛スコッチなどもハ゛ックハ゛ーには並んでい
る。
2000年4月オーフ°ンしたこの店のマスターは、山口匡章さん。こうしたハ゛ーでの経験
はそんなに長いわけではないが、人一倍の熱心さで酒の知識を増やし、お客
さんをもてなしているようだ。
これは、オーフ°ン当初から一緒に働いているハ゛ーテンタ゛ーさん談。
シンク゛ルカスクを3種類選んでもらって、樽貯蔵中にアルコール度数が上昇するケース
など、マスターとウイスキー談義を楽しませてもらった。
2004/10/11UP

店名 ダヴコット Bar DOVECOT
住所 埼玉県さいたま市浦和区仲町1-10-15 ATヒ゛ル3F
電話 048-833-0234
席数 カウンター12席 ソファー3〜5席
営業時間 18:00〜2:00 定休日 日祝
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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 実は先日取材があり、その新聞記者さんにお気に入りのバーを教えてくださ
い、といったところ紹介してもらった。なんでも新聞記者のたまり場になってい
るとか。
 駅から徒歩7〜8分くらい。ロイヤルパインズホテルを目指し来ると分かりや
すい。ホテルの入り口を背に、道路の反対側の小道を入り少し先のアジトとい
う居酒屋の3階。ビル建物自体がウッディーなつくりになっている。
 エレベーターは無いので、階段を3Fまで上ると、とてもシックでおしゃれな隠
れ家に出会うこととなる。店の中は、非対称なカウンターとソファーが置いてあ
り、店内の本や雑誌は自由に読んでいい。こう書くと、なんだかマンガ喫茶み
たいなところかと思われてしまうかもしれないが全然違う。むしろ非日常の寛
ぎの空間を提供してくれている。
 カウンターに腰掛けると手元にクッションが着いていて両手が吸い付くような
安心感がある。
 この店の雰囲気からして、一杯目は何かカクテルでも頼もうかと考えながら
店内を見回しているとマティーニの本が置いてあるのを見つけた。そこで、「マ
ティーニをください」ということになった。
 今まで、ブランド゙名を指定してジンロックを頼むことは時々あるのだが、マテ
ィーニのジンを指定したことはあまり記憶にない。しかし、バーテンダーはかな
りのこだわりを持っているらしい。
 目の前で真剣な面持ちでマスターがステアをしている。
ステアがなかなか終わらない。マスターの気持ちがジンとベルモットに注入さ
れているような、そんな雰囲気だ。最後にレモンの皮をピールしてその儀式が
終了する。
 マティーニ初心者であることを、告げると先ほどのマティーニブックを持って
きてくれた。
 ジンとベルモットを使った単純なカクテルだか、それだけにそれぞれのバー
独自のスタイルがあり、奥行きが深いのだそうだ。
マスターの秋山裕司さんは、銀座の「MORI BAR」の出身である。毛利隆雄氏
の作るマティーニが超有名な名店である。毛利さんのお弟子さんが作るマティ
ーニをこんな隠れ家で飲める浦和の人は幸せだと思う。
 秋山さんのマティーニにいたく感動しつつ、次の一杯はモルトを頼むことに
する。
 マスターに出してもらったモルトはアードベッグのウーガダール。トップノート
に洋梨の香りがしてスパイシー、ピーティーでソルティー。アイラモルトの面白
さを凝縮したような味わいであった。
 モルトの数を誇るようなバーではないが、好きな飲み物を片手に寛ぐという
ことはとても素敵なことだと思った。
2004/10/11UP

店名 ティーズバー T's BAR
住所 東京都豊島区西池袋1-19-3 キクエイヒ゛ル2F
電話 03(3980)5401
席数 カウンター10席 テーフ゛ル3(10席)
営業時間 18:00-6:00 定休日 日曜日
ホームヘ°ーシ゛ http://www.ts-bar.net/
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今日はあるウイスキーメーカーの方からお誘いがあり、いい店があるから一緒に行
こうといわれ、ついて行く事にした。
店の名前はT’sBAR。池袋の西口から出てロータリーの先を右に入りヒ゛ルの2階
にある。駅前からすぐ近くなのだが、路地に入ったところにあるので、隠れ家
的な要素もある。
店に入ると先客がいて、マスターと談笑している。マスターの話では、今日始めて
ハ゛ーに初めて来たというお客さんだそうだ。大学生で研究室の教授からハ゛ーに
行って来いといわれたらしい。何を研究しているのか興味があるところだが、
ということは、T’sBARにも初めて来たということになるが、マスターは常連さん
のように話をしていた。まさに、初めてのお客さんも気持ちよく接してくれるマス
ターはとても気さくな人だ。
このマスターの名前は、松村 鋼さん。名前の方はツヨシと読み、T’sBARのTはツ
ヨシのTである。2003年4月にオーフ°ン。マスターはハ゛ーテンタ゛ー歴10年になる。
意外なことに、以前はあまり酒に興味がなかったというマスター。ところが、何か
の拍子に、ウイスキーが好きになり、個人的にコレクションを始めたそうだ。そして、
そのホ゛トルを店に並べてハ゛ーを始めた。
こういう話を聞くと期待をしてしまう。「マスターのとっておきの一本はなんです
か?」と聞くと、出てきたのがキンク゛スハ゛リーのアイルオフ゛シ゛ュラ27年。
値段もリース゛ナフ゛ル。それではと飲んでみると、自分も好きなタイフ°。その後、ウイス
キー談義で盛り上がることとなった。
店では隠し在庫も合わせると160本くらいのモルトがある。どれも、マスターが選ん
だものだから、期待が持てる。シカ゛ーも扱っているので、色々な楽しみ方ができ
る。ユニークなのはホームヘ°ーシ゛から好きな名前とオリシ゛ナルレシヒ°を送信しておき、来
店時にそのカクテル名を告げると、本当に出してくれるそうです。
何か面白いカクテルを考えてみたいなあ。皆さんも挑戦してみては。
2004/10/5UP

店名 エビータ BAR EVITA
住所 東京都中央区銀座8-4-24 藤井ヒ゛ル9F
電話 03(3574)5571
席数 カウンター9席 テーフ゛ル2(8席) ホ゛ックス1(5席)
営業時間 18:00-2:00 定休日 日・祝
ホームヘ°ーシ゛ http://www.bar-evita.jp/
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外堀道り沿いの日航ホテルの並びのヒ゛ルの9階、大きなカ゛ラス窓越しに銀座の街を見下ろしながら、ゆったりとくつろぎの時を過ごす。
この眺めの良い窓カ゛ラス越しに通り過ぎる車のテールランフ°や外灯の明かりを眺めていると、宝石箱でも覗いている気分がしてくる。ここから、お気に入りのシ゛ュエリーを取り出すように、カクテルを口元に運ぶ。そんな、柄にも無いシチュエーションを想像してしまうような雰囲気がこの店にはある。
今日は一人なので、カウンターに腰掛け、マスターとの会話を楽しむことにする。
マスターの亀島さんには、飲み物の名前を告げる前に、最初に今日の気分を伝えてみよう。または、飲みたいもののイメーシ゛を漠然と伝えても良い。すると、お客さんの気持ちに合わせた飲み物を出してくれる。こうした、心憎い演出がうれしい。
店名のエヒ゛ータの由来は、アルセ゛ンチン大統領夫人の名前だ。
”アルゼンチン・タンゴが心地よく流れる、癒しの空間・・・
そんなエバ・ペロンのような、誰からも愛されるBARを作りたいと思いから、
『EVITA.』と名づけました。”とホームヘ°ーシ゛にもあるように、癒しの店を作り上げてゆきたいというのが、マスターの願いだそうだ。
ハ゛ックハ゛ーには多くのホ゛トルが並ぶが、全部で700〜800本、その内モルトで150種類くらいの品揃えがある。マスターはタリスカーへも勤めていたことがあるので、レアなモルトに出会える確率はかなり高い。
銀座や新宿のハ゛ーを経て、今年オーフ°ンしたとのこと。きっとこれからも銀座の街を見下ろすシチュエーションのファンが増えてゆくのだと思う。

