名古屋鉄道デキ303


(株)安達製作所製のキットの組立説明書より

デキ300形実車紹介

 旧三河鉄道のB−B凸型電気機関車でデキ10形と呼ばれ10〜15まであり、10,11は大正15年5月の日本車輌製で、その他は三菱造船所で昭和4年までに製造されました。尚、15は一畑電鉄より譲渡されたものです。
 このデキ10形は後の昭和16年に名古屋鉄道と合併後にデキ300形となりデキ301〜306となりました。
 デキ300形は、同形式でありながら各車番ごとに微妙に違ったものとなっており、それぞれ個性のある機関車で、今回模型化したデキ303は昭和2年8月に製造されました。
 現在では、デキ303・305・306の3輌がのこるのみで、車体も青色に変更されております。因みに犬山検車場の奥深くにはデキ306がいます。
 デキは犬山線でも活躍しており、昭和59年に貨物輸送が廃止されるまで、たしか新鵜沼〜犬山〜布袋の間を毎日1往復運行されていたと思います。
 この犬山線ではデキ300形よりもデキ370形の方をよく見かけ、赤い電車が行交う中を、甲高い警笛を鳴らしながら、ボンネットを踏切り模様の警戒色に塗られた黒い凸が、これまた黒いワムやトムを数両引き連れてのんびりと走って行く姿が印象的でした。

キット紹介

 今回製作したのはブラスキットで、『(株)安達製作所のNo.0714 名鉄デキ300形』です。このキットは、動力装置と連結器は別途購入となっております。
 動力はパワートラックWB26×2と連結器はKDカプラーの#8を購入しました。

 

追加工事

 キットの完成度が高いのでそのまま組立てても十分なくらいでしたが、少しこだわってみました。
  @ 屋根上の配管追加
  A 屋根上のランボード新造
  B ヘッドライトを珊瑚製のLP42に交換
  C ヘッドライトの白色LEDによる点灯化
  D 左右のブレーキロッドの連結棒の追加
  E 床板厚を0.2mm増加
  F 床下機器の嵩下げ

塗装と仕上げ

 配色は子供のころによく見た黒の車体に黄色のゼブラ模様とし、屋根上と床下は名鉄の標準?色のグレーとしました。
 また車番は「だるまや」の名鉄用の白洋切抜文字を使用しました。

製作感想

 組立に関しましては、各部品の取合いがシッカリしていましたので、補正したりするところがあまりありませんでした。但し車体と前後の妻板をそのまま組立てますと、車体側面の裾が床板の下端よりも長くなってしまい、組立てると裾と床板が不揃いになりますので、注意が必要です。因みに私は裾をすこし上げると共に床板の板厚を厚くしました。
 塗装はご覧の通り、ポイントとなる黄色が大変でした。本来ならば手摺類は塗装後に取付けるのが良いのでしょうが、半田付けにこだわったこともありまして、マスキングが大変で、細く切ったマスキングテープをたくさん用意して、ピンセットと爪楊枝を使って手摺以外の部分に貼りつけていきました。
 出来あがってみますと、ほぼイメージ通りに出来たと思っています。

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