波をつかまえる



波を知る

   



サーフィンの中で最も重要な技術とは何でしょう?
サーフボードの上に立つ動作(テイクオフ)が、最も重要だと考える人が多いかもしれません。
テレビなんかで見るサーフィンと言えば、サーフボードにかっこよく立っている姿ばかりですから。
でも僕は、サーフィンをする上で最も重要な技術は、 波をつかまえること だと思います。

 ・波のパワーを一番受けられる、一番良いタイミングに、パドリングして自分もスピードをつけておいて、
  瞬時に波に乗れること。

 ・人が多い中、ルールやマナーを守った上で、いかに自分に合った波をとらえるか。

 波をつかまえる技術は、すぐに身に付くようなものではありません。
しかし、波の崩れ方を観察したり、経験を積むことで誰でも波をつかまえられます。


波をつかまえる位置    




PAWERZONE.JPG - 45,551BYTES

 波をつかまえる時には、 波のパワーゾーン を意識してください。
パワーゾーンというのは、波の一番エネルギーが蓄えられている部分のことです。(上の画像を参照)
この場所を狙って波をつかまえてみると、サーフボードにうまく波のパワーを伝えることができます。
パワーゾーンは、波が崩れるに従って移動するため、初めのうちはなかなか狙いにくいかもしれません。
しかし、パワーゾーンで波をつかまえられるようになれば、テイクオフが格段にやりやすく、波を横に走るにも
とても有利になります。是非、パワーゾーンを狙って波をつかまえてみてください。

波をつかまえる!    



 簡単に、どんな感じで波をつかまえるのかを説明してみます。

SKILLUP_CATCHWAVE_SCENE01.PNG - 13,324BYTES


(1)波が近づいてきたら、パドリングを開始します。
波にボードが少しずつに押し上げられる感覚になるまでは、50%ぐらいのパワーでパドリングしましょう。


SKILLUP_CATCHWAVE_SCENE02.PNG - 14,434BYTES


(2)上の図のように、波にボードが少しずつに押し上げられる感覚になってきたら、120%のパワーでパドリングします。
ここが波をつかまえる上で一番重要なポイントです。なりふりかまわず、がむしゃらにパドリングしましょう!


SKILLUP_CATCHWAVE_SCENE03.PNG - 16,710BYTES


(3)
波にボードが押されてサーフボードが滑り出したら、テイクオフ(ボードの上に立つ)します。
サーフボードが滑り出す感覚、というのが難しいかもしれません。 フワッ と空中に押し上げられたような感覚です。
テイクオフに関しては、 サーフボードに立つ をご覧ください。


SKILLUP_CATCHWAVE_SCENE04.PNG - 16,692BYTES


(4)テイクオフができたら、あとは気持ちよく波に乗りましょう。




実写版、波をつかまえる!    


 次に、実際に波をつかまえてテイクオフするシーンを紹介してみます。
ここで写っているサーファーは、僕自身ですので、あまり参考にはならないかもしれません(汗)
でも、絵よりも実写のほうがイメージが沸きやすいと思いますので、参考までにどうぞ。


まずは、普通にまっすぐにテイクオフする場合です。                         


今までは、波をまっすぐに降りてしまうテイクオフでした。次に、波を横に走るためのテイクオフを見てみましょう。
ここでは、波を横にすべりながらテイクオフしています。これは、波が小さかったり、波が崩れるのが速い場合に有効です。





 
うまく波に乗れない    




パドリングがちゃんとできていない



 うまく波に乗れないときには、まずこれを疑ったほうがよいと思います。
パドリングはサーフィンの基本です。これができていないと、何も始まりません。

チェック項目としては、以下の2つがあげられます。
 (1)パドリングのスピード が遅く、波をつかまえられない。
 (2)パドリングしている時の、 サーフボードに乗る位置 がずれている。