2004/10/2UP

店名 タリスカー TALISKER
住所 東京都中央区銀座7-5-12 藤平ヒ゛ルB1F
電話 03(3571)1753
席数 カウンター11席 ホ゛ックス2(8席)
営業時間 18:00〜2:00 土18:00〜23:30 定休日 日祝休
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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地下へ降りてゆくと古いワイナリーに来たような感じの作りになっている。ハ゛ーに足
を踏み入れるまでの演出もなかなかなものだ。期待に胸を膨らませて木製の
扉を開けると、店全体が山小屋風のつくりだ。丸太を裁断して作った梁や柱
で木の温もりを感じるところもなかなかの演出である。
この板は板目かな?柾目かな?などどおかしなことに興味を持つようになっ
てしまった。これというのも、最近、ウイスキー樽に興味があって調べているう
ちに、樽はすべて柾目で組まないと中身が漏れてしまうとうことを知ったから
である。
なんといっても圧巻なのは、ハ゛ックハ゛ーに並んでいるホ゛トルの数々である。約800本のホ゛トルがあるそうだが、そのうち7割がたがモルトだというから、相当な品揃えである。都内でも有数のコレクションであることは間違いない。
ハ゛ーテンタ゛ーの湯本さんの話では、7年前にマスターがこのお店をオーフ°ンするときに、自分のコレクションを並べたそうだ。趣味の世界は奥が深い。こうした人種のオーフ°ンさせる店はいつでも、人をわくわくさせる何かがある。
どんなモルトを飲もうか迷ってしまうのでハ゛ーテンタ゛ーさんに任せることとする。すると、軽井沢17年のオールト゛ホ゛トルを勧めるてくれた。少なくとも20年近く前、下手をするともっと前に流通していたものだ。そして、比較試飲用に現行の軽井沢17年も出してくれた。こうした気遣いがうれしい。
また、最近マイフ゛ームの貴熟香について話をしていると、ロッホサイト゛を出してくれた。これが、実にユニークで魅力的な味わいであった。
もう一人のハ゛ーテンタ゛ー、稗田さんに「飲むときに真剣な顔になりますね」といわれた。最近気持ちが入りすぎているからかな?自分でもきっと怖い顔になっているのかもしれないと思った。おいしい物を頂くのだから、もっと笑顔で飲むよ
うに心がけなければ。
次には、モルトの世界にはまったマスターがどんな人か、ぜひ、会ってみたいものだ。
2004/10/2UP

店名 ホブゴブリン渋谷店 HOBGOBLIN SHIBUYA
住所 東京都渋谷区道玄坂1-3-11一番ビル3F
電話 03(6415)4244
席数 カウンター6席 テーフ゛ル18(40席以上)
営業時間 11:30-15:00 17:00-遅くまで 定休日
ホームヘ°ーシ゛ http://www.hobgoblin-tokyo.com/jp/hobgoblin.html
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 井の頭線渋谷駅の横にあるあるビルの三階。。入り口はどこかのオフィスビル
かマンションの入り口のような感じだが、表にメニューを書いたスタント゛看板が出ているので、ここがホブゴブリンの入り口と分かる。店は、いわゆるブリティッシュパブで、スホ°ーツを中継するスホ°ーツハ°フ゛でもある。
 こうした、店の席数を数える時にいつも悩むことになる。確かにカウンターには5
席、テーフ゛ルは18席と数えることはできる。しかし、人気のあるスポーツ中継がある時には、席がいつの間にか増えてスタンテ゛ィンク゛のお客も増えて盛り上がってしまい、常識的な席の数え方が通用しなくなるからだ。
 それはさておき、店はビールが中心でホブゴブリンブランドのビールもあり、奥
行きのあるハ゛リエーションが楽しめる。
 メジャーなところではギネスや国産ビールに始まり、ハチミツの味がするユニークなビー
ルまである。一方モルトの取扱は一般的なオフィシャルホ゛トルが置いてある程度で、あまり品揃えは多くない、というか少ない。
 しかし、ここで働く稲葉氏の経歴が非常に興味深いのである。彼は、以前か
らハ゛ーテンタ゛ーをしながら、モルトの奥深さに取り付かれ、どうしてもウイスキー作りに携わりたくなってしまった。そこで、何の当ても無いのに単身スコットラント゛へ渡ってしまった。
 現地で蒸留所の門をたたき働かせてくれと頼みこんだ。すると運よくグレンモー
レンシ゛が、彼の熱意に負けて働かせてくれることになったという。そして、ひと通り仕事を覚え、ク゛レンモーレンシ゛のク゛ルーフ°蒸留所でもあるアート゛ヘ゛ックへ転勤させてもらい、風光明媚なアイラ島で働くことになったという。単身で英語にも自信が無かったそうだが、1年もの間、蒸溜所で働いてくるなんて、大変な勇気の持ち主だと思ってしまう。こんどは、イギリスのハ°フ゛で働きたいという夢を持っているそうだが、彼なら実現するのはそんなに難しいことではないだろう。年内に古巣のアート゛ヘ゛ック゛へ行く予定だと言っていたので、また、楽しい土産話が聞けるかもしれない。
気さくな稲葉氏から現地の情報や蒸留所の話を聞くのは楽しいものだ。
2004/9/29UP
PS:稲葉氏は2005年6月10日を最後にホブゴブリンを辞めました。新たに青
山にあるバーで経験を積むそうです。最終日にはTOMO'S NIGHTの様相で、
かなりの大騒ぎであった。本人を含め記憶がどこかに行ってしまった人が多
かったらしい。2005/6
PS2:稲葉氏はまた、ホブゴブリンに戻ってきました。2006/4

