VESPAといた日々

第27話『ダウンタウン・ブルース』
1980/04/01
監 督/小池要之助 脚 本/宮田 雪 ゲスト/岡本ひろみ・古尾谷雅人・内田稔

KUDO's FASHION
Hat/Black Suit/Black
Shirts/Black
Tie/Black
Pocketchief/Black
Item 01
ブレンド
工藤ちゃんのこだわりブレンドはキリマンジャロ2:モカ1:ブルーマウンテン3。
Item 02
MA-1
飯塚やイレズミ者たちを殺した奴らにリベンジする工藤ちゃんはいつもの黒ジャケット&ソフト帽からカーキのMA-1&ベージュ帽にチェンジ(「トップガン」でMA-1が流行するのは、それから4年後だ)。アメリカンなミリタリーテイストはアメリカで刑事だった経歴や特殊部隊のような殺戮テクニックなど、これまで見せなかった(当初の設定に近い)工藤ちゃんのアナザーサイドを感じさせる。

Hat/White Suit/White
Shirts/Red
Tie/Silver
Pocketchief/Silver
Item 03
白スーツ
1話の中でジャケットを着替えるのはこれが最初で最後。まるでパーティーへ向かうようにラストシーンの舞台へ。チーフもいつもより華やかな形で差している。
Item 04
アンブレラ
原宿を歩くラスト。スーツはまたまた黒づくめに戻る。さしている傘はなぜか「赤」「透明」「グリーン」とカット(アングル)が変わるたびに色が変わる。不思議な浮遊感を残して姿を消す工藤ちゃん。男に刺された後に再び探偵に復帰した姿なのか、小雨に煙る街に現れた幻影なのか…放映されたのは奇しくも4月1日。エイプリルフールだったと言って、再び工藤ちゃんの勇姿が見たかったなぁ。

VESPA's SCENE
LD CHAPTER/C-2
TIME CODE/9:47
健の勤めていた修理工場へ。
LD CHAPTER/C-3
TIME CODE/13:30
飯塚の店へ駆けつけるが…。
LD CHAPTER/C-3
TIME CODE/19:30
ビルに帰って来た工藤ちゃんにナンシーとかほりが悲鳴をあげながら駆け寄って来る。

チラッと写ったこのシーンが愛しき「べスパ」のラストカット。このべスパは番組終了後に優作氏に譲られたそうだが、「松田優作+丸山昇一/未発表シナリオ集」(幻冬舎/初版単行本)のP444カットでは白黒写 真ながらフロントキャリーの外されたと思われる丸い跡が見える。また「蘇る優作〜探偵物語特別 篇」の特別フィルム(東映)や「松田優作クロニクル」(キネマ旬報)に登場する現車ではパンパーモールは残されていることが確認できる。

「蘇る優作〜探偵物語特別篇」ではリアのウインカーが割れていたし、2000年5月の大阪・松田優作展で展示されていたべスパはヘッドライトとミラーが割れていた。年月を経たとはいえ、いい状態で保存され続ければと個人的には思ったりする。


引用された映画
地獄の黙示録 飯塚の部屋には「地獄の黙示録」のポスターとパンフレットが。飯塚が殺されるシーンで聴こえて来るヘリコプターの音も「地獄の黙示録」からフィーチャーしたものだとか。ちなみに「イージーライダー」「チップス先生さようなら」のポスターも壁に貼ってあった。(LD CHAPTER/C-3 TIME CODE/12:27)

探偵の依頼者とその内容
なし 結婚の出発を見送った「シベーヌ」のウェートレス・久美が東京駅で何者かに撃たれたことから、工藤が狙撃者を追う。

街の仲間達
登場者 柄本(コーヒー屋のマスター)、飯塚、イレズミ者(2)、サブロー、京子ちゃん、山崎、ダンディー

FREE TALK
挿入歌 ラストシーンで流れるBGMはダウンタウン・ブギウギバンドの「身も心も」。この曲はブルースというよりはバラードって気もするけど(音楽には詳しくないので…?)。当時はシンガーとしてブルースに心酔していた優作氏らしい最終回タイトル『ダウンタウン・ブルース』。それは、工藤ちゃんのマインドがシャウトしたことを表現していることは確かなようだ。


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