パドリングの詳細については、 パドリング をご覧下さい。

波質を見極められていない



 その日のコンディションによって、波の割れ方は変わってきます。
波の質(割れ方)を見極められないと、どのように波をつかまえればよいのかが、わかりません。
波質の見極めは、正直とても難しいと思います。私も、今でもなかなか難しいです。

その解決策の一つとして、海に入る前に、「充分に海を観察する」ことがあげられます。
まずは落ち着いて、よく海を観察してみましょう。

チェックポイントとしては、以下の2つです。
(1)波質を観察する
(2)どこでサーフィンをするのがよいかを見極める


(1)波質を観察する

その日の波のコンディションを確認します。

波の大きさ
 波の大きさの確認は、車の中からなど、遠くから確認することが多いと思います。
なので、実際の波の大きさがわかりにくいかもしれませんが、海に実際に入っている人と比較してみると、
わかりやすいかと思います。
初心者の方は、波の大きさが腰より大きい場合には注意してくだい。
できれば、海に入らないことをオススメします。


波のパワー
 波のパワーの確認は、海を見ただけではわかりにくいと思います。
目安としては、台風が近づいている場合には、パワーの大きい波であることが多いです。
また、河口などもパワーが比較的大きいです。
初心者の方は、河口や台風が近づいている日には注意してください。
できれば、海に入らないことをオススメします。


潮の流れ

 潮の流れの確認は、これも海を見ただけではわかりにくいです。
海に入って、波待ちをいるサーファーがいれば、しばらくその人を観察してみます。
波待ちをしながら、頻繁に同じ方向にパドリングしているようなら、流れは速いです。
初心者の方は、潮の流れには注意してください。
潮の流れが速い時には、足のつく岸でサーフィンの練習をするのがよいと思います。
また、河口
は リップカレント と呼ばれる潮の流れが発生します。
これは、河から海へと潮が流れる現象で、なかなか強い潮の流れです。
私も経験があるのですが、リップカレントにはまって、流されてしましました。
なんとか自力で岸に戻ることができたのですが、死にかけたと言っても過言ではありません。
初心者の方は、できるだけ河口ではサーフィンしないほうがよいと思います。


波の割れ方(波のくずれかた)

 波の割れ方は、海をしばらく見ているとわかると思います。
大きく分けると、チェックポイントは以下の3つです。

・タルイ(なかなか割れない)波の場合
 早くパドリングしないと波をつかまえられません。
波をつかまえることができれば、テイクオフはしやすいと思います。
少し岸側で、波待ちするほうがよいと思います。


・速い(すぐに割れる)波の場合
 波をつかまえるだけなら、やりやすいと思います。
ただし、テイクオフを素早くしないといけないので、初心者には難しいです。
波が割れている場所をしっかりと見極めて、波待ちをする場所を決めましょう。


・ダンパー波の場合
 これは、波が少しずつ崩れるのではなく、一気に崩れてしまう波のことです。
テイクオフはできますが、波を横に走ることができません。


(2)どこでサーフィンをするのがよいかを見極める

波を観察したら、まずは 海に入るかどうか を決めます。
自分には難しいコンディションだと思ったら、海に入らない決断をすることも重要です。

海に入ることを決めたら、次はサーフィンするポイント(サーフポイント)を決めます。
(1)で確認した項目を元に、最も自分に合った場所を選びましょう。

また、海の状況と共に、人の状況も考慮する必要があります。
あまりに人が多すぎる場所は、トラブルの原因になります。
初心者のうちは、人が多いところは避けましょう。
かといって、誰も人がいないところは波がない場合が多いです。
サーフィンのうまい人達に迷惑がかからない程度の、
近からず、遠からず、の位置で入るのがよいかと思います。

一度サーフポイントを決めてサーフィンを始めると、場所を変えるのは大変です。
パドリングでの移動は、陸での移動よりも相当大変だからです。
しっかりと海を観察して、楽しいサーフィンができるように心がけていきましょう。





 



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