店名 キャンヘ゛ルタウンロッホ BAR CAMPBELLTOUN LOCH
住所 東京都千代田区有楽町1-6-8 B1F
電話 03(3501)5305
席数 カウンター9席
営業時間 18:00〜4:30 土日祝17:00〜11:30 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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有楽町から帝国ホテル方向へ線路伝いに歩く。晴海通りを越えてすぐ右側にキャンヘ゛ルタウンロッホへ降りる階段がある。ハ゛ーの入り口は木製の引き戸になっている。
狭めの店内に入るとハ゛ックハ゛ーにぎっしりと並んだモルトウイスキーが目に入ってくる。カウンターのみで椅子が9脚、所狭しと並んでいる。この椅子がユニーク。小さめの座席は不揃いな自然木の丸太を輪切りにしたもの。金属製の足がついているが、足元には、”かえる”をモチーフにした飾りがついている。これが8脚。そして、金属製の自転車のサト゛ルのような座席の椅子が1脚。目黒でこうしたオリシ゛ナル商品を手がけているマスターの友人から譲ってもらったそうだ。座りごこちは硬いが、話題性は十分。自分も欲しいなと思った。それに、目の前のモルトをながめながら、マスターと話をしていると、時間の経つのを忘れてしまうので、座り心地は気にならなかった。
マスターの中村さんは以前、すぐ近くの帝国ホテルに勤務していて、最初に配属されたのが、最上階のレインホ゛ーハ゛ー。そこで腕を振るっていたらしい。
そして、有楽町という街が気に入り、独立して1999年にキャンヘ゛ルタウンロッホをオーフ°ンした。マスターは他の繁華街とは違う客層が気に入っているらしい。
ちなみに、店名のCAMPBELLTOUN LOCHはケ゛ール語の綴り。時々英語のスヘ°ルと違うため、指摘されることもあるんですよと笑っていた。
オーフ°ン当初は、カクテルが売上の半分くらい占めていたそうだが、徐々にモルトの扱いが増えいまや200本を超えるホ゛トルが並ぶようになってしまったとか。
すると、いつのまにかモルトを頼むお客さんが圧倒的になったそうだ。今でもカクテルは出るそうだが、この品揃えをみてモルトを頼まないのはもったいないという気持ちになる。
しかも、ホ゛トルをどんどん入れ替えるので、お客さんはいつも飲んだことが無いホ゛トルに出会える。価格もリース゛ナフ゛ルでキャッシュオンでの支払いも可能。予算を決めておけばオーハ゛ーすることもない。
スカイ島とオークニー島のヒ゛ールを用意するなど、こちらにもこだわりを持っている。
最近、大手国産メーカー以外のビールを飲む機会が増えた。こうしたバーとの出会
いが増えたおかげだ。
2004/9/19UP

店名 シャンクス Bar Shanks
住所 東京都渋谷区代々木4-1-5 2F
電話 03(3374)7374
席数 カウンター5席 テーフ゛ル3(6席)
営業時間 18:00〜4:00  定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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小田急線参宮橋駅の改札を出て右の坂道を登るとすぐにシャンクスの看板がある。階段を上ると女性ハ゛ーテンタ゛ーの吉良さんが出迎えてくれた。
若いマスターの芳賀さんがカウンターにいたので、その前に陣取り、差し出されたメニューを見る。シカ゛ーも扱っているんですね、と聞くと、ワインストッカーの中から、なにやら高級そうな箱が出てきた。シカ゛ーの入っている箱だった。というのもシカ゛ーの保存はとても難しいらしい。保存に適切な湿度と温度の幅が非常に狭く、理想的には加湿機能のある保管庫が必要だそうだ。適切な状況下なら、シカ゛ーがワインのように少しずつ熟成を重ねていくらしい。だから、ワインセラーの中に保管していたのだと理解した。
ハ゛ックハ゛ーに並ぶのは洋酒ばかりではない。マスターの興味は幅広く、焼酎や日本酒も扱っている。また、モルトの扱い数量を聞くと、70〜80本あるというから、結構な数である。オールト゛ホ゛トルや、ホ゛トラース゛のカスクものも取り揃えている。
相変わらず何を頼もうか迷っている優柔不断な私に、どこの蒸留所が好き
か、どんな味が好きかと訊ねられたので、1968年2月蒸留のヒ°アレスやハートフ゛ラサ゛ースを飲んだ時に感じた南国系の果実香が好きです。そうした味わいのあるウイスキーはありますか?と、ややこしい頼み方をしてみた。すると、「ああ、あのマンコ゛ーの香りですね」と分かってくれたところはさすが。1993年蒸留のマクタ゛フのホ゛ウモアと1966年蒸留のタ゛ク゛ラスレインのハ゛ルフ゛レアを出してくれた。見事に例のク゛アハ゛やマンコ゛ーの香りを彷彿させる「貴熟香」を楽しむことができた。
また、現在ではオークションにアイテムになってしまい高額なウイスキーもあるのだが、マスターが手に入れた当時の価格を基準に提供してくれる。価格を聞いて思わず大丈夫ですか?と言ってしまった。
マスターの芳賀さんと吉良さんは共に王子の57番街の出身。そして、今年の1月24日に、念願の店を出したのだ。マスターは落ち着いた雰囲気を醸し出しているが実はまだかなり若い。お店にいったら何歳か直接聞いてみてください。
2004/9/18UP

店名 タバーングローブ TAVERN GLOBE
住所 東京都新宿区百人町3-1-6
電話 03(3371)6646
席数 カウンター15席 テーフ゛ル6(28席)
営業時間 17:00〜3:00  定休日 月曜
ホームヘ°ーシ゛ http://www.h5.dion.ne.jp/~tavern/index.html
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JR高田馬場と新大久保の中間地点くらいで、どちらの駅からも線路沿いにあ
るく。百人町タワーホームス゛というマンションが三棟建っており、ここの地下広場に「タハ゛ーンク゛ローフ゛」がある。演劇好きならク゛ローフ゛座のあるところ、といったほうが分かりやすいかもしれない。しかし、こんなところにハ゛ーがあるとは気がつかないひとも多いのではないだろうか。
実は、私はここの近くに十数年前に住んでたので、この店にも時々来たこと
がある。当時、ここの広場には数店の店が出店したのだが、ほとんどが入れ
替わり、オーフ°ン当時から残っているのは、医者とこのハ゛ーのみ。固定のお客さんをつかんだところだけが生き残ったということだろう。
久しぶりに、重い扉をあけると、懐かしい空間が広がっていた。自分の家に帰
ってきたような気分だ。相変わらず白い石膏でできた壁にはたくさんのサインがしてある。近くのク゛゛ローフ゛で公演を終えた外国人の役者たちが、打ち上げに訪れた時にしていったものだと以前聞いた事がある。ちなみに落書きしちゃだめですよ、念のため。
昔にお会いしたときにくらべて、少し年季が入ったマスターの松岡さんは、ここのオーフ°ン当時からいて、16年がたった今、オーナーハ゛ーテンタ゛ーとなった。
オリシ゛ナルカクテルもシェークスヒ°アにちなんだものを多数取り揃えている。今日のお勧めカクテルは、梨をつかったフレッシュなものだった。そういえば、最近こうした果物を使ったカクテルがはやっているとテレヒ゛でやっていたなぁ。ということで、注文してみた。フレッシュで非常に飲みやすい、これなら女性にも喜ばれると思う。
モルトは100種類ほどあるが、ひと通りオフィシャルホ゛トルでそろえている。オフィシャル中心なのは、価格的に安価に提供したいというマスターの方針だ。ホ゛トラース゛ものも多少ある。オフィシャルでは供給されていない蒸留所のものなどが中心。一部マスターお気に入りホ゛トルもある。
だから、財布の心配をせずに色々な蒸留所の味を試して見たいと思ったら、
うってつけのハ゛ーではないだろうか。
それからホームヘ°ーシ゛は存在するが、マスターのハ°ソコンが故障しているので、更新が遅れています。問い合わせは電話にて。2004/9/17UP

残念ながら18年の歴史に終止符を打ち、2006年3月31日で閉店となるそうです。4月1日以降の各々の動向はホームページで知らせてくれるとのこと。
松岡マスター長年お世話になりました。

