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今日は電気工事士の都築さん((有)MK)が現場に来て、既存部〜改修部の境にブラブラと(文字通り)ぶら下がっている各種電気配線の処理をやってくださった。
特に今回、ちょうど境にあたる壁をほぼ全面的に撤去し、二枚引きの引き込み戸で仕切るだけ(つまり壁がなくなる)にするので、壁の中に隠れていた配線たちをどこかに移動させなければならない。また、壁に取りついていたスイッチ類も移動するし、全体の回路計画も見直しせざるをえない。一般的な照明・コンセント計画とはまた違った手間が、改修工事にはつきものである。
分岐回路の問題は特に重要だ。
現代の新築住宅の設計では、40坪程度の住宅で、50アンペア(A)契約、20回路というのが標準的だろう。
しかし改修の対象となる築30年以上の家では受電容量30Aというものも少なくない。そして分岐回路が4回路などということになると、エアコンとドライヤー同時使用でブレーカが落ちる、ということになりかねない。
幸い習志野の家では、1999年の改修時に都築さんが20回路の分電盤に付け替えてくださっているので一安心だが、それでもオーダーキッチンに取りつく諸器具やエアコン、レンジなどを考えると、改修部分の8回路と残る4回路で大丈夫なのか、と不安にもなる。
さすがに引き込み配線は単相三線なので、今回導入するミーレ社の食器洗い機(200ボルト)は大丈夫。
回路を分けること、その先に負荷の大きい器具を集中させないように配線することは、電気屋さんの腕の見せ所。
設計者としては各室の照明計画図・コンセント配置図・弱電設備図を書いたら、あとの分岐回路計画は電気屋さんに任せている。今回も都築さんの手腕に期待している。……ご本人は頭を抱えておられるが。
実はもうひとつ、面倒をかけるのが吹き抜けの照明配線。
これまでの担当物件でも多用してきたのが「露出梁に取りつくスポットライト」。吹き抜けや傾斜天井の場合、電球交換の困難な高い位置にダウンライトをつけるのを避けたり、意匠上の効果を狙って、梁の側面に照明器具を取り付けることが多い。壁などがないから当然梁の一部、通常は頂部に長く溝を彫り、そこをFケーブル(2芯の電灯用配線)を這わせることになる。それが所定の場所でトンネルを通り、梁の側から顔を出すわけだ。
今回は丸テーブルの間(=リビング)に渡るブリッジと、新書斎のロフト梁(こちらには壁がつく)にその手法で照明をつけることになっている。
こういう細かい部分はしっかりと打ち合わせをしておかなければならない。
ほかにも照明計画ではいくつかのしかけを考えている。
うまくいくかどうか。
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