| 5月5日 VS浦和レッズ |
| 守備は安定した。でも… |
| また負けてしまった。しかし、対戦相手がどうあれ、守備に関してはかなり落ちつきを取り戻してきたと思う。ただし、攻撃に関しては、開幕当初よりも迫力がなくなっているのも気になるが…。しかし、この試合は、「まずは守備から」の監督の信念を実行した結果であり、仕方がなかったともとれる。 テレビ観戦をしたのだが、見始めたのは前半の25分くらいから。よって、立ち上がりはどうだったのかはわからない。守備に関しては、狙いは明確だったと思う。和道を左サイドバックにいれて、守備を固めたかったのだろう。村松と比較すると、守備力は和道の方が上。和道は普通のサイドバックというよりは、半分センターバック的な動きをしていた印象。左サイドにはいるが、ずっと左にいるのではなく、時にはボランチ、FWの選手にサイドの守備を任せて、自分はセンターを固める。彼自身ポジショニング、状況判断が非常に難しかったと思うが、的確な動きができていたと思う。クロスを「実はあまり得意ではない」というヘディングでしっかりとクリアした場面もあったし、左でしっかりと足元で相手ボールをカットしたした場面もあった。彼自身も、監督としても、狙い通りだったのだろう。 ノボリの出場辞退もあって、4バック、3ボランチ(大木監督はボランチを否定していたが)でしっかりと守っていた。うまく連係も取れていたし、本当に決定的なピンチはほとんどなかったように思う。 しかし、守備を意識したあまり、攻撃力を削ぐことになってしまった。和道は本来センターバックなので、サイドを駆け上がってのクロスというのは期待できない。実際、精度の高いクロスは上げられなかったし。左サイドの攻撃という点からすれば、村松の方が断然上というのは明かである。しかし、「まずは守備」で、和道を起用したと予測されるので、和道に攻撃で多くを期待するのは酷だろう。あとは、和道がセンターに入った時の左サイドのカバーになぜかトゥットが入る場面が見られたこと。トゥットは攻撃の時でも走らされているのに、守備でも走らされてしまったら、ケガが再発するのは「必然」といっていい。この辺は、チーム全体の意識統一が必要だったのではないか?3ボランチなのだから、誰かが左サイドをカバーすればいい。 あとは、個人能力頼りとなってしまっている攻撃。枚数を減らしてしまったので、個人で得点するのには限界がある。やはり、パスワークを使った組織的な攻撃がないと、得点を取るのは難しい。これで2試合連続無得点試合となってしまった。 ここまでバランスを崩してしまうと、立て直すのはかなり時間がかかりそうな気がする。しかし、昨年と違うのは、ゆっくりではあるけど、ステップアップができているのではないかということ。Jが開幕して、攻撃は好調だったけど、守備に難があった。そして攻撃は好調だけど、個人能力頼り。そして、ここに来て、守備を安定させるための処置を施し、結果を出した。あとは、組織的な攻撃の強化である。 何事も、応急処置と恒久対策が必要である。Jリーグという国内最高のリーグともなると、状態の悪い時に、この二つを同時に進めることは非常に難しい。守備に関しては、応急対策で和道をサイドバックにするという作戦を取ったが、これが功を奏した。これをどう恒久対策につなげるか。そして攻撃陣に関しては、まずは応急処置をどのように行うか。次節以降も頑張ってほしい。 |