店名 BAR 夜警 the NIGHTWATCH
住所 東京都豊島区西池袋3-31-15 ロイヤルプラザU 7F
電話 03(3590)8890
席数 カウンター8席 テーブル2(8席)
営業時間 20:00〜4:00 定休日 日曜
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 池袋の西口の丸井の裏手に飲食店が集まっているエリアがある。昼は立教
大学の学生でにぎわっているが、夜ともなると、ひっそりとした感じがする一帯
だ。駅近くの繁華街とはまったく雰囲気がちがう、まるで別の都市に来たよう
な顔をもっている。
 氷屋さんの向かい側の飲食店ビルの7階に「BAR 夜警」がある。
エレベーターの扉が開くとなにやら荘厳な雰囲気を漂わす、バーの入り口が
現れ、その傍らにスタンドメニューが置いてある。
 扉を開けてみると、バックバーに飾られた大きなレンブラントの夜警が目に
飛び込んできた。まるで美術館の特別コーナーでマスターピースを鑑賞してい
るような錯覚に陥る。実物の夜警も巨大な絵で、3m×4m以上もある。レンブ
ラントが足掛け3年の時間と精魂を込めて描いた代表作だ。いわく付きのこの
絵を選んだマスターとはどんな人だろう、と思っていると「いらっしゃいませ」と
カウンターの向こうからマスターが現れた。誰もいないのかと思ったら、しゃが
んで何かしていたようだ。
 幅のあるカウンターに座り、ジントニックを作ってもらう。実は、店の雰囲気
の荘厳さに、ちょっと緊張していたのだが、マスターの工藤さんと話をしていう
うちに、気さくな人だということがわかってきた。絵のことについて聞いている
と、「今、上野でマティス展をやっているので、もし、興味があればいかれては
どうです。」と教えてくれた。
 カクテルを中心にやっていて、モルト取扱は25種類程。しかし、棚には、ボト
ラーズのカスクタイプなどがならんでいる。ではマスターのモルトを選ぶ基準は
なんだろう?すると、ブランド名で注文されることが多いものはオフィシャル
を、それ以外は自分で気に入ったものを置いているそうだ。
最近のお気に入りはハイタンドパークの25年だそうだ。最近まで、スプリング
バンクの21年がお気に入りだったが、手に入りにくくなったので新たなお気に
入りということで、このボトルを選んだそうだ。
思わず引き込まれそうな絵画を鑑賞しながら、モルトをたしなむのも良いと思
う。この絵の薀蓄を仕入れてから、彼女といってみるのもいいかも。
2004/9/16UP

店名 ベースメント shot bar BASEMENT
住所 東京都豊島区東池袋1-7-10 鳥駒第一ヒ゛ルB1
電話 03(3987)8603
席数 カウンター9席 テーフ゛ル2(8席) 2人席×2 
営業時間 18:00〜4:00 定休日
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池袋の東口から出てヒ゛ックカメラ本店の先の信号を右に曲がると、回転ずしの「若貴」がある。なぜかク゛ルメ雑誌やテレヒ゛でも取り上げられて、いつも行列しているすし屋だ。このすし屋に対するコメントは避けておいて、今日は並びのヒ゛ルの地下にあるハ゛ーについて書きたい。このあたりは、三越のすぐそばで池袋の駅前の喧騒が続くエリアだが、一旦、地下に降りていくとだんだんと静けさが増してきて、ハ゛ーの扉を開けると地上とは別世界のなんとも落ち着ける雰囲気のあるハ゛ーがある。shot bar BASEMENNT である。
カウンターには、女性ハ゛ーテンタ゛ーがいた。言葉のところどころに福島弁のイントネーションがかわいい(本人は標準語といっている)の高橋さんは、ハ゛ーテンタ゛ー歴4ヶ月の新人だ。おびただしい数のカクテルや洋酒を覚えることと同時に技術を身につけなければならないことを思うと新人にとってはなかなか大変なことだと、想像するが、やはりマスターの仕事を見て覚えてゆくきながら、自分での勉強もかかせないそうだ。酒への興味と飽くなき探究心がないとなかなか難しい世界のようだ。
このことを、裏付ける話をマスターの和知さんから聞くことができた。
以前、チェーン展開をしているハ゛ーで働いていた彼は、色々な酒の味を覚えるために毎月の給料を飲み代としてほとんど使ってしまっていたそうだ。
また、勤務先には名物ハ゛ーテンタ゛ーがいて、その人の出勤時間中はシェーカーを振ることができない。しかし、閉店の一時間前になると、そのハ゛ーテンタ゛ーがあがるので、残りの時間で必死にシェーカーを振って技術を磨いた。他にも、料理店へ1年勤める間に調理を覚え、有名ハ゛ーでの修行をした末に、この店をオーフ°ンし
た。最初は、いいカクテルをつくり、いい酒をそろえて置けば、必ずお客さんはつ
いてくれると思い、お店のつくり自体はさほど気にしなかったが、常連さんが
通う現在は、店づくりにもうひと工夫したいそうだ。いい意味での欲も出てきた
のだろう。
お店はカクテルが中心だが、モルトも70〜80本くらいある。カクテルが圧倒的に出る
そうだが、それでもモルト品揃えがしてあるのはモルト好きにはうれしい限りだ。
2004/9/14UP

店名 アルケミー ALCHEMY
住所 東京都豊島区西池袋3-25-11 ハ°ークサイト゛ヒ゛ルB1F
電話 03(3987)9824
席数 カウンター8席 ホ゛ックス5席
営業時間 18:00〜6:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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池袋西口を出て真っ直ぐ行くと丸井がある。左に曲がり丸井を右手に暫く行
く。駅から徒歩約5分。劇場通りをはさんで東京芸術劇場の向かい側がアルケミ
ー。入り口にメニューが出ている。
地下へ向かう階段を下りると立体感のあるアサメラの一枚板を使ったカウンターが
現れる。既に、先客がいてリーテ゛ル社製のワインク゛ラスを傾けている。ここではカクテ
ルをはじめとして、変り種のリキュールやワインも幅広く取り揃えている。
見所は、日本でも数少なく現時点で池袋では唯一の、スヘ°イン政府公認のヘ゛ネン
シアト゛ール(ソムリエのシェリー版)の称号を持つ、マスターの出沼さんによるシェーリーのサ
ーヒ゛スだ。柄の長いヒシャクのようなもの(ヘ゛ネンシア)にシェリーを入れ、ク゛ラスに高い所
から注いでゆくのだが、しかも出沼さんは190センチという長身だ。豪快で見てい
てるほうも緊張する注ぎ方だが、この高さから注がれるシェリーの味とは!?
ウイスキーについていうと、モルトはメニューには載っていない。しかし、この店では
100種類以上のモルトを飲むことができる。そして、変わったものが飲みたいと
いう、へそ曲がりな選択にも応えてくれる。たとえば、フ°レーンオークで貯蔵したマッ
カランとヘ°ト゛ロヒメネス樽で貯蔵したカリラを飲み比べるということもできる。
また、マッカラン等のシェリー樽を使用して貯蔵したモルトを飲んだ後で、その樽に入
っていたシェリーと同じものを飲んでみても面白い。モルトから色々な酒類へ興味
が拡大しても親切にアト゛ハ゛イスしてくれる。
この若いマスターは直向な人だ。オーフ°ンしたのが、今年の4月とまだ間もないの
だが、営業終了は朝の6時までに入店したお客さんが帰るまで。大変だと思う
が、「この仕事とお客さんが好きだから」と笑顔でいるところは筋金入りのサー
ヒ゛ス精神だ。
マスターは、ぱっと見からは想像がつかないがフ°ロホ゛クサーだったそうだ。そして、
引退してからもトレーナーの仕事をしながら、ハ゛ーテンタ゛ーをやって13年、念願の自
分のお店を出したそうだ。何でも徹底的にやる根性はこうした経験を通じて培
われたのかもしれない。
2004/9/9UP

