一昔前にワンちゃんの死亡原因としてナンバーワンだった病気ですが、最近では定期的な予防をされる方が増えてきたため、以前のように命を落とす危険性は少なくなってきました。
しかし、3年間予防を行わないと感染率80%といわれるフィラリア症とはどのような病気なのでしょうか。
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フィラリアとは寄生虫の名前です。心臓に住みついて様々な障害を起こす細長い虫です。長いもので28cmもあり、心臓に寄生すると血液の循環が悪くなって肝臓、腎臓、肺など多くの臓器に異常をきたします。特に、小型犬は心臓も小さいので、少数寄生でも重い障害を起こします。
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| 《フィラリアの発育環》 |
蚊がフィラリア感染犬から吸血するとミクロフィラリアと呼ばれる子虫が蚊の体内に取り込まれます。このミクロフィラリアは蚊の体内で成熟し感染力のある感染幼虫になると、吸血の際に新しい犬へと侵入します。感染後100日ほどで心臓や、肺の細い動脈へと移動します。そして、感染から6ヶ月ほど過ぎると、雌のフィラリア成虫がミクロフィラリアを産出するようになります。
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| 《フィラリア症の症状》 |
| こんな症状に注意してください。 |
| @のどに何か詰まったものを出そうとするような咳をする |
| A食欲がなくなり痩せてくる。 |
| B散歩に行きたがらない。少し歩くとすぐ息が上がる。 |
| また、次のような症状が出たら要注意です。 |
| @お腹が異常に膨れてきた(腹水) |
| A口、目などの粘膜が白い(貧血) |
| B赤レンガ色の尿が出る(血色素尿) |
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| 《検査》 |
夏を越したワンちゃんでは、予防を開始する前に必ず検査を受ける必要があります。予防薬には予防効果のほかに血液中のミクロフィラリアを駆除する作用もあるので、運悪くフィラリアに感染していた場合、ショックを起こして死亡させてしまう場合もあります。
検査は10分程度と簡単に済みますので、検査を実施してから予防を始めるようにしてください。 |
| 《予防》 |
毎月1回お薬を飲むことで予防ができます。この予防薬は、蚊の吸血で侵入した感染幼虫が心臓にたどり着くまでに、完全に駆除するというものです。
予防期間は、蚊からの感染が始まって1ヵ月後から、感染が終わって1ヵ月後まで。途中で投薬をやめてしまったり、1ヶ月でも忘れたりしては、せっかくの投薬もムダになりかねません。
あなたの愛犬を守ってあげられるのはあなただけだということを忘れないでくださいね。 |
| 《治療》 |
不幸にもあなたの愛犬がフィラリアに感染してしまった場合、治療が必要になってきます。しかし、フィラリア症の治療には駆虫薬の副作用や、手術前の全身状態の悪さなどから多くのリスクを伴う場合が多く、完治が望めないばかりか、死亡させてしまうこともあります。
フィラリア症は予防が最重要だということを心に銘じておいてください。 |