VESPAといた日々

第17話『黒猫に罠を張れ』
1980/01/15
監 督/小澤啓一 脚 本/宮田 雪 ゲスト/高品 格・宮下順子

KUDO's FASHION
Hat/Black Suit/Black
Shirts/Black
Tie/Red
Pocketchief/Red
Item 01
バーナーライター
事件が終わってオフィスで陶酔するようにタバコをふかす工藤ちゃん。そこへ入って来るナンシーとかほりはすっかり「マリ○ナ」と勘違い。工藤に分けて欲しいとせがむ。その時に使うのがバーナー型のライター。実はパチンコ屋でキャメルが切れてたために仕方なくもらってきた缶 ピーだったというオチ。
Item 02
腕時計
工藤ちゃんの腕時計については、どこのブランドなのか諸説ある。舶来高級ウォッチのムーヴメントにチェーン様のバンドをカスタマイズしたものというものが最も有力なのだが、この画で見る限りは舶来ブランドではないようだ。「ALL CITY」というロゴが読み取れる(LD CHAPTER/C-3・TIME CODE/15:07)

VESPA's SCENE
LD CHAPTER/C-3
TIME CODE/22:53
埠頭へ。釣り舟を探しに。
LD CHAPTER/C-3
TIME CODE/23:12
元町の骨董屋・奇人堂へ。
LD CHAPTER/C-4
TIME CODE/31:58
仁科邸へ。
LD CHAPTER/C-5
TIME CODE/36:27
(ベスパではなく)片山クリーニング店のバイクを拝借。中山を追跡し川崎球場へ。

探偵の依頼者とその内容
小太りの夫人 行方不明になったペルシャ猫のジュリーちゃんを探してほしい。
保険会社
顧問弁護士犬塚
怪盗黒猫に奪われた1億円の名画を買い戻してほしい。

FREE TALK
日活カラーの
舞台裏
「探偵物語」の映画的な味付けの秘密はスタッフ陣に日活アクション時代からの血統を引く監督陣を起用していることに大きな要素がある。その人脈の元はもちろん優作氏であるが、東映セントラルの立ち上げに参加し、この番組のプロデューサーを務めている黒澤満氏の功績も大きいのかも知れない。氏はかつて日活撮影所で所長を務めていた。
日活といえば、各話でゲスト出演する当時のにっかつロマンポルノ女優たちの存在も見逃せない。レギュラーの竹田かほりだって、当時ロマンポルノのアイドル的な存在で「探偵物語」や「遊戯」シリーズあたりから一般 映画やテレビに活動を広げていた頃だ。主な女優さんを挙げるだけでも以下の通 り。第4話の山口美也子は演劇出身で演技にも定評があった。第6話の亜湖(中村亜湖)は竹田かほりとともに桃尻娘を演じた。ちょっとだけ客演の白川和子は言うまでもなく団地妻シリーズの看板女優。永島暎子はほくろが色っぽい女教師だった。第8話の八城夏子は清純さと野性味を合わせ持つレイプの女王。第10話の田口久美はオリエンタルな美貌の東京エマニエル。第11話の飛鳥裕子、第12話の岡本麗は脇役が多いがともに独特な色気を放っていた。今回の第17話、宮下順子も「赫い髪の女」をはじめ、名作に数多く主演したロマンポルノを代表する女優。第19話の鹿沼えりは明るいお色気が魅力だった。のちに古尾谷雅人夫人となっている。第22話の片桐夕子も白川と並んで初期のロマンポルノで人気の清純派女優で小沼勝監督夫人。第24話の加山麗子も清純派。第25話の池玲子はにっかつと対抗した東映ポルノシリーズの看板女優。第26話の水原ゆう紀はアイドル歌手からロマンポルノに転身したはしりだったかもしれない。そして最終回の岡本ひろみは優作氏が唯一のロマンポルノ特別 出演作としてコミカルな演技をみせた「レイプハンター・狙われた女」の主演女優。たまにソープ嬢・キョウコ役で出演していた橘雪子も未亡人下宿などで豊満な色気とコミカルな演技が得意な女優さんだった。
普段はロマンポルノで活躍していた女優さんたちが優作さんの「映画魂」に共感したかのようにプライムタイムに放映されていた「探偵物語」の中で、ここぞとばかりに実力と個性を輝かせている姿がいつも印象強くドラマを引き立てている。


[第16話へ] [第18話へ]


[BACK]