店名 もるとや
住所 東京都豊島区東池袋1-8-6 第二佐々木ヒ゛ル1F
電話 03(5952)9277
席数 カウンター6席、テーフ゛ル2(8席)
営業時間 17:00〜5:00 日祝17:00〜2:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ http://www.tsuiteru.com/gr/morutoya/index.php
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池袋東口からヒ゛ックカメラ本店を過ぎ、中池袋公園のすぐ近くに「もるとや」はあ
る。駅から徒歩5分といったところか。入り口のウイスキー樽が目印だ。一見して
ウイスキーへ力をいれていることが想像できる入り口だが、更に「もるとや」という
店名にはモルト愛好家なら、いやがうえにも期待が高まる。
中へ入ると、キャント゛ルライトに照らされる薄暗い店内の、カウンターの上にフ°ロシュート
の塊が置いてある。そして、カウンター越しにはモルトがぎっしり。その数、ざっと
240種類はあるという。名実ともにモルトの店である。
ひと通り、オフィシャルは飲んだ人が次に、どんな物に手を出そうか迷っているこ
とも多いと思う。こんな時はカウンターにおいてある今週のお勧めモルトを飲んでみ
たらどうだろう。シンク゛ルカスクなどのお勧めモルトがチョイスしてある。
97年にオーフ°ンし今年で8年目を迎えたそうだ。マスターの高橋さんは、それ以前
は、チェーン店で働いていたそうだが、御多分にもれず、モルト好きが高じて店を
開くに至った。好きな人間がやっている店はチェーン店とは明らかに異なる何か
を感じるのは、私だけではないだろう。たとえば、モルトに対する知識と思い入
れの強さからして違うと思う。そして、こうした店の特徴として、メニューに載って
いなくても、自分の気に入った酒を見つければ、買ってきてお客に勧めること
ができる。また、お客も喜んでそれを受け入れる。
そんな、雰囲気に満ち溢れているのも、高橋さんの気さくな人柄によるところ
が大きいのだろう。
この日も、東京に出張に来たときには、必ず立ち寄るというお客さんがいた。
転勤先で見つけたお店の話をマスターにしていた。
モルトの楽しさを切り口に立ち寄ったお客が、マスターの魅力によって常連になっ
てゆく、そういったところだろうか。
2004/9/9UP

店名 大伴バー
住所 東京都豊島区池袋2-47-12 フ°ロスヒ゛ル9F
電話 03(5950)8484
席数 カウンター6席、テーフ゛ル3席(3人がけ)
営業時間 19:00〜翌朝、 定休日 日曜
ホームヘ°ーシ゛ http://www.geocities.com/ohtomobar/
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料理人の世界では師弟関係が厳しく、師匠から料理の技術を教えてもらうた
めに、板場で下積みから苦労を重ねてやっと一人前になる。いまではあまり
見かけなくなった伝統の世界だが、厳しさについて、カクテルに置き換えると大
伴ハ゛ーになるような気がする。
このマスターのもとに、自ら志願して修行にくる若者の後が絶えない。この日もマ
スターの大伴さんの鋭い目が、新人ハ゛ーテンタ゛ーに注がれていた。それもそのは
ず、マスターは28年間の長きに渡り、飲食業界を経験してきた筋金入りのフ°ロフェ
ッショナルであると同時に、全国のハ゛ーテンタ゛ー技能技術大会の創作カクテル部門で
の優勝をはじめとして、各大会で高い評価を得ている。だから、その技術を学
びたい若いハ゛ーテンタ゛ーが多くいることも理解できる。
品揃えはカクテルが中心。そして洋酒。ウイスキーはそこそこ揃っている。モルトで40
種類程あるそうだ。
しかし、このハ゛ーでは、ヒ゛ールなし、ワインなし、日本酒なし。これがこの店の品揃
えの流儀だ。
だから、このハ゛ーでは、「とりあえずヒ゛ール」があり得ないわけである。
私は一杯目に、シ゛ントニックを頼むことも多いのだが、ここでは「ニートニック」を頼ん
でみたらどうだろう。
「ニートニック」は5年前に大伴さんが開発した門外不出のロンク゛カクテルで、コ゛ート゛ンシ゛
ンがヘ゛ースだそうだ。しかし「ファンテ゛ーション」と呼ばれる副材料の調合法は秘密で
ある。全10種類程の材料が使用されているらしく、大伴ハ゛ーでは「一杯目カク
テル」として、圧倒的に支持されているそうだ。
モルトを飲むにも、この店の流儀がある。お客が望めばモルトク゛ラス(テイスティンク゛ク゛
ラス)で出してくれるが、目の前に置かれたク゛ラスの由来について、何百年にも
渡る歴史の結果、この形になったと聞かされると、今日はいつもと違うスタイル
で飲んでみようという気になる。
アラン5年をこのク゛ラスで飲みながら、ハイラント゛スフ°リンク゛をチェイサーに今宵も更けてゆ
く。
2004/9/8UP

店名 ブリス BLISS
住所 東京都北区赤羽2-20-2 PIA A1F
電話 03(3598)6555
席数 カウンター8席、テーフ゛ル7卓(4人がけ)
営業時間 19:30〜4:00 定休日
ホームヘ°ーシ゛ 未公開
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JR赤羽駅東口から5分程度、商店街の100円ショッフ°を左に入ったところにある
フ゛リスは、西部劇に出てきそうなウッテ゛ィーなつくりのアメリカンスタイルのハ゛ーだ。カウンタ
ー越しに色々なお酒を置いているが、オーフ°ン当初は、ハ゛ーホ゛ンの扱いが多かっ
たのが、最近ではモルトの扱いが増えてきたそうである。
先月も特選モルトのキャンヘ°ーンをやっていた。17種類のモルトがお得なフ°ライスで飲
めるというもの。こうした機会をとらえて、気になるモルトを試してみる良いチャンス
だと思う。お店の中は割りと広いつくりになっていてMAX40人収容できる。
この店の特徴は、飲みながらタ゛ーツに興じている人が多いというところだろう。
ターツマシンを2台置いてあるショットハ゛ーだ。タ゛ーツハ゛ーと言いたいところだが、マスター
の林田さんの話では、情報誌などに取り上げられる時に、ショットハ゛ーといってい
るのにタ゛ーツハ゛ーとして載ってしまうんですよ、と笑っていた。
タ゛ーツで遊べることは確かだが、酒へのこだわりがあるので、業態はショットハ゛ー
だといいたいマスターの気持ちもわかる。しかし、難しいことは抜きにして、カウンタ
ーで、マスターのお勧めウイスキーを飲みつつタ゛ーツ興じる、こうした楽しみ方もある
のだと思った。
ここでは、やはり、ハ゛ーホ゛ン樽のク゛レンモーレンシ゛を飲みつつ、二杯目は、その樽に
詰まっていたハ゛ーホ゛ンをいただくこととした。
テ゛リケートなハ゛ーホ゛ンを感じるシンク゛ルモルトの後で、濃厚で甘口で、ハ゛ニラ香に溢れた
シンク゛ルハ゛レルのハ゛ーホ゛ンを飲むのは面白かった。順番を逆にすると味が分からな
くなってしまうので注意が必要だが。
マスターは、もと証券会社で働いたこともあり経済通。お酒のアト゛ハ゛イスだけでは
なく景気の見通しについても教えてもらえるかもしれない。
ハ゛ーテンタ゛ーの南雲さんは酒関係の仕事についていたそうだ。家で色んな酒を
集めてホームハ゛ーのようになっていたのが、いつの間にか本当のハ゛ーテンタ゛ーにな
ってしまっていた。好きなお酒に囲まれる毎日でとてもうらやましく感じた。
2004/9/5UP

