猫ちゃんと暮らしていく上で、普段から特に注意していただきたいのが毎日のオシッコの観察です。
猫の泌尿器症候群(FUS)とは、尿路の部分的〜完全な閉塞による排尿障害と血尿などを特徴とする病気のことで、完全閉塞が起こると、数日で尿毒症を起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。
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| (原因) |
FUSの発症は、ほとんどの場合、砂粒状物質(結晶や細胞屑などの成分)や結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウムなど)によるものであり、これに細菌感染が加わります。
FUSを誘発する要因としては、排尿の回避(トイレの汚れなどで)・肥満・運動不足・飲水量の減少→排尿の減少(冬期など)・食物中のMgやCa過剰などが分かっています。
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(症状)
●排尿回数または排尿動作が多くなった。
●排尿動作をしてもなかなか尿が出ない
●あちこちで排尿する。
●排尿時に痛みを訴える。
●尿がポタポタと落ちる。
●オシッコに血が混じる。
●全く尿が出ない。
●元気・食欲低下、嘔吐などがみられる
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| (治療) |
尿路閉塞を起こしているのなら、一刻も早く強制的に排尿させてあげなくてはなりません。それには、尿カテーテルと呼ばれる管を尿道から挿入したり、場合によっては直接お腹に注射針を刺して尿を排泄します。レントゲン検査で膀胱や尿道に結石が詰まっているのを確認した場合は、手術をして石を取り出さなければならない場合もあります。尿毒症になってしまっている場合は、緊急に点滴を流さなくてはなりません。
血尿や頻尿などの初期の膀胱炎の症状だけであれば、抗生剤や止血剤等の治療で済むこともありますが、
尿石が認められる場合は並行して尿酸性化剤の投薬や療法食による食餌管理も必要となります。療法食には、尿石を溶かすものや尿石の再発を防ぐための専用のフードがありますので獣医師とよく相談して適切なものを与えるようにしましょう。
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| (予防) |
予防には適度に運動させて、常時新鮮な飲み水を用意し、食事を制限して肥満を防ぐことが必要です。また、トイレはいつも清潔にして排尿を我慢させないようにしましょう。
この病気の厄介な問題に、再発率が非常に高いことが上げられます。一度FUSにかかった猫ちゃんは、すっかり治ったと安心したころにまた再発を繰り返すことがよくあります。特に尿石症の場合、療法食を与えなくなると50%近くがFUSを再発します。
冒頭にもありましたが、一番大切なのは飼主さんの日頃の観察(注意力)です。猫ちゃんは言葉を話せません。病院に連れて行ったころには手遅れだったなんてことにならないよう、普段から愛情を持って見守ってあげてください。 |
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