|
|
| ブライアン・ジョーン ストーンズから消えた男 (stoned) |
 |
酒とドラッグでラリったあげくプールで溺死…
ミュージシャンの死に様としては、この破天荒さにある種の憧れ
さえ抱きかねないブライアン・ジョーンズの死。
他殺説は何年もの間、何回も浮上してきたけれど、真相が明ら
かになったところで世の中の、否、ストーンズの、そして自分が
ストーンズに対して敬意を払いながら暮らす日常の何が変わる
というのだろう?
そしてこれが真相だったとして、すでに幾つか目にしたことのあ
る説の一つであり、対して驚きもしないことは最初から判ってい
た。単に映画に興味があっただけだった。
どんなふうに60年代のストーンズが再現されているのか?…興
味はそこだけだった。
そして十二分にその好奇心は満たされた。
ミックはハッとするほど似ている。佇まいが、手が顔の角度と目
つきが…ほぅっ!というほど似ていて楽しい。
ブライアンはあんなに筋骨隆々としていたのかな?イメージから
すると青白くて幽霊みたいな感じだと思っていたけど、ある本に
よるとストーンズを解雇されて暫くしてからのブライアンは、随分
健康的だった…なんていう記述もあったような…この映画のブラ
イアンは、同じジョーンズでもツェッペリンのジョン・ポール・ジョ
ーンズの方に似てたかも?…
衣装も“あっ”の連続だった。特にモロッコから帰るキースのいで
たち等々…
写真でしか見ることが出来なかったブライアンの家も再現され
このアングルは…あの窓は…ってな発見が随所にあり楽しかっ
た。
冒頭の (little red rooster) のシーンは鳥肌物!かれらがストー
ンズのそっくりさん達であろうとなかろうと、あのクールさは一体
何なだのろう?そこに当時のストーンズを投影してみるまでもな
く異様にカッコイイ場面だった。演奏者は無名のスタジオ・ミュー
ジシャン達とのことである…ストーンズが演奏しているトラックは
無いが、クラ・シェーカーも凄い (not fade away) を聴かせてくれ
るし、ヘイリー・グレニー・スミスという人…(初めて目にする名前
だ)がカバーした (love in vain) もゾクっとするほど退廃的で美し
い耳触りだった。
監督の意図に反するかもしれないが、これをストーンズに興味が
無い人が観ても、正直云ってたいした興味を持つことなく終って
しまうかもしれない。事実、同行した友人は“好きな人には意味
があって面白いかもしれないけど…”と云っていた
でも、それでもいいかもしれない。観る人が限られようが、映画
や音楽って、何となくそういうものだから…
2006.08.13. by uk
|
|
監督 : スティーヴン・ウーリー ・ 製作 : スティーヴン・ウーリー/フィノラ・ドワイヤー
脚本 : ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド ・ 撮影 : ジョン・マシソン
美術 : ジョン・ビアード ・ 音楽 : デヴィッド・アーノルド ・ 衣装 : ロジャー・バートン
出演 :レオ・グレゴリー/パディ・コンシダイン/デヴィッド・モリッシー/ベン・ウィショー/
ツヴァ・ノヴォトニー /アメリア・ワーナー/モネット・メイザー/ルーク・デ・ウルフソン
公式サイト 「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」
|