店名 クレイン THE CRAINE
住所 東京都豊島区池袋2-3-3 曙ビル1F
電話 03(5951)0090 
席数 カウンター8席、ホ゛ックス4席×2、テーフ゛ル8席
営業時間 17:30〜5:00 日曜・祝日17:30〜4:00 定休日 無(大晦日のみ休)
ホームヘ°ーシ゛ http://www.the-crane.com/
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バーが数多く存在する池袋のなかでも、レアなモルトを数多く扱っているというクレ
インにいってみた。店に入ってみると常連さんらしきお客さんがマスターと親しげ
に話をしている。そしてカウンターの向こうに目をやるとほとんど見かけたことが
ないホ゛トルばかりである。まだまだ、私もモルトの飲み方が足りないようだ。
かろうじて上段のウイスキーソサェティのホ゛トルには見覚えがあるが、これも、現地調
達ものらしく、日本で手に入るものとは違うらしい。ハ゛ックハ°ネルに置いてあるホ゛ト
ルのほとんどは、今では入手困難なオールト゛ホ゛トルだ。レアなモルトを中心に数百
本、倉庫のホ゛トルを合わせるとその数倍になるというから驚きだ。
こんなにホ゛トルあるのなら、閉鎖した蒸留所のモルトもあるかもしれない。まだ、
飲んだことのない「ヘ゛ンウイウ゛ィス」を頼んでみた。「今はないですね」。そうですよ
ね、飲めませんよね。手に入らないよね・・・。
と、残念そうにしていると、今度置いておきます、とのこと。いろんなネットワークを
駆使してどんなレアものでも手に入れてしまうらしい。
ただ、オールト゛ホ゛トルはどんな値段が付いているか分からないから、事前に値段
を聞いておいたほうが無難ですよ。念のため。
マスターの鶴見さんは、以前料理人をやっていて、その後、銀座のハ゛ーで修行を
積んで14年前に池袋に出店。スコットラント゛へも頻繁にいっているらしく、モルトの知
識だけではなくコ゛ルフの腕も相当らしい。
チェイサーを出しているク゛ラスは、厚さ1ミリ以下の非常に薄い、国産のクリスタルク゛ラ
スを使っている。小さいところだけどがんばってるメーカーなんですよ、と言うとこ
ろあたりは良いものは規模には関係がないという、マスターの哲学を見た気がし
た。
2004/9/2UP

店名 ハングオーバー hang o'Bar
住所 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-337-4コイズミビル1F
電話 048(642)7224
席数 カウンター=7席 ボックス=4席 スタンディング=4席
営業時間 18:00〜3:00  定休日 日曜・祭日
ホームヘ°ーシ http://www.hang-o-bar.com/
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大宮駅西口から北西、5分ほど歩くと通り沿いに数件の店が並んでいるがそ
の中の一軒、重量感のある木製の扉がお客さんを待ち受けている。そこがハ
ンク゛オーハ゛ーだ。扉についている小窓から中を除くと、席が埋まっている。中に入
ると、かろうじてカウンターに一席開いていたので着座した。他のお客さんとマスタ
ーの会話を聞いていると、飲み手も相当なモルト通であることがわかる。キ゛ネスを
飲みながらお店を観察。常連さんも多そうだが、初めてでも入りやすい雰囲
気だ。マスターの村田さんによると、3年半ほど前このお店をオーフ°ンさせたそう
だ。お店で取扱のモルトは230〜240種類ぐらいあるとのこと。他にも、年代もの
のラムや現地調達したレアなハ゛ーホ゛ンもある。
村田さんは、同じ貯蔵年数のオフィシャルホ゛トルでも年代によって異なる味わいが
することから、車を走らせてオールト゛ホ゛トルを探し回ることもあるそうだ。こうした
趣旨に賛同する常連さんもいて、とてもレアでマニアックなモルトを飲むことができる
わけです。
金曜日とは言うものの、カウンターが開くと直ぐに次のお客さんが入ってくる。
なかなかの繁盛ぶりだ。モルトについてマスターと語り合いたいモルト飲みは、曜日
と時間を選んだ方が良いかもしれない。
近くのル・コンセールと共同の企画をやっているので詳しくはホームヘ°ーシ゛を参考にし
てもらうといい。
スタンフ°ラリーは、個人的にはとても良い企画だと思いました。自分が大宮在住な
ら、2軒のお店のハシコ゛が日課になり、毎朝本当にハンク゛オーハ゛ーになってしまうか
もしれない。大宮に住んでなかったのが、良かったような残念なような。
2004/8/27UP

店名 ル・コンセール le CONCERT
住所 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-196
電話 048(645)5080
席数 カウンター11席
営業時間 18:00〜2:00  定休日 不定休
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大宮駅西口のソニックシティ脇の小道を入るとル・コンセールがある。オーフ°ン時間のす
こし前にお店の前を通りかかると、入り口の扉が開いていてマスターらしき人
が、音楽を聞きながらワーフ°ロで仕事をしていた。声をかけると、「すいません、
ちょっと私用の作業でして・・・」と言いながら、笑顔で中へ通してくれた。店内
に流れている音楽は、なつかしのLP版によるものだ。
ひげ面のマスター祓川(はらいかわ)さんはその風貌とはキ゛ャッフ°があり、とても気
さくで話好きだ。特に、いったんお酒のことを語り始めたらその知識の奥深さ
に驚くとともに、この人の酒に対する気持ちが痛いほど伝わってくる。特にモル
トに対する思い入れは並みではない。取扱のモルトは約230種類とかなりの本
数。最近のオフィシャルホ゛トルが大衆迎合的に味を変えてきていると、とても憂いて
いた。今後は、高品質のホ゛トラース゛ものの扱いが増えてゆきそうだとのこと。
いつもながら優柔不断な私のリクエストで出してくれたモルトが、マッカランのハ゛ーホ゛ンカ
スク25年。尋常なラインアッフ°ではない。
他にもリキュールの研究にも余念がなく、マイナーフ゛ラント゛に良いものが多いそうだ。
また、時間が早いこともあり、業者の方が数人訪れた。、真偽のほどは未確
認だが、ク゛レンモーレンシ゛が売りに出たという情報がある業者さんから飛び出し
た。数日前からネットで情報が流れているらしい。傘下のアート゛ヘ゛ック、ソサエティ、正
規代理店の国分はどうなるの?新しいオーナーはどこになるの?ハ゛カルテ゛ィ?ヘ°ル
ノー?それともテ゛ィアシ゛オと一瞬店内が騒然とした。モルトを愛するマスターの下には
情報もいち早くやってくるようだ。
モルトの魅力を広げるための取組も行っている。モルトの勉強会をやったり、119
蒸留所を対象に近くにあるハ゛ー、ハンク゛オーハ゛ーと共同でスタンフ°ラリーを行っている。
こうした地域的な取組で大宮地区にモルトファンが増えるかもしれない。
2004/8/27UP
ホームヘ°ーシ゛ http://homepage2.nifty.com/hle-concert/

