1999年11月7日、下関。 前日、10周忌を迎えた優作さんの、 故郷・下関のファンが集まって開催した 映画祭。 まさに優作ファンによる、 優作ファンのための映画祭と言うべき 手作り感にとても好感が持てた。
上映作品は「蘇える金狼」。 客入りはほぼ満杯で、エンドマークの後は自然に拍手も起きるほど。 それはまさに「映画ファンでよかった」という幸福感に満ちた瞬間だった。 優作映画というだけでなく、「映画」そのものを愛するという行為こそ、 映画を愛してやまなかった優作さんに対する 一番のご供養になったのではないかと思う。
[映画祭REPORT]
埠頭や鉄道が集まる港町ならではの風情。 下関の町を歩いていると、 若き日の優作さんもこの道を歩き この光、この風を感じていたのだろうか、 という感慨に包まれる。 雑多な界隈性やアジア色の溶け込んだ 空気感はどことなく、優作さんの映画と 共通したものさえ感じた。 ここにいた優作さんの姿は、 スクリーンやブラウン管では見せなかった 「ノンフィクションの松田優作」だった はずだ。
[ゆかりの地REPORT]
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