店名 キティーズバー KITTY'S BAR
住所 東京都北区赤羽南1-30-1
電話 03(3901)7797
席数 カウンター8席、テーブル1卓4
営業時間 18:00〜2:00 日曜祝日18:00〜24:00 定休日 不定休 要TEL
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赤羽にモルトが充実しているバーがあると聞いていってみた。実は管理人の
地元なのだが、知らなかったのだ。ネットの使い方が甘いと言われそうだが、
検索したらちゃんと地図まで出ているではないか。地元なのになんと言うこと
だ。赤羽の南東口から4分ほどの裏通りにありました。入り口にはウイスキー
樽と小さなホワイトボードがあるのでここがバーだとわかるが、意識をしていな
いと気がつかないかもしれない。入り口にはインターフォンがあり、これを押し
て鍵を中から開けてもらわないと入れないのが、この店の流儀である。しか
し、初めての人を断る店ではない。未成年者や泥酔者対策だそうだ。
店に入ると赤羽とは思えない空間が広がる。薄暗い照明の店内は、落ち着い
た雰囲気で、カウンター越しに、ひしめくモルトは100種類以上。カスクものや
変わったテイストのモルトも用意されている。
オーナーバーテンダーは、槇本薫さん。家には二人の猫がいますというあた
り、相当な猫好きの女性だ。店の名前も子猫を意味するKittyからきている。
もちろんハローキティも好きとのこと。その一方、ジュエリーなど買うくらいなら
バカラグラスを買いますというように、仕事道具にこだわっている。
バカラは普通のグラスよりも薄くて口当たりが良く、繊細な味がする飲み物に
は良いのだそうだ。また、扱いを慎重にするため割ることもあまりないとのこ
と。今日カクテルを作ってくれたバーテンダーの小田健二さんは、モルト知識
も豊富で、あいまいなリクエストにも、興味を引くモルトを選んでくれた。
インターフォンを押す僅かの勇気があれば赤羽で本格的なバーに出会えるわ
けである。
2004/8/25UP
ホームヘ°ーシ゛ http://www004.upp.so-net.ne.jp/KITTYS-BAR/

店名 カスク アンド スチル BAR  CASK AND STILL
住所 埼玉県川口市西川口1-2-4 仁志町ビルB1
電話 048(251)9366
席数 カウンター9席、テーブル1卓4席
営業時間 18:00〜2:00 定休日 日曜日
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京浜東北線西川口駅の西口を左に出て数十秒でカスクアンドスチルがある。
間口は狭いながらも、ウイスキー樽が飾ってあり、ウイスキー好きを引き寄せ
る雰囲気を醸し出している。マスターが丁度、表の札をCLOSEからOPENにひ
っくり返しているところだった。かるく挨拶をして、地下に降りて木製の扉を開
けると、薄暗い店内のカウンターの向こう側に、モルトのボトルがところ狭しと
ならんでいる。木製のカウンター席に座ると、キャンドルに火をともしてくれた
ので、少し明るさが増した。店内はウッディーな素材で統一している。
マスターの川本さんは、この店を1997年に始めたそうである。その前は、同
じ西川口だが、別の場所にカクテルを中心とするバーをやっていたとのこと。
この店になってから、モルト種類を増やし、いまではその数約300本にもなっ
たそうだ。なかなか入手困難なものと思われるボトルが多い。オフィシャルホ
ームページにも、モルトのリストがあり、レアもののプライスも出ているので、
目をつけてから、飲みにいくのも良いかもしれない。
また、今日のモルトがお一人様一杯かぎりのスペシャルプライスで飲める。
しかも、モルトファンなら垂涎の一品が並んでいるので、時間を忘れて居座っ
てしまうかもしれない。それからノートを取ろうと手帳を開くと、コースターを使
っても良いですよ。???よく見てみると、コースターの裏にはテイスティング
ノートの項目が並んでいて簡単に書き込めるようになっている。なんという用
意周到さ。モルト好きが何を考えているかわかっているんですね。
2004/8/24UP
ホームヘ°ーシ゛ http://home.att.ne.jp/alpha/caskandstill/

店名 ダフタウン THE DUFFTOWN
住所 神奈川県横浜市中区石川町2-62 カヤマヒ゛ル2F
電話 045(663)7936
席数 カウンター13席、窓辺の席5席
営業時間 18:00〜4:00、日祭日18:00〜1:00 定休日
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石川町の駅を川沿いに右に出て、直ぐに「タ゛フタウン」の看板がある。近すぎて
気がつかず通り過ぎることの無いように注意。雨が降っていてもよっぽどの土
砂降りでない限り、傘がいらない近さである。そのビルの2Fに木のぬくもりを
感じさせるつくりのお店がある。
リバーサイドのお店らしく、窓辺に外を眺めることが出来る席も5席ある。
横浜というおしゃれなロケーションということもあり、窓辺に彼女と二人で、おいし
いカクテルをいただきながら、雨に煙る風景を楽しむ。そんな、シチュエーションを想
像してしまう。
初めてタ゛フタウンに来たときも、土砂降りのときだった。だから、勝手に、この店
には雨が似合うとイメーシ゛が自分の中で出来上がってしまっている。
1993年6月にオープンして、今年でまる11年たったそうだが、はじめはモル
トよりもカクテルが出ていたらしい。しかし、最近ではモルトが主流になってい
るとか。これには、モルトの人気が高まって来たことだけではなく、マスター自身が
モルトに思い入れを持っているんだと感じた。というのも、マスター自身が、スコットラ
ント゛に出かけていくことも多かったそうだ。スコットラント゛の自然に直に触れて、そこ
で作られるウイスキーが好きになる。だから、ウイスキー特にシンク゛ルモルトの品揃えが
増えてくるのは自然の流れだと思う。
「うちにはあんまり特別なものはないから。」と、控えめにマスターの飛塚さん
はいうが、モルトだけで約200本くらいの在庫がある。棚には十分モルトファ
ンを喜ばせることが出来るモルトが並んでいる。
また、だいたいの好みを言えば、そのタイプのモルト出してくれるので、モルト
初心者も安心です。
最近もマスターみずから、あちこちに出向いてモルトさがしにいったり、他のバ
ーにも出かけるらしい。なにを隠そう私も、都内のあるお店で飲んでいて飛塚
さんと知り合ったのがダフタウンにくるきっかけだった。
だからこそ、モルトファンの要望にも応えられるわけだと納得.。
2004/8/17UP
ホームヘ°ーシ゛

店名 クエルクス バー Quercus Bar
住所 東京都豊島区東池袋1-32-5 大熊ヒ゛ルB1
電話 03 (3986) 8025
席数 カウンター7席、テーフ゛ル2卓7席
営業時間 18:00〜4:00 定休日 無休
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池袋駅の東口を出て、5分も歩くとだいぶ人通りが減ってくる。すると樽を模
ったクエルクス バーの看板がある。地下に向かう階段の途中に興味を引く
シングルモルトのホ゛トルが置いてあり、ついラベルを確認する。
入り口は広く贅沢にスペースを使ってあり、小さな店だがゆったりとした感
じ。
ビールはギネス、バスの取り扱いがある。キ゛ネスは樽生だそうで、これをいた
だく。モルトの種類は多く約200種類ほどあるそうです。カウンター越しにレア
なモルトが所狭しと並んでいる。また、カウンターの横にも非常に珍しいオールド
ホ゛トルがぎっしり。
マスターの渡辺さんは、モルトに関する知識が豊富なので、初めてのお客さ
んでも、モルトが好きなことが分かると色々な話をしてくれるので、楽しい時
間が過ごせると思います。
また、渡辺さんは探究心が旺盛で、最近アイラ島とジュラ島へ行ってきたそう
です。そこで、ウイスキー工場を見学しモルトを買い付けてきたとか。勉強熱
心なマスターらしく、アードベック、ラフロイグ、ボウモアの麦芽を見せてくれる
あたり、マニアには堪えられません。感心していると、食べてもいいですよと
のこと。もちろん食べました。
オープンしてこの10月17日で3年を迎えるそうですが、そのときの為に、オリ
ジナルラベルのローズバンクを準備中とのこと。今から楽しみです。
ホームページは一応あるが、更新を休んでいるそうなので、詳しくは電話で。
2004/8/13UP
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店名 イニッシュモア Inishmore
住所 東京都渋谷区恵比寿3-14-7
電話 03-5791-3824
席数 1Fカウンター6席、テーフ゛ル2卓12席 B1カウンター10席、テーフ゛ル6卓20席 2Fにも席
営業時間 平日17:00〜6:00 日曜祭日17:00〜2:00 定休日
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恵比寿駅のスカイウォーク側の出口を左に出て、右にガーデンプレイスを見
ながら、進むと交差点に出る。信号を渡り、まっすぐに日仏会館とレストラン
の間の道を進みむと住宅街。もしかしたら道を間違えたかな?と思う頃に左
側にイニッシュモアが現れます。
「わかりにくい所にありますね」と聞くと「このあたりは美人が多いんですよ」
と、返してくれる気さくなオーナーは村澤さん。
お店のスタイルは1FとB1はアイリッシュパブ。2Fでは雑貨と家具も扱うお店
もあるユニークなつくりです。
B1には大型スクリーンと2台のテレビもあり、シーズン中は欧州サッカー、F
−1などのスポーツ中継をするスポーツバーになります。先日のアジアカップ
の時には、120人のお客さんでお店が一杯だったそうです。日本VS中国の
決勝戦のさなか、ラグビーに変えろといった、勇気のある?というか場の雰
囲気が読めない外国人がいたとか。しかし、これも多様なお客さんが集う証
です。
お酒の取り扱いは、モルトの取り扱いが300種類と充実している。見たこと
のないデザインや通常とは違う発酵によるレアな味わいのホ゛トルもあります。
また、ビールはギネス、バスなどの定番もありますが、今回はお勧めの「よな
よなペールエール」をいただきました。
また、料理も材料からこだわっていて、今日はオーガニックのグリーントマト
のフライをいただきました。最近はやっているそうです。外はさくさく中はジュ
ーシー、食べてみる価値ありです。
2004/8/10UP
ホームヘ°ーシ゛ http://www.inishmore.jp/

店名 イレブン
住所 東京都豊島区西池袋
電話 03-3985-3588
席数 カウンター11席、テーブル横に長いソファー+椅子5脚(12人)
営業時間 18:00〜 定休日
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池袋西口から程ない路地の2Fに池袋で50年も続く老舗のバー・イレブンが
ある。
イレブンという店名は、以前マスターが十一屋という酒屋さんをやっていたこと
に由来がある。ここのマスターの川島庄之助さんのは、服を着ているとわか
らないが、なんと71歳にして、現役のボディービルダーなのだ。
また、息子の庄平さんも、現役のサーファーで昼も活躍中。親子でスポーツ
マンである。また、最近では日本バーテンダー協会(NBA)の池袋支部の支部
長もつとめている。
支部長というと近寄りがたいイメージがあるかもしれませんが、まったくそん
なことはなく、お客さんへの笑顔が絶えることはありません。
前職で保育士をやっていたそうなので、きっとやさしい先生だったのだろう
と、想像しながらク゛ラスを傾ける。
地元ではお祭りなどにも引っ張りだこでよくお神輿を担いだりしているそうで
す。地元にはけっこう貢献しているので、次は区議になろうかなと言って笑っ
ていた。
イレブンは池袋で一番古い老舗ハ゛ーで50年の歴史を感じさせるお店はかなり
年季が入っています。お酒の種類自体はそれ程多くはありません。それで
も、シングルモルトは30種類程あり、シングルカスクなどのレアものもありま
すので、何があるのか聞くと珍しいものを出してくれます。アイラのニューポッ
トがあることも。
古いサントリーオールドのホ゛トルをお客さんがキープ用のデキャンタに使ってい
るのもユニーク。ホームページに載せてもいいけど、場所は内緒にしておい
て欲しいとのこと。常連さんを気遣ってのことらしい。西口からすぐ近くなの
で、その気になればさがせますよ。でも今日から電話ぐらいは載せてもいいと
いわれたので載せることにしました。
2004/9/22UPDATE
ホームヘ°ーシ゛ 非公開

店名 アルビオン Albion's bar
住所 東京都北区十条仲原2-11-21
電話 03(3906)6700
席数 カウンター16席
営業時間 18:00〜26:00 定休日 日曜日
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十条の富士見銀座商店街に、こんな本格的なバーがあるとは意外に思われ
る方も多いでしょう。ちょっとドアを開けるとそこには銀座の老舗バーが・・・。ま
るでドラえもんの「どこでもドア」を開けたかのようです。
それもそのはず。マスターの高木光雄さんは銀座でコックさんをしていたので
料理が美味しい。また、息子さんの智秀さんも銀座の老舗「マリ」で修行をされ
ていたのでお酒に関する知識が豊富な上に、常に新しい情報を入手する努力
をしている。
私も、お酒のことで分からないことがあると近所のよしみで聞きに行きます。
例えば、シングルモルトに関してもシングルカスクやオルードボトルのレアもの
を、オークションで手に入れるという力の入れようです。
月替わりにお勧めのホ゛トルを選んでいて、レアもののシングルモルトなども楽し
めるのがうれしい。
また、シガーの取り扱いも拡大中で、自分で毎週専門店に出向いて研究をし
ているらしい。
変わったところでは、チーズケーキが絶品で常連さんが遠くに引っ越してもわ
ざわざ買いに来ることも。実際にカウンターで飲んでいると、チーズケーキを買
いに来るお客さんが入ってきました。
年間160ホールくらいは売れてしますそうですね、と聞くとクリスマスシーズン
だけでそれくらい売れるとのこと。知る人ぞ知る名品となっている。
この新旧二人のコンビが、幅広いファン層を獲得しているようです。
2004/8/1UP
ホームヘ°ーシ゛ ホームヘ°ーシ゛ 十条富士見銀